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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
無邪気に美味しそうにごはんを食べる蓮がかわいいね。
陽歩が「めっちゃエロ同人誌展開でした」となっていたとこで私も同じこと思ったw
陽歩に子どものように懐く蓮がピュアでかわいいね。ごはんを作って一緒に食べてくれたり、初めての人なんでしょうね。
蓮が対価を払わないと…とすごく気を遣っているのに、何かお願いごとをして蓮の気持ちを楽にしてあげるのに気づくのなかなかに遅かったですね陽歩は。まだ20代だし、そういう性格てことなんですかね。
ふざけて陽歩が蓮を抱きしめた後、蓮が顔を真っ赤にしてしゃがみこんじゃうのがとてもかわいい。性行為はしても愛情表現としてのハグとかは未経験てことなんですね。
陽歩に肩を抱かれて、顔が熱くなるのもなぜだかわかっていなかったし。
にしても、蓮は悲惨な生い立ちで境遇なのにここまで無邪気でいられるの奇跡的ですね。対価についてとか、そういうもの、と教えられたとしても。自分が辛くならないように、世間や他の人を見ない比べない、考えないようにしていたのかな。
市川先生は、時期によって絵柄が変わる印象なんですけど、本作では作画が少々不安定ですかね。陽歩の顔とか。
裏表紙に「市川けいの描く年の差ラブストーリー」って書いてありましたが、かなり詐欺なのでは…ストーリーとんでもなく重いですよ。
蓮(受け 上巻表紙)の生活の面倒を見る代わりに、性行為を強要している犯罪者がいるのでご注意ください。
上巻だけ読んだ感想だと、市川先生にはこの方向性の漫画求めてなかった…って気持ちになりました。
おそらく一冊にしようと思えば出来なくもないところを、陽歩(主役 下巻表紙)の心理描写にじっくり時間使っているので丁寧です。
様々な思い故にこの評価にしましたが、市川先生の作品は好きです!
引っ越した部屋の隣に住んでいたのが、両親がいる気配もない謎に包まれた高校生という導入は良かったと思います。ただ、きんぴらごぼうすら食べたこともなく、年末の有名なテレビ番組も知らないくらい世間の感覚とかけ離れている設定にしたのなら、もう少しミステリアスさを引き延ばすか思いも寄らない背景を持っている少年にして欲しかったです。最初の方で少年がいわゆるあしながおじさん的存在に抱かれいて対価を受け取っているのかも、と想像する社長をあしらう描写がありながら、結局その想像と大差ない境遇だったことに少しがっかりしてしまいました。そんな少年に手料理を振る舞っていたら、対価と言って奉仕を申し出られるというのも予想がついてしまう展開でした。なんとなく二番煎じ感の否めない作品です。使い古されたネタを描くこと自体を否定しているわけではないのですが、このような少年を描くならやはりもう少し深みを持たせて描いて欲しかったですね。続きものなので次巻に期待します。
社会のはみ出し者と『普通』が対峙したとき、良識ある普通を描く事が最も難しい。そのバランスが良いものは読んでいてとても魅了されます。
今作も、主人公である陽歩は仕事も収入もある程度落ち着いた自炊が得意な独身者。隣人の蓮は、引っ越して早々陽歩の常識を軽々越えて翻弄していきます。
蓮の言葉の端々に、行動のひとつひとつに、ある種の恐怖を覚えるほど彼は無垢で何も知らないのです。陽歩が蓮に興味を抱くきっかけは些細な一言に過ぎませんが、彼の壮絶な生い立ちを知ってなお関係を断つ事を選択しないのは、同情と庇護欲によるものなのでしょう。やがて陽歩自身が気付かないほどの小さな恋情は燻り続けていきます。
今作の二人の距離が急速に縮まるきっかけとして、おかずを作り過ぎたという口実で陽歩が蓮を夕食に誘うという場面から物語は動き始めていきます。
この自宅に招き手料理を振る舞うという行為は非常に特別な意味を持っていました。蓮にとってはおそらくほぼ経験のない、温かい食卓の風景。陽歩は無意識のうちに自らのパーソナルエリアに蓮を迎え入れます。見返りのない手料理という陽歩の愛情に蓮は戸惑いつつも、しっかりとそれを受けとっていきます。嗅覚や味覚から与えられるダイレクトな愛情に、陽歩を好きにならない方が無理な話です。言葉よりも何よりも、尊く幸せな時間は蓮を確実に少しずつ変化させていきます。
やがて、蓮自身は残酷な現実とのギャップに苦悩していき、そしてその残酷な現実を陽歩も目の当たりにするという所で上巻は終わっています。
蓮の十代という大人とも子供とも言えない危うさと、性的な事にのみ長けて対人関係においては赤ん坊のような脆さが、コマのひとつひとつに丁寧に描かれていて、胸に迫ります。
テーマが重めなので、読者を選ぶかもしれませんが、とても魅力的な作品となっています。
重いです。五十肩がさらに悪化しそうなくらい主人公の男子高校生が暗い設定てんこ盛りです。上下巻同時発売とのことなので、モヤモヤせずに一気にラストまで読み飛ばさないとやってられません!
なので、このレビューも実は一度最後まで読んでの、改めて読んだ感想です。
取り敢えず、上巻では、自分の異常な環境を不幸ともなんとも思っていない高校生の蓮が初めて体を求めない大人に会って、優しくされ、特別な気持ちを抱くと言うところまで。一方の陽歩の方は、まだ守ってあげなきゃくらいの気持ちかな。
最後まで読んだから、二回目は心穏やかに読むことができましたが初めて読んだときは重すぎて、息が詰まりました。とにかく、こちらの作品は上下巻一気読みをお勧めします。
市川作品なので、もう少し軽めというか、楽しい系をイメージしての読み始めでありましたが
おぉう。のっけから設定がやたら重い(´-∀-`;)。
重いわりに、不幸設定詰め合わせているはずの受が軽いという
何ともな不可思議感。
冒頭からの展開に思わず引き込まれました。
どーなるのコレな上巻なのであります。
新しい家に引っ越してきた攻。
お隣さんにコンニチワ。
話をきけばまだ子供なのに一人暮らし。
知っていく事実はこれまた重い。
そんでもってオッサンとセックス・・・おいおいおい;
な展開。
ただ何より受がカラッと軽いという違和感ですな。
そんでどんだけ「セックス」言うのよwっていう。
市川さんらしい遊び部分あり。
重たい設定あり。
不可思議な展開と後を引く読後。
これはまとめて買わないとモヤモヤして眠れんわ。
お店で品物を買ったらお金を払うという事と全く同じ感覚で、何かをしてもらったら身体でお礼をするという事を当然だと思っている受け。
家庭の味を知らない、湯船に浸かった事もない、テレビも見た事がない、普通の家庭を知らない。世間一般の「普通」を知らずに育ち、異常な状況を普通だと思っているから悲壮感なんてカケラもなく、あっけらかんと無邪気に笑っていられる。
「おじさん」に衣食住を世話してもらい、進学させてもらい、その「対価」として身体を差し出してきた受けなので、攻めの見返りを求めない親切に戸惑ったり、対価を求めない攻めは「特別」なんだと思ってしまうところが何とも哀しいです。
そしていよいよ諸悪の根源である「おじさん」が登場して身体で支払ってそれに攻めが気づいて…という痛い展開で下巻に進みます。
攻めの仕事先の女社長が腐女子という設定になってるんだけど、会ったこともない少年の事をあれこれ推測したり詮索するのが下卑てて好きじゃなかったです。
腐女子という事で何かとBLネタで絡めてくるんだけど、BLだから腐女子登場させておけばいいだろう…みたいなノリはいらなかったなぁ…。
連載で読んでましたが、まとまって読むとしんどさが増すというか。
蓮に悲壮感は無く無邪気だから、余計に胸が痛かったです。
不幸な境遇を不幸だとも思わず、与えられる物に『対価』として身体を差し出してきた蓮。
対価を求めない陽歩の親切(ご飯をごちそうする)に戸惑う姿が悲しいです。
今までずっと対価を必要とされてきてるから、対価が要らない親切とかが分からないんですよね(;ω;)
陽歩のもどかしさ、分かるよ…。
陽歩の優しさに触れ、蓮が今まで感じた事のないような感情を持ってきた矢先に『おじさん』登場。
キツイ展開で上巻は終わりです。
はぁ…やっぱ何度読んでもしんどい…。
とにかく、腐女子の社長が男性二人の関係を分かってる風にいじっていてとてもイタイ感じがして私の好みには合いませんでした。BLに女性キャラが出しゃばってくるのが苦手な方にはお勧めできません。
本当に、腐女子が社長だし、既婚者だし、元大手同人作家で、すべてが鼻についてしまってダメでした。
作画も、最初の1ページが吹き出しのみで背景もあまり書き込まれていなかったので、正直手抜きかな?と思ってしまいました。
ブルースカイコンプレックスがとても好きで今回も楽しみしていたので残念でした。