知らない顔(新装版)

shiranai kao

知らない顔(新装版)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神55
  • 萌×246
  • 萌25
  • 中立8
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
542
評価数
135
平均
4.1 / 5
神率
40.7%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344838406

あらすじ

日高ショーコ人気作品がカバー・口絵描き下ろし新装版で登場!!話題作「初恋のひと」の続編未収録作など2編を収録!!

表題作知らない顔(新装版)

春山大道,会社員
田辺真,卓球選手

同時収録作品初恋のひと

唐橋ハジメ,美容師
藤原直,デザイン会社の下請け

同時収録作品運命のひと

星野,歯科医
杉田守,41歳,会社員

同時収録作品灰色の海

吉次,硯師
奥田幸四郎,武家の四男

その他の収録作品

  • 見えない顔
  • 消えない顔
  • 二度目の恋
  • 運命の恋人
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数12

詰め合わせ

一人日高ショーコさん祭、で読み返しました。

電子書籍で新装版。

●知らない顔、見えない顔、消えない顔
同級生の拗らせ関係。煮え切らない二人の関係ですが、最後はちゃんとお互いが素直になれて、結ばれたようで。良かった。
思春期にあった出来事を二人ともが引き摺っていて、思いはそこにあったのに、若かったってことなんでしょうかね。

●初恋の人、二度目の恋
ブサメン好きの藤原。高校生の頃に好きだった唐橋が一般的なイケメンに変貌してしまっていたが、変わらぬ性格で唐橋は藤原を受け入れる。
唐橋の嫉妬するポイントが笑える(イケメンには嫉妬せず、不細工なやつに注意せねばならない、笑)のと、最後は昔のように丸刈りしちゃうしで、コメディっぽい作品でした。

●運命の人、運命の恋人
歯医者の星野と患者の杉野。
この二人は何がどうなってくっついちゃったのかが、あまりピンとこないままで…短編集の悲しいところですが、ちょっとしたSMっぽくて我慢する杉野に萌。

●灰色の海
時代物…には全く食指が動かず、さらっと読んだもののやはり興味は持てませんでした。

0

新鮮でした!

日高ショーコさんの短編集は初めて読んだので、色々新鮮で私にとっては「新しい一面」でした。

「知らない顔」「見えない顔」
幼なじみの春山と田辺だったが、春山が先にやっていた卓球を田辺が始めたらどんどん上手くなってしまい、高校生になる頃にはすっかり有名選手になって…というお話でした。
春山の劣等感・嫉妬などあり田辺を遠ざけて、2人は疎遠になっていたのですが、ある時春山がやり場の無い感情をぶつけたことから身体を触り合うようになる。

卓球部は田辺のお陰で部室にシャワーが付いていて、着衣のままシャワーに濡れながらの触り合い、キスがなんともエロスでした。

「消えない顔」
18年近く経ち、社会人になっている春山の元にプロ選手になった田辺が現れて…なお話。
2人ともツンデレなので、お互い忘れてた体でいるのですが長年の執着愛だったのですねー。
春山の「お前以外の男に触るわけないだろ」はキューンとした♡

「初恋のひと」「二度目の恋」
こちらも同級生の再会もので、ブサ専受けは初めてだったのでとても面白かったし、作者さんの作品の中では極めてコメディ色の強い作品でした。
「二度目の恋」の方は元不細工攻め目線で、ブサ専彼氏を持つ苦労が描かれていて楽しかった!
ブサ専の彼が自分の事が好きとか、複雑だよね?
中学生時代にできるだけ寄せようと、坊主にするの可愛かったw

「運命のひと」「運命の恋人」
ドS年下歯科医と痛みに感じちゃう年上の出会いのストーリー。
ドS歯科医が素敵過ぎる…ホントに居たら怖いけど。
杉田さんがもっと星野先生に攻められる所が見たかった!

「灰色の海」
時代物の職人BLでした
硯師はBL以外でも珍しい設定じゃないかな。
髷の髪が乱れてるのが色っぽい。
身分違いとか、跡継ぎ問題とかですれ違いそうな両片思いのせつないお話でした。

作者さんの短編も面白かったです。
でもやっぱりじわじわと進んだり、後退したりする作品の方が好きかな。

2

BLにハマるきっかけとなりました。

表題作が最高だった
視点は攻めの春山なんですが、ずっと受けの真に感情移入して読んでました。
だって真がものすごく一途で健気で可愛い。小さい時の約束を守り続け、スカウト蹴って春山と同じ高校に通い、会社にもついてくる。
言葉には出さないんですが結構行動に出てるんですよね。
デレデレだったのをツンデレにしたのは春山なのに、無視するなとか言われて鞄投げつけられてて本当に可哀想。
上司に言われてやっと真の気持ちに気づくの鈍感すぎるけど、あの時のボールみたいに間に合わないなんてことにならなくてよかった。
でも「好き」って言い合って欲しかったなー。真が言おうとしてたのになんで遮っちゃったんだろう。春山も言わないし。
真が初めてだって分かるところと終わったあと、身体が辛いのか恥ずかしいのかベットから出てこれないところも良かった。
春山は余裕そうで腹立つんだけどかっこいいんだよね。
これからは存分に愛し合って欲しい。

0

真のハルちゃん呼びが萌え〜

表題作は元幼なじみのDK編と大人編。
高校生になり離れていたけど距離が近づいて…真が心を開いた時「ハルちゃん」呼びになるのかわいい。

大人編で再会。春山がかっこよくなってて真はキリリとかわいい。
くっつくとこ萌え〜
長年の両片思いが実る瞬間は最高ですな。

真がいじらしくて…春山が気持ちの整理がつかず混乱したままでも手を出したくなるのわかる!てなった☺️
この2人の続きが見たいぃ

「運命のひと」はソフトSM歯医者モノw
歯の治療で攻めるの痛そう〜てなった(歯医者苦手)
でもそこからプレイになっていくのが、おお〜さすがBL!と妙に感動したw

0

「ひりつく恋の痛み」

感想
神評価がもっと多くてもよい作品なのに、イマイチ上がらないのは、著者の作画がクールで、シリアスムードだからかもしれません。
心情描写が細やかで、「ひりつく恋の痛み」がよく描かれていると思います。

ヒリヒリを十分味わえる辛い作品で、面白かった。

▶「知らない顔 見えない顔」
田辺真は、卓球部のエース。卓球部には、田辺以外強い選手が居ない。
田辺は、バレー部の春山大道と幼馴染。
春山と田辺は、実は想いあっているけれど、春山が田辺の才能に嫉妬して、すれ違っている。春山に言われて、田辺は距離をおいて無視を決め続けている。
田辺から春山には絶対に近づかない・・近づくなと春山に言われたから。
・・忘れっぽい春山がいけない。やっと想いが届いたけれど、腰痛で試合に勝てるのかな?
あとがきを読んで、春山のようなタイプを「つんでれ」というのか、と学習しました。

▶「灰色の海」
終りの、この作品は、時代ものでした。しかも、「硯職人」意外性にびっくりした
幸四郎の作る硯は、出来が良いのに、職人の吉次は出来が悪いと割る。
吉事と幸四郎の恋も、すれ違い。

日高さんの絵は、時代物にピッタリ合うんですね。艶っぽくて素敵。

1

豪華だわ。読みごたえ有りの短編集です

日高ショーコ先生作品が大好きです。
色気が有って、余裕の有る大人も、余裕がない大人も少年も大好物です!
こちら新装版は作品数も増えているそうで、迷わず紙購入しました。

【知らない顔】【見えない顔】【消えない顔】
反発しあう幼馴染みの2人と思いきや、違う~!堪らない20年愛が結実するまでの物語ですね。
どうしてこうも幼馴染みと云うワードは、私の性癖にマッチングしてくるのか?まあ、好みなんです…
始まりは、ジュニア卓球クラブ。次は、性的な接触が有った高校時代の春山と田辺。性的な興奮、衝動岸有る時点で幼馴染みを越えちゃってます!素直じゃない春山とツンデレ健気な田辺が、大人になってから、やっと気持ちも向き合って受け入れるわけで。
そんな過程が堪りませんね!とても、萌えが凄かった作品です。

【初恋のひと】【二度目の恋】
なんかコミカルで珍しい感じの作品です。
中学校時代の唐橋の顔が、確かにゴツゴツしたじゃがいも顔です。
でも、性格良しの男前。そんな唐橋が初恋で性癖になった藤原が楽しい作品。
ハアハアした藤原の勢いは、唐橋には止められないよね!日高ショーコ先生作品で珍しいブヨついた元同級生も出てきて楽しい作品です!
唐橋、藤原の性癖はあなたですからね~❤️

【運命のひと】
抵抗出来ない歯科の診察台で、歯科医師星野がヒドイ!星野に見つかっちゃった杉田は、少々不憫だけど、有る意味奇跡のマッチングですね!読んで楽しい巻き込まれ型受けちゃんが良かったです。

【灰色の海】
硯職人と武士。
堪らないなぁ~!硯職人の吉次の肩に付いた道具の跡を武士受けの奥田が、セックスしながら撫でるんですけど。色気が有って好きな場面です。
硯職人は高給取りだったそうで、それも興味深い作品。階級社会だと、恋を貫くのは大変だったのだろうなあと思いました。

新装版ですが、過去作も古さを感じない。
日高ショーコ先生の普遍性の有る作品を、これからも楽しみにしています。

1

ハルちゃんがカッコいいから、ずっと見ていたかったのに。

「リスタート」は新装版も旧作版も大好きなんだけど、こちらの新装版は要らなかったな、と買ってしまって後悔した。加筆修正は無いし、「初恋のひと」の後日談、「二度目の恋」は完全に蛇足だと思う。藤原くんが完全にブサイク専の変態さんになっている。個人の好みはそれぞれだけど、唐橋みたいなゴツい雰囲気の所謂ワイルド系が好み、っていう事でいいじゃないかと思うのだ。それが、新谷みたいなボテボテと肥った男にまで「カッコいい!」と思うなんて、酷過ぎる。残念過ぎるよ。
「灰色の海」もあまり好きじゃない。ショート過ぎるからなのか、この二人がどうしたいのか。綺麗だとは思うけど、この時代感の時代劇は日高先生の作品で読みたいとは思わない。申し訳ない。
表題作のハルちゃんがカッコいいから。時々かけるメガネもカッコいい。好きだ♡
自分でももどかしいその気持ちを、恋を。持て余しているハルちゃんと、真の執着と。そんな二人のその後を知りたかったなぁ。
ドSの歯科医に見染められた、杉田さんとのその後も気になる。日高先生はきっと描いてくれないだろうけど。
旧作版だけで良かったのに。と、思ってしまう。

0

ツンデレ×ツンデレはややこしい

 大好きな日高先生の作品群の中でも、時に大好きな二人です。
 幼馴染で同級生で、かつて体だけは誰より近いところまで近付いた過去のある二人が、社会人になって再会します。クールな田辺(受け)の態度に反発を覚える春山ですが……。
 あとがきでも書かれてましたが、ツンデレ×ツンデレなので、こじらせまくって、お互い素直になるのに結局10年もかかってしまったわけです。そのあたりの二人の頑固さとかもどかしさに萌えました 
 初めての「知らない顔」、今も「見えない顔」、ずっと「消えない顔」という話の流れが秀逸です。

 表題作目当てで買ったので、他作品は他の方の感想に委ねます。

0

こじらせ愛、不細工、ドS、時代物なバラエティな一冊!

「知らない顔」「見えない顔」「消えない顔」
自分の真似で卓球を始めたのに、真のほうがどんどん強くなって、ハルは拗ねて真から離れてしまう。
高校は同じでも、名字で呼び合い、幼馴染が嘘だったみたいに距離ができてしまった二人。でも、ひょんなことから抜きあいっこをしたら、真は今まで見せたことがない”知らない顔”をしていて…
ここで真が「ハルちゃん」と昔のように呼んで想いが溢れてしまってるのがかわいい!
そこから10年、ハルが働く広告代理店と、国際的な卓球選手になった真が契約を交わし、ハルは日本に戻ってきた真のサポートをすることに。
「俺は覚えているよ」と話を切りだす真、ハルはいったん逃げるけど、真の気持ちに気付いて「俺もおぼえてる」と…幼馴染の長年のこじらせ愛が実ります。
真はずっと一途で、ハルはふと思い出す、そんな二人の心情を”消えない顔”ってタイトルが的をえていて余韻が残ります。

「初恋のひと」「二度目の恋」
高校の野球部で一緒だった不細工・唐橋と、美人顔・藤原の再会愛。
唐橋は美容師になってかっこよくなり、不細工をかっこいいと思う美的センスがおかしい藤原はがっかりw
でも優しいとこや表情は昔の唐橋のままで…勢いでキスしちゃうし、咥えちゃうし、きれいな顔して藤原はすごい積極的!
「初恋のひと」は受けの藤原目線、「二度目の恋」は攻めの唐橋目線。
藤原は不細工な外見しか見てないなって呆れてとこがあって、唐橋も不安を感じるけど、最後の唐橋じゃないと!な盛り上がりは良かったです。
そして最後の最後、藤原の美的センスの徹底ぶりに笑いのツボを押されました。

「運命のひと」「運命の恋人」
ドSの歯科医にとって、痛みに我慢強いリーマンは運命の人で、どこまで我慢してくれるか試すのが楽しくて仕方がない。
「運命のひと」は二人の出会い、「運命の恋人」は恋人っぽい関係になってからな短編。ひとくせあるストーリーはおもしろかったけど、恋人になるとことカラダを結ぶところも読みたかった…

「灰色の海」
硯職人と、弟子の武士。身分差でずっと一緒に居られない未来を感じ取って乱暴になってしまう職人、それを愛おしむ武士。雰囲気のある作品です。

純愛、こじらせ、不細工、精神的SM、時代物と、バラエティに富んでいて、楽しい一冊でした。(とくに藤原の徹底した美的センス)

1

いろんな設定の詰め合わせ!

前回の「リスタート(新装版)」同様、旧版を購入後、
新装版が出るのを知りました(笑)
「リスタート(新装版)」で旧版を持っていてもとても楽しめたので、
今回の「知らない顔」も旧版を大事にとっておきつつ、
発売を心待ちにしていました。

初収録作品が加わったことで、現代ものから時代ものまで話が収録されており、
それぞれの作品の毛色が違っていて楽しめる1冊になっています。

「リスタート(新装版)」に比べると大きい加筆修正はないのですが、
(日高先生のブログ曰く、トーンが劣化で殆ど剥がれてしまい、
そっちの修正作業にだいぶ時間を費やしてしまっていたみたいです…。
先生お疲れさまです…!)
表情などの細かい修正で、更にキャラが引き立った感じがしました。
旧版時よりも目がキラキラしてる…!


今回、初収録作品の2作品について。

「二度目の恋」は
「初恋のひと」(元不細工・現イケメン美容師×不細工好きの美形)の
続きの話で、攻めキャラ視点で描かれています。
この話が収録されることで「初恋のひと」の印象がだいぶ変わり、
結構好きな話になりました。
当て馬キャラが出てくるのですが、普通のBLの話では
あまり出てこないような感じのキャラで、
更に日高先生がこのキャラを描かれているのがとても面白くて…(笑)
恋人がイケメン好きなのも苦労しますが、
不細工好きなのも結構苦労しますね…(汗)
ギャグと切なさが絶妙に合わさったお話です。

「灰色の海」は
舞台が江戸時代で、硯職人×武家出身の坊ちゃん。
「職人特集」に収録された話だそうですが、
内容的には身分違いの叶わぬ恋、といった感じ。
日高先生は他作品でも時代ものを描かれていますが、
ここまで和が強いキャラは見たことがなかったので、とても新鮮でした。
そして色気がたまりません…!

そういえばあとがきで「運命のひと」(歯科医×患者)の
続きをもし書くとしたら…というのが書かれていて、
その設定がとても面白そうだったので読んでみたいと思いました。
杉田さんがいろいろ大変な目に合いそうな気がするけど!(笑)

8

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