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awanimonarenai koi naraba
三月えみさんのコミックスの中で一番好きです!!
ジャケからしてめっちゃ雰囲気ありますが
口絵でそのままキスしちゃってる……美しい……!!
そして作品の表紙では見つめ合った二人で
この構図で3パターン拝めて嬉しいです…。
表題作は、二人のハジメテが人前(そういうお店で)って
なかなかノンケ受けの小林にはハードル高かっただろうけど
平気そうな顔で了解して微かに震える手で酒を飲む姿がすごく好きでした。
仕事で、小林の知らないところでいつも助けてくれていた石原に
転職先を譲ってもらった償いと言いながら
本当はずっと前から好きだったんだね…。
うまくいかないのを周囲のせいにしていたとは思えないような
素直に泣きじゃくる姿が可愛らしかったです。
“神シリーズ”、まさかの測量BLをありがとうございます!!
私が存じ上げないだけかもしれませんが
今迄職業として測量ものに出会えていなかったので
めちゃくちゃテンション上がりました!!
私は小さい測量会社の事務なので現場はわかりませんが
機械とかポールとかしっかり描かれていて感激です!
『その神は、役場にいる』
測量会社の営業・タカ(ノンケ)×現場作業員・鳥海(ゲイ)。
年上の同じ作業員・蓼科に好意を向けられながらも、
実はタカと勢いでHまでしてしまった鳥海。
ある現場の不慮の事故で蓼科が亡くなってしまい、
自分を責めて気の毒でしたが、役場土木課の神こと赤石に
蓼科の声を届けてもらって良かった…。
すげえいい人なんですもん蓼科……幸せになって欲しかった……。
『今日も神は、役場にいる』前後編
測量学校教師・穂高(ゲイ)×そこの生徒・旭(ノンケ)。
両親を一度に亡くしているとは思えない程朗らかで強い旭が
まさに年下ワンコ攻めで最高でした!!!
どこか陰がある先生に猛烈アタック、体を何度も重ねて
先生からは好きと言ってもらえないけど嫌われてはいないと安心していた矢先
突然終わりを告げられ…。
その時の詰め寄る様子と涙を落とす姿が切なかった…。
赤石により先生の元カレの真実がほぼ確定され
頼もしく宣言してくれた旭とやっと心を解放出来た先生、
何度読んでも泣けてきます…。
神シリーズの中でも一番大好きです!!!!!
『僕の神は、役場にいる』
神こと赤石(ノンケ)×同じ土木科の荒島(ゲイ)。
特殊な能力がある赤石、
最初(『その神は~』)の登場シーンがあまりにもインパクトありすぎで
つい笑ってしまったのですが
その力ゆえ学生時代毎日ツラかっただろうと思います。
荒島が無自覚なノイズキャンセラーみたいな存在だった為
助けられていた過去あり、
荒島は赤石を好きだったけどずっと言えなくて…。
その二人の距離が一気に縮まったのに躊躇う荒島の気持ちもわかりました。
でも例え障害が多い恋だって、本気で好きな気持ちは変えられないですよね!
あー神シリーズ面白すぎる…。
『いい子でごめんね!』
叔父でしかイケない偽ヤン・世良×絶大なる権力&実力があった元ヤンで叔父・翠。
ヤンキー云々はおいても、昔叔父にそそのかされた甥っ子が
叔父にまた触って欲しいからヤンキーもどきになったのって可愛いww
惨獄死時代とか笑った…ギャグセンスも好き…。
レビューしたいと思い本を読み返すと
その都度何度も読み返してしまってなかなかレビュー出来ませんでしたww
それくらい大好きな作品です!!!
手の感じとか喉仏あたりとか表情の変化とかとにかくたまらない…!!!
麗人さんなのでH描写のサービスもしていただけてこちらも大満足です!!
基本的に短編集やオムニバスはあまり好きではないんです。盛り上がったところでお話が終わってしまって、自分の興奮した感情を持て余してしまうから。
本作品は、表紙を見た時にあまりにも綺麗で目が離せなくなって初めて表紙買いしようと思ったものの、短編集と聞いて泣く泣く購入を断念。
しかしやっぱりずっと気になっていたのでレビューを見てみるとかなり高評価でしたし、「神様シリーズ」の神とはなんぞや?と興味が湧きドキドキしながら今更ながら購入致しました。
いや〜。予想をはるかに超えてよかった。こんな短編集読んだことありません。読んでる途中から短編集なんてことは頭からどっか行ってました。
まず、表紙をめくると出てくる2人のキスシーン、見つめ合ってる2人の絵にずきゅん。本当に絵が綺麗で、ほぅ…とため息をつきながら見飽きるまで眺めておりました。
表題作は一度読んだだけではイマイチ意味がわからなかったのですが、なぜか読後感は切なキュンで胸いっぱい。
ノンケ受けの最初がああいう場なのはかなりのハードルだったろうに、手を震わせながら攻めを誘う様はかわいくて、がんばったねと声かけたくなりました。
「その神は、役場にいる。」
出てくるみんないい人で、苦しかった。
言わずもがな蓼科さんはいい人で、再読した時にやっとキスを受け入れてもらったはずの蓼科さんが複雑な表情をしていたことに気づき、彼の迷いが伝わってきてとても切なかったです。
そして、自責の念を抱き蓼科さんが連れて行きたいならそれでいいと考えている鳥海、鳥海さんに惹かれているけれど、事故が起きてしまってもう自分の気持ちは伝えるべきではないと考えている立山。
みんな優しくて切なくて苦しかった。
特に、最後の蓼科さんの言葉。もう、切なくて切なくて…。
蓼科さんがいい人すぎて攻めである立山に感情移入しにくかったのですが、最後の告白はかっこよかったです。鳥海さんを幸せにしてあげてください。
「今日も神は、役場にいる。」
旭はキングオブワンコ攻めではなかろうか。身体の関係は持っていても決して好きだとは言ってくれない先生に対して、それでもきっと両思いなはずだと冷たくあしらわれても笑顔でそばにいるのもよかったですが、先生から別れを切り出された時の逆上した表情にグッときました。
「どこかが好きだから好きなんじゃなくて、好きになったから全部好きなんだよ」
こんなこと言われたら先生も絆されるよなー。素敵なセリフ。恋っていいな。
最後の先生の柔らかくて優しい笑顔が嬉しかったです。
「僕の神は、役場にいる。」
ようやく神様シリーズの主役登場です。初登場時にはキラッキラで出てきて主役をかすませ、ポスターになって私たちを笑わせてくれた神様こと赤石のお話です。
読んでみて、このタイトルの意味が分かりほっこり。みんなを救っていた赤石ですが、ずっと自分を救ってくれてたのが荒島だったんですよね。荒島と一緒にいたいと素直に思う赤石に対して、村の神様である赤石を独占できるはずがないと思っている荒島のやりとりがもうかわいくてかわいくて。
片思いのプロって(笑)
「いい子でごめんね!」
叔父さんの設定、好きすぎます!!ギャグも好き、世良も好き、友達もいい味出してるしその兄貴もなんか好き(笑)2人の初めてが見たかったなー。(初めては失敗したみたいだけど…)
あまりに全話よかったので、長文になってしまいました…。(読みにくくてすみません。。)
姐様たちの素敵なレビューに全力同意だったのですが、私のように短編集が苦手の方にもぜひ手にとっていただきたいと思い、私もレビューさせていただきました。
あ〜読んでよかったー。
短編作なのに読み応えが凄くて脱帽です!!
表題作はまず表紙と1ページ2ページと絵柄が続いていて、とても綺麗です。
素直じゃない恋というか、苦い切なさがあって、短い作品なのにここまで胸を打つって凄いなーとただただ感心します。
そして神様シリーズもそれぞれにキャラが立ってて惹きつけられます。
亡くなった方を浄化させられる神様。
そこには悲しい、切ない出来事もあるのですが、みんな一生懸命に恋していて、いいなーと思えます。
神様自身の恋も俄然応援したい!!
表紙裏の受け攻め論もまた楽しいです。
1冊でたくさんの恋愛模様を楽しめるオススメの作品です!!
短編集ですが、全話すごい良いです。
読了後は余韻半端なかったです。
何度も読み返しては要所要所で喉元がじわっとします。
特に表題作に「はあぁぁぁん…」で膝から崩れ落ちました。
もうね、表題作の扉絵、カバー、中のカラーの素晴らしいイラストでまずやられます。見つめあって、近づいて、キス。はあぁぁぁん…
話自体は短いのですが、セリフ、表情、背景、一コマ一コマにいろっいろ詰まっていて、行間を読み解く力が弱い私は一読しただけではイマイチ理解しきれませんでした(残念脳)
でも何度も読み返していくとだんだん意図がわかってきて、はあぁぁぁん…
神シリーズも最高です。
測量BLって言い回しにニヤリ。
このシリーズでは特に旭くんのスーパー最強ウルトラ年下ワンコぶりが最高です。表彰もの。
「先生のいいところは…オレが全部教えてあげるから!」
のセリフとか、もう、はあぁぁぁん…
巻末は年上ヤンキー受けですが、「年上」「ヤンキー」「受け」ですよ?最高以外になにがあるのでしょうか?はあぁぁぁん…
不自然な展開や過剰な演出や動きはなく、セリフ、表情、コマの切り取り方、流れが実に絶妙に描かれていて、繊細な心の機微が読み取れるのが楽しかったです。
三月さんの絡みシーンで、口が開いてて上の歯が見えるところが実にエロい、と思ってるのですが、文にしたら何言ってんだお前みたいになりますね。でも上の歯がエロい!
全話短編で終わるにはもったいない珠玉の作品。
あー是が非でも続編を!!!!
最高です。これまで三月先生の作品は全て読みましたが、短編集も最高でした…。
胸がギュッとなってため息がフゥ〜ではなくハアッ…苦しい…という風に出ます。(伝わりますかね(笑))
優しいけどそれだけじゃない、心のどこかにチクリと刺さって抜けない流石の作風です。
三月先生がカバー裏の後書きで仰っていた、「”オレなんかのために”という台詞は、受けが言っても攻めが言っても大変ずるい」…激しく同意です。
収録されているどの作品も、切なくて、でもいじらしくて、読みながら萌え転がりました。
ありがとうございました。
まず、表紙の美しさとタイトルの秀逸さ。本当、素晴らしいですね。
表紙から、内表紙、表題作の表紙までの流れも美しい。
好きな作家さんなんですが、一作ありえないくらい大ハズレがあるのでいつもビクビクしながら買っています。しかしあれ以外ハズレはないので、あれが何かあっただけなんだろうか??(うーん)
短編集なのに、この読み応えさすがですね。
どれも良かったのですが、私は表題作が好きでたまらなくて!
もうおかしいくらい読み返してます。
人魚姫ネタもちゃんと仕事してるBLも、本当ツボで!
ここまで読ませてたったの32Pなんですよ。
素晴らしい。
ただ受けがずっと蚊帳の外なのは、可哀想だったかも。
この手のタイプは知らないままのほうがいいというのも分かりますが。
満足してはいるのですが、わがまま言えば表題作で一冊読みたかったです!
表紙の美しさに息をのむ。
人の気持ちなんて。計り知れないのだ。
映画の配給会社で、コピーの製作をしている小林は焦っていた。
良い環境で優秀な人の元で働ければ、いい仕事が出来ると思っていたのに…。
物語は、ちょうど小林が手掛けていた「自己犠牲」をテーマにした映画についてのコピーと。
自分の恋と、友情の間で激しく揺れ動くその「自己犠牲のようなもの」を描いていく。
とても心憎い演出。
小林は思い通りに転職出来たが、それは自身の実力などの理由では無く。友人の石原のお陰だった。
それだけでは無い、それまでも石原に陰で助けられていたという事を知る。
石原の「激しい自己犠牲」の上に成り立っている現状。
ままならない現状。
ある日、ヤケになったかの様に、石原に抱かれる小林。
「…自己犠牲ってのは、美しくも何とも無いな。」
表面的には、身体を差し出したかの様に見えていた「自己犠牲」の返礼の様にも見えない事もない、
小林の方が、恋をしているのだ。
最後のページは泣けます。
ちょっとこれはお洒落過ぎないかとも思うのだけど。
『泡にもなれない恋ならば』という、美しいタイトル通りの切なさと、
少しだけこれは、「人魚姫」の物語を嘲笑っている様でもあり。
「自己犠牲」を美しいとのたまいがちな世論をまた、優しく笑っている様にも思うのだ。
同じ様にトリッキーな「その神は役場にいる」も好きだ。
表題作とテーマが酷似している、と思う。
仕事中の事故で亡くなった、自分を好きだと告白してきていた蓼科さんを思い出しては自責の念にかられる鳥海。
あの時、足場を代わって貰っていなかったら、死んでいたのは自分の方なのだ。
それは単なる事故であって。蓼科さんの「自己犠牲」では、もちろん無い。
しかし、鳥海は、蓼科さんにしつこく迫られて困っているなどと、営業のタカにこぼしていて、
タカから「オレと付き合ってる事にしてもいいですよ?」などと言われ、誘われるままに一線を越えてしまう。蓼科さんにその事をも言わないまま、うやむやに応え無いままに死なせてしまった事も。
おそらく鳥海の自責の念に重くのしかかっている。
村で「神」と呼ばれる男の登場で、物語は救済されて行く。
生きている恋人たちと、死んだ魂の救済と。「神」の手ずから導かれる優しい結末に涙。
以降、この「神」が関わるオムニバスに連なって行く。
最後の方には「神」である赤石の正体と、彼の恋についても描かれていて。
不思議な物語ではあるんだけど、ちゃんと腹落ち感のある展開になっている。
ラストに収録された物語だけ、テーマの異なる作品なので、ここに収録されなくても良かったかなぁ、とちょっと思っちゃった。
コンビニの前でヤンキーを見張っている大人よりも、ヤンキー友達の兄のゴロツキ共よりも、
伝説のヤンキーと恐れられるコンビニのメガネ店長よりも、さらに自分の叔父さんが最強で。
しかもエロいっていう、コミカルなお話。
表題作が素晴らしく、だんだん落ち着いて行くっていう並びに収録されています。
ですが、やはり。心を切なく締めつける珠玉の作品集だと思います。
いくつか作品を拝読していますが、どれもお話が面白くて好きな作家さんです。
今回の作品も、高評価が頷ける素晴らしいお話ばかりでした。
パターン化していないというか、キャラクターも物語も背景もいつも新鮮なのが魅力だと思います。
特に、神シリーズは、本当に神でした。もっと読みたかった!
あとがきにこれからが本編かな、とあったので、続きがありそうで楽しみです。
個人的には、荒島が可愛かったな・・赤石がまだ底知れないので、気になります。
同時収録作の
「その神は、役場にいる。」
「今日も神は、役場にいる。」
「僕の神は、役場にいる。」
「いい子でごめんね!」
全部好きです。でもここ何日か、ずっと頭から離れない表題作についてのレビューだけしたいと思います。
「泡にもなれない恋ならば」
恥ずかしい話ですが一度読んだ時点ではところどころ
引っかかる部分があって『自分の解釈は間違っているのでは…』と理解力の無さに不安な気持ちになった作品です。ですが「この話好きだな」という思いは揺るぎなかったので好きなものは余すところなく理解したい、それも自分の力だけで…と何度も読み返しました。
結果、読み返すほどに好きは募っていきました。
大手配給会社に転職した小林。しかしその幸運は、元同僚の石原の自己犠牲の上に成り立っていた。
自分の手掛ける映画のコンセプト「自己犠牲」には懐疑的な態度をみせながら、石原に対しては自己犠牲以外の何ものでもない行動をとる小林。
そして石原への恋心を自覚するタイミングとしては、むしろ最悪。ここはとても切ないシーンだけど描かれ方が本当に綺麗。
石原は小林からの「提案」を償いと理解し、彼の煽りに乗ってあげたんだと私は思う。「気になる奴」を抱ける、という打算はあったのかなかったのか…そこは石原も聖人ではないので、神のみぞ知るところ。
でも『俺の事大好きだもんな』と小林の感情を先回りし、想いを告げやすくしてあげるところはホント男前。
二人の初めては、あけすけで悪趣味ですらあるのに二度目のシーンで、すべてが浄化される。
小林と石原の大人な恋愛に見え隠れする不器用さが、たまらなく愛しく思える大好きなお話でした。
備忘録(作者あとがき、インタビュー等)
・石原(人間できてる男前ゲイ、理性的ワイルド、自分に厳しい)
・石原は作者的に好きなタイプの攻め。『好き過ぎる攻めはいつしか受けになる傾向があるので気をつけます』らしい。
【BL アワード 2018】BEST コミック 王道系
一冊に5cp入ってます。どれも短編とは思えない程ストーリーが深くて、一気に惹き込まれました。
個人的に立山×鳥海、亡くなっている蓼科のお話がめちゃくちゃ良かったです!短編であんなに切なくてきゅんとして胸が締め付けられるようなストーリーを描けるなんて、さすが三月先生だなと思いました。特にきゅんとしたのは、鳥海くんの泣くところです。切ないシーンなのですが、子どもみたいに泣いて、ギャップが可愛かったです。心霊現象系とかオカルトとか本当に苦手で、普段なら絶対に読まないのですが、この作品は本当に読んで良かったです。キュンと切ないが詰め込まれていました。欲を言えば、立山と鳥海の絡みをもっと見たかった笑笑この二人大好きなので、もし続編が出るなら絶対に読みます!というか、是非読ませて頂きたいです!笑
あと、神こと赤石さんが好きすぎます笑笑まさか神さまの恋愛も拝めるなんて思わなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
三月先生の作品は他にも読んだことあるのですが、ステキなお話ばかりでいつも楽しみにしています。お気に入り作家さんです♡