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karinimo renai
三つのカプが登場します。
どのお話も楽しく読めたけど、ワンコ好きとしては表題作が最高です。
【仮にも恋愛】
素直でグイグイ攻めまくる年下ワンコがカワイイです。
ゲイバーのママが攻めの事を「カワイーのよ。男の子って感じの!」って評してるんだけどまさにその通り。
バーで他の男といい感じになってる受けの腕を突然捕まえ、「出ようぜ、ここ!」と連れ出し、「俺、彼氏として結構いい物件だと思うよ」「今夜限りのやつでいいから!」「じゃあ付き合お!」と迫る迫る。
結局受けは根負けして、二ヶ月間お試しで付き合うことになります。
お試し期間になんとか受けを振り向かせようと、一生懸命頑張る様子がほんとカワイイ。そして年下だけど、好きな人の前ではいいとこ見せたい、カッコつけたいと思ってるところもカワイイ。
読みながら「いや〜カワイイ!」って何度か声をあげてしまいました。ワンコ最高っ。
次の【まがりなりにも恋愛】表題作の続きです。
お付き合いすることになり、受けの自宅へ行きたがる攻めと、それを頑なに拒む受けとの間に微妙な雰囲気が漂い始めてしまいます。
恋愛に臆病な受けが、頑なに攻めの自宅訪問を断る理由が切なかったけれど、そこをヒョイっと飛び越えてしまうワンコ力が素晴らしい。ブラボー。
【望めば永遠】
玉砕というか自分の気持ちにケリをつけるつもりで告白した杉野の告白を、「じゃあ付き合うか」と受け入れた谷口。すっかり付き合う気持ち満々の谷口に対して、告白した杉野自身は困惑して…。
これは読んでタイトルの意味がピタリとはまった作品でした。真面目っていいですね。
【そんな些細なこと】
部屋の汚い先輩と、彼女とのデートよりも先輩の部屋の片付けを優先しちゃう後輩。案の定彼女には振られて「先輩が彼女だったらいいのに…」と呟く後輩。
だけど深い意味はなくて、また告られたからと次の彼女が出来ては、また振られ…を繰り返す。
後輩のことが実は好きな先輩は、失恋直後の失意状態で「もういっそ先輩と付き合えたらいいのに」とまたしても呟く後輩に対し「そんなことをあんまり考えなしに言うもんじゃねーぞ」とキスをしたところ…。
斜め上というか「そっか!先輩天才!付き合うのは女じゃなくてもいいんだもんね!」と世紀の大発見をしたかのような後輩の様子に、先輩と同様「は!?」となりました(笑)
全カプのその後が読める描き下ろし「お持ち帰り」が良かったです。
【些細なお持ち帰り】初エッチの時のホテルのアメニティ(ボディクリーム)の香りにまつわるお話
【望めばお持ち帰り】将来設計に基づいた5年後の様子、谷口の実家訪問にまつわるお話
【まがりなりにもお持ち帰り】ようやく受けの家に遊びに行けた時のお話。
頑なに自宅にあげてくれなかった理由を聞いて「ちくしょう こうなったら思い切り部屋に痕跡残していってやる」と憤慨しながらマーキングする攻めがかわいいです。
神評価よりの萌萌です。
まさお三月さんの作品大好きだけど、タイトルがとにかく思い出せないのが悩み。
あれ、なんだったけなぁ…「願ってもやまない」ってコミックだったっけ?みたいな。(そんな名前ない)
皆さん、どうやって覚えていらっしゃるのかなぁ。。。
まさお先生love。短編ということでどうしようかな と思ってましたが
連休明けの鬱々とした気分をぶっ飛ばしてくれて、超幸せ。
やっぱり先生大好き。
1カプ目:GUSHさん2017年掲載5話分
2カプ目:GUSHさん2015年掲載分
3カプ目:GUSHさん2014年掲載分
お持ち帰り:描きおろし です。
コミックにまとまるのを考えてなかったとのことで
全て黒髪攻めの白髪受け(笑)(by 先生あとがき)
そしてどちらかが必ず眼鏡(爆)。先生の眼鏡に対する愛を感じる~
今回変人はいませんでした。変人でなくてもどの子も皆すんごく可愛い。
もう可愛すぎて、大爆笑複数回です。
(私がまさお先生好きすぎるからかな・・・?)
どのカプが一番好きかなと考えましたが、甲乙つけがたい。
1カプ目はやっぱりお話がいっぱい書いてあったので、
感情がとても入り込む。
でも2カプ目は、描き下ろし、初回限定封入特典がすごく面白くて
捨てがたい。
3カプ目は、くっついた最後の1シーンがもう、喉かきむしりたくなるくらい
攻めが可愛く悶絶ーーーーー!!!
ということで、結論 選べませんです。
まさお先生お好きな方は是非是非~。
あ、初回限定封入特典は、おそらく挟み込まれていると思いますが
本体に入っている描きおろし「お持ち帰り」を先に読んでからに
してください とのことです。(by先生)
うっかり先に読んだりしないように、ご注意を~(笑)
表題作の中編と、短編2本から成る短編集です。
表題作はノンケ大学生×ワンナイトラブを繰り返すリーマンゲイ、という年下攻めのお話です。
受けがいつものようにゲイバーで相手を物色していたら、大学生くんが立候補。仕方なく寝ちゃったらそのままつきまとわれるようになります。思いがけずエッチの相性が良かったので、攻めに言われるがままにお試し期間を設け、毎週のように会うようになったけれど…という展開。
平然としている割に受けは悲観主義者で、それが楽観的な攻めくんと付き合ううちに人間らしい感情が出てくるのが可愛らしかったです。割れ鍋に綴じ蓋カプというか、続編や描き下ろしおまけマンガまで可愛く微笑ましく、和みました。
切なさが少ないので神にはなりませんでしたが、欠点らしい欠点の見つからない、読んでいてニコニコ見守ってしまうような作品だったと思います。
同時収録で短編が2本入っていました。大学生同士のカプと、サラリーマン同士のカプです。
どちらの話も、受けの方が攻めを好きで、攻めは最初はよく分かってない…という似たような設定で、しかもまさお三月さんの絵柄が描き分けという点でやや問題のあるタイプなため、読んでから数日経ってレビューを書こうとしたら混ざってしまうような感じはありました。読んでいるときは大丈夫なんですけど。
まあでも、どちらも可愛らしいお話でした。薄味だけど味のよく染みた煮物的な…。
さらりと読める三作品。
どれも似たような感じなのだけれど、
それぞれちょっと切なくて、読後にはほんわかな気分にさせてくれる。
どの受も、恋愛に自信がなくてちょっと後ろ向き。
そしてそこをものともしないワンコ系な攻!
定番なお話と言ってしまうと、それまでなんですが、
つい口元が緩んでしまうラストの収まり加減がたまらない!
それと、どうしようもなく絵が好きなんですよねv
受の表情がね、切なくて愛おしいv
フランクさんとおなじく、神寄りの「萌×2」!
いやぁ~、相変わらず出ました。まさお三月さんの変人。どのコミックも必ず、こんなやついないよなー、っていう変人が出てきますが、これもどこかぶっとんだ人達が繰り広げる恋愛狂想曲って感じでした。ぶれませんねー。
恋愛に臆病で火遊びしかしない有沢と、一途わんこの知宏。ぐいぐいくる知宏がかわいらしい。有沢もついほだされ。。。と書くと意外と普通のカップルですね。知宏のめげなさっぷり、相手の困惑を全く顧みない感じが変人っぽいところかな。まあ、お互い好きでだだもれになってくるので、ご馳走様って感じです。
表題作は恋愛に臆病なくせに付き合うとか面倒くさいって逃げてる受けと、受けに一目惚れして必死に口説く年下二十歳の大学生攻めのお話ですね。
攻め君がかっこつけたりお試し期間に恋人らしく過ごそうとしたり、いい子ですね!
受けは意地をはって本当はもう好きなのに別れる時が来ることを怖がってて。
攻め君が実は一年生の時にすでに一目惚れしていて受けの行き付けのお店で受けをさらっていったことがわかってキュンキュンしました。
攻めには別れる気はみじんもなくて受けもようやく前向きに付き合えるようになりましたね。
ノンケの攻め相手に臆病になってましたがそんなに前から想われてたなんて!良かったですね。
『そんなのは些細なこと』
後輩の無自覚っぷりに先輩が気の毒に。
先輩が彼女だったらなあって。
後輩に彼女ができてはフラレるのを身近で見てきて。
先輩に彼女が出来ても部屋の掃除させちゃ駄目とか。
最後のデートで先輩の捨て身な行動で発想の逆転?うまくいきましたね!
まさおさんの本は何冊も読んできたのですが、背景白いってやっと気がつきました!毎回なんか白いなあと思ってたんですよね。
表題作と「望めば永遠」が、まさお先生によくある一人思い込みぐるぐるこじらせ話かなと。
(今回まさお先生6作読み、このパターンかと)
表題作は、
ゲイで恋人をつくらず適当に遊んでいたい受けが、攻めに好かれてなかなか受け入れられずでもだんだん好きになり、それでも傷つくのが怖くてこじらせる…という王道ですね。
王道は別にいいとして、まさお先生のこのパターンに私が萌えないというか、読んでいてめんどくさいなと思うのは、一人で勝手にぐるぐる思い込んでこじれるところ。
恋愛だから相手があるので(当たり前)相手に気持ちをぶつけてやりとりすればいいのにと。
(それが難しい性格の人がいるのはわかる。私もそうだし。でもマンガとして楽しむ時、やっぱりキャラ同士のやりとりが見たいわけで。そして他作品ではまさお先生のソレは上手だしおもしろいから、どうしてもキャラ同士のやりとりを見たいと思ってしまう)
「望めば永遠」
も、振られること前提に告白して、まさかの付き合うことになったわけだけど、それでも別れる前提で付き合うなんて、まさに独り相撲で。
相手のあることなのに、何してんの?という目で見てしまうw
「そんなのは些細なこと」
はおもしろかった。
後輩が同性を好きになるという発想がなくて、気づいたらそういえばずっと先輩が好きだった…のはいいなと思った。
3カプ分のお話が収録されてます。表題作の二人が5話分と短編2話。
表題作は3話で、その後の話が2話入ってる形なので、くっつくまでが早く感じて物足りなかったです。
強引に押し掛けてきた年下大学生に、体の相性が良いのもあって流されていく有沢。好きになるまでのところはすごく良かったんですが、知広が女の子といたからって確かめもせず彼女だと思い込んでしまうやつ…この展開見飽きちゃって、ちゃんと確認しよう?って思ってしまいました。その後の告白シーンは結構好きです。
付き合ってからは有沢のトボケっぷりに読んでて不思議な気持ちになりました。たぶんこの作家さんの独特のノリに呑まれてしまったんじゃないかと思います。クセになるやつです。
短編はどちらもさらっとしてましたが、やっぱり空気感は独特。
描き下ろしは3カプどれも面白くて良かったです。分かりやすく調子づく知広に笑いました。ただ3カプ全部が黒髪×白髪で、顔が同じに見えたのが残念でした。