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tameiki daydream
「ユア・オンリー・アイドル」既読の方は必読です！ホントに！
去年の9月に読破。
著作の「ユア・オンリー・アイドル」が半額だったので買おうと思ったら、なんとちるちる情報によると、本作に実質1話が収録されてるとのこと。
同時収録である1CP目の攻めの見た目があまり好みじゃなかったけど（☆マイナス理由）、「マイ・オンリー・アイドル」目当てで購入。
てかどっちも半額ですよ？買っちゃうよね～。まんまと出版業界の戦略にハマるわたくし。
6つのお話が入ってる短編集かと思ってたら、その1CP目が実質全体の約半分、89ページもあって、あらハズレ？とヒヤっとしたんです。
がっ！2CP目の攻めが短髪スポーツ界系配達業者ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
海洋生物キャップシリーズ！懐かしい！大好きでしたｗ
てゆーか1CP目含めて6CP全部えがった…。
三池さん作品は基本的にえｒ少な目と把握しておりますが、どっこい、本作はえｒもちゃんとあります！
三池さんの描くえｒシーンがガッツリ見たい方には特にオススメです！
同時収録がおすすめ
タイトルで姉が昔聴いていた光GENJIのアルバムの曲を思い出してしまい、作者さんももしやその世代！？と思ってしまったこちらの作品。
表紙の感じが西尾メシさんのような雰囲気だったので購入したのですが、本編の絵は違う雰囲気でした。
６組のCPの話が収録されています。
表題作はデリヘルボーイと高校で同級生だった元生徒会長のリーマン。
「夜の配達人」は宅配業者と顧客。
「スワローホーム」は元チンピラ風の流れ者と祖父の遺した家で自給自足生活を送る若者。
「ドライビング・アンダー・スカイ」は東京のリーマンと地方の取引先の担当者。
「やっぱり同棲でしょ？」は家事にちょい潔癖なテキパキリーマンと適当半引きこもりプログラマーの共同生活。
「マイオンリーアイドル」はアイドルと1つ年下の幼馴染DK。
おすすめは「スワローホーム」と「ドライビング・アンダー・スカイ」です。
この2つはもう少し読んでみたくなる広がりを感じる短編でした。「スワローホーム」は１冊にしてもいいくらいの内容だったので、この短編に収めてしまうのがもったいないほどです。
気になって曲のタイトルを調べたら「サマースクール」でした。「ためいきデイドリーム 好きだと告げてる」というサビがやたらと今でも頭に残っています。蛇足でした。
読み切りとはもったいない短編ばかり
80ページほどの表題作（描き下ろし4頁あり）と、5つの読み切りを収録。裏表紙には読み切り「4篇」とあるのですが、表題作を含め6作品（6カップル）であっていると思います。短編がどれもよくて、読み終えたあとはどこかキラキラした気持ちになりました。萌2寄りの評価です。
表題作は、恋愛経験のない堅物リーマンの受け（表紙左）が、デリヘルサイトで間違って男を呼んでしまい、その男が実は高校時代の同級生だったという始まり。チャラけているように見える攻めなのでスタートから軽いノリですが、そんな攻めが軽く見えて実は臆病＆頭の中ごちゃごちゃ。彼の心情描写がとてもそれらしく描かれており、物語にすんなり入りこめました。先に好きになったのは攻め（攻めの初恋の相手＝受け）で、どちらかといえば攻め視点のお話。ラストまでなかなか安心できる男でよかったです。本気モードになれば、さらに心は臆病になっていく攻めがかわいかったな。実ってよかったね！
＜収録作品＞
■『ためいきデイドリーム』（ほか、表題作シリーズ）
■『夜の配達人』（12頁）：宅配業者の配達員に会いたくて、興味もない元カレのコレクションを注文
■『スワローホーム』（32頁）：畑のあるお家に久々に戻ってきた男と、それを待っていた男
■『ドライビング・アンダー・スカイ』（8頁）：年下攻め、取引先の彼と月に2度会って狭い車内で…
■『やっぱり同棲でしょ？』（8頁）：在宅プログラマーと会社員、同居じゃないでしょ、同棲だよ
■『マイ・オンリー・アイドル』（24頁）：アイドルとして頑張っている幼なじみと高3男子
短編作品はどれもカップリングが好みでした。軽めなエンディングなのにしっとりしている気もして、話の前後が想像したくなるものばかり。どの作品も好きだったのですが、超短編の『やっぱり同棲でしょ？』、受けの無自覚いちゃいちゃがめちゃくちゃかわいいのですよ～♡これ続きもあるのかな、すごく読みたいです！一冊まるまるこのふたりでも大歓迎。同棲を始めたばかりのふたり、でも一方は同棲じゃなくてルームシェアだと言い張っている。お風呂場で意見が合わない（水垢が気になるとか別に気にならんとか…）ところから始まるのですが、ここから攻めと思われる長髪の彼が焦らされぎみになり、きっとこのあとは甘くておいしい展開になっていくのだろうな～と予想できます。ケンカになってもどこか安心できそうなふたり、一緒にご飯食べるところとか、ソファでいちゃいちゃしてるとことか、ああ読みたい、読みたいなぁ。
ラストの『マイ・オンリー・アイドル』で、キュンとしてためいき。そういえば作者の本は久しぶりに読んだのですが、以前読んだ時とはまた違った印象もあり、これも好きだなぁと思いました。キラキラした気持ちで本を閉じた一冊です。
