富士見二丁目交響楽団シリーズ リサイタル狂騒曲

富士見二丁目交響楽団シリーズ リサイタル狂騒曲
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
4
得点
60
評価数
14
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
秋月こお 

作家さんの新作発表
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イラスト
西炯子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
価格
¥500(税抜)  
ISBN
9784044346041

あらすじ

二年ぶりに開かれる富士見二丁目交響楽団の演奏会。だが悠季と圭の間に亀裂が!「僕は圭にふさわしくない…」哀しみにくれる悠季。演奏会と二人の恋の行く末は!? 大人気シリーズ・第一部・完結。

表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ リサイタル狂騒曲

尊大な指揮者
バイオリン奏者

レビュー投稿数4

シリーズ1部の最終巻

前巻は、自分に自信を持てないことから、
圭の自分への気持ちを疑ってしまう悠季でしたが、
気持ちを確かめあい、
ついに本巻で2人の所属する地元オーケストラの演奏会を迎えます。

勘違いからのゴーカン事件が起こり、何とか両思いにいたり、
でも、すれ違って、やっと2人が1つやり遂げた巻であり、
何とも嬉しい作品です。

なが~~~~い富士見シリーズなのですが、
シリーズ1作目は全4巻。
試しに1作目だけでも読んでいただけば嬉しいです。

0

圭とフジミの初演奏会

シリーズ4冊目になります。この巻にてフジミ第1部は完結です。

《出版社あらすじ》
近々2年ぶりに開かれる、富士見二丁目交響楽団の演奏会。当日、コンサートマスターの悠季にはソリストとしての大役も待っている。だがそんな中、指揮者の圭との間に亀裂が走ってしまった! 2人の恋愛関係を、圭は親友の生島になぜか隠そうとするのだ。「僕は圭にふさわしくない…」哀しみに満ちた悠季の心は、圭の指揮をもはや拒絶してしまうのだった…? 演奏会の2人の恋の行く末は?! 大人気シリーズ〈第一部〉、番外編を加えていよいよ完結。 

収録作
・リサイタル狂騒曲
・電柱殿下(チェリスト飯田弘の証言編・その2)
・真面目コン・マスはコンダクターの夢を見るか(チェリスト五十嵐健人の証言編)

「リサイタル狂騒曲」はフジミの演奏会に向けての強化合宿から演奏会成功までの話です。生島高嶺の出現により不安定になっていた悠季は、合宿中に、圭と本心をぶちまけあうことで和解し、演奏に集中できるようになります。その結果、フジミと圭の初定演は大成功。アンコール時には生島高嶺も参加して大いに盛り上がります。これまでは追いかけられる側だった悠季ですが、今では圭にベタ惚れで、圭に嫌われないようビクビクしている様子が乙女のようでした。

「電柱殿下」は桐ノ院圭のことが気になって仕方がない飯田さんの「桐ノ院圭の観察日記」みたいな感じになっていて面白いです。彼がM響に入ってきて、それなりに馴染むまでの様子が書かれてます。圭の態度にムカついたり感心したり、天性の才能に惚れ込んだり惚れ直したりと忙しい飯田さんです。ちなみに圭のM響入団に関する裏話や入団当初などの様子は「天国の門」(初出『クラシカル・ロンド』/外伝『天国の門』に再録)に圭視点で書かれていますので是非お読みになって下さい。

「真面目コン・マスはコンダクターの夢を見るか」では、好奇心旺盛な五十嵐くんが、フジミの月見会で悠季に「かわいい」と言ってしまったため、圭の殺人光線を浴び牽制されてしまいます。その誤解が解けた時に、五十嵐くんは桐ノ院圭の守村悠季に対する想いを知ります。それから後は2人のことが気になって仕方がなく、じっくり観察・いろいろ想像している五十嵐くんです。この話も笑えます。

0

シリーズ第四作

シリーズ四作目で、第一部が完結する巻です。
興味なかったオーケストラとかクラシックとかにムクムクと興味がわいてくるのが、微妙に怖い。
リアルタイムでシリーズのファンだった腐女子のみなさまは、クラシックのCD買っちゃってたんじゃないでしょうかw
なんだかんだと事件は置きますが、ラブラブのハッピーエンドで第一部は終わります。
面白いです。
シリーズ未読のかたは、第一部の四冊だけでも読んでみるのをオススメします。

1

羽化への第一歩

富士見二丁目交響楽団シリーズ第1部第4巻です。
『リサイタル狂騒曲』
11月16日高嶺同居開始。
11月19日フジミ合宿
11月27日フジミ定演・高嶺と共演(飯田さん二人のキス目撃)

『電柱殿下(チェリスト飯田弘の証言編・その②)』
圭がM響にアシコンとして加入~飯田さんの心をつかむまで(笑)

『真面目コン・マスはコンダクターの夢を見るか(チェリスト五十嵐健人の証言編)』
五十嵐君がおや?と思ってから確信を持つまでのお話。
真面目コンマス→八坂事件→写譜尾山事件→「八坂を覚えていますか事件」で圭の恋心を知る→ワルツであ、悠季は落ちるだろうなと確信→悠季高校クビによるサボりで落ちたの確信


恋人同士になって1か月、圭が高嶺に悠季とのことを隠すとこからまたも発生「僕なんて病」。このへんで悠季がぐじぐじぐじぐじしてるのがねぇ。ちょっと苦手です。
でもまぁぐじぐじの中心は「圭の望むバイオリニストの才能なんかない」なんだけどバイオリンの向上心と恋心の分離がまだできてない段階なので異様にメロドラマに見えてしまう(汗)
しかしのちのちのステージ恐怖症の克服っぷりを思うと、この時圭のちゅーでソリストをやり遂げセッションもやりとげることができたのはとても大きい出来事だったよなー、と思います。だってプロ試験日に体調不良で受けられなくなるほどの蚤の心臓からの脱皮ですから。
ぼくなんか病の悠季が
・就職して稼ぐことよりバイオリンの練習を
・毎日の練習場の確保
・ステージ恐怖症の克服
を圭の全面なるサポートにより達成できたことが羽化するための第一歩ですよね。

<主な曲>アイネクライネナハトムジーク、美しく青きドナウop314、シベリウス交響曲フィンランディアop26、メンデルスゾーンバイオリン協奏曲ホ短調op64(定演発表曲)
アルベニスのタンゴ、タイスの瞑想曲、アヴェマリア、チゴイネルワイゼン、ユモレスク(高嶺と悠季の共演)

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