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人をダメにする課長との異名がある40代の植村と部下で26歳の須田のお話です。
同僚に失恋して、課長に癒やされて、惹かれて、付き合うことになって……とトントン拍子で進んでいきますが、男同士で歳の差もある恋愛の難しさも描かれていて切ない面もありました。
しかし、課長が須田と付き合うことに真剣に向き合い、皆の前で誓うところは素敵でした!
これからの二人の幸せを願ってやみません…!!
初夜はありますが、修正の必要がない描写でした。
同時収録は和歌を通して恋を知っていく高校生の可愛いお話でした!
課長ラブじゃなく同期ラブ?あれー?と思っていたら!失恋から始まるんですね、、ノンケへの淡い恋心、ずっと秘めて、隣にいたけど、いきなりパパになるって、、キツイな_(:3 」∠)_
その後、課長との関係も、なんだかもやもや。偏見があるわけではなく、すんなり受け入れてくれたけれど、受け入れることと、現実的な問題として考えることは、違うんだな、と感じた作品。深い
ハピエンに向かう道のりは、せつなくて、やさしくて、いとおしいです。ギュッと抱きしめたくなるようなお話です。
周りのキャラクターたちも優しさがたっぷりで、あとがきまでしっかり楽しめます。
大失恋を食らった日 勘違いから始まる部下と上司の吸った揉んだ
ここだけの話 鯛野ニッケさんが時おり放つ独特な毒に犯されています
その毒をしったのが【君香シャーレ】
えぇ 人はそれをド変態と呼ぶかもしれない
エロなんかなくていい
むしろエロなしのアホてんこ盛りがいいッ!
で 課長です
あのね なんだろ? のっけからちょっと「うるッ」ってしてる自分がいるの?
失恋の辛さなんて本人にしかわからないし 話だけで誰かが慰めるわけでも癒せるわけでもないのに 優しさだけは伝わってくる
課長に触れ 諦めることが当たり前になっていた自分を抑えることが出来なくなった
そんな彼を理解し 考えなしに彼を受け入れた自分を悔い 諦めてきたことへの後悔も 不安もなくさせる未来を示す
[人をダメにする]なんて言うから でろでろの溺愛系なのかと思ったら大間違い 変なスイッチ連打されて泣いた泣いた
あたし 相当疲れてたのかも?
植村課長にダメにされたのは 中の人どころかあたしだったわ
これなんで まるっと1冊表題作じゃないんだろ?
癒されたい 植村課長にもっと い や さ れ た いぃぃぃぃ
※ いやいや 同時収録もアホな子揃いでなかなかかわいい ニッケさんらしいお話でしたよ
どうしても課長のこと好きになれなかった
ちょっとね、まず外見がどうにも…年齢からするとこの斜め前髪は単純に薄くなってしまっているってことかなって見えちゃうし(もちろん薄い人が恋をして変なことないけれど)体格があまりに貧弱に見えてしまって…自分はあんまり細く見えちゃうのは苦手なんだなって気づかされてしまった
そして、人の心の機微に敏いから部下から慕われているのかと思いきやお見合いからの流れでは波風立てるの嫌いで深く考えずにやって来ただけの人なのか?って見えてしまって…これは男性云々関係なく、それまで一人だったのが納得できるただのポンコツではないかと思っちゃった
この作者さんに興味を持っているので、別の作品を読んでみようと思います
別の作品で作者様のイラストや話の構成が好きだったので好みそうな話だったので購入しましたが、大当たりでした!
課長がとっても可愛いのにしっかりしていて、そんな課長にどんどん攻めがハマっていく…でも今までの経験から素直にストレートに好きっていう気持ちをぶつけられないところが切なくて、可愛くて良かったです!
ほっこり幸せ気分で終わる感じで良かったのですが、少し物足りなさを感じちゃいました。
お話はとても良く、キャラ設定も良かったです!
心が浄化されるってこういうことを言うんですね…。
人をダメにする課長、すごかったです。こういう人が上司の職場は仕事が大変でも頑張れそうだなって思います。
さてさて肝心の恋愛についてですが、少し読み手を選ぶ感があるかもしれません。私にはツボでしたが…。
特に課長の無自覚にお見合いしちゃう場面なんかは嫌な気持ちになる人もいるかもしれないですね。
私はあの場面がきっかけで課長が本気で須田くんとの未来を考え始めたので、良い意味ですごく印象深かったです。
それからお見合いパーティーに参加するのには驚きましたけど、課長なりに結婚の必要性の確認に行ったのでしょうね。
で結果、結婚より好きな人といることの方が大事だってわかったわけで…
ボロボロと目から塩水が出てくるくらいには心に突き刺さりました。
そして向き合った末に見えてきた男同士で生きていく現実の辛さを、課長のほんわかした雰囲気で優しく溶かしていく感じがすごく良くて、この話の醍醐味だなって思いました。
同時収録の小町も私は結構好きです。
小石川くんがちょっとストーカー気味だったのも作品のゆるさでうまくカバーできてたし、表題作に比べてパンチは弱かったけど、さらっと読めてよかったです。
ほぼほぼ表題作の感想になってしまったけど、正直表題作だけでかなりの満足感でした!
同時収録作はおまけみたいな感覚だったけど、当たりのおまけでした!
萌えるかは×1だけどお話の良さに萌×2で!
これは人をダメにする課長というより人を活かす課長ではないかな?
自分の事には無頓着で天然なのに部下や周りにはとても配慮ができて癒し系で。40歳過ぎだそうですがとっても可愛い課長ですね。
須田は同期に失恋した時、課長に優しい言葉をかけられすっきり失恋できましたね。そして課長に恋をして。
課長とのお付き合いの考え方のギャップは悲しかったです。でも課長が職業柄なやり方で傷つけた須田のために婚活続けてある意味での結果を出そうとするのは課長ならではですね。
でもそんな事知らない須田は悲しくて課長にすがり付いて。
二人がちゃんとお付き合いして、不都合や障壁を一つづつ対応して乗り越える方法を考えていくのを明るくとらえているのが良かったです。
課長可愛いなあ。
同時収録の高校生のお話は和歌になぞらえて教養があってヘタレな長身の小石川がナイスでした。
里田の高校生活を全肯定してくれて。
タイトルからちょっとどうかなと思ってましたがとても良いお話でした。
タイトルに惹かれました。
メーカーの開発課の課長(植村・40代独身)と部下(須田・20代ゲイ)のお話です。ステージもテンションも地味目でどういうBLになるんだろう??と思い読み始めたのですが、、、設定と展開が素晴らしいかったです。
オフィスラブものは少なくないけど、その中でもちょっと異色な印象をうけたのですが、なぜというに二人の関係性がじわじわ発展していく過程がいろんな側面から勉強になるんです(笑)。
ノンケの同期(中原)に片思いをしていた須田が、結婚報告にショックを受けて上司(課長)に一晩慰められる(健全に)というスタートシチュエーションは、比較的スタンダードですが、この課長の人物設定がちょっと面白くて、たぐいまれなる癒しオーラで思考力を奪う特殊能力の持ち主なのです。といっても、責任者、管理職としての意識・スキルが高い、さらに周囲のために日々努力している背景があるのですが(今どき珍しい優秀な中間管理職!)そういった能力や人柄を、須田が徐々に知って好きになっていくわけです。課長がゲイの須田を受け入れる過程はちょっと雑かなぁ…とは思うものの、リスペクトからじわじわ発展する恋愛関係にほんわかさせられます。ゆるやかに進みます。さらにどうしたらお互いに幸せになれるかなぁと試行錯誤をかさねるプロセスが丁寧に描かれていて、これが読んでる気持ちにじわじわ沁みるみたいです。
最終的に二人が導き出した着地点が感動的で、、かわいいゆるい感じのなかにキチンとポイントを押さえた素敵な作品だなぁと思いました。
表紙がわたし的には微妙で、どうかなと思いつつ読み始めたのですが…。
良かった!今日も良い日と思えるくらい良かったです!
【人をダメにする課長】神
おじさんが出てくる作品はあまり萌えないのですが、天然かわいい課長は大丈夫でした。清潔感の問題なのかもしれない。大丈夫どころか愛せました。
天然も苦手だったはずなのに、あっという間に課長の虜…。
だってこのひと、可愛すぎるでしょ。人間じゃないでしょ。妖精でしょ。
人をダメにするどころか、ものすごいモチベ上げてます。
須田の3年にも及ぶ同期への片思いからの失恋を皮切りに、ノンケとゲイの意識の違いや課長の年齢的に結婚の問題、同性同士で付き合うことの現実の不透明さ、会社での立場などいろいろな問題が起こってきます。
それぞれがゲイの須田目線とノンケの課長目線を交えて描かれていて、いやというほど現実を突きつけられる感じがしました。
痛い…、胸が痛いよう。
2話目の前半からずっと涙目。文字が滲むし、胸は痛いし、言葉はいちいち突き刺さるし、もうどうしたらいいの。だけどハピエンを信じて読み進めたくなるのです。
この作者さん、すごく言葉選びがうまい。
それに過去話の絡め方も絶妙で、必要十分な情報をくれて余分も不足もない。
特に報告に行ったときのバーのママの反応はあのシーンだけでも須田の愛される人柄が十分伝わってくるけど、過去話が後から出てきたことで、そこに戻ってまた感動できる。ぶり返し感動すごい。
ひとつだけ、課長が婚活パーティに参加した理由がだめでした。
それまでの課長のキャラなら、真剣に参加しているひとに対して失礼って言いそうなのに…。そのせいか、ヤマ場なのにここの課長は表情も可愛くなかった…。
ラストもきれいにまとまっただけに、そこだけが残念。
姪っ子ちゃんにいい人が見つかりますように。
【旧校舎の通い小町】萌
タイトルと出だしでビッチセンサーが作動して身構えてしまいましたが、高校生の淡い片思い、ストーカー風味でした。
悪い話ではないけど表題作の余韻が消えてしまうので、同時収録はいらなかったかなあ。
【描き下ろし 2つ】
姪っ子ちゃんの婚活と、課長の可愛さ溢れる話。
堪能しました。
誰にでも優しく、誰からも愛される課長、という存在そのものが
序盤からファンタジーのような気になってしまいましたww
いや…いないよね…いたら仕事頑張れそうだけど…きっといないよね…。
ていうか、須田が最初から課長を好きなんだろうと
謎の先入観で読み始めたら、まさかの同期・中原への片想い!!!
中原もしんどい事になっちゃったけど
そこにつけ込まない須田の男前度が良かった…。
そうじゃないと課長と恋愛にならないので当然かもですが。
課長に慰められ前を向けるようになって
恋に発展していくのはアリだと思います。
やっぱり傷ついた時に支えられたら特別な気持ちになるでしょうから。
そう、須田は失恋して、人前で涙を落としてしまう程ショックで
それを課長は目のあたりにしていたのに
何故「おつきあいしましょうか」とあっさり承諾したにも関わらず
お見合いなんて……。
須田が課長の心を冷静に
“自分の中の常識と整合がとれていない”と客観視しても
私はここが消化しきれませんでした。
他人の気持ちに聡い課長だから、須田の痛みを和らげてあげられたのに…。
その後は課長なりに向き合ってくれるしハピエンですけど
モヤモヤが無くなってくれなかったんです。
あと、非常に申し訳ございませんが、課長が40代にはあまり見えn
『旧校舎の通い小町』
こちらの読み切りの方が好きでした!!
和歌ってロマンチックですよね…。古文苦手でしたが←
控えめのようでいて、
実は情熱を隠し持っていた“国語科準備室の小野小町”、
恋の行方がとても気になります!!
キスを思いとどまったところが印象的でした。
好き過ぎてなんだろうなぁ…。ピュア。
先日最新刊の方にしゅみじゃないレビューを付けてしまいましたが、本作とか「君香シャーレ」を読むと目の付け所が変わってて面白い作家様だなーって思います。
絶妙にくすぐられます。
人をダメにするソファみたいな「人」ってなんなのよ、ってまず言いたい。
そんな「人をダメにする課長」をうっかり好きになってしまった部下くんが、邪気のない課長の言動・行動に振り回されまくるお話です。
40年以上もこんなほわほわした頭で生きてきちゃったおっさんやだよ…って思うんですけど、BLはファンタジーですからなんだかんだでイケてしまうんだなw
邪気がないっていうのはほんと罪だよね、ヘーキで人を傷付けちゃうから。
読んでるあいだ須田(攻)が不憫すぎました。
ですがまぁ一生懸命だしなんだかんだ可愛らしいんですよ課長、邪気がないってのは良いことです^^
お話はコミカルに見せかけて手厳しさも結構潜んでいるものでしたね。
世の中に対して物申したい感が漏れ伝わってきました。
電子特典がボリューム多めの6ページで、これ電子限定でいいのかな?って思う課長の意外な一面が見れるお話だったのですが、課長おそるべしw
色んな意味で、攻めを殺すタイプの受けさまなのでございました( ´艸`)
後半にひとつ短編が入っています。
高校生同士の甘酸っぱい青春モノ。
まことしやかに囁かれる「旧校舎の通い小町」伝説。百日通えば会えると言う。
両方が誠実で、ピュアさが眩しいお話でした♪
【電子】シーモア版:修正-(描かれていない)、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(6p)付き
表題作以外に短編が1つ収録されていました。
分量的には9割表題が楽しめます。
タイトルにインパクトがありますね〜!
人をダメにする?どゆこと??と思ったら、ああ、なるほど。
人をダメにする○○シリーズの人間ver.
マイナスイオンを放つ癒し系課長さんとは面白いヾ(*´∀`*)ノ
懐という器というか、人との接し方が柔らかいソファーのようなフンワリ感w
ゆるふわな四十路…おそるべし。
さて。
オフィスの中でのゆるふわ課長はとっても面白く好意的に読めていたのですが、
BがLする部分のノンケ受けとしてはガッカリ感が否めなかったです。
鈍感さが凶器となり、正直ムカつきました。
もっと心の機微に敏感な方かと思っていたので裏切られた気分です。
攻めの弱さ・一番痛い部分を踏み潰すことをするとは思わなかった…。
受けの行動にスッキリせず、それだけに重点を置いたら中立です。
ちゃんと謝ってあげて!!もっと反省して!!!!(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥)੭ु⁾⁾
と言いたい。。。
でもですね。
攻めのノンケに恋する切なさ・苦しさ・辛さなどは切なキュンキュン(∩;///;∩)
これだけで評価上がりました!
この子は何回傷つかなきゃなんないんだろう…と思えるぐらい、上げて落とされて。
過去回想を含め3回ノンケへの片思いに苦しんでる描写があり、
思いを伝えられない切なさや、男の自分ではダメなんだという遣る瀬無さがつらいです。
傷つき萌え属性持ちなのでキュンキュンしつつ、不憫な攻めが痛々しくて涙腺が…。
早く幸せにしてあげてー!と思いながら読んでました。
彼のようやく実った恋と周囲の優しさになんだかホッとした気分です(﹡´◡`﹡ )
◆旧校舎の通い小町
旧校舎+和歌の組み合わせが良いです。
不思議さと艶っぽさがありました。
小町の正体はどんな気持ちで勉強を教えてたんだろうか…。
ごめんなさい、私の情緒が足りないのか、結果的に騙してたことにモヤモヤ。
和歌が綺麗なお話だったけれど、ちょっと消化不足です。
いやはや……なんだろう……実に面白い発想をする作者さんだなと。
溢れるBL界の中で、ちょっと変わった視点というか……
いや、視点は変わってないけど、その表現が独特というか!
前作の『薫香シャーレ』の時も思ったのですが、
普通そこに食いつかないよね!…というところにはむっと食いついてくるというか、
こちらの思いもしないところにこだわっていたり、突っ込んで行ったり。
実に新鮮で、個性的な作者さんです。
で、作品の感想ですが、やはりちょっと変わった視点のアプローチの作品で、
課長がいわゆるBL的発想では動いてくれない人なので、
そこがダメな人はダメなのかなぁと。
まぁ確かにその気もないのに婚活とかするのは、相手に失礼ですよね。
ファンタジーのようでいて、実はとても現実的なお話だったりもして、
それでいて爽やかな読後感は、二人の未来に幸あれと、素直に思えてしまうから。
やはり基本は相手を想う気持ちの強さだなと。
そこが揺るがないのが、一番の魅力かと。
そしていつもながら、あとがきまで面白いvvv
もう少し読み足りない感(いい意味で)が付きまとうので、「萌×2」で!
仕事の出来る真面目な攻めの須田と、ふわふわした癒し系な受けの課長。
須田が課長に惹かれるのが「早っ」と思ってしまいましたが、ヒビ割れた須田の心に課長の優しさがすぅっと入っちゃったのだから当然なのかな。
しかし課長はアッサリ付き合うと決めるわ、その上でお見合いするわ、イマイチ理解できない人物でした。
振り回された須田が不憫…。
お見合いでリサーチだなんて、お見合い会社的にもいい迷惑です(^^;;
エロは想いがちゃんと伝わった後の一回のみ。
書き下ろしでまた見たかった〜。
ほわわんとした物語なのかな〜と思い購入しましたが、結婚とは…というテーマもあり意外とシリアスな感じだったという。
でもギャグ面もあり、緩急ついて楽しく読めました。
常々BLはファンタジーだと思っていますが、この課長、かめはめ波よりも現実離れしていますね…
こんな…こんな…優しくて天然で人たらしで理路整然としてるのに厳しく無い課長いない!!!
受けの課長がかなり年上ノンケで、攻めの須田くんが有能部下でゲイ。
二人の年齢差と課長の個性で通常のノンケ制覇とは違うプロセスが面白いです。
二人の関係気づいていく起承転結で言うところの「転」と「結」の部分で須田くんがまぁ切ない…
恋愛に関しては我慢と諦観の男、だけど根っこはかなり乙女な須田くんに喉が震えました。
鯛野さんは話の進め方が凄く上手いですね!
どの作品もセリフ、表情、流れが気持ちよくてぐいぐい引き込まれます。
奇抜な発想やちょっと無理のある展開でも違和感感じることがないのが凄い。
タイトル通りのないようです。課長がノンケゆえ悩む壁、同姓同士の壁など細かく理解しようとして突っ走るのですが、課長の純粋さに心惹かれました。
言葉一つ一つが胸に響く良い話です
初読み作者様です。
上司と部下と言う点、あらすじ、表紙に惹かれて購入しました。
課長、癒し系ではあるのですが、(最初は出来た人だな~と思っていたのですが・・・)、実は正直途中そんな課長にイライラしてしまったりもしました。確かに癒し系で、色々と責任も負って、考えて行動している・・・課長なのですが、裏を返せば鈍感で無神経な面もあり・・・
そんな課長なので、攻め様が不憫すぎて・・・あと、婚活の場を利用してアンケート取るとかないわ~と、イライラしてしまいました。この辺りは好き嫌いの評価が大きく分かれるのではないでしょうか・・・
あとは、結婚問題(婚活事情等)が女性視点でも描かれていたり・・・と、妙に現実的な部分があったり・・・というのはちょっと楽しめきれなかったかな・・・お仕事描写(本来はお仕事描写好きなのですが・・・)も、リアルすぎてしまった印象でした。
同時収録作品の高校生のお話は、キャラや設定が面白かったので、もう少し長めのお話でも面白そうだな~と感じました。
ゲイの部下×ぽややんノンケ上司というカップリングのリーマンものです。
攻めが26歳、受けが40代という逆歳の差の年下攻め。
主に攻めの視点で話は進みます。
同期のノンケ同僚相手に失恋した攻め。ショックを受けていた攻めを慰めてくれたのは、優しくポヤポヤな課長でした。男相手の失恋を慰めてくれたことで、課長もゲイなんだと思った攻めでしたが、それは誤解で完全なるノンケ。でも告白したらオーケーしてくれて…という展開。
受けはひたすら天然の癒し系。「人をダメにする毛布」とか「人をダメにするクッション」とかの人間版です。激務の開発課で、皆が残業続きでフラフラになっていても、課長が「皆でここを乗り切りましょうね〜」とお菓子を差し出すと「「は〜い!」」になっちゃう魔性ぶり。
そんな感じの、傷ついたゲイと、癒し系上司の、誤解から始まった恋愛です。
基本のキャラクターや普段の仕事の描写などはとってもよかったのですが、受けのノンケならではのデリカシーのなさ、考えの至らなさがやや受け付けなくもありました。特に、攻めと付き合っているのに見合いして、悪びれないどころかそれが不実なことだとさえ分からない抜けっぷりには少々呆れてしまいました。
それを含め、受けが結婚したがっている設定に萌えられず、キャラやコメディテイストなパートがとても良かっただけに惜しい感じでした。
受けの姪っ子や親戚連中の存在も微妙でした。マイノリティの切なさはBLの普遍的なテーマだけど、気分の良くない感じのマイノリティの描写でした。
前作の『君香シャーレ』で激しくハマった作家さんです。
今回はそちらには及びませんでしたが、随所に見られる面白い部分は健在。ギャグカットなどのイラストも大変可愛らしくてほのぼのしました。
途中は辛いし萌えなかったけれど、大団円にはジーンとしました。幸せになってくれるといいな。
前作の「君香シャーレ」では、むずむずな可愛さにやられましたが、今回はほわわ〜んな課長にやられます(*´ `*)
攻めの須田は同期に密かに想いを寄せているも、突然の失恋…。ショックを隠せずにいるとフォローしてくれたのは課長。お仲間かと思ったら、課長は正真正銘ノーマル…。バレてしまうが、課長は優しく慰めてくれて( ˊᵕˋ )♡
もう課長がただニコニコしてるだけじゃなくて、ちゃんと周りも見てて気遣っていて、その優しいオーラで癒してくれる、なんとも可愛らしい課長です。
須田が気持ちを伝えると、あっさり受け入れてお付き合いがスタート。
でもいまいちよく分かってない課長で…。悪気はないんです…。でもゲイの報われなさや将来について悩む須田。それぞれ考え込むも、課長が考えていたことは…。
男同士でお付き合いするっていうことは…に赴きが置かれてるストーリーでしたね。描きおろしもその延長的な感じです。
課長が可愛くて、だからこそもっとあまあまでむずむずする2人が見たかったです( ˃ ⌑︎ ˂ )
お付き合いの返事もさらっと…そして初えっちもさらっとだったので…( ・ ・̥ )
須田ががっついたり、課長が照れたり、求めたりのとこがもっともっと見たかった。
なので電子のSSは良かったです!こういうのがもっと見たかった〜。
あと別の短編も1話入ってます。高校生もの。
電子も同時配信です。修正はそもそもが出てないので大丈夫でした。