俺はこの国の初代皇帝、ウトサだ

皇帝と怪物

koutei to kaibutsu

皇帝と怪物
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×244
  • 萌32
  • 中立9
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
22
得点
391
評価数
108
平均
3.7 / 5
神率
20.4%
著者
akabeko 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799753668

あらすじ

幼帝タオが過ごす宮廷の地下には、開かずの霊廟があり“怪物が眠る”と噂されていた。生まれてからずっと宰相の傀儡として過ごしてきたタオは、国の実権を握ることも叶わず、宰相の目論みで頼りにしてきた友人すら殺されてしまう。自暴自棄のはてに霊廟に入り、柩を開けたタオが見たのは白髪・異形の大男で…?

表題作皇帝と怪物

ウトサ,霊廟の怪物と呼ばれているイセの国の初代皇帝
タオ,イセの国の43代目皇帝

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数22

歴史物とBLとの見事な合体、すごい!

akabeko先生何でも描ける、すごい。途中までBLか?的な骨太歴史物なのに(でもちゃんとBL的萌え部分を織り込んでくれている)最後ど直球ラブで締めてくるのがすごい。ウサトとタオが孤独を癒しあう姿が胸を打ちます。もっと長いスパンで読みたい作品でした。ラブじゃない部分が面白いのもいい(中国歴史物ファンとしては先生がこういう作品を描いてくれたのがめちゃくちゃ嬉しい)絵がうまい、戦いのシーンが本当にうまい、少年漫画みたい。タオとウトサのビジュアルもめっちゃいい。タオは若い時の可愛い感じと成長した後の美青年姿2パターン見れていい。ウトサは豪快かつ正統派イケメンっぽい、体格が大きくて長髪、最高。セックスシーンが多いわけじゃないけどちゃんとラブもどっかーんと描いてくれるから大満足。セリフも相変わらずいい。akabeko先生の実力を見せつけれられた一作でした。

2

1巻完結なのがもったいない。

作家買い。
akabekoさん作品にしては珍しいんじゃないかな。ファンタジー要素が詰まった作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はタオ。
イセの国の43代目の皇帝だ。まだ幼いタオだが、父の急逝により帝という立場に収まった幼帝だ。

そんな彼が住まう宮廷の地下には霊廟があるが、そこには近づいてはならないと言われていた。怪物が眠っているのだという。が、そんなある日、とある悲しい出来事をタオを襲う。自暴自棄になったタオはその「怪物」を目覚めさせることにするが―。

中華風、って言うんですかね。
彼らが身に纏う衣装とか、「皇帝」という身分とか、そういったものからイセの国の雰囲気が伝わってきます。

タオの立場や彼を襲う悲劇。
それらがタオが目覚めさせた霊廟の怪物と呼ばれたウトサの過去、そして二人の関係と上手に絡み、ストーリーは展開していきます。

今作品の主人公はあくまでタオ。
けれど、タオを通して見えてくるウトサという人物が素敵すぎて悶絶しました。

過酷な過去を恨むことをせず、彼は彼自身の責務を全うしようとする。
そして、タオのために身を引いていく。

カッコよ!

1冊で完結している作品ですが、もう少し巻数を増やしていろいろじっくり描いてほしかったなあ…。1冊の中で、これだけの内容を盛り込み完結させる。そのakabekoさんの手腕というか才能をまざまざと見せつけられた感はありましたが、もっと話を膨らませることもできたのになあ、という感じ。あっさり終わってしまったのが残念で仕方なかった。ドツボに入る作品だったので、余計にそう感じたのかもしれません。

500年という長い時間、宮廷の地下に閉じこめられていた時はなんともなかったのに、タオと出会い、彼のために別れを告げた後の孤独にはウトサは耐えられなかった。それだけ、タオという人物が、ウトサにとってかけがえのないものだったのだと。

人を生かすもの、それは一体何なのか、を描いた作品です。

akabekoさんらしい、って言うとちょっと語弊があるかな?精神的な、肉体的な痛さは鳴りを潜めていますので、そういったものを求めて手に取られるともしかしたら肩透かしを食らうかも。

が、個人的にはめちゃめちゃドツボに突き刺さる、そんな作品でした。

17

早送り

作家買いです。
内容が壮大すぎて一巻完結でまとめるのがもったいなく感じました。
先生特有のねっとり感をあっさり早送り3倍速で読んだ感じ。
最後のウトサとタオの濡れ場も細かい描写を入れてもっとじっくり読みたかったです。
今流行りの中華風の設定が好きな方も多いはず。私も好きです。
せめて上下、なんなら長編で堪能したかったです。

アニメイト特典4pリーフレットはタオのデレ。可愛かった!

「秒で分かるBL」ってどこ向けなんでしょう…。
読者が読む前に内容が分かりやすく提案してあって読者は予想通りの萌えを堪能できるってことなんですかね。
シチュエーションに特化。なるほど。


12

生かすか殺すか…

四人のにびいろなど、akabeko先生はヒューマンドラマを描くのがとても上手だなと思いました。
友の死とウトサとタオの出会いから内乱、そしてタオが皇帝権を譲位するまで、よく一冊に纏められたな…と思いました。そこはもう先生の技量ですね…

ウトサは既に怪物となった身ですが、タオが付けた傷だけは治らない。そこだけがウトサの人間らしい部分で、タオが言っていたウトサを眠らせるというのは、やはり人間として殺してあげるという意味合いなのかな…?と思っていたのですが、最後タオはウトサを愛してあげる事で人間にしてあげます。そこがすごく素敵だなと思いました。
愛する事でウトサの中の孤独は消え、生涯2人は人として幸せに過ごすのでしょうね。


10

中華風皇帝ドラマ

まず表紙カッコいい!釣られてしまいます。飾っておきたくなりますね。

そして三国志やら封神演義やらにハマっていた者にとって、中華風ファンタジーは心惹かれます。

もっとじっくり読みたい話でした。所々駆け足で進むところが目につきます。
まあ歴史漫画ではなくBLなので、クーデター前後の話とかその後とか、あっさりすぎると言われても困るでしょうが。
内容が分からない程省略している訳ではないですが、じっくり!たっぷり!浸りたかったです。

ウトサとタオの恋愛も、駆け足ながらキチンと進みます。
若き皇帝が力を持たず、傀儡となっていて苦悩する姿も、昔皇帝だった化け物が、若き皇帝に必要な助けを与え、去っていく所も、大事な要所は外さず読ませてくれます。
でももっとたっぷり見たかったです。あっさりすぎます。

akabeko先生はファンタジーも描くのだと驚きました。

10

もったいない

先のレビュアーの皆さまも言っているように、せっかくの本格的な中華ファンタジー、好きなタイプのお話で、とっても面白かったのに、展開が駆け足であっという間に読み終えてしまったのが実にもったいなかった。
ほんとに、せめてこの倍の分量の、上下で2巻とかだったらもっと嬉しかったのに。
小説がコミカライズされると、お話の進み方がすごくゆっくりになっちゃうのと逆で、コミックの1冊分にお話の全てを詰め込もうとすると、すごく駆け足になってしまう、その辺がコミックの難しいところというか、しかたがないと言えばしかたがないのだけれど、ほんとうにもったいない。


4

強い意地を持った目に惹かれる主人公

akabeko先生の人外ものって初めてですかね?否応でも期待してしまいますね。
まず表紙が美しいですよね〜黒を基調にした背景に怪物の白さと異形さが際立ちます。表紙からもそこはかとなく怪物の色気が感じられてとても好きです。
中国戦国時代が背景となっているので読み応えがとてもありました。
主人公のタオは亡き前皇帝の父から継承し、現皇帝でとなりますがそれは名ばかりで、実情は上層部の傀儡。怪物と出会うことで自分の意思と国のために行動を起こしていく様は男気に溢れてますね。

怪物を起こしてしまったタオ、怪物を生かすも殺すも自分次第。壮大な相互関係に胸がぎゅっとなりました。

3

面白いとこだけ抽出したみたいな

タイトル通り皇帝と怪物のお話。とても面白かったんですけど、コミックス一冊分じゃ納まりきれないほどの内容が詰め込まれてて、あるはずの情報が見えていない、なんともいえないもどかしさを感じてしまいました。
幼い皇帝タオが友を目の前で処刑され、自棄になって怪物を起こしたところから物語が動き出します。タオはこの怪物ウトサに皇帝としての知恵を付けられるんですが、即牢屋行きと展開が早いです。現状説明もセリフだけで済ませてしまい、戦になるまでに必要なはずのあれやこれやがないせいで、作品への没入感が得られません。
タオの背景もさらっと軽く触れられただけなので、現状をどれだけ理解しているのかが分からず、成長が描かれたんだろうけど…と感動するまでに至りませんでした。
他にもここがちゃんと分かっていればものすごく心に刺さるシーンになるはず!っていう点が多いです。ただ詳細に描かれていれば、それはそれで退屈になりそうなところなんですよね…後から利いてくるところだとしても。なので面白いとこだけを抽出した物語って印象でした。
タオとウトサのキャラは魅力的でとても好きなので、上下巻くらいで読みたかったお話だなあと思います。

3

速読した気分

壮大なストーリーでした!
駆け足過ぎて、速読したかのよう…。
私も上下巻、長編で読みたかったです。ただ、1巻で纏めているのは本当に凄いなと思います。
サラッと読める内容ではないのですが、展開が早すぎて感情移入はしにくいですね…エピソード的には泣けるのに次にすぐ進んじゃうのがもったいない…。ウルッのウ辺りで引っ込みました。

エロは最後と描き下ろしにちょこっとだけ。
もっと二人のラブラブも見たかったです。





















紙本購入
修正は白抜きです。

2

シンプルないいお話

よかったです。
タオがとにかくかわいい。
ウトサに抱っこされるとこ、ウトサにぎゅっとしがみつくとこ。
涙がちょちょぎれるとこ、目尻がピンとはねてるとこ(先生のこの描き方大好きです)
ほっぺが赤くなるとかわゆさ倍増、色っぽくなるとこ。

父親を亡くし、幼くして皇帝になって後ろ盾もなく気丈にふるまうところもかわいい。
それでも孤独で不安で、そこへウトサが包み込んで味方になってやふと言ってくれて、実際身を挺して守ってくれたら、そりゃ側にいてほしいと思いますよね。

ウトサと別れてから、時間をかけてウトサの気持ちを理解しようとするのが聡明だなと。

ストーリーはいたってシンプルでわかりやすかったです。
先生にしてはちとあっさりめかな(エロも)と思ったけど、でもお互いまっすぐに思い合っているハピエンで大満足です。
続編があるのかな?なんて期待しちゃいます。

1

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