貴方、こんな"攻"みたことありますか?

ユートピアダーリン

utopia darlin'

ユートピアダーリン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×216
  • 萌7
  • 中立5
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
14
得点
300
評価数
76
平均
4.1 / 5
神率
55.3%
著者
超涼閑筆報 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041061060

あらすじ

スーパー攻様ゆえの悲劇に翻弄される彼に幸せはあるのか?
顔ヨシ、性格ヨシ、収入ヨシ、おまけに 床上手のエリートサラリーマン、不動。
飛行場、波止場、四畳半、アフリカ…
「恋人の幸せは自分の幸せ」をモットーに、今日も色々な場所で恋人を癒す。
それなのに気付けばいつも、恋人に利用されて捨てられて-----?!

『"攻"とは一体何なのか?』を根本から問い直す、サラリーマンラブコメディ BL!!

表題作ユートピアダーリン

不動,商社勤務のエリート
黒川春音,32歳,課長で実は産業スパイ

同時収録作品第1話 未練を振り払ってくれた人

不動,商社勤務のエリート
安達泰時,32歳,不動の上司

同時収録作品第2話 自分を見つけてくれた人 

不動,エリートリーマン
坂井瑞希,26歳,協力会社社員・不動のバディ

同時収録作品第3話 大人のホントを見せた人

不動,商社勤務のエリートリーマン
元新体操選手・肩を痛めてリハビリ中

同時収録作品第5話 僕の大好きな人

不動,商社勤務のエリート
柏木礼介 不動の20年来の友人

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • あとがき

レビュー投稿数14

糸目攻めだよ〜

非常に独創的な作品。
というのは。

主人公は、不動、という男性。
この不動はいわゆる「スーパー攻め様」ポジションのエリートなんだけど、その時々愛した受け達にことごとく去られて…
…という斬新なストーリー展開。

ある時はサンクトペテルブルクのロシア美男・ジェーニャ。
その次はツンデレ上司の安達。
意図を持って近づいてきた協力企業の坂井。
スポーツ感覚でHをする元新体操選手。
同じ会社の産業スパイ・春音課長………

……それぞれに誠実に向き合う不動だけど、受け達は皆最後には笑って、成長して、不動の元から去っていく。
最後に残ったのは…
…という感じで、正直途中で行き着く先の予想はついてしまうんだけど。
元からの友人・柏木が真のパートナーとなるのです。
こうなってみると、いつも一番近くにいてくれた柏木の何を見ていたのか、お前それでも真のスパダリか⁉︎と問い質したくもなってくる。
柏木がこれまで何を感じながら不動の事を見ていたのか。考えると胸を掻きむしりたくなっちゃう。
傍観と許容が僕の愛。
そう言い切る柏木の強さこそがこの物語の本当の主役のようにも思える。
最後の最後に、勃たず、中折れ。そんな不動のブザマさこそが愛の目覚めだったのか?
とにかく、これまで見たことのないストーリーなのは間違いない。
その独創性に「萌x2」。
追伸、表紙より中身の絵の方がきれい系です。

0

奇想天外で面白かった

試し読みと、あらすじを読んで気になって購入したら、奇想天外で面白かった〜。

スパダリ攻めの不動君が、本当の相手に出会うまでの話だけど、途中で受けの柏木さんとくっ付くかな!と、予想は的中した。

受け1人目ジェーニャ、2人目安達さん、3人目坂井くん、4人目新体操の彼、5人目春音さん


1冊で、この人数と真剣に真摯に向かう不動君が、めちゃめちゃかっこいいし、ストーリーも納得の内容でした。

これ、続編希望したい。

柏木さんの背景とかファザコンとか、気になって仕方がない。
その後の、2人の生活とか読みたいわぁ〜。

初めての作家さんでしたが、まだ1冊しか出してないのね。珍しいお名前で、今後も期待しています。

0

安達さんの仕事観がかっこよくて憧れました

(表紙を見れば察せるのですが、なぜか、)柏木から不動への友愛以上の感情を持っていると思っていなかったので、最後は驚きました。笑

(まだまだただの親友と思っていましたが、)呼び方が変わったシーンは2人の関係性に萌えて、ドキッとしました。


ごみ溜めまで書類を探しに行ったり、命綱無しでヘリから飛び降りたり、身の捧げ方が異様なまでの愛の深い不動の、対柏木が最高でした。
安達さん達に対する不動と、最後の柏木に対する不動のギャップが好きです。

詩的な表現が多いところも、すごく好きです。

0

理想郷

不動が色んな人に恋をして、幸せを掴みかけたと思えばフラレてしまう…。
こう書くと不動が恋多き男のようですが、そういうことではなく(実際に好きになるのは早いですが)
その時愛した恋人とずっと一緒に居る幸せを望むのに、何らかの理由でいつも相手が去ってしまうという…
毎話の終わりがそんな感じなので、不動の気持ちを考えるとツラいし酷ですが
斬新な設定でとても面白かったです。

いつも相手が笑顔で去っていくというところに
不動の人柄が表れていて、切なさはあるけど温かさも感じられる不思議さがありました。

不憫なままで終わらずにいつも一番近くにいた柏木とくっついてくれて本当に良かったなと思いました。

1

そして彼も笑顔で去って行った…

〖DMM電子書籍〗
修正 : トーン、擬音
カバー折り返し : なし
カバー下 : イラスト
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : コードデザインスタジオ
電子限定特典 : 漫画1P(安達さんと不動さんの出会い)
備考 :
三言 : 「彼が一体何をした」と攻めの代わりに問いただしたくなってしまう。何度も笑いそうになったけど、尽く真顔だから何だか不便で笑うに笑えないし…目一杯幸せを謳歌してもらいたい。

〖紙媒体〗
未読

1

独特

かなりインパクトのある作品でした。
主人公の不動は変わらないのですが、各話ごとにお相手が変わる形式で、毎回振られてしまうという設定。
不動はハイスペックリーマンなのですが、恋愛ではすごく変なキャラで、これが新しくてとても面白かった。
駆け引き上手のふりをして、実は純情。超惚れっぽく尽くすけど、手が早くベッドインすれば床上手。何かちぐはぐで、けれど相手を大切にする気持ちは本物で、一途。

毎回振られる不動を慰めるのは、幼馴染で同僚の柏木。こちらがキーパーソンで、予想通り、「もう僕にしときなよ」という展開になるので、最後は見慣れた感じがしてややテンションが下がりましたが、全体に個性あふれるテイストで久し振りにいい作家さんの本を読んだなと思いました。
今後に期待。

1

安達さん…

絵もきれいで、お話もとても面白かったです!
ただ、私は一話目の安達さんのビジュアルと性格がどストライクだったので、こっそり再登場してくっついてくれないかなと思いながら読み進めてしまいました。
スパイ組織や爆発などスケールが大きくて、これはギャグなのか真面目にシリアスなのか?と判断がつきませんでしたw
履歴書の作者の方のコメントも面白かったです。
海外赴任が多く産業スパイが入る企業だけあって、みんなハイスペック〜スペイン語話せるとか羨ましい!
BLに出てくる人たちって自分は絶対つきあいたくないなって人多いけど、この作品に出てくる人は現実世界の女相手でも自然にスパダリになってくれそうな感じがしますw

2

面白い!

主人公はイケメンのエリートサラリーマンの攻め・不動。熱い抱擁&セックスをしていたはずのロシア人の恋人に振られるところからスタートします。

その後もスパダリ系の不動が色々な受けに会ってはいつも相手から別れを切り出されてしまう。
面白いなぁと思うのは、一人の攻めに対し、受けが次々登場するのですが、攻めが色んな受けを食い散らかしていくという構図ではないんです。

彼の愛を一言で言うならば「献身」。
目の前の相手を笑顔にさせたくて、彼らの良いところをそれぞれ見つけてあげて笑顔にさせて、彼らは不動を良い思い出として羽ばたいていく…そしてポツンと一人残される不動…っていう感じ。
不動がイケメンで超エリートのスパダリ系なんだけど微妙に薄幸そうなところもツボです。

どの受けも当て馬のようなおざなりな描き方ではなく、それぞれ深みのある良いキャラばかりで魅力的なところがあります。(合間に描かれる履歴書形式のキャラ紹介がとっても面白い!)

そういうキャラと毎回恋に落ちて、ちょい強引なエロだったり、SMっぽいプレイだったりという不動の色んな面を見ていくことができるのも楽しいです。
冒頭でロシアの恋人に振られたあと、不動の前には様々なタイプの受けが登場します。

一人目は仕事ができて切れ者だけど見た目は美少年系の可愛い上司。ちょい強引に上司を落とした不動だったけど、まさかのお別れ…。

二人目は腹黒系のしたたかな協力会社社員。彼には狙っている男がいて、不動には「恋愛のやり方を教えてください。」と近づきます。不動は彼の思惑を見抜いたうえで腹黒い企みやらも全て真摯に向き合って接します。それなのに….

三人目は新人くんに振られて不動が酔いつぶれていたところを拾ってくれた少年。SMプレイをしながら少年に「すぐに恋とか言って子供みたい」と言われてしまうのですが、それに対する不動のセリフが切ない…。

四人目は産業スパイ。恋愛のフリをして近づいてくるスパイに騙されたフリをして付き合う不動。企業秘密を知りたくて近づいたスパイだけど、不動に接するうちに愛する喜びに目覚めて…。

そして最後に登場したのは…。
幸せの青い鳥は実は身近にいたという結末がいいなと思いました。
ただしパパ?!そんな人どこかで登場したっけ?そして親父の懐中時計とは別の人?と若干戸惑いを感じずにはいられず、若干そこがモヤモヤしました。

続編でそこを明かしていただければ最高です。

2

続編かスピンオフ希望

綺麗な絵はもちろんのこと、特筆すべきは海外小説のように粋な会話劇です。
構成も卓越しており、商業BLとして新しい試みがされた意欲作でした。

主人公の攻、不動が一人一人と真摯な恋愛をしていきます。
受のタイプはバラエティに富んでいて、どのキャラも魅力的です。
決まって受から別れを切り出されてしまうのが可哀想ながら面白いな、と軽い気持ちで読み進めていったら、不動の心情が吐露されたシーンが切なくて。
彼は常に、本気で嘘偽りのない恋をしているだけなんですね。

ネタバレになるので詳細は書きませんが、最終話で結ばれた相手とは三角関係になりそうな気配があり、作中で明確には語られていないことも相まってとても気になります。続編で詳細を明かしてほしいです。
しかし一番気になるのは1話冒頭でちょっとだけ出てきたジェーニャだったりします。
サンクトペテルブルグでのジェーニャとの3年間、どう出会ってどのように恋に落ちたのか、ジェーニャが不動との別れを決意するまでに何があったのか、美麗な筆致で読んでみたいです。
今後の作品にも期待しております。

6

坂井君の今後…

膝を打つほど面白いです。
まさに好色一代男、不動一代記です。この言葉に尽きますし、読了後は登場人物全てに優しさを感じることができました。

他の方がレビューしている通り、攻め×複数の受けたちの物語という感じですが、主人公の成長記録と幸せへの道のりとなっています。
そしてその主人公である不動は読めば読むほどその魅力が増す系だと思います。一度読んだ後不動の性格や立ち居振る舞いを感じて、もう一度読むとこの時はこんな気持ちだったのではないかと想像を掻き立てられる表情に出会えます!

それぞれに出会う受けたちのその後、とても気になります。
特に坂井君の恋の行方は是非続きが読みたいです。この方の書かれるその後であればきっと良い結末を迎えられるのでは?とも思います。

話の序盤で度肝を抜かれるシーンが個人的にあったのですが、素晴らしいエンターテイメントだなと膝を打ちました。
お悩みの方は一度読んでみることを是非お勧めいたします!

個人的には絵の綺麗さやラグジュアリーな背景とリッチな男たちに非日常を感じられて良い買い物をしたなと思っています。

何度も申し訳ないのですが坂井君のその後がとても気になります。

6

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