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playboy blues
忧郁的花心男子P.B.B
表紙に純佑と忍が帰って来ました。とても幸せそうな二人を見てほっとして、帯の「No.1店を去る」を読んで鼻の奥がツーンとなる。 大好きなシリーズの最終巻、大切に読もうと思う。
5巻のラストで憑きものが落ちたように素直になった能成、忍に激しい嫉妬を見せたハルトがとうとう能成を抱きます。このベッドシーンのハルトと能成がとても魅力的で、二人の気持ちと体の高ぶりが感じられて素敵でした!最中と事後の緩急の付け方も、さすがしうこ先生という感じです。
もがいて苦しんで東京(ここ)にいる意味を見つけた能成。忍が5巻で彼に言った「ごまかした奴程、後で苦しいの」という言葉は、やはり自分たちに向けたものだったのですね。ハルトたちのベッドシーンの間に、純佑と忍が目をそむけてきたことを口にするシーンが挿入されていて、ハルトと能成の甘いHに酔いしれながらも、やっぱり『P.B.B.』は純佑と忍の物語だったのだと思い知らされます。
アラタの姉の自殺を知って、ホストを辞める決心をした純佑は「俺は一人で(実家に)帰ります」と忍に告げます。それは自分への戒めでもあり、忍へ助けを求めているようでもあるなぁと感じました。求めるっていうのはちょっと違うかな、忍を救いたい気持ちもあったと思う。
純佑以上に現実を突きつけられたのは忍で「一人で帰ります。」という純佑に「そっか」と答えた時の表情は、彼が幼い頃から何度も見せてきた顔なんだと思う。母に拒絶された時にも「そっか」って沢山諦めて来たんだろう。そこから這い出すには「ついてきて」じゃダメなんだ。純佑が帰郷を選択したように、今度は忍が人生(純佑)を選ぶ番なんだから。
別れの時が迫る中、純佑が苦しむ元凶は「自分がホストにスカウトしたことだ」とまで後悔する忍の背中を押したのは、ハルトや店の女性客たちでした。これが『P.B.B.』の醍醐味です!沢山の登場人物たちの生き様がそれぞれ光っていて、彼らの台詞には力強さがあります。その力強さに、忍がこれまでの人生で「ごまかしてきた」恐怖から、踏み出す勇気を持てたんだと思う。だからこそ、みっともなくても迷惑でも“一緒にいたい、一緒にいてやりたい”という我儘が言えた。しうこ先生とすべてのキャラに「忍の人生を救ってくれてありがとう」と、そして純佑と忍には「ずっと幸せに」と言いたいです。
私のBL歴史の中で一番長く、そして一番多くの作品を読んでいる鹿乃しうこ先生。先生が長く描かれているキャラたちは「彼らはどうしているのかな?」と想いを馳せたときに、自由に動き出す生き生きとした人物たちなのだと思います。だからきっと純佑も忍も、そしてclub DANDYのホスト達も、いつか勝手に動きはじめて再び先生が描かれることになると信じています。
はー。完結しちゃいましたね。第1巻から13年ですか。なんとなく「P.B.B.」は終わらない気が…悪い意味ではなく、ずっと世界が続いていくような気がしていたので、物語が完結し、第4巻から続いていたシリアス展開(+ハルト×能成のターン)が決着するとともに、根底にあった純佑の実家問題にも答えが出て、これ以上ないほど素敵な最終巻でした。ほぅ…なんだかもう胸いっぱいです…。
ハルトと能成は意外にラブラブなところに収まって安心しました。…攻受が逆じゃなくて本当に良かった…(小声)。途中、お客さんの「ハルト、イケボ―♡」は絶対にCV.安元さんを意識してのセリフだろうと思ってニヤニヤしちゃいました笑
最終巻でも忍がとにかくカッコ良かったです。忍は見た目に反して健気で一途でシャイで、誰より優しくて、決して受身にならず常に純佑を立てようとする、稀代の男前受キャラだなぁと改めて思いました。あ!ハルトもめっちゃカッコ良かったです!(ハルト推し)
本編はシリアスめの展開ですが、巻末のエピローグ書き下ろしはハッピームードたっぷりで、純佑の脂下がった顔を満喫できますよ。…この人は本当に忍が絡むと急に歳相応になるな笑
完結記念に「Punch↑」シリーズとのコラボ作品的な何かとか…勝手な妄想ですが、いつかお目にかかれるといいなと思います。
わかっていはいたけど帯だけで泣かせないでください・・・
と、思い読み始めた最終巻。
う~ん『P.B.B. プレイボーイブルース』の魅力はひとことでは言えませんね。歌舞伎町トップクラスのホストクラブ「club DANDY」。そこで繰り広げられるあの熱くて、怖くて、ずるくて…ドロドロな、でもやっぱりラストには笑顔になってしまうバトルたちは、そこらのTVドラマの何十倍もおもしろいと私は思っています。バックヤードでの出来事がメインになりそうなところを、華やかな店内でこれでもかと見せてくれるところは流石でした。後輩が先輩をちゃんと尊敬していたり、チームワークが見られたのもよかったな。出てくる女性陣にも拍手を贈りたいです。退勤後の彼らに関しては、TVドラマにはちょっとできないのが残念ですね(笑)。
Hシーンも毎回楽しみでしたが、甘いだけのものはほとんどなく、そこがシリーズの魅力でもあります。成長したり、我慢したり。誰かによって変えてもらえたり、甘えたり甘えられたり、ときに変えられない誰かのために一歩踏み出したり…涙する。それがこんな男達なんだから。それを追っていけただけでも満足すぎるシリーズだと言ってよいと思います。とはいえカラー口絵を見たら、のっけからもう先へ進みたくない気満々だったけどね。
何はともあれ。
とにかく忍が幸せになったなら、それでいいかな♡
忍は皆にあげてばかりだから、これからはたくさんもらったらいいよ。
私は忍に元気をいっぱいもらいました。
内容について語りたいところではありますが…
まずは作者に、ありがとうの気持ちを思いっきり伝えたいです。
紙版しか持っていなかったので、6巻発売を機に電子版で買い直しました。
シーモア版、紙と同じ修正(=白抜きじゃない)です。
さて、最終巻。
先ずはこの「P.B.B.」を長きに渡って描き続けてくださったしうこ先生に、「最高のマンガを有難うございました!」と言いたいです。
ただの「神」評価じゃ気持ち的には全然足りないくらいに、マンガに求めている理想とBLに求めている理想の両方がめいっぱいに詰まった、とても素敵な最終巻でした。
アラタがこの巻の作中で“憑きものが落ちる”という表現を能成に対して使うのですが、今までどう言い表せばいいのか分からなかった「P.B.B.」の魅力ってまさにそこだなと。
色んな想いや迷いを抱えて「club DANDY」に集まるゲストやキャストが次々と憑きものが落ちたように晴れやかな笑顔になっていく。
それを見れた時に、何とも言えない嬉しさがこみ上げるんです。
BLでは邪魔者扱いされがちな女の子達が、この作品では主役達と変わらないくらいに一人一人大切に扱われていたのが何より私は好きでした。
「club DANDY」に集まる女性客達にはどこかしら共感出来る部分があったから、そういう子達が救われていくのが余計に嬉しく感じれたのかも。
中でもゆかりちゃんが最後に見せるとびきりの笑顔には、私も思わずきゅんとさせられました。
2巻のゆかりちゃんとはすっかり別人です(*^^*)
主役達(純祐&忍)に用意されていたラストへの展開もまた最高に素敵なんです。
どちらかがどちらかに「ついて来い」って言うんじゃなくて、二人共にしっかりと自分の未来を選択をさせる。
1巻からずっと自分のことでは逃げ続けてきた忍には特にとてつもなく勇気のいる一歩なんだけど、やっと聞けた忍の一生分のワガママは全然みっともなくなんかなくて、羨ましいなって思いました。
こういうラブストーリーを描いてくださるしうこさんのことがますます好きになりました。
純祐&忍、ハルト&能成だけでなく、キャラ全員に対する作家様の愛がしっかりと感じられる素敵な大団円は、やっぱり涙なしには読めなかったです。
ラスト1ページの先に続く未来が思い描ける終わり方に、読み終わったそばからもっともっと読んでいたい気持ちが溢れ出します。
本編は終わってしまったけど、番外編、後日談をぜひとも期待したいなぁ。
自分には「PBB」に一番好きなキャラはハルトです。
ツンデレ(可愛いい)だけど、人を大切にする優しい兄貴みたいな感じ。。
そして能成の成長のことも気になるんです。
本性はいいだけど、彼は他人(アラタ)を傷つけ、そして自分の心を傷付ける。
悪い面もいい面も持つのは人間の実感がいっぱいです。
彼の純粋のところも、闇のところもハルトは全部受け入れて、
最後に東京にいる意味をみすけて、すごくいいですね。
もしまたドラマCDが楽しみです。
安元洋貴さんのハルト役、鳥海浩輔さんの能成役、とても聞きたいです!
『P.B.B.5』にコメントをありがとうございます!
ayumunarumiさんはハルトが好きなんですね。
「彼の純粋のところも、闇のところもハルトは全部受け入れて」
本当にこういうところがハルトの素敵なところですよね!!
私も大好きです。
番外編でまたハルトのお話も読みたいですね。
購入動機:
シリーズ物で好きで、純佑×忍に話が戻ってきたとの情報を得たから。
★純佑、忍、おかえりなさい……!
表紙を見た時から、本を持つ手が震えました……! 帯にも泣かされましたねぇ。やっぱり、このCPが一番好きです。しうこ先生、完結お疲れ様です。ありがとうございます泣
★忍っちはかわいい
忍っちのシャンパンコールのシーン、大好きなので、また見られて嬉しかったです笑。忍っちは、誰よりも男気があるのに、女々しさも人一倍。別れを決意した時の♡中の表情なんか、切なすぎて全てにグッと来る。ラスト、純佑のもとに押しかけるシーンの泣き顔は至高! 他のコマとのタッチの違いが、これまた忍っちの思いの爆発が伝わってきて、良い意味で辛いし、うつくしい。泣き顔に美しさを感じるキャラって、大好きです。最後は二人がラブラブで、忍っちの笑顔も見られて、幸せでした。お幸せにね♡
★堅物ホスト純佑
ナンバーワンは辛いね……。実家のこともあって、純佑どうなっちゃうんだろう、と思っていたけれど、え、辞めちゃうの?!忍さんとはどうなんの?!とハラハラしっぱなしでしたね汗。未練たらたらな純佑もかわいい。忍にさえ欲しがってもらえたら、というコマが好きです。最初から素直になってたら、こんな遠回りしなくて済んだけれど、すれ違ってからの結ばれてこその二人だなぁと感じました。若旦那、頑張れー!
★脇キャラの女の子たちが嫌みなくかわいい
BLだと、女の子キャラが当て馬っぽく出てきたりもするけど、この作品は女の子キャラ含めて、みんな素敵なキャラクターたちでした。club DANDY最高!! できることなら、旅館での忍たちのお話ももっと読みたい! 大好きなシリーズです!
今作品ではメインカプよりもハルト×能成の方が気になっていたので、今回ようやく能成がこじらせまくったブラコンから卒業し、他人に与えて与えられる喜びを知ってくれたことが一番の収穫でした。
そしてハルト×能成の初めてのエチシーンに、今作品最大の萌えウェーブが!!!仕事場でもその雄力振りまいてたら、絶対ハルトがナンバーワンになってたでしょうにね。
一方、メインカプの二人ですが、自分が原因でアラタのお姉さんが自殺したことを知り、純佑はホストを辞めて実家の旅館を継ぐことを決意します。贖罪のために、忍に別れを告げた純佑と、「ついていく」と言う勇気のない忍。最後は、「PBB」に携わってきた色んな人達に背中を押されて、忍が一歩踏み出せたのがよかったです。
アラタも恨むことをやめて前に進み始めていて、各々が傷つけたり傷ついた分だけ、ちゃんと成長できているような気がしました。
今回で完結ですが、できればハルト×能成でスピンオフもう一冊くらい出ないかなと期待しています。
主役の二人を差し置き、私はハルトと能成が結ばれたシーンに感動しました。
ずっと待ってたし。あのヤンチャ能成を抱くハルトの攻様振りは、鹿乃先生の数ある名ラブシーンの中でも上位にランクインしてます。(個人的な評価)
何度見ても惚れ惚れするハルト様とすっかりおとなしくかわいらしくなる能成。またこの二人のラブシーンが見たい!鹿乃先生お願い!
扉カラーにベテランの凄みが感じられ釘付けになります。
そうして、気の遠くなりそうな年月を経てついに?
ホントに?
まだまだ疑い気味な気持ちを隠すことなく読み始めました。
リアルタイムから、忘れた頃に続編が出るを繰り返してはがっつりとしたエロを供給してくれる貴重なシリーズ。
忍の掴み所のないチャラさと女の子大好きな優しさに間接的に癒されたり。
純佑のギャグ漫画を覆すど真剣な重い気持ちに引いたり、ほだされたり。
振り幅の広さにあと引くことなく頭を空っぽにして楽しめる作品でした。
ハルトと能成編かと思わせて、2人がモジモジ?している間アラタによって盛大に巻き込まれていた忍と純佑の辿り着く先。
段々完結を意識するようになり、作中のしんみりに感情移入。
生真面目な性格がメンドクサくもありましたが、愛しくもあり惜別の情が湧いてきます。
何かと揶揄されがちなホストの本分を守りきった純佑の最後に立ち会える喜びと、まさかこんな結末を迎えてしまうのかと、不安に駆られもしましたが…。
けれど、さすが。
時代の流れを感じつつも安定のクオリティ。
そして圧倒的で抱腹絶倒な鹿乃ワールドを最後まで見せつけられ、湿っぽくならない楽しい幕引きとなりました。
シリーズ完結巻。
4巻から始まった新章の締め括りとしては少々駆け足気味ですが、それでもやはり最終話には感動しました。
純佑の弟・能成が上京したところから始まったこの新章。
兄やハルトに反抗的な態度をとったり、女性と手当り次第に関係をもったり…と色々複雑なお年頃だった彼ですが、
前巻あたりから、成長したのか徐々に丸くなっていきました。
この巻の冒頭ではついにハルトに抱かれ、彼と恋人同士に。
くっついてすぐこの二人の話が終わってしまったのは残念ですが、そこここでイチャつく二人の可愛さには癒やされました。
普段はコミカルなキャラなのに、いざというときは年上らしい余裕や包容力を見せるハルトがカッコよく、
番外編で能成に誕生日プレゼントを貰い嬉しそうにしている姿には、能成でなくてもキュンキュンさせられましたv
その後のテーマは純佑と忍の今後について。
元々、いつかは将来について決断しなければならない覚悟していた純佑。
今回アラタの姉の死に責任を感じ、これを機にホストをやめることを決意します。
問題は忍のこと。
ついて来いとプロポーズするのは簡単ですが、彼の人生を左右する問題には彼自身が答えを出して欲しい。
彼がいては、アラタの姉の死に対する自分への罰にならない。
こんな考えから純佑は忍に別れを告げ、忍もそれを笑って受け入れます。
今までの女性客らも集まり、純佑の送別会が開かれるシーンは、1巻からの様々なエピソードが思い起こされ感無量。
「精一杯背伸びしてる」と言う純佑ですが、生意気だった初期に比べると本当に大人の良い男になったと感じます。
そしてクライマックス。
純佑に本音を吐露する忍の姿には、痺れると同時にもらい泣き。
忍を抱きしめ涙する純佑の姿にもかなりグッとくるものがありました。
描き下ろしの後日談(4コマ集)ではその後の二人の幸せそうな様子が描かれていて満足。
旅館の客や仲居をメロメロにしてしまう忍のタラシぶりが相変わらず素敵です。
そんな忍に終始ニヤけている若旦那(純佑)も、本編より表情豊かに活き活きしている印象w
女将(純佑の母)も忍を何だかんだ認めており、これからもラブラブに暮らしていけそうな二人に安堵しました。
新章としては、雲を掴むような話だったなという感想ですが(アラタがキーパーソンなのかと思いきや早々に改心し、能成とハルトのラブがじっくり描かれるのかと思いきやアッサリくっつき…と、ストーリー的にいまいち盛り上がらないまま進行していたため)、
新章の新しいキャラたちの登場を機に、純佑と忍が彼ら自身の現状と未来について答えを出す話、としては最後はよくまとまっていたと思います。
またいつか番外編で純佑×忍やハルト×能成に会えることを祈ります。