てんてん
tsubasa no houmon
本品は『愛の在り処に誓え!』の
アニメイト限定特典ペーパーです。
本編後、翼視点で
2度目のケルドア訪問を果たすお話です。
南雲翼、私の伴侶、アオイのため
あなたの大切な時間を
分け与えてくださるだろうか
翼にとっては我が子のように思う葵が
酷いつわりで心細くなっていると伝え聞き
翼の体調を気遣う澄也を説得し
11月半ばのケルドアに向かいます。
翼がケルドアを訪れるのは二度目ですが
大公家が翼の負担を減らすため
ありとあらゆる調整をしてくれ
以前よりも格段に楽なフライトでした。
出迎えてくれたフリッツにも
休まなくてもまだ元気だんらと
すぐに葵の元へと向かう事を望みます。
この1年
手紙や電話で連絡してはしていても
葵は弱音を吐くような性格ではありません。
案内された寝室へと足を踏み入れると
葵は真っ青な顔で横たわっていましたが
翼を見ると起き上がろうとしました。
慌てて駆け寄った翼が手を握ると
安心したように横たわり
日だまりのような笑顔を見せます。
一人目の空の時も葵のつわりはきつく
翼はできるだけ葵に寄り添いましたが
あの時と同じように頬をなでると
安心したように目を閉じました。
布団をかけなおして
部屋の中を見回した翼は
サイドテーブルの写真たてに目が留まり…
A4サイズ片面ペーパーは
2人の様子を翼視点で描いたお話です。
ざっと見ただけで5枚ほど飾られた写真には
葵と空、シモンと見知らぬ犬が映っています。
意外……大公様は笑うのか
その後、やってきたシモンの様子に
葵がシモンにもメイドにも
大事に思われていることを感じ
心配して電話をしてきた澄也に
葵はもうこの国の人なのだと
寂しさと嬉しさの混じりあった心情を
吐露するという
翼が花嫁の親のような気持ちを味わう
ほっこりした中によぎる一粒の切なさが
絶妙なとても素敵な後日談でした。
1翼の度目の訪問では
自分の中の愛を表現できなかったシモンに
翼は忸怩たる思いを抱いたので
今回のシモンや城内の人々の変化は
好ましいとは思いつつも寂しいと思う
翼の心情がよく伝わりました。
翼はとっても素敵なお母さんでした (^◇^)/
※店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典はシモン視点で
この頃の様々な変化を描いたお話です。