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mannerkoushi kurosaki
表紙の雰囲気に惚れて購入したものの、読みたいのはコレイジャナイ感でいっぱいです。
S系執事風マナー講師と負けず嫌いな強気美人おぼっちゃまを期待してしまいました。
親はなくとも金さえあれば、友情も楽しい時間も買える。
いい加減な生活をしていた大企業の御曹司・真大(まひろ)。
ある日、支払いをしようとしたらカードは使えず、家に帰れば見たこともない男がいて…。
わがまま放題のおぼっちゃまが鼻っ柱をへし折られて、見返すために必死で頑張るストーリーは大好きです。
でも…、この作品には必死で頑張るおぼっちゃまがいなかった…。
真大は最初から最後まで駄々を捏ねてわがままを言っているだけ。
マナー講師の黒咲も、教えたマナー1つ覚えられない(挨拶はマナーに入るのか…?)おぼっちゃまに言うことを聞かせることも出来ないヘボ講師。
男版メアリーポピンズを期待してしまったわたしが悪いのか。
黒咲はイケメンなので、真大が惚れるのは分かる。
でも黒咲が真大に惚れた理由…、どこ?
後継を外されるかもしれないピンチにも必死になれない、文句ばっかりで真面目に取り組まない。一体どこに惚れたんだろう?
過程の心理描写もなく、「惚れた!」と言わせたら惚れたことになるという力技では萌えることができませんでした。
イケメンの無駄遣い…。
有能な講師に出会って、だめおぼっちゃまからデキる後継者に成長するストーリーを読みたい方は、この作品ではありません。
わがままおぼっちゃまをひたすら堪能したいという方はぜひ。
うーーーん…私の場合は、思ったよりイマイチでしたね…
絵柄的にはとても素敵です。
特に攻めのマナー講師・黒咲。
「マナー講師」というよりイケメン俳優とか黒服って感じだし、いつもクールで、敬語で接する時は執事のよう、素に戻った時はちょいワルな危ない魅力…
一方受けの真大(まひろ)は……
作画的には良いんです。いかにもイマ風なチャラ系/生意気系の空気感はよく出ている。
真大は大企業の御曹司。だけど両親は忙しく真大に金銭だけ与えてネグレクト気味。
だから真大もカネを思うままに使い、そのカネで友情も買うような人間になってしまった。だから集まってくる人間も真大の金目当てみたいな小物ばかり。
そういう設定、痛々しいんだよね…
真大を真っ当にするために親が黒咲を雇っていたわけなんだけど、結局親はずっと自ら向き合ってこないし。
そんなところにも引っかかりつつ、一番首をかしげてしまったのが、いきなり真大が黒咲にキスするところからのBL展開なのよ。
BLで、BL展開に疑問が出たらさぁ…
なんでバチバチバトルしてたのに急に恋心に変化すんの?急すぎましたね。
その後の、黒咲を振り向かせようとする真大の必死さも、なんかかわいそう感が勝っちゃったかな。
思っていた以上に良かったです。
ありがちといえばそうなんですけどね^^;
親の愛情を感じられず、お金で友人を買っていたような真大。
親の援助をうけられなくなって離れていく友人たち。
そんな時に現れたのが、マナー講師の黒咲。
そばにいて自分のことを考えてくれる黒咲に惹かれていく真大ですが、黒咲は全然なびかなくてーーというお話。
なぜマナー講師なんていう微妙な設定にしたのかは謎ですし、
あまり活かされていなかったのが残念でした。
でも、真大がツンデレで寂しがりやで憎めなかったし、
黒咲は文句なくカッコ良かったな^^
素直な真大に黒咲が絆されていく流れはありきたりですが、
強気でSっ気がある黒咲が最後までカッコ良かった!
攻めも受けも、残念ながら、キャラの魅力が今一つでした。攻めの黒咲は、マナー講師でありながらちょいちょいヤクザの長男素質が垣間見えるSっぷりは好きなのですが、跡取りの立場を弟に押し付けて今の仕事に就いたのだから、そこに至った理由をもう少し詳しく知りたかったです。勘当されてるようですが、単にヤクザ業を継ぎたくないがために家を出たんなら、全てを押し付けられた弟はもう少し兄を憎んでいいと思いますし。
金持ちのボンボンという立場の受けも、どうにも流されやすいキャラにしか見えませんでした。友達にハブにされてたところに色々構われたからって、普通、同性を好きになりますかね!?まぁそこがBLといえばそうですが…
表紙の通り、攻めのマナー講師がかなり上からでめちゃくちゃタイプです。
ストーリーは、お金持ちのボンボンとそのお目付け役になったマナー講師。それまで親のカードでさんざん豪遊し、友達にも金づるとして当てにされていた真大は、親からついにカードを止められてしまいます。うちに帰ると両親はしばらく海外で帰ってこられないから、今後の生活はマナー講師の黒咲から然るべく教育を受けて、との伝言が。
最初こそ、追い出してカードを取り返してやる!と躍起になっていた真大ですが、カードが使えないとわかったとたんに離れていく友達に失望し、おはよう、行ってきます、ただいまと声をかけあい、家に帰れば自分を待っていてくれる黒咲のことがだんだん気になっていき、黒咲の一番になりたいと思うように。
真大はかなり早い段階で黒咲におちてしまいますが、黒咲の気持ちがなかなか見えてきません。二人のその辺の駆け引きがコメディタッチで軽快に描かれていて、読んでいてとても楽しい作品です。
最後の最後、黒咲のマンションで真大がドヤ顔で上に乗っていたのに、グイっとひっくり返されて、黒咲にマウントをとられるシーンが最高に萌えます。ほぼ一頁使っての覆い被さってくる迫力は、寝っ転がって読んでいると飛び出してくるようで、鼻血もんなのでご注意を。