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hutari hyakkei
三田さんらしいほのぼのとした優しさ溢れる作品でした。
同棲カプを描いています。
あらすじのところに
ふたり百景 ~風邪のおわり春のはじまり~(1) 30ページ
と(1)とありますので、続き物かと思いましたが、読み切り短編でした。
もしかしたら「ふたり百景」ということで、この同棲カプを描いた短編が今後も続いていくのかもしれません。
このカップルはどちらもとても穏やかで、愛いっぱいの二人なので、この二人のお話が今後も色々読めるとしたらとても嬉しいし、もっと色々読みたいなぁ。
いつも賑やかな恋人の声が出なくなってしまったほんの数日間の出来事。
相手の子が物静かで口数も少ないので、いつもの日常がとっても静かになってしまうんです。
恋人の病気で少し不安になったり、その存在を改めて愛おしく思ったりする中で、自分も言葉で伝えなきゃと頑張る彼もまた愛おしい…
私の書き方だと上手く伝わらないと思いますが^^;
とーっても幸せなカップルの日常の一コマです。
三田織さんの優しい絵柄でほのぼのと可愛いらしいカップルを読める幸せよ…
読んだ後はじんわりと温かくなぜかホロっとしてしまいました。
108円で買える30ページの電子単話です。
本棚漁ってて、あ、今ちょうどいい季節だ!と思ったので読み返して、今めっちゃほっこりしてます。
三田織さんのあったかやさしい作風が沁みる〜
カップルの片方が風邪を引いちゃったとある数日間のお話。
いつもよく喋る方が風邪で喉をやられて声を出せなくなってしまって、もう片方が恋人の声がないとこんなにも秒針の音が聞こえるんだなぁって気づいたり、いつもはそれだけ恋人がいっぱい喋ってくれていたんだなぁって気づけたり、そこからあぁ自分は大事な言葉をいつも恋人任せにしていたんだなぁって気づいて、そして不慣れながらも頑張って口にする「あいしてる」。でも全然キマらないの( ´艸`)
この力が抜ける感じが可愛いわ、愛おしいわ、でも最高にほっこりするわで侮れない30ページなのです!
2人の静かな世界が優しさに満ちているこの空気感はぜひ読んで味わってください!
元気な時の2人の日常を読み終わって想像するのもまた楽しいです♡
BLアワードが始まったので本当は積み本の中のノミネート作品を読み始めるつもりだったのに、結局こればっか読んでいます。
ラブラブ同棲カップルの いつも元気な方(圭介)が、風邪で一週間声が出せなくなってしまった。
彼がしゃべらない部屋の中は静か。
初めて聞く秒針の音…
この期に及んで 大事なことを圭介に筆談してもらう凌ちゃんのヘタレ攻め具合が、じわじわキます。
でも最後はちゃんと・・・
カップルがお互いを呼ぶ時、片方は呼び捨てで もう片方は「ちゃん付け」というパターンが自分は好きなんだと、この作品を読み返していて気付きました。そして読み返すたびに登場人物を好きになっていく。
凌ちゃんのパソコンの横には所々付箋が挟まった分厚い紙の束が置いてあって、在宅の仕事をしている風だから「物書き」を生業としているのかも…とか、風邪ひきのノドに効くシロップの作り方を母親に電話して尋ねているから、親子関係はそこそこ良好なんだな…など もう色々と勝手に想像しています。
体に良さそうな おかゆではなく、圭介が食べたいオムライスを作ってあげる凌ちゃん。
何だかとても好きなシーンです。
二人で協力して、励まし合って、一緒に喜び、一緒に泣く。
そんな風景が容易く浮かんでくる この二人って、ぽややんとしている様に見えて 実は最強の二人だったりして。
は〜幸せ。
電子書籍でも単行本化された(まとまった)ものを買うようにしてますが、この作者さんのだけは単話でも買っちゃいますね。
やっぱり幸せな気分になりますね。日常の、当たり前にある幸せに光を当てて、気づかせてくれるから大好きです。
電子単話で販売されてる作品の中では一番好きです、ストーリーの密度が濃くてお得感あり。
「僕らの食卓」ではおにぎり他色んな料理が出てきましたが今回は風邪シロップだけ。
でも大根やはちみつレモンを使ったシロップはとても美味しそうで、普段も真似したいと思いました。
踏切の向こうから叫ぶ三田さんでは珍しい場面があるのですが、
風邪で声が出ないという設定を上手に使ったシーンでとても良かったです。
『だいじなことはいつも、君がいってくれていたのに。』
相手が風邪で声が出ないという状況で、大事なことを任せっきりにしていた事に気づきます。
でも本当は大事なことは日常の中でお互いにきちんと言えてないといけない、
そういう気持ちにさせてくれる作品でした。