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fune wo ukabete
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
生粋のお坊ちゃまと実直なかっこよさのある男の子のお話です。
お手伝いさんがいたり車で登下校するような生粋のお坊ちゃまキャラがすごく良かったです。たたずまいも昭和感がありいいとこの子というのが一目で分かりそうな……。
そのお坊ちゃま・山路くんが学校を変えてまで会いたかった相手こと千秋くん。
千秋くんは裕福な家庭ではないながらも祖父母のもとで真っ直ぐ優しく育っていて人がいい。モテる!お顔も整っていますがクールなのでカワイイという印象ではないです。
でも2人ともとってもかわいいです。
山路くんは他人の目を気にせず最初から一途ですし、千秋くんもその一途さに誠実に応えている。応援するしかない。
おうちの人たちも多分みんな協力的?なので安心して読めました。
おすすめです。
阿弥陀先生「こんなはずでは」がすごくツボでして。淡々としながら萌えもありおもしろくて、ギャグじゃないのに私は3ヵ所は爆笑してしまいまして(他の方のレビューではニマニマはしても爆笑したとの記述はなく、笑いのツボが違うのか)
本作では「こんなはずでは」ほどではないかなと思いつつ読んでいると、山路のめんどくさ天然っぷりにじわじわきまして、爆笑したのは
・「(セックス)したいのか」に対しての「えっ いや その」の山路の図星まるだしの顔www
・ちゅーした後の「つ、辻くん ちょっと痛い」と前を押さえる山路ww
・へこんで学校を休んだ理由が昭和っぽいと笑われたからww
→その後、平成ヘアスタイルにして好評だったのに、元に戻すあたりが好感持てます。
・同じ大学に行けないと拗ねるも辻にまるめこまれる山路ww
あと、細かいところでも、何度もぶぶーっと笑ったんですが、同時に萌えもあってかわいいなと。
山路だけでなく、辻もいい。
最初嫌がってたのに、ドキドキして、素直に認めて、それでも山路めんどくせーと思いながら彼らなりにお付き合いを進めるのが楽しくて。
冒頭の山路はどんなクールな嫌な奴かと思いきや、辻に会ってからの変わりようもおもしろいし。
でもそれにはちゃんと理由があって。
その辺りをさらりと挟んでくるのがお上手だな〜と思います。
滝川さんと山路のやりとりも最高だし。
担任の教師も笑ったし。
山路母も気になりました。
これはもう阿弥陀先生作品全部読まねばです。
ちょっと変化球なDKモノでした。
1話の感じでは普通の高校生辻と、俺様御曹司の山路って感じでしたが読み進めると印象がまた違ってきます。
出会いも、転校先で一目惚れじゃないんですよねー。
やろうと思えば何でもできる、楽しい方を選ぶという信念の元、転校までしてひたすら好きな人を追いかける山路の執着が良かったです。
世間知らずゆえの距離の詰めかたや、辻の周りの人への接しかたも面白かったし、庶民の感覚とのズレも笑えました。
変な奴に好かれてしまった辻もいつの間にか山路ペースで、好きになっちゃってたのもなんか可愛くて良きでした。
辻の友達やクラスの女子達も2人の関係を何となく分かってる感じで、でも何も起こらない世界観が心地よかったです。
初H失敗も山路と辻らしくて良かったですね。
勃たないパターンはあまり見たことがなかったな…男同士で勃たないと、面倒な事になりそうですがこちらの2人はアッサリでホッとしました。
描き下ろしでは無事にいたしているので一安心♡
何もかもお見通しで動じない執事さんがお気に入りです。
2016年のちょっと古い作品、割引中のポップを見て読みました。
山路君の間合いズラシは微妙で、辻君に拒否権を与えないのが凄い。
ナンジャコリャ・・讀んで焦ってしまう。事情が分かると、大笑い。
山路お坊ちゃまは、街で喧嘩に独り勝ちしていた辻君を見かけて、一目惚れ。
辻君に会いたくて、転校を決行してしまう。
辻君に纏わる山路君。山路にとって男も女も関係ないんだと、辻君は納得。
山路君に押し切られて二人は仲良しに。
青春ってスバラシイーですね。(どっかの映画評論家風に言ってみた)
可愛らしい高校生の恋愛物語。
絵が綺麗。山路お坊ちゃまは、カッコいいいけど、なんかキモくて面白い。
辻君の惹きこまれ方が、可愛らしい。辻君、とうとう深いお付き合いの恋人になっちゃった。
山路君の勝ち。肉体まで獲得されちゃった。
もし続きがあるとしたら、辻君は就職できず、結局大学まで山路君に引きずられるのかもしれない。山路君は嫉妬深い。
山路君の恋の罠にかかった辻君は、ヒロイン顔=女顔。ミスコン1位になるだけある。
[阿弥陀しずく] さんの「からっぽダンス」のキャラ、月島さんに似ている。山路君は、ストーカー癖を持つ久我さんに似ているかな?
神評価。
2016年発売の割に表紙が古臭い(パワポの動き…?とか思う自分も古い)のが残念ですが、阿弥陀さんの持ち味である美しい線や独特の会話の間や表情が好きな方はもちろん、高校生同士のほのぼのとしつつちょっとおかしな日常や初めての同性愛をライトに描かれていてどなたでも楽しめる作品です。
それは現時点で「中立」「しゅみじゃない」の評価がひとつも無いのを見ていただければ分かってもらえると思います!
ぐいぐいくる坊ちゃんがどうして編入してきたのか、辻くんとの出会いで彼がどう変わったのかを知ってからまた初めから読むと更に優しい気持ちになります。
大人になった自分も必死な彼を見習いたくなりました。
いやあ、面白かったです。
萌えるというより笑2みたいな。
街中でケンカをしていた高校生に一目惚れして、転校→猛烈アプローチというおぼっちゃまくんのお話でしたが、本当に面白かった。
まず、よくありがちな逡巡がない。
一切ない。
さらにおぼっちゃまの生活を支えるじいやもばあやもおおらか。
登場はしなかったものの、お母様も絶対おおらか。
「超絶エリートおぼっちゃま学校から好きな人がいる学校に転校する」息子を支持して、あまつさえその恋を応援してるような雰囲気がおぼっちゃまとじいやの会話から滲み出まくっています。
成金ではなく、旧華族みたいな。
きっとお母様もおっとりした方なんだろうなあ。
こうなるとアプローチされる方の子が強烈なツンツンを発動したり、ぐるぐるしたりするものですが、それも、ない。
本当にあっけらかんとほのぼの。
阿弥陀さんの絵は下まつげが特徴的だと思うのですが、その下まつげの表現力ですら面白かったです。
山路おぼっちゃまはとにかく擦れていなくて、自分の思いに素直すぎるほど素直です。
唯一の悩みと言えば「髪型が昭和」と笑われたことくらい。
真っ直ぐに辻が好きで、辻とうまくいくことを疑わない。
対する辻も独特な子で、同じ中学からたったふたりだけその高校に進学した男子と登校は一緒だけどべたべたつるむでもなく、人間関係あっさりめ風。
女装ミスコンで前代未聞の2連覇をするほどの綺麗系女顔にも関わらず周囲も賑やかではなくて、家の方も祖父母と暮らしているという特殊な環境。
ただこの辺りを掘り下げなかったのが良かった。
親がいない→ひねくれ、孤独、儚げルートが一切ありません。
だからこそあっけらかんとほのぼのなのです。
両親がいないことを嘆かない。
いじめのある学校に通って、同世代の友達がいなくても全然平気。
そういうふたりだからこそ生まれたほのぼの作品なんだと思いました。
それにしてもここまで環境や同性との恋愛への迷いフリーであっさり仕上げの作品、よくぞ描き上げてくださった!
世間の常識からずれたところを突っ走る変人キャラが大好きなのですが、その変人キャラを支える周囲が朗らかに見守ってくれるのも大好物。
そして受けはツンデレない、主体性を持っていてぐじぐじしない子が好きなので、好きが集まった作品でした。
上記のようなキャラが好きな方はハマると思います。
ぜひお試しを。
シンプルな画面と台詞のみでテンポ良く物語を進めていく阿弥陀先生の作風が、好きだなぁと改めて感じました。お坊ちゃんの山路が、辻に一目惚れしたところから始まるこの物語。最初は山路が二面性のある危ないキャラなのかと思いましたが、オーバーなリアクションもあくまで彼の一部であることが分かり、そこからは彼が次にどんな言動をとるのだろうとワクワクしながらページを捲っていました。
展開も特に驚くようなシーンはなく淡々と進んでいくのですが、山路のことが気になっていく辻の描写もとても自然で、モノローグが少ないにも関わらず違和感はまったくありませんでした。そして、スムーズに関係を進めておきながら、いざヤってみたら最初は勃起できなかった山路には笑ってしまいます。そこまで追いかけておいて、勃たんのかい!と思わずツッコミました。でも、そこで辻も大ショックを受けるでもなく、飄々と受け入れ、徐々に慣らしていこうとどんと構えるんですよね。並のBLではなかなか見れない流れが、阿弥陀先生らしくていいなぁと思いました。
やっぱり阿弥陀作品はいい!と再確認いたしました。
しばらく読んでなかったことを少々後悔。
出会いは突然☆まさに運命☆
男前で金持ちで少々昭和ないでたちの攻。
出会いがしらからの不信な行動。
そして図太い精神力。
受の視点から描かれているゆえにちょっと怖かったw
そうそうに転校し、彼の隣をキープする。
押せ押せでゲットというて展開的にはシンプルなお話し。
とびぬけてというものは感じなかったのですが
キャラクターも楽しく
読ませてくれる作品でした。
スパダリ攻めに男前美人受けのお話と、高校生の初めての恋物語の素晴らしいマリアージュ!
って、まあ、マリアージュって何よって感じですが、
お金持ち学校に通っていたお坊ちゃまが、公立高校に転校してきた理由は…、というところから始まるお話。
このお話のいいところって、主人公たちがそれぞれの想いを、大事なのは、自分たちがどうしたいかであって、男同士だからとか、他人にどう思われるとか、そんなことは関係なく、でもだからと言って傍若無人に好き勝手するのでもなく、少しづつ合意しながら関係を深めていくところだと思う。
キスして、好きだと言って、それから先は?
初めてがうまくいかなくっても、そんなの焦る必要はないっていう辻の男前なこと。
笑いのテンポもいいし、執事の滝川さんのキャラクターにおまけして神。
高校2年生同士のカップリング、攻めはお金持ちのお坊ちゃん、受けは祖父母に育てられている、どちらかといえば貧乏なおうちの子です。
受けの通う公立高校に、なぜか金持ちの攻めが編入してきた、というのが始まり。
その攻めは、なぜか最初から受けに付きまとってきます。天然で妙な言動を繰り返す攻めはちょっとウザいし迷惑だけど、悪い奴ではないし邪険にするほどでもなく、好きにさせている受け。そのうち、攻めが以前に見たことのあった自分に惹かれていて、そのためこの学校に編入してきたのだと知り、ほだされてきます。
受けは美人な見た目に反して非常に男前で、攻めが惹かれるのも納得の好キャラ。育ててくれている祖父母とも仲良しだし、学校では女子にも優しいナイスガイですが、ケンカでヤンキーをボコボコにするヤンチャな面もあります。そんなところがボンボンの攻めには鮮烈な印象だったんだろうなと思います。
一方、攻めは最初は天然な変人で、受けがあっさり攻めに惹かれるのが意外だなと思いました。まあ包容力のある受けなので、攻めの健気さや、自分のために編入してきたという情熱にほだされたんでしょうね。
あらすじを読んだ時には、秀良子さんの『金持ち君と貧乏君』っぽいお話かな、と思ったのですが、あちらよりも単純明快な萌えでした。確執も葛藤も、身分差による悲劇もない、ヤキモチ焼きな天然坊ちゃんが男前な美人くんに天然パワーで迫る萌えと面白み。
童貞同士のエッチの失敗なども含め、微笑ましい、ひたすら微笑ましいお話でした。