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oujisama wo nugaseru kiss
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
リーマンのお話で、スーツ姿は眼福ですがストーリーが緩い、もったいない
受けが綺麗系の王子様
しかし実はコンプレックスの塊で王子様でいたい努力人間
この手のキャラはたまにいますよね
攻めは先輩で一見体育会系の爽やか
だけど、何を考えているのかちょっとわからない不思議なタイプ
あまり相容れない二人がひょんなことから意識しだして、どんどん深みにはまっていく感じ
ちょっとスピードが速い展開で気持ちが置いてけぼりでした
全体的にライトな感じでさらりと読めるお話です
初読み作者様です。表紙の雰囲気やあらすじに惹かれて購入しました。
色っぽい雰囲気の表紙ですが、予想外に思いっきりコメディーで、面白かったです。
王子様キャラで通していて、そして王子様キャラとしての人気もある美人が、非友好的だった上司にキスされて不能になり、その上司に苦情を言ったら、治してやる、、と、いきなり手錠に猿轡で身体中触られ、、、という、ぶっ飛んだ展開に。しかも、この上司、いたって本気で、自分のせいで不能にさせてしまったのだからなんとか直さなければ、、、と責任感からこの行動に出ている訳です。
その真面目なド天然ぶりが素敵です。更には至れり尽くせりなスパダリでもある攻め様。。対する美人も、一生懸命無理して王子様キャラを演じていたというちょっと切なくて可愛らしい受け様。
当て馬で、攻め様の幼馴染みでゲイのキョウも、楽しく引っ掻き回してくれていて、色っぽいお話なのにすっごくコメディーで、面白い一冊でした。
王子様と銘打っても全く不足のない画力のある表紙に惹かれて購入。
「王子様」や「イケメン」が設定ではなく、きちんと説得力のある作画を目の前に用意してくださるのは本当に読者思いな作品だとしみじみありがたく思います。
世の中には設定ではそうなってるけど、えーと…という戸惑いが先走って、読みながら自分を言い聞かせて、最終的に脳内補完まで強いる作品も多いので、そういう作業をしなくていいというだけでポイントアップしてしまう。
美人(よしと)という名前とは裏腹に太っていていじめられた幼少期。
その記憶のせいで自分が思う最高の王子様像を作り上げて演じ続けてきた美人。
あるとき飲み会で「王子のキス争奪じゃんけん」が行われる中、突然美人にキスしてきたのは…。
先輩の高山でした、という始まりです。
このキスが美人のトラウマを呼び覚ましてしまうという不幸。高山からしたら美人の承諾なく進むゲームから助けてやろうという軽い気持ち+みんなは王子様と崇めて線を引いているけど、こいつも普通だぞというつもりで「たしたことねえ」と言った軽口だったのに、「自分はたいしたことのない人間だ!」という美人のトラウマスイッチを押してしまいます。
そのせいで不能になって彼女にフラれた美人に高山は「オレが勃たせてやる!」と言うのですが…。
この高山、本当に兄貴体質なんです。責任!努力!初志貫徹!お前はオレが助けてやる!というタイプ。美人は今まで自分をいじめるかちやほやするかの2タイプにしか会ったことがないので、あれよあれよと言う間に高山のペースに。
まず美人が王子様でいるために隠れてしていた努力を笑わない。むしろ認めてくれる。今まで誰の前でも出したことがなかった飾らない自分でいられる相手に初めて会えたら、それは急速にこころを開いてしまいますよね。
ただ…。この作品の何が引っかかったと言うと高山の友人でゲイのキョウの存在です。もう、何から何まで嘘くさい。ふつう、一回会っただけのひとを会社の前で待ち伏せとかしないでしょう。毒にしかならない嘘もくっつけるためのいたずらとは受け取れず、まあ性格の悪いことこの上なしです。
キョウが出てきたときの高山の態度も後から理由は出てくるものの、その言い訳では納得できない態度だったし、この子が絡んでくるシーンがすべて不自然で。当て馬とか応援してくれるキャラって、ある程度「だけど憎めない」感がないと受け入れられないものだと思うのですが、「何はともあれ嫌い」というキャラだったせいで、最後のシーンで「実は気の利く存在」アピールをされたところで、それすら嫌味な面しか印象に残らず。
このキャラがもう少し現実味のある性格だったら…。惜しいなあと思いました。
あとえろすなシーンで台詞が多めなせいで、色気が吹き飛ぶという現象が起こってました。
キョウが出てくるまでは「これは萌2だな!」と思っていたので、たったひとりの脇役のせいで気持ちがトーンダウンしてしまったのが残念でした。
女子に王子様と呼ばれるスキの無い程のイケメンくんが、職場の先輩にかっさらわれる話。
鷹丘先生の描く男子は攻め受け両方共に体格がしっかりしてるので、エチも迫力があります。
しっかり胸筋もあるもんね。
ちゃんと王子の方はサラサラ髪で、キラキラした瞳だったりするんですが。
やっぱり男らしいです。
王子様と呼ばれる美人(よしと、と読む。)は結構頑張って王子様であろうと努力していた。嫌味な意味じゃなくて。でも頑張らなくても、その真面目さ、素直なままでいて良いんだよ、俺のまえではリラックスして欲しいという高山に段々と心も体も開いて行きます♡
でも、もう一歩が進めなくて。
当て馬風に登場した高山の友人、キョウくんが2人の背中を押してくれて。ようやく…
キョウくんはひねくれモノですが、実は結構イイ奴なので。(たぶん)彼にもいい恋をして欲しいです。