スローライフ・エブリデイ

slow life everyday

スローライフ・エブリデイ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×219
  • 萌14
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
154
評価数
45
平均
3.6 / 5
神率
13.3%
著者
にどね杉 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
価格
¥647(税抜)  
ISBN
9784866690124

あらすじ

恋、キス、セックス。
全部はじめて、全部あなたと。

うだるような暑い日、図書館へ行く途中で
道に迷った大地は、見知らぬ商店街で倒れてしまう。
目を覚ますと、そこはあたりいっぱいにお茶の薫り漂う部屋。
大地を助けてくれたのは、商店街で茶舗を営む前島家の長男・ヒデだった。
自分の知らないことを教えてくれるヒデに、
大地の心は揺さぶられてばかり。
この出会いが、代わり映えのしなかった日々を
めまぐるしく変えていくーー。

表題作スローライフ・エブリデイ

的場 大地(進路が決まらない高校生)
前島 秀樹(商店街にある茶屋)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数11

マイペースで語られる恋にヤラレる素敵❤︎


初読みの作家さん。
作家さんの初コミックスなんですね。
Xで連載してたものをまとめた的な?
そっちは見逃してるんですけど

最初に申し上げると、
マイペースといいましたが、かなりのです。
BLのセオリーは溶けてスルーされてます。
受はアラサー、攻めはDKですけど
最初は絆され受かと思いきや、
年上受けに手解きされるように
ガッツリやることやります。
そうゆうことを気になる人は手が止まるかも。

実際、色んなことあるよな。って感覚で
この話が伝えたいとしてるところを優先して
読んでしまうタイプなので自分的には
そこら辺は読み進んでしまいました。

裏設定で、攻めのDKくんの成長を描いていると
コメントされていましたが、
いつもだったら素通りするであろう
商店街の人たちとの触れ合いはやっぱり
あたたかくて、学校と家だけの世界で
自分を何者か当てはめてしまっていた若者は
サードプレイスじゃないですけど、

そんな単純な人間なんていなくて
社会に出てみたら色んな事に出会っていく度に嫌でも不器用な自分と向き合うしかなくなって
結果、それとぼちぼち、できればまずまず
気に入って付き合ってくみたいに生きてる
大人たちに商店街で出会うことで
自由になっていくんですよね。

特に、そのきっかけをくれた受はまた
適当にあたたかく、それがまた居心地が良いんです。
そういったやりとりが丁寧に描かれていて
BLのセオリーなんて、なんぼのもんじゃいと
思ってしまうわけなんですけど、
読み終わった後は、爽やかで
良い話を読んだなぁ、と誰かに勧めたくなる。


ありのままでいいんだよ、ってスタンスでいてくれるのは
優しさっていうより、生きる力って感じがします。
素敵なお話でした。

0

最後の1ページがとても良き

もっさり髪の高校生と商店街のお茶屋さんのお話。何気ない日常風景の切り取りで進んでいく作品で、どの場面も全部があったかくて癒やされました。
大地は見た目はぬぼ~っとした巨人、中身は初恋に浮かれる高校生で可愛いです。大人なヒデに影響されて学んでいく様子も、とても素直で微笑ましい。
ヒデはあまり悩まないタイプの人かな。物事の決断が早く、なんでもスパスパっと決めていくので小気味よい。感情より理論、恋愛を描くには不向きな人物設定だけど、私はこういう人好きです。
お付き合いが始まる経緯にはちょっとびっくりしましたが、その後恋人として先のことまでしっかり考えていたヒデには好感しかないです。
Hシーンは意外としっかりめにありました。でもエロいっていうのとは違うような?こういうシーンも日常の一部っぽくて、生活に溶け込んでる雰囲気でした。ラブホなのに生活感を感じる不思議…。
最後はずっと隠されていたものをやっと見せてもらえます。絵的な仕掛けと比喩表現のフラグで二重の伏線張ってたのかな。未来は明るく開けてる、と言ってくれてるような爽やかなエンディングでとても良かったです。

0

ほんわか

ツラいこともないかわりに特別楽しいこともない。そんな日々に不満はないけれど
将来のことを考え始めている周りを見て
ほんのり焦りを感じたり。
そんな大地の普通っぽさがなんだか可愛らしかったです。
そして偶然に出会ったヒデも近所のお兄さん感が絶妙で、フレンドリーな商店街の光景が
彼を通して見えてくるような人柄が素敵でした。

恋人ではなく良い友達の関係で居ても良かったんじゃないかな、とも思えるふたりでしたが
お互いが恋愛感情をすんなり受け入れて
恋人としてそばに居る幸せを選んだ彼らを応援したいような気持ちになりました。

最後、髪をさっぱり切った大地の笑顔がとても眩しかったです。
穏やかでほのぼのした、温かいお話だったなと思いました。

0

好きです!

きっとどこかに存在しているような、何気ない日常が描かれている作品、表紙からも伝わってくるようにとても穏やかな雰囲気の2人に癒されます。

読みやすく分かりやすいので時間があまりない時でもホッと一息つきたい時にでもおすすめ
年が離れた2人、きっとお互いに高めあって過ごしていくんだろうなと読み終えたらいつのまにか前向きになれたり。
高校生だった彼も大学、就職…と人生の分岐点である時期に彼等がどのように過ごしているのかも見てみたいです!
今現在連載中の作品も楽しみにしています。

0

地域密着型

地域密着型ストーリーがお好きな方はぜひ。
もともとpixivで更新されていた2人の本編の位置づけで、先生のpixivを見るとより理解が深まります。

むしろ先にそっちがいいかもしれない。この単行本だけ見ると唐突に付き合いだしたというか、ヒデさん受け入れるの早くない?!と思ってしまうかもしれないし、キャラクターが掴みづらいとも思ってしまうかも。

創作BLで描かれていた2人のメインストーリーが、単行本という形で一冊になったのだなという前提と下地があるととっつきやすい気がする。

1

ゆったりした感じのお話

のほほーんとした、朗らかなBL
エッチはあるんですけど、いやらしい感じだけじゃなくて温かくなるような感じ

温かな絵柄と商店街と純朴高校生
家族ぐるみのお付き合いとかほんとに癒されるお話でした


ちゃんと成長していく高校生が、とても好感のもてる青年
最後にちらっとお顔が見られるのですが、個人的にはそこがうまくはまらなかったかな
けど、どっちが攻めなの、受けなのってのもありながらリバもあり得る二人かしらとニマニマできるカップル

これからの日常とかゆるーく覗いていたい二人のお話でした

0

おっとり君の目覚め

作品情報の「トーン=ほのぼの」。その通りのほのぼの具合でした。
嫌な人、怖い人、悲しい展開、暗い過去…みたいなのは皆無!
物語の設定も展開も、絵柄も「大丈夫だよ」って優しく語りかけてくれるような作品でした。

主人公は高校2年の大地。
背は高いけど、コンプレックス持ちでぬぼーっとして目も前髪で隠してて、一見根暗風。
ある日、大地は図書館に行こうとして商店街のある店先で熱中症で倒れます。
そのお店・前島茶舗の後継ぎヒデさんに介抱されてすっかり懐く大地。
ヒデの方も、大地の好意が恋愛の意味と知ってもかなりすんなり受け入れます。
年齢は10才くらい違うけど子供扱いしないし、恋愛も一緒に進む感じで、DTの大地相手でも『どっちが最初に挿れるかはじゃんけんで決め』て、非常に対等です。
親や親類、学校などの先生以外の「大人」と親しくなるっていうのは、高校生にとってかなり刺激的なんだと思う。特に信頼できる良い人だと、自分にも良い風が吹くような、自分も素敵な大人になれるような。
やりたい事が見つからなかった大地が、ヒデと出会って恋して、進みたい道を見つけ、そのために今できる事を頑張る…いい話過ぎる気もするけど、こういうのもいいじゃない!
それともう一つ。
本作内ではリバは実現しなかったけど、将来的にはリバになりそう。
攻めと受けの役割を自由に行き来する事、そこが好き合う事、感じ合う事だと思うし、この2人の会話はこの辺の感じがよく出ていて好感が持てました。

1

スローライフがベストライフ

にどね杉さん、初コミックスおめでとうございます!
素朴な絵柄で描かれる心温まるお話にじんわりしました。

商店街が舞台で、
将来なりたいものも見つからず
まして日々のやりたいことすら無い大地が
お茶屋のお兄さんことヒデとひょんなことから仲良くなり
普段知っているようで知らない世界が見えてくる、という
非常にゆったりしたお話です。

特に起伏はないのですが
誰しもの人生にドラマティックな展開が待っているとは限りませんよね。
例え平凡でも、ふと心を動かされる瞬間があったり
自分を見つめ直すことがあるはずです。

思い通りにいかないことがあったとしても
ひたむきにさえ生きていれば
きっとそれが自分だと言える時も来るのではないでしょうか。
そして好きな人がいつも側にいてくれたら
これほどの幸せは無いかもしれません。

大地もヒデさんもストレートなので
意外と抵抗がないんだなと思わなくもなかったのですが
大地はDKながらも初恋で若さゆえの勢いがあるし
ヒデはそんな大地が可愛くてまっすぐさに絆される漢気のあるタイプで
お似合いのような気がしました。

楽しいことばかりじゃなくても
人情に触れ、自分の出来うる努力をし
コンプレックスも吹き飛ばしてしまえるような
前向きさを手に入れられた大地の、
全開の笑顔が印象的でした!

丁寧に淹れられたお茶って甘さが引き立って美味しいですよね…。
前島茶舗に行ってみたいです☆

1

タイトル通り

生活感BLと聞いて購入したものの、BLとしては微妙な感じでした。
むしろBLではなくお茶屋のお兄さんと男子高校生の日々の成長で十分だったというか、ここにBLを入れる必要はなかったのではないかと思います。

生活感にあたる部分が、おそらくお茶屋のお兄さんの家族が出てくる(夕飯を食べる、将棋をさす等)ところや、商店街の人たちと彼らが関わるところだと思うのですが、個人的に想像していた生活感BLというと付き合ってる上でご飯支度、洗濯、脱ぎっぱなしの靴下やスーツ、麦茶にセックス、疲労やストレスで喧嘩、といった恋人の普通の日常を垣間見るようなものだと思っていたため残念。
ストーリーの雰囲気はまさしくタイトル通りだと思います。

0

萌えが不明だった。

夢もなにもない高校生が、ひょんな事から商店街のお茶屋さんと出会い恋に落ちる。
「ひょんな事」の描きこみが少ないのと(これに関しては下の方に詳しく記述する)、主人公の高校生が人懐こいのか、人付き合いが苦手なのか、イマイチ定まらないキャラクターだったのであまり楽しめなかった。
受けのアラサー青年はガサツな感じと、ショックなことが起きた時の繊細さとを持ち合わせていて、人間らしいキャラクターだったのはつかめたし、好感も持てた。高校生が惚れるのも仕方ないな〜と思う程度には。ただいかんせん高校生が……わからない。つかめない。
「スローライフ・エブリデイ」というタイトルの意図は読めたが、キャラクターとストーリーにあまり魅力を感じられなかった。萌えが不足、というより不明。ただ「日常」というイメージを押し付けられた感じ。
絵柄は可愛らしく、人間らしい、読みやすいものだったのでエロシーンももっとみたい。次回作ではキャラクターの作り込みに期待したい。







【以下、「ひょんな事」(ストーリー冒頭)のネタバレあります】
「ひょんな事」というのは、
主人公は普段歩かない町を猛暑の中、図書館を探して歩き回る。その結果暑さにやられて倒れ、倒れた先がお茶屋さんの前だった、という出来事。
主人公は本が好きなのかな?と思ったが読んでいってもそんなことはなさそうだし、勉強しなきゃならないって感じでもなさそう。なんで図書館に行きたかったのか描かれないし、介抱したお茶屋の青年もそこに触れない。ただのきっかけとしてのみ、図書館というワードが出てきただけで、なんとも不完全燃焼……。そういった会話が無かったために、キャラクターを掴みきれなかったのかもしれない。結局高校生が青年に惚れたきっかけもよく分からなかったし。
御都合主義のエロ本だったなら気にならないが、ストーリーに重点を置いて2人の成長の日常を描く気なら、もっと詰めて欲しかったな、と思う。

1

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