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sonoyo no dokoka chizu ni nai kuni
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
主人公のシンがカップルにならない珍しい話です。でも大切に「この世のどこか、地図にない国」を読んで次の「その世のどこか、常世の楽園」、「その世のどこか、蒼天のゆりかご」までシリーズで読んでもらいたい!いや、読まなければいけないと思います!
設定に可能性を感じたんですけど、その活かし方がイマイチ。
個人的に物語のスタート地点をもっと ”狭く” して欲しかったです。
なんかヘリコプターが登場するような世界が気になりすぎて、
閉鎖された国の危機が変に小さく見えちゃうっていうか―
だってどうせ治療法が外にあるんだろ?って。
んん~ 犯人を知ってから推理小説を読んだ気分みたい (^^;)
そしてPOVがノネ (もしくはムスティア) の方が良かったです。
シリーズの主役はシンって、理解しているんですけど…
正直アイツ、くっっっそ邪魔だなぁ!w
残念ながら最後まで好きになれませんでした。すまん。
あと 治療の為にノネがキスしてたけど、
あれ何の効果があったの⁇
鯛野ニッケ先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
世界を旅しているシンが無謀にも潜入したのは「地図にない国」オライエ。他国と一切の外交を持たない謎多き国で、少年でありながら国王のムスティアと従者のノネと出会う。しかしオライエでは原因不明の病があり、その病に罹患しているムスティアは「治療のキス」をノネと行う。情交の無いキスの筈だが、ノネが抱いているのは…。
個人的、各項目5段階で
主従 3
間男 3
切なさ 2
エロ 1
な感じだと思います。
メインカプは国王のムスティアと従者のノネですが、物語りの主人公はシンなのではないかなと思いました。
原因不明の病だが、抗体を持っているノネから治療行為と言う名のキスを交わすムスティアとノネですが、ムスティアが9歳は超えているようだが、明確な年齢が分からない少年ではあるからか、キス以上の絡みは物語終盤までありません。
逆に物語序盤では、少年のムスティアとの絡みの代わりに、間男と自覚しているシンとノネの軽い絡みがあります。ノネがムスティアに対して恋心を抱いている為、治療のキスであっても身体が昂ってしまうので、それをシンが鎮める為に身体にキスしたり前を弄ったりします。明確な描写は無いですが、シンの言動からノネとは身体を繋げてはいないと思います。
しかしご安心を、物語終盤では7年の歳月が流れるので、ムスティアが少年から青年に成長していますので、勿論ノネとのちゃんとした絡みがあります。少年のムスティアも高貴で良いですが、成長した青年ムスティアも精悍で凛々しくて格好良いです。
治療の為のキスをしているが、いつかは臓器移植をしてノネを殺すことになってしまう。だけど、本当は一緒に生きてほしいと願うムスティアとムスティアの為なら死んでもいい、それが生きている理由だと誇らしく思っているノネの主従関係が切なくも尊いです。でもちゃんとハッピーエンドにはなります。
お互いを想い合う美しい主従とどこか憎めない間男主人公達が織り成す世界観に引き込まれます。是非とも読んでほしいです。
新刊に備えて読み返し
この作品の推しPOINTを厳選するなら2つ!
1、イケショタ攻め!
2、世界観の創り込み!
先ずは1つ目
この作品で出会ったムスティア様は私的NO1のショタ攻め!
No1って言う程ショタ攻めを多く読んだ訳ではないと思うんですが、、、
でもこのムスティア様が間違いなく正真正銘のイケショタである!という事は分かる!のです⸜⸜٩( 'ω' )و //
(※ショタ時に何かしたり…っていう心配要素はないです、一応)
イケショタ王ムスティア様の成長、そして従者ノネとの成育愛がまさに…『尊い』!!!
ワンコでもないし俺様でもない、そんな年下攻めにクラクラきゅんきゅんしちゃったょ(ღˇ◡ˇ*)♡
そして、確立された世界観の中で進むストーリーの創り込みがスゴイ!
あとがきで先生も創作にご苦労された事を吐露されておりましたが、多くの推敲を重ねて下さったからこその世界観への没入を誘っていただける、、、
ありがたい事です!
本当に感謝!
しっかり創り込まれた世界観だからこそ、今も尚シリーズとして続かせる事が出来るし、こんなにも惹き付けられるんですね
創作の才能やその為の努力に敬意しかありません
最初に読んだ時よりも何度も読んでいく内にどんどんこの作品が好きになっている気がします
恐らく当時はファンタジー耐性が高くない私だったので何となく最初は入り込み切れなかった事はあったかと思います
あと、前作(君香~)でのニッケ先生への印象が強かったかも?
でも、次作(常夜の楽園)が出た時に読み返した時にはスッカリこの世界に入り込む事は容易になっており、何ならオライエもガルシェも実在してるんじゃないか⁈位受け入れている自分がいました(←単純www)
それからというものちゃんとすぐ読み返しがしやすい場所での保管に位置変更してはシンの目線でこの世界を旅しております♪
是非、今からでも間に合います!いつでも大丈夫!!
パスポートの要らないこの地図に無い国への、この世界への旅を一緒にしてみませんか?
普段ファンタジー物はあまり読んでこなかったのですが、これはすごい...美しい......
地図にもない空白の国に突撃した主人公。
そこで見たのは幼少期の間に肺疾患で6割近くが亡くなるという現状。
風土病と恐れられ周りから隔離されていた国でした。
主人公のシンは「間男」のポジションで、カップリングとしてはその異質な国で生きる「主従」。
ストーリー展開として本当によくできた作品だと思います。それに全てが美しい。。。
主人公が間男という面白い作品でした。
現代、近未来のようでありつつファンタジー味も感じさせてくれるのが素敵ですね。色々うまい(美味しい&巧い)
●お話巧い
主人公が未知の国を訪れる、そこで主従二人に出会う(これがメインカプ)
その国には特殊な病があって、従者は病の主人のために命を捧げて死のうとしている、というファンタジー感のあるしんどい切ない展開ですが
主人公様は実は他国の偉い人だったのです、科学の力で病の原因がわかり治療して解決というファンタジー&リアリティの綺麗なハピエン
うひょ主人公が美味しい格好良い、巧いなー、と思いました!
●主人公格好良いな
ヒーローって感じ
ちょっと普段はおちゃらけてて一見すごくなさそうだけどみんなが困った時に助けてくれる系ヒーローの香りがするぞ格好いい
自分で自分のこと間男っていうのもいいよね
わかっててやってるのがとてもイイ
●メインカプ?は
真面目な成長王(少年→青年)x献身的美人儚げお兄さん従者(なよ系というか、女性っぽさ強めかも)
どっちも性に奥手
萌というより綺麗な感じかな…ハピエンでよかったってなる感じはあるけど、個人的にメインは主人公萌えかなって
お話が綺麗にまとまってて巧いなーってなったのと、主人公がいいなー間男いいなーってなったので神です。作家性とか作風みたいなものが好きかもしれません。なんか読んでて「この作家さんの作品ってなんか一味違うな好みだな」みたいな…。なんかあるよねそういうの。
Beautiful cover, people struggling in a country where a highly lethal disease is endemic. The resolution of the mystery is easily disappointing.heartwarming tale.
異世界のお話でムスティアが表紙の子で幼き王子、そこに使えるのがノネ。
王国に訪れたのが第三者のシン、この三人を中心にお話が繰り広げられるのですが、視点がグルグル変わるのに加えて、ノネが最初にシンとエッチなシーンを迎えるのでカプ迷子になりました。
冒頭はシンが主人公かと思いましたが、のちに「えっそっちがくっ付くの!?」と驚きました(笑)
後半はムスティアが大きくなっていて更に驚き…。
シンは二人を結ばせるために登場した…にしては、美味しい所は全部持っていくし、結構重要な役目を担っていました。
著者がこの本に込めた意味を考えた時に「シンを中心に、訪れた国の先であらゆるカプを救っていくお話」がテーマだとしたらすごく納得です。
本心はどうかは分かりませんが…。
お話自体はファンタジーに少しBL要素を足した感じで新鮮でした。
改めて、お互いに想いあっている同士のキスって特別なものだよなと認識させられました。
愛欲のキス、治療としてのキス。同じ行為でも互いの心情と表向きの感情はバラバラでちぐはぐ。切ないです。
共依存BLといわれているけれど、今まで読んできた共依存の中でもこちらはダントツ。お互いがいないと本当に命までが危うい関係。
しかも、相手が生きていられるのならば自分の命が尽きようと構わないとさえお互いに思ってしまうほど。しかし死を選ぶのではなく共に生きたいと涙ながらに訴えるシーンはぐっとくるものがありました。