とこちよ
sukoshiato no ohanashi
発行から4年も経ってますが、『赤松とクロ』大好きでこの同人誌もやっと手に入れたので、レビューが一件もないことに???となりつつレビュー一番乗りの感慨に浸っております。
さて、タイトルどおり赤松は社会人として、クロは大学院生として数ヶ月後のストーリー。
出張から戻ったその足でクロの研究室を訪ねちゃう赤松のどストレートな溢れるクロ愛にキュンキュンする一方、その「思い立ったら即!」な赤松の行動力にドギマギしながらも安定のツンデレっぷりと、離ればなれだった日々を細かく数えてしまう重たさが相変わらずのクロにムズムズさせられます。
嬉しいくせに拗ねたり怒ったり素直に自分の気持ちを言葉にできない口下手なクロ。
そんなクロをいじったりおちょくったりしつつもおおらかに受け止める赤松がなんというか男前なんですよね…。
昔観た『愛のコリーダ』の阿部定の愛人を演じた藤竜也(役名は忘れた)を思い出しました。女のわがままを笑顔で受けとめることこそが男の甲斐性なんだとどこかの映画評論家がパンフに書いていたけど、赤松のおおらかさはそれと通じるものがある。ノンケながらクロの数少ない理解者であり、最愛の人。こんないい彼氏いないよ~!もうちょっと素直に気持ちを言葉にできたらいいのに!と読者は思ってしまいがちだけど、そんなところもまるっと愛してるのよね、赤松は。
そのへんのブレないキャラの魅力は、鮎川先生ならではだと改めて感じ入ります。
濡れ場少なめであっさりなのも、ストーリーを際立たせていてむしろエロく感じる。さすがです。
『それに名前をつけるなら』の師匠とさのちん同様、ずっとずっと末永く見守っていたいカップルです!
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