業界初のノンフィクションBL

たとえばこんな恋のはなし

tatoeba konna koi no hanashi

たとえばこんな恋のはなし
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×218
  • 萌27
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
16
得点
292
評価数
82
平均
3.7 / 5
神率
32.9%
著者
波真田かもめ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥628(税抜)  
ISBN
9784799735169

あらすじ

「男」が好きな「男」に恋しなきゃ…。
高校時代の失恋からノンケに恋をしちゃいけないと、
恋愛自体を諦めていた明良。趣味の料理ブログにある日、
「料理が上手なのはホモだからですか?」
という失礼なコメントがつく。
犯人は九州で働く真面目でまっすぐ"過ぎる"優だった。
そんな優が突然、同居したいと押し掛けてきて――! ?

ノンケ×ゲイ、現在進行形の実録BL。
その後の描き下ろしと、
明良のモデル、柳 賢斗さんのインタビューを収録!

表題作たとえばこんな恋のはなし

南条優,会社員
高森明良,19歳,料理が得意な専門学生

その他の収録作品

  • たとえばこんな優からのメール(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • 明良のモデル 柳賢斗PROFILE
  • たとえば実録こんな恋の裏話
  • 思い出写真館
  • 柳'sキッチン
  • カバー下(間取り図)

レビュー投稿数16

なんとこれ、実話BL

なんとこれ、実話なんですよ皆さん・・・信じられますか?
今まで数多くのBL作品を読んできましたが、ノンフィクションBLなんて本作以外に知らないです。
(新井祥さんのパートナーである うさきこう さんの「純情少年 僕が男とヤッた理由」というエッセイコミックはありますが、ちるちるではなぜか非BLタグ)
(追記:つきづきよしさんの「僕が夫に出会うまで」もあるようです)

中身はほんっっっとうに「事実は小説よりBLなり」!です。
あとがきなどにも触れられているとおり、読者からこんなすごい内容の話が本当に実話なのか、と問い合わせがあったぐらい、めちゃくちゃキュンキュンします。
当事者ご本人のロングインタビューも載っているし、あのマフラーの写真までも!

読む前は「絵柄が好みじゃないし~」とか思ってたけど、読み進めていくうちにそんな事どぉーーーでも良くなりました。
それぐらい、イイ!
ものすごく、ものすごくオススメです!

0

実話の重さ

私は実話と知らずに読んだ人です。

電子で読んで、最後に出てきた裏表紙カバーの ノンフィクションBL という文字に驚きました。
と同時に流れるテンポが確かに他の作品と少し違うと感じていたのが、それか!って思いもしました。

同時収録されている「主人公さんへの質問」はのろけに聞こえて微笑ましいです。お幸せに!

3

事実は漫画より…?

実録BLとはどんなものかと読みましたが、ノンフィクションよりずっと「マジか!」な出来事が多かったです。

事実は小説より奇なりとは申しますが、ほんとソレ!
こんなノンケとゲイの出会いが本当にあるんだって驚くし、何より優の行動に色々驚かされる。
漫画ならね、今回はちょっと理解しがたい攻めだな〜とかで終わるのですが、優さん実在するんだよな〜(@_@)
優さんの言動には色々驚かされる事が多かったです。

あと、私にはノンケがゲイを好きになるって、BLならではのファンタジーだと思っていたフシがあり、こちらにはある意味希望のようなものを感じました。

このお話は受けの明良のモデルになった方のインタビューから作ってるからこういうお話(攻めちょっと宇宙人)になってるのかもしれないですね。
優さんにもインタビューしたらちょっと変わってくるかもしれないですね。

色々な気持ちにさせられたし、実在のセクシャルマイノリティのカップルに思いをはせるきっかけとなる作品でした。
フィクションであれば、萌評価にするお話だと思います。

モデルとなったお二人がいつまでもお幸せでありますよう、願っています!

0

萌えというのとは別の次元の話

この作品を読んで、「やっぱりBLはファンタジーだから萌えるんだな」と再確認しました。
実話は「萌え」という対象で見てはいけないという無意識が働いてしまう。

最近昔のBL作品を読んでみて、「これが噂のや○い穴!」とか「受けがみんなショタ!」とか、「今のBL」との違いに衝撃を受けていました。
今は自分が求めればいくらでも情報が得られて、家にいながら知りたいことの大部分を知ることができる時代で、ゲイの方の考えや現状、それこそえろすまで見ることができてしまう。
漫画は創作ではあるけれど、昔のように実在するはずのない風貌と体を持ったキャラが考えられない状況に陥るみたいなストーリーではたくさんの情報を持った読者には合わなくなって、よりリアルに、より身近に感じられるBLが増えてきたんだと思うのです。

前置きが長くなってしまいましたが。
この作品は実話ベースということで読むか読まないか悩んでいました。
私事で恐縮ですが、某期間限定ポイントの関係でとうとう買い物カゴから我が家へやって来た本作。
読んでみて思ったのは、同じ作品を「実話ベース」という帯なしに読んだら、「大島薫氏絶賛!」という煽りなしに読んだら、もっと萌えたのかなということでした。
ひととひとが出会って、少しずつ分かり合って、それが恋に変わっていく。
彼氏はセフレのつもりなんだろうなと気付きながらも、自分も線を引いて分かったつもりで諦めたつもりでふるまいながらも、好きな人に一番に好きになってほしいという隠してきた気持ちを掘り起こしてしまうような相手との出会い。
大きなこころの揺さぶりはないけれど、穏やかに育っていく恋。
寡黙だけど一直線なキャラは大好きだし、波真田さんの描くやんちゃっぽい目をしたふわふわした受けも好き。
萌える要素は揃っている。

なのに、萌えなかった。

それは結局頭の中で最初から「実話」と思って読み始めたからなんです。
BLを読んでいたつもりが、再現ドラマになってしまった。
ネットでゲイの方のブログを読むのと変わらない気持ちで、最初から「萌え」というフィルターが取り払われた状態になってしまったのがちょっと残念でした。

同じ話でも創作だったらきっと寡黙な優サイドの心理描写ももっと入ったかもしれないけれど、波真田さんは柳さんの体験に忠実に描かれていたので、余計に再現ドラマに感じてしまったのです。
だからきっと唯一、波真田さんが創作したであろうメールを打っている優の表情のコマ。
ここは萌えました。

というわけで、BLを求めるならこの作品ではない気がします。
リアルを知りたい、という方が情報のひとつとして読むのはいいかも。
ただリアルと言っても出会い方やその後もわりとシンデレラストーリーっぽいので、本当に一握りの方のラッキーな方の話。
そうか。
現実では確率の低そうなこと(ブログ読者とオフで会って、同居)が始まりだから、リアルとしても何か引っかかったのかもしれません。

最後の柳さんのインタビューを読んで、こういう考え方ができたらいいなと思いました。
うちのご亭主も若干優さんタイプなので、ケンカになったときは真似してみます。

0

初めての実録、感動でした

普段BLを読んでいて本当の男性カップルはどんな感じなんだろうとはよく考えていました。
実話に触れるのはこれが初めてです。
つい実話の漫画化だとはわかっていても、戸惑いますね。コミックエッセイとかならまだ読みやすいのかなあ。漫画だとついいつもの調子で読んでしまい違和感を感じます。

明良がいい子で優も誠実で。優は明良を好きなのに触れあうことにはとっさに拒絶して。
そこがノンケのリアルさなのかなあ。なんだろう。
同棲を持ちかけたのに…。

明良がどんどん優を好きになっていって、幸せも切なさも両方存在して。

優が実家に帰って家族を説得してくる下りは、まさか見合い相手とそこまでしたの?とびっくりしました。

唐突に帰って来て何事も無かったような態度の優。でも一年かけても明良の為に頑張ったんですね。
追い出した明良も優や優の家族の幸せを考えていい子だし。

再会してからのメールにニヤニヤしてしまいます。
宣言するのいいですね!

0

幸せをもらいました!

ノンフィクションてことで躊躇して読めていませんでしたが、読んでみてよかったです。
本当にこんな恋愛あるんですね。
男同士とかそういうの関係なく、人と人とが出会って好きになって…っていう当たり前のことでした。

南条が実家に帰ってしまって、また戻ってくるという言葉に、アキラが心の中で「さよなら」を言うところは切なかったです。
巻末のインタビューで、彼が帰ってしまった一年間の気持ちについて聞いていましたが、彼の結婚式のことを想像して自分も泣いてしまうというくだりに、私も泣けてきました…。

でも、南条がアキラに触れることを拒むのは何故だったのでしょう?
恥ずかしいから?
男に躊躇いがあったから?
ハッキリは分かりませんでしたが、南条の性格なのかな?
漫画と違い、実生活では思い通りにならなかったり、理不尽なことってありますからね。

それでも、相手の幸せが自分の幸せであり、それを相手も幸せに思ってくれたらいい…そんなアキラの考えにはとても共感できました。

いつまでもずーっと、2人で幸せでいて下さい。

2

とてもステキな人生の選択。

実録なのに漫画みたいなはじまりで、途中優さんが、実家に1年も帰ってしまった時は明良さん本当はかなり辛かったでしょうね。完全に諦めはついてなかったからこそ連絡先まで変えたりできなかったんでしょう。

田舎は大変だなぁ。そこは親次第だろうけど。
明良さんはどこかで約束を信じたいから待ってたんだろうし、待っててくれると優さんは信じてましたね。

優さん絵に描いたような九州男児ですね。

どうか二人がお互いの覚悟だけてこれからもしあわせである事を願います。好きな人と同じ幸せを感じるってステキだと思います。見失わないで欲しいです。

4

独特の浮遊感

最初50ページを読んでいる間は「漫画がおかしいのか、私の常識がおかしいのか…」と少し不安になりましたが、それ以降は明良の心理描写と優のぎこちなさが良かったです。

実在のカップルをモデルにした話なんですが、全体的に独特の浮遊感があって、読後に不思議さが残るお話でした

3

攻、宇宙人説に一票!

読み終えた感想としては、
先にレビューを書かれていらっしゃるもこさんとほとんど同じ!
たしかに、可もなく不可もなく。
しかしBLファンタジーとしては、物足りない。
言ってしまえば、
「現実ってこんな感じ」というところに落ち着いてしまうのか……

実際にあったお話ということで、
お二人が無事に結ばれて良かったねv
……と思いましたが、
やはり物語としては、色々引っかかるというか、
そこ、ちょっとわかんないなぁと首を捻る展開も。

そしてフランクさんと同じく、攻の方の言動が、やはり私も理解不能。
出会いから同棲するまでもそうですし、
距離を置いて再会するまでも???
明良くん、よく待ってられたねと!

その辺感情移入できなくて、
不思議な気分で読み終えました。

BLってファンタジーだよね!と再認識。

でも、現実にこういうお二人がいらっしゃるのだなと、
これからも幸せに一緒に過ごしていけますようにと、
願わずにはいられません。

このお話は、きっとあの「おはおや」を描かれた波真田さんだから
描ききれたお話のような気がします。

評価的には、
どうもすんなり物語に入り込めなくて、ほとんど中立寄りなのですが、
波真田さんの筆力で、なんとか「萌×1」!

2

ノンケ以前に攻めが宇宙人すぎてありえない…。

本当に申し訳ないんですけど、超辛口です。
私はノンフィクションBLは全く向いていないということが判った作品でした。
フィクションならぶっ飛んだ行動する変人キャラでも楽しく読めるんだけど、この作品はノンフィクションなんで、色々有り得ない攻めに、驚きの連続でした。
そしてその人物に好感が持てるからその人のエピソードを知りたくなるのであって、人物に対してありえない…と思った時点で興味を失うというのか、冷ややかな目で読んでしまう自分がいました。
好きな俳優のインタビュー記事ならたくさん読みたいけど、ありえない…と思う俳優のインタビュー記事なんかわざわざ読んでプライベートとか知りたくないよというのに感覚としては近いです。

出会いは受けの料理ブログに寄せられた「料理が上手なのはホモだからですか?」という攻めからのコメント。ちなみに攻めは精神年齢幼い中高生ではなく、社会人です。
これがフィクションなら、もうちょいマシな出会い方にしてほしい…と思うけどこれが本当だというのだから… 。
その後、自分の未熟さを認め非礼を詫びたのは好感が持てたので、初っ端からのイメージダウンは回復したと思いきや、同棲というか同居へ持ち込む行動がありえなさすぎました。

電話で受けに「東京に転勤になった」「好きな人ができた」と伝えるんですが、それが攻めの中では「恋人同士として同棲を開始しましょう」という意味に脳内変換されていて、いきなり九州から押しかけてきます。
受けは突然現れた攻めにビックリ仰天、そして恋人同士になったんだから同棲開始だと言われて唖然とします。

いやいやいや…
この都合の良い自己変換には恐怖すら感じる。宇宙人みたい。

受けはゲイということで、「ノンケの気まぐれ」とか「ノンケのくせに」と何かと攻めの事をノンケフィルター通して見てるけど、ノンケとかそういう以前に人として変わってるとしか言いようが無い。
この攻めはノンケだけど、じゃあ女性とならすんなり恋人同士になれるか、女性から相手にされるかと言ったら、本当に失礼なんだけど、とてもそうは思えないからです。

やがて受けも妥協すっか!と告白をOKして、恋人同士になったけど一切手をだしてこない攻め。
いい雰囲気になってキスをしようとしたら、避けられる…。
と思ったら後日、メールで「今日はキスをしましょう。」という攻めからの連絡が突然くる。
それからキスする日は、キス予告メールが必ず届くように…。

……変な男。
でもそのメールを見た受けは「ノンケなりに考えてくれたんだ。」と思うのだけど、いやいやいや…それノンケ関係ないから!!
ノンケだろうがなかろうが、相手が男だろうが女だろうが、そういうアプローチしちゃう人は絶対に変だから!と声を大にして言いたい。
でもここはクソ真面目で不器用な男なりのキュンポイントとして読むべきなんだろうか?
もうちょっと可愛げのあるキャラからの「今日はキスしたいな」メールなら可愛いって思えたかもしれないけど、頑固で融通きかない男からの一方的な「今日はキスしましょう」メールは怖いです。「今日はキスしてもいいですか?」だったらまだ可愛いのに。

そして「形だけでも見合いをしなくてはいけない、それが家族との約束だから」「時間は少しかかるかもしれないけど、必ず戻る。」と九州に帰省して1年間向こうへ行ったきりの攻め。
一年ぶりに戻ってきて「見合い相手の両親が結婚を切望してたから見合いしたけど、彼女は他に好きな人がいたから、形だけ装って一年間同棲してた。そしてやっぱり無理でしたという報告で終えることが出来たから戻ってこれた。」

時間は少しかかるかもしれないけど…ってかかりすぎ…。
好きでもない異性と一年間も同棲できる相手の女性も凄いと思うし、何度か会ったけど合わなかったからこの話は無しで、ではダメなんですかね?
これが実話だと言うのが本当に凄い。

「ノンケになんて恋をしないと決めてたのに、出会ってからずっと振り回されて‥」などと、何かというと「ノンケ」と言うのだけど、あなたの出会った人がたまたま変わっていて意思疎通が難しいだけだよ…ノンケ関係ないよと言いたい。
だからノンケとゲイの恋というよりも、ノンケ以前に攻めがキテレツすぎるので、変わった人と普通の人が歩み寄った話にしか思えませんでした。

巻末のインタビューは受けじゃなくて攻めにして欲しかったです。
過去、女性と付き合ってる(かは不明だけど)時も、キス予告だのセックス予告メールを送ってたのかとか、
あのブログのコメントはどういう心情だったのかと思考回路を知りたい。

まぁ色々理解できないことだらけでしたけど、ご本人たちが幸せそうなのでそれでいいのかなとは思います。

3

二人が永遠に幸せでありますように

本当にこんなことがあるんだって、読み終えた時は涙がポロポロ溢れて止まりませんでした。
同じ日本の同じ東京でこんな恋をした人たちがいる。
現実は小説より奇なりとは言いますが、本当にその通りで、心の底から素敵だなぁと思いました。

ノンケの人から言われる好きって、他の普通の創作BLでは普通に可愛い〜って読めるんですけど、現実だと信用出来ないって気持ちが分かりすぎてしまって…。
それを受け入れ、一度離れてもお互いをちゃんと好きで、また二人のペースで歩んでいく。
男同士という点を抜きにしても本当に素敵な恋のお話だと感じました。
人が人を好きになる気持ちに男女の差は無いって改めて感じました。

巻末にあるご本人様のインタビュー記事にまたボロボロ泣きました。

この二人が永遠に幸せでいられますように。
そして素敵な作品にして私たちのもとに届けてくれた波真田かもめ先生、リブレ出版様、ありがとうございます。

6

優しい気持ちになれます

実録BLと言うことで、モデルになった方もいらして、おまけにご本人のインタビューまで収録されています。なるほど、これがリアルかーと言うのが最初に感じたことでした。

まずは、優さんの行動を見ていて、BL漫画によくある「ホモとかゲイとかそんなの関係ない、明良だから好きになったんだ!」ってことって、本当にあるんですね。感動しました!
そして、そう言う偏見のない優さんの妹さんもまた柔軟性のある方だなぁと。一旦お見合い相手の方と同棲してみて…とかぶっ飛びそうなブランクがあったのも、相手を信頼しているからこそ出来たことですよね。これからのことを真剣に、勢いだけで決めていないと言うところが一本気な優さんらしさを感じました。

そして、明良さん。少数派と言うだけで、恋をするのにノンけはダメ!とか、そう言う人を選ばないといけなかったと言うのが、本当に大変なことなんだなと改めて思いました。タイプとかタイプじゃないとか、妥協とかは男女間でもあることなので、そこはわかるわかる!って感じかな。相手の事を想って身を引くって、ドラマみたいなことする優しい人いるんですね。
でも、そんな優しい人だから、優さんもメールだけのやり取りで明良さんに惚れていったのでしょうね。

これからもこの二人に関わる世界が優しい世界でありますように…。

3

これはこれでありなんだけど

実録というので、どんなかなと思いつつでしたが、
まぁそんな感じでした。
可もなく不可もなく。
「実録」という言葉を聞かないで読んでいればもう少し印象も変わってたのかなと
思うのですが、
エッセイとか、ノンフィクションとか。
俯瞰で読んでしまうというか。
作品に入りきれないというか。

攻のキャラがよくわからないというか
私の中で消化しきれていないというのも一つにはある。

すごくいいお話しで
お幸せにとは思うのだけれど
BLはやはりフィクションで多少盛ってるくらいのほうが
私個人としては萌えるんだなと実感いたしました。

5

現実の恋は

実録BLという事で、何がどうして何でこうなったのかわけわからないけど、自分の気持ちに正直に生きるって、他人から見たら実は結構わけわからないものだよねてっていうお話だった。
フィクションだったら、優を、ここまで、ある意味頑ななキャラクターに設定したり、身も心も結ばれるまでにこんなに時間かけたりなんて事、なかなかできるもんじゃない。
それを、波真田さんの作風と、実在のモデルの方がいる実録BLであるという事で、こんな恋もあるのねって納得できる。このお二人の取り合わせが良かったのだと思いました。

3

ゆっくり育てて実った恋

優さんは言葉が足りないというか、こうと言い出したら曲げないタイプで、なんというか、九州男児ってこんな感じなのかしら…と思いました。

口先だけで『好き』とか言えない人だから、家族に対してだけでなく、いろんなことに自分なりに覚悟とかけじめをつけたいのはわかるんですが、やっぱりさすがに1年間空くって…私なら無理…。

明良さんも、諦めつつだったとはいえ、やっぱり気持ちを持続できたのが凄い。メールで連絡くれてても、物理的な距離と会いにきてもくれない状況で、気持ちを持続するってことは、それだけ優さんのことが好きだった、ってことなんですよね。他の人を探そうと思えば探せただろうし、メアド変えちゃう、電話番号変えちゃうことで強制的に吹っ切ることもできたのに、しなかったのはやっぱり諦めきれない思いがあったからなのかなって。

ゆっくりゆっくり育てた気持ちが実る、素敵な恋のお話でした。

3

なんてすてきな恋のはなし

実録BLと聞いて、本物のリアルに興味を持ち購入しました。彼らの恋をみて、本物の恋に男とか女とか関係ないんだなと思いました。誰だって他人を100%信じることなんてできない。自分に100%の自信がないから一度きりの人生に他人を巻き込む不安だって尽きない。悩みだしたら本当にきりがない。だけど一度きりの人生だからこそもういっそ自分に正直になっていいと思う。大切な人の壊したくないと思えた家族ならきっと祝福してくれると間違いなく思う。主人公のモデルとなった方から伺ったお話を漫画化したこちらの作品。彼(柳さん)は優さんのことがとっても大好きなんだなぁということが全ページを通してすごく伝わってきました。ちょっと泣きました。

8

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