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sweet home alone
新人編集者とスランプ中の作家のお話。
最初は作家の方に色々問題有りなのね、と思ったら。
編集者の方がもっと問題を抱えていて。
そのせいで来るもの拒まず、結果ヤリチン?に。
その原因を知った作家は自分に出来る事として作品を書くのですが、そのせいで二人の中は拗れてしまい。
でもお互いに惹かれるものが有ったのですね(編集者はそれが嫉妬とは気付いていないようですが)。
と言うお話なのですが、お話の流れに無理が無く、また所々でクスッと笑えて、不覚にもうるっとして。なおかつ色事もサラッとはしているのですが色っぽく。
よくまとまってて一気に読んでしまいました!
絵も独特ですがスッキリと綺麗な絵で、私は大好きです。
そんなに期待しないで読んだのですが、面白かったです。出来れば最後にもっとイチャイチャして欲しかったですけど。とても良い作品でした、お薦めです!
紙の本は無い、のかな。残念〜。
【恋愛リスクコンサルタント】がイラつくくせにどっか面白かったんですよね
で 絶賛読みたい方向迷子中に久しぶりに思い出して深堀りしてしまった
お話自体はけっこうありがちな スランプ中の作家と天然担当編集者もの
親へのカミングアウトに悩む南方(作家)の恋人代役を仰せつかった中西島(編集者)の巡りめぐってほだされて ってな感かな って読みはじめたんです
とんっっっでもなかったッ!
コミカルなんです 南方のやんちゃなチワワ感のおかげで それにつき合う中西島が天然ぽくみえるので 出鼻はね
お話が進むにつれて 中西島がただ流されて 自分のことなのに常に他人事みたいな 自分がない人だって気づく頃には「なんなんだろ この自我のなさ」ってちょっとキモチわるい人になっていっちゃって
南方がカミングアウトに悩む理由がけっこう子どもっぽいところにあるのに対して 中西島の無関心を貫かなきゃいけない理由がエグい
そう 魅せにくるのは小説家と編集の ちゅっちゅシコシコ ではなく ふたりに与えられた家庭環境
この話 愛情過多で育ったおかげでその愛情をちょっと疑ってしまう幼稚な男と
どんなに望んでも与えられなかった愛情のせいで自分すらも愛せなくなって求められるものを与え続けるだけの男と の
でも 暗くないんだよな
込められたものはヘビーでもどっかコミカルなので 不憫攻めをお求めなら更に面白く読めるはず
スランプの南方の筆を走らせるほどの題材
書くことで中西島を傷つけても それでも取り戻してやりたかった中西島にはなかった感情
最終的にメッタ刺しで殺しあっちゃうところまで完璧に揃ってて
正直 文字読みたくない病のときには読む気になれない文字数だったけど ほんと面白かったわ