初恋大パニック

hatsukoi dai panic

初恋大パニック
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×251
  • 萌19
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

279

レビュー数
21
得点
476
評価数
120
平均
4 / 5
神率
35%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
秋平しろ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
初恋大パニック
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813013075

あらすじ

「……いけ好かねえ」 
人気の新人作家・藤原壮介と初打ち合わせの日、
敏腕編集と評判の小宮山旭は壮介の著者近影を見ながら、思わずそう呟いた。
しかも、それを壮介に聞かれていた…… 
最悪な初対面を果たしたふたりの関係は、当然ながらうまくいくはずがなかった。
……いくはずがなかったのに!? 
月村奎先生の原作で、秋平しろ先生のマンガ『初恋ファンタジスタ』も特別収録。 

表題作初恋大パニック

藤原壮介,デビュー作がヒットした新人作家,23歳
小宮山旭,攻の担当になった敏腕編集者,30歳

その他の収録作品

  • 初恋ファンタジスタ
  • あとがき

レビュー投稿数21

2人の変化が愛おしすぎる

月村先生と秋平しろ先生のコラボなんて我得すぎる…!と思い読み始める前からウキウキしていましたが、あまりに最高でした!!

期待の新人作家×敏腕編集者という設定の今作。
作家である藤原くんは引きこもりかつコミュ障を拗らせ自信がない上に自意識過剰気味なところがあり、一方普段は人の機微を読むのに長けて編集者として頭角を現す旭さんもなぜか藤原くんには個人的な思いから最初から突っ掛かり気味でどちらも最初の印象は拗らせてんなぁという感じでした。

ただ一度思わぬ形で本音をぶつけ合ってから壁が消え、軽口の応酬ができるような関係性になってからはケンカップルの様相が見えて最高でした。

個人的には旭さんに萌えて萌えて仕方なかった〜!外面と比べて意外と口が悪いのも、私的な思考回路は意外と幼くてとんがってるのも、恋愛にあまりに初心なのも!物語が進んで藤原くんに口説かれ始めたあたりからついに受け入れたシーンまでどんどんどんどん際限なく可愛くなっていくのにニヤケが止まらなかったです…

視点が交互な書き方なのもまたよかったです。どちらの視点で見ても自分ばっかり想ってて相手の本音が見えない感じがたまりませんでした。

1

No Title

めっちゃ面白かった!!卑屈すぎる小説家壮介と慣れた感じの編集者旭の物語。まさか旭がそうだったなんて…とか壮介とお互い認識違いが凄くて噛み合うのかこの2人は…?と思ったり…。でもガッチリいい感じにおさまりました…。2人の視点交互なのも楽しくていい!

1

すれ違い、誤解の大安売り

引きこもりニートが処女作で大ヒットを飛ばしている壮介と、小説家になれなかった編集者旭とのドタバタラブコメディ、でしょうか。

上から目線というか、編集者として部数を伸ばせている自信から、いいところの坊ちゃんが…と思っていたのに、予期せず良い小説で没頭するくらい入り込んでしまった悔しさから憎まれ口を叩く(心の中で)旭。
二人は本音で罵倒しあったところから、良い意味での二人三脚が始まります。
なのに、、、編集者と作家だけではない感情に二人ともが嵌まっていって。

一見高飛車な旭が、実はそうでもないってことに可愛さを感じました。そして百戦錬磨なはずなのにDTって言う(微笑)
壮介の方は、引きこもりニートのはずなのに、実はちゃんとしていて、真面目で、さらには過去には女性経験もちゃんとあって(爆)この凸凹が噛み合う道筋が読んでて面白かったです。
最後のエチシーンも旭のオロオロがかわいくて面白くて良かったです。次作(鈴木バージョン)もあるようなので、是非読みたいと思います。

1

ボンボンxツンツン

 攻めが精神的に病んで(鬱とかではなく)て、受けはバリバリイケてるって珍しく感じた。
 
 壮介が旭を意識し出してからが本番。
 他の作家伝に、旭がゲイだと聞いてから、抱く側抱かれる側どっちなのか、俺なら抱く側だなとか、ずっと一緒にいたいなら付き合えばいいんじゃないかとか、めっちゃ意識しはじめる。
 旭に片思いしてる鈴木が、旭の性事情についてある事ない事(ほぼない事)言うもんだから、旭を気になりかけてる壮介に遅れて思春期がやってくるのが良い。

 しかしあまりパッとしない内容だなと思った。攻めも受けもキャラが立っていないように感じた。
 あと挿絵に向いてない絵柄だと思いました。描き込みが少なすぎて気になる。
 

1

挿絵を含め最高!

3冊目の月村先生の作品でした。
あとがきによると月村作品は「包容力攻め×健気受け」が多めとの事で、私が読んだ2作品も確かにそうだったかもですが、本作の攻め受けはちょっと違う感じでした。
でもですね本作の2人、とってもとっても良かったです。

出会った時は最悪の印象だった2人だけど、実はその時からお互いに特別な何かをか感じでいて後々に気づく…っていう設定も好きでしたし、秋平しろ先生の描かれた2人のビジュも素敵で萌えました。
百戦錬磨の手練れを偽る受けと、童貞にしか思われない割と経験のある攻めのCPのドタバタした初体験も面白く、笑ってしまいました。

サクッと読める作品ですが、しっかりと人物背景も萌えも摂取できて大満足でした。
小説初心者さんにもオススメしたい一冊です。

5

年下攻めにハマりそう…

今までいくつか年下攻め作品を読んできましたが、ピンとくることはなく…。
今回もあまり深く考えずに読んだのですが、うっかり年下攻めにハマりそうな作品でした。

顔が良く、実家がお金持ちで、才能もある作家なのに自信がない攻めの壮介と、オシャレで敏腕編集者の受けの旭が、お互いの第一印象は最悪なのに、だんだん惹かれていく展開が面白かったです。
お互いに包み隠さず本音で話すシーンは笑える部分もあり、読んでいて気持ちが良かったです。
壮介も旭のアドバイスがあり、作家としていい作品をつくり、恋人としても磨きがかかって…。
最後の場面を読んで、年下攻めはいいなぁとしみじみ思いました。

1

鼓動がつんのめるみたいに躓く

月村先生の過去作品探索中。これは2016年作。小説家さんが絡むお話は大好物で、「王道なお話なのに面白い」という月村先生好き好き発作出たので萌2にしました。年下ワンコがお好きな方にも良いのではと思う本編230P+秋平先生のコミック2P+あとがき。何回読んでも声上げて笑っちゃう(笑)

政界元重鎮の孫でクールイケメンなルックスの超大物新人を担当することになった、編集者の旭(あさひ)。自身が小説家の夢を断念した過去があるため、小説に対するクールな視点が持ち味だったのですが、初投稿作で15万部のヒットとなった壮介のデビュー作は本当にのめり込んでしまったお話。さてどんな奴だと思っていたら・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
鈴木(受けが担当していた漫画家、人類皆友達タイプ)、編集長の安村(この人好き♡あったか狸おやじ)ぐらいかな。鈴木くんがスピンオフになっているみたいなので後で読んでみよう♡

***以下好きだったところ

とても恵まれた環境に生まれたくせに、それが原因となってコミュ障ひきこもりになった攻め。彼がだんだん心を開いて、受けにトキめいていく様子がとっても良かったです。レビュータイトルはその彼の心中をつづった一文。素敵だわ、この鼓動がつんのめるって言い回し・・うっとり。

育った環境?年下だから?か、甘えるのもすぐに上手になって、ああだこうだと受けを口説き落とそうと頑張るところも「ああ可愛い・・・」。案外押しが強くって、ナイスでした!イケメンわんこに押し倒されるのって夢なんですよね(笑)

受けも、取り繕った大人な様子だったのが一転してブチ切れるところが面白かったです。そうめっちゃ王道だと思うんです。年上受けが大人なフリして年下攻めを諭すというか導こうとするんだけど、翻弄されちゃうってパターンで。今まで何作か読んでいるはずなのに、楽しい。小説家ネタだからかな?やっぱり月村先生マジック?月村先生のお話進めるペースが合うのかな?

月村先生バイアスかかっているかもしれませんが、面白かったです。スピンオフも読んでみよう。年下わんこ攻めや小説家ネタがお好きな方でしたらおススメです!

1

黒大型犬の飼い主

月村先生のお話を読み進めてきて、こちらはすごく新鮮でした。攻様が、中身が厨二な引きこもり少年なまま、社会に放り出されたコで、受の旭も最初っから壮介くんにキレてる。とてもこの二人でラブストーリーになるとは思えない感じ。しかも前情報無しで読んだので途中まで受攻逆だと思ってました。それくらい、旭さんがいじらしくはないのが面白かったです。
というか本当に、序盤あたりは旭が壮介くんに対しての感じ悪さが止められないのが滲み出ちゃってるんですよね。
交互に視点が変わるので、旭さんより壮介くんの気持ちに沿ってしまって、ツラかった。ぶつかり合う場面では、イヤイヤ、旭さんの方が傷つけてるだろ謝り方も誠意も足らないだろって思っちゃう程だったのですが、
壮介くんはそこで社会人としての自分はそんなこと言われたってしょうがない、と、悔しさのなかにも旭の言葉を受け止めようとしてるのが、成長の片鱗で。そこから猛然と変わっていきます。

だんだんいいオトコになっていく攻様というお話でした。

このお話以上に、後の『初恋アミューズメント』の方でより分かってきますが、壮介は大型犬タイプの攻様で、それも新鮮でした。
鷹揚な育ちの良さも見せつつ、旭に対してだけ獰猛だったり飛びついたり。耳を下げて「だめ?」て待ってる様子が目に浮かびます。これはやられる。
作家として基盤を作ったあとも、「ちゃんとした社会人」コンプレックスな壮介がこの後の『初恋アミューズメント』で名刺やスーツに異様に憧れる様子がわかって可愛すぎてジタバタします。萌えすぎて面白すぎてあちらの作中結構大事な場面だったのに壮介くんが愛しくて笑ってしまいました。この二作は両方読まないと面白さが半減というか、もったいないですね。
旭さんがあちらでのほうがずっと敏腕編集してていい人なんですよね〜!今作は旭さんを丸裸にする壮介くんの力てことでしょうか。

お仕事ものとして、作家さんの気持ち、編集さんへの気持ちなど、これを書く作家さんのこともやっぱり思い浮かべながら読むところもありました。
表紙の黒魔術師な壮介くんがサッパリ爽やかなハスキー系ワンコに変わる挿絵もとっても素敵でした。

1

スピン元

スピンオフを先に読んでいます。
というのはわたしが、メガネのツンデレ系受けが好きではなく、こちらの作品はあらすじや表紙などでそこにドンピシャキャラ設定だったからでして。
ただあまりにスピンオフが好みだったので、手を出してみました。
や、これ、なんで読まないでいたんだろう。
すごく面白かったです。

受けの旭は30歳の、担当した作家は必ず売れるという有能編集者。
そして攻めはその旭が新しく担当することになった、期待の新人作家 壮介。

受け攻め交互の三人称(月村作品は受け視点三人称が多いから珍しい)のためにお互いのことを良く思っていないことはこちらにもわかっていましたが、それでも本音の暴露シーンはひじょうに面白く、そこで引き込まれました。
旭が普段と違う「俺」という一人称が飛び出してしまうところも、すごく良い!(他作品では誤字と迷ったけど今回はすごく自然)
そういう笑っちゃう箇所もあるので、ご自宅での読書をお勧めします。
スピンオフの攻め、漫画家の鈴木がお気に入りのため彼が嫌味なく良い存在に書かれていて大変満足でした。

3

可愛らしくて楽しいラブコメディ

コミュ障な攻に振り回される歳上受の、可愛らしいコメディでした。 恐らくその分攻も振り回されていた気が…笑


期待の新人作家(コミュ障で厨二病こじらせてる)藤原×有能な編集者(コンプレックス持ち)小宮山
出会いは最悪。2人ともお互いのコンプレックスを無意識に刺激し合って、思わず本音で喧嘩してしまう。けれど、それでかえって打ち解けて印象最悪だった相手を意識し始めて…?

コミュ障な歳下の藤原さんの一挙一動に振り回されまくるしっかり者な小宮山さんが楽しくて可愛かった!藤原さんも、小宮山さんの為に!と頑張るワンコな感じなので、歳上の小宮山さんが色々擽られてほだされちゃう過程が楽しかったです。


スピンオフが出たので、再読しましたが、初見と同じく楽しくて癒されました。
何も考えずに楽しみたい、癒されたいときに、オススメです。

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