その体液は甘く、ヒトの食料となる―。

シロップ

syrup

シロップ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×231
  • 萌28
  • 中立13
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
19
得点
426
評価数
113
平均
3.9 / 5
神率
36.3%
著者
三ツ矢凡人 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
シロップ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784864422574

あらすじ

体液が甘い蜜となり、人間の食料となる幻の生き物【ショクヨウ】。現代においては絶滅したとされていたが、ひっそりと人間に混じって暮らしていた。見た目は人間そのものの晴は、実はショクヨウ。いつかありのままの自分を受け入れてくれる人が現れるはず—その日を夢見ていたが、体から芳る独特の甘い匂いのせいで、あろうことかクラスメイトのいじめっ子・時雨にショクヨウと見破られ、"食べられる"ハメになって……?

【ショクヨウ】と人間の織りなす恋物語を3本収録。
大型ルーキー三ツ矢凡人の初コミックスついに誕生!

表題作シロップ

ショクヨウマニアの高校生
ショクヨウ、クラスメイト

同時収録作品シロップ

彼女に振られたばかりの大学1年生
先輩から頼まれて預かっているショクヨウ

同時収録作品シロップ

高校2年生~、ショクヨウ
ショクヨウに興味がある高校1年生~

その他の収録作品

  • Another case(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:漫画

レビュー投稿数19

読み方次第で楽しみ方のバリエがある!ギュッと濃縮された世界が刺激的!!

ずっと積み続けたこちらの作品、、、やっと読めました…!
早く読んだ方がイイ!と背中を押し続けてくれた信頼の既読読者さまの声は確かでした‼受けた恩をこの場を借りてレビューの布教でお返ししたい(`・ω・´)ゞ

さて!こちら作品内容は新刊ではないので簡単に、、、
バース作品ではないですが○○バース系に近い特殊設定ですね
系統としてはケーキバースとかカニバリズム要素にDom/Sub要素もチラッとある感じでしょうか?※ケーキバース作品未読なので違ったらすみません

人間以外にもかつて生存していた「ショクヨウ」という種が居た世界線のお話し
このショクヨウは見た目は人間と見分けがつかないけどその体から分泌される体液は非常に甘く、ショクヨウの感情でその味の質は変わる、、、扱い的には家畜と一緒です
人に食べられる、と言っても「体液」を舐めとる描写なのでカニバリズムというよりハイグロフィリアっぽい性癖に近いのかも
そこに「家畜」として人の命令には抗えない、、、というDom/Subっぽい要素が加わります

という事でかなり読み方次第で色んな側面から自分の好みに反映する描写を感じ取る事が出来る作品だったと思います

しかもオムニバス形式で3組のCPが読めます!!
ショクヨウの特徴から考えたら絶対にショクヨウ=受けっぽい、、、のですがココが3組も居るとひっくり返してくれるCPも居る訳ですよ!!
いいですね♪
刺激があって飽きが来ません٩(๑´3`๑)۶

「ショクヨウ」という設定を活かした官能的なお食事?濡れ場シーンがエロ度以上にえちかった、、、///(〃ω〃)///
挿入だけがエロじゃない!っていうエロさが良きでした♡

3組居るので「LOVE」の濃度もマチマチで・・・これから!を期待出来るCPも、出会えて良かった、、、♡と素直にほっこり出来るCPも、もっと詳しく~~~‼というCPもおります
つまり、、、1冊に3CP入ってしまえばどこかに偏りが出てしまうか、逆に全部が薄まってしまうか、、、という懸念もありそうな所がそんな心配は全く必要なくって、この1冊で全CPそれぞれに心を奪われて興味を持てるだけの個性と魅力がありました

エロも個性的でLOVEも色んなCPがあるので言ったら6人分の恋心を(中にはメイン以外の恋や想いもあったりするから実質6人以上!?)色んな角度で楽しめて、更に「恋」だけではなくって「愛」を感じるストーリーもある!!!
恋から発生する愛も、生きていく上での存在を肯定される愛もある、、、!!愛のカタチは様々、、、(*˘︶˘*).。.:*

1冊で3CP、しかも180ページ無いなんて、、、!!更にデビュー作⁉⁉⁉って事を考えるとすごい濃度の高い作品だとおもいました٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶

、、、ちょっとだけお話しの整合性的に「ん?」って思ってる個所も実はありました
└1組目の時雨はなんで晴が「ショクヨウ」って気付いたの?
└2組目~3組目で出る吹雪くん(時雨の兄ちゃん♪)は2話目でたんぼくんにポチを預ける時に「彼女と旅行」って言ってたけど、、、あれは颯の事だったんかな?
└命令に関して、、、ぽちはたんぼから「家から出ちゃダメ」って言われたけどたんぼを想ってお家を出ちゃう/颯は理事長からの命令を実行せずに時雨の命令で上書きされたようだけど、、、この辺の「命令」への対応が少しグレー、、、?
└颯とぽちの関係性ってそもそもナニ???
└絶滅したハズのショクヨウはどうやって生まれたの???
ナドがチョッピリ気になるっちゃ気になる、、、(結構気になってるw)

で・も・…!
繰り返しになりますが、この作品でデビュー作っていう事を考えると豊かな「想像力」とクリエイターとしての「創造力」の高さには拍手しかないな!!って思うので評価は「神」付けちゃいます☆☆☆☆☆
更に、、、続刊もあるのでもしかしたらこの辺も分かるかも知れないし?
という期待も込めておきます(-ω☆)キラリ 

という事で!
期待の続刊に進んでみようと思います!!!

※地雷かも?要素、、、
無理矢理系描写あり
一棒一穴ではないCPも、、、
そんなに思い入れを寄せるキャラじゃないとは思うけど(←主観w)、一応役割あるキャラが亡くなる描写もあり(とは言えこの人も寂しい人だよね、、、)
ネグレクト描写あり

修正|ライトセーバー系+発光、、、残念修正~、、、

1

続編があるのをご存じない方が多いのでは?

これ人生初コミックスだったんですね…!
レベルスゴすぎませんか…?!
初なのに敢えてこのテーマでやろうとした度胸と意気込みもすごいし、もういろいろとぶっ飛んでます。
しかももともと読み切りの予定だったとか、マ?!

私が実際に読んだのは6年前ぐらい。
当時は本っ当~~に衝撃でした。
あらすじを読んだだけで
「ん?体液がどーたらこーたらとか、もしかして えrに全振りした感じ?」
と思われるなかれ。
3組3様の人間ドラマが描かれています。

しかも人間関係、そことそこがつながってたかー!
男性がポロポロ泣くのはちょっと女性っぽいかな?と思ってしまったけど、それ以外は大満足です。

ちるちるの評価数と得点を見る限りですと、続編があるのをご存じない方が多いのではないでしょうか。
(現時点で無印の評価数:110、プラス:38)
ebookjapanとかだとページが分かれてて続編扱いになってませんが、続編「シロップ+」は各種電子書籍配信サイトで読めますので、まだの方はぜひ!
私的には無印よりも続編のほうが「ぐおぉおおおおおおお!!!!」でした。

本作はdom/subではありませんが、それっぽい描写があります。
dom/sub全く読まない私でも、本作は大好きになりました。
ただ、不憫受けが苦手な人や、受けが本命以外に何かされるのがイヤな人、いくらファンタジーでも人権が気になってしまう人にはオススメできません。

1

不思議

ショクヨウと言う名の、人間と同じ姿かたちの生物。主に体液を蜂蜜のように食べていたが、現在は絶滅している。。。

そんなショクヨウが実は、人間社会に紛れて生活していた。晴はショクヨウということを隠して生きていたが、同級生の時雨にバレ、屋上で食される日々。でも、それは晴にとって嫌なことではなく。。。

ちょっと怖いですよね。
姿かたち同じなのに、ショクヨウとバレたら人間の命令には絶対に従ってしまうし、人身売買のようになることもある。何だか薄気味悪い感じがある中で、ショクヨウとのカップルが成立してますwwwこんな身近な所で、ショクヨウ潜んでたの?!
時雨と晴は、Hまで行ってないので、あっさり終わってますが、時雨の兄吹雪やその友達たんぼくんの話は、細かく描かれています。

ショクヨウは受と思っていた私をぶん殴る展開に、ビックリしました。吹雪くんそっち?!
あれ?彼女と旅行だったよね?あれ嘘?
そのへんが何となく腑に落ちないけれど、設定がとても気に入ったので、神評価です。

2

新しい設定

オメガバでもドムサブでもなく新たな人種BL。とはいえオメガバよりかな?tcb攻め大好きにはたまらない一品。秀逸です。ありがとうございます。

1

甘い甘い

めちゃくちゃ良かった(*´ー`*)
いじめっこに見えてじつわって設定も王道で可愛いんだけど
食べられる用の人間と同じ姿をした生き物設定がまたいいのです
オメガバースが今だいぶ王道設定になってますが
これもある意味いろんなパターン作家さんで読めたら楽しいんじゃないだろうか。
オイシイ男子がいっぱいってもゆる。
1冊同じ設定の3作品
どれもリンクしてるようでそれも良。
懲りずにこのシリーズ読みたいわ。
若い子ばっかりだったけど、老年とかでもよいよね
生産管理されてて定期出荷とか・・・や、それただのエロ本か

3

人であって人でないとは

相手をどう扱うか、どう接するか。
深く考えるとなかなか重くて、考えさせられる作品でした。

猫型ロボットはお茶の間のアイドルですが、この作品に出てくるのは「人型食物」です。
ジンジャーマンクッキーとかマジパンや砂糖菓子で作ったサンタクロースとかそういうのじゃなくて、話せるし、動くし、感情もある人間にしか思えない「ショクヨウ」。
昔は家畜と一緒に飼育して、体液を蜂蜜のように食べたり、肉も食べていたという説もある。人の命令には抗えず、人権もない。今は絶滅したとされている設定。
あ、悪趣味…というのが第一印象でした。

3CP登場します。
1CP目はDK同士、表紙の2人です。
「ショクヨウ」である晴と、晴の正体を唯一知っているクラスメイトの時雨。
そこにショクヨウマニアの教師が…という展開で、きつめの先制パンチを喰らいます。
素直になれない攻め横暴さを「可愛い」と思える方は萌えるかも。

2CP目は先輩からペットを数日預かってほしいと、ショクヨウを押し付けられた大学生。
「ショクヨウ」でも人として愛せると言っていた大学生が、実際にショクヨウと暮らしていくうちに…という話です。
戸惑いながらも情が湧いて、相手をちゃんと尊重して、大事にする。
このCPが一番萌えました。

3CP目は、2CP目の「ショクヨウ」と一緒に保護された颯と、そんな颯に一目惚れした吹雪(2CP目でショクヨウを後輩に押し付けた先輩)。
前出の2人よりも「ショクヨウ」として生きる過酷さが前面に押し出されているので、地雷の多い方にはかなり厳しい描写が多いです。
「人の命令は絶対」という「ショクヨウ」の本能を、他人が救えるのかという話でした。

1CP目を除いて、結構深いです。
「人の形をしている」から、人には出来ないことを遠慮なく出来ると考える人もいれば、人として存在ごと愛する人もいる。
「人じゃない」から「人権もない」と言いつつ、人格がある。重い。難しい。

作画もノリも軽めなところはあるし、女の子に見える受けが無理という方には「おっと」というキャラもいるので、好みは分かれるかも。
描き下ろしの軽すぎるノリからすると、作者さんの意図ではここまで考えさせるつもりはなくて、「こんなネタ、面白いかも」くらいのものだったのかもしれませんが、深読み隊の方は考えざるを得ない。
そんな作品でした。

2

〝食べられる〟ことのエロス

少年マンガのようなBLジャンルにはあまり見ない絵柄ですが、
表紙からは予想もつかない、細部まで創り込まれた世界観に引き込まれました。
タイトルの意味も内容を読むとしっくりくるものでした。

この物語には「ショクヨウ」なる人外の生き物が登場します。
彼らは人と変わらぬ姿でありながら、人とは違う異質の存在でした。
その体から甘い蜜のような体液が分泌され、
その蜜の味はショクヨウ自身の感情よって変化します。

そうした性質をもつために彼らはその名の通り、
人間の食料として家畜同然に扱われてきました。
けれど、そんな彼らも絶滅し、現代においては幻の存在となりました。

そんな現代に人々の中でひっそり生き続ける3人の「ショクヨウ」と人間の
切なく、重く、ときに甘い恋が描かれます。

まず1人目は高校生の【晴】
彼もまた正体を隠しながら人々の中で生きるショクヨウの一人。
普通の高校生として学校に通っていましたが、ある日、
同級生の時雨にバレてしまい、食べられてしまうことに…

なかなか素直になれないツンデレな二人がもどかしいです。

〝食べられる〟という行為を通して、無意識下では愛情を感じているのに、
ショクヨウであるために信じることが出来ず、喜ぶこともできない晴。

〝食べる〟という行為を通して、愛しているつもりなのに、
それを上手く伝えられず、傷つけてしまうばかりの時雨。

「ただのメシにそんな感情持ってねーよ」と晴に辛く当る時雨ですが
蜜を啜るためとはいえ、男の乳首を舐めたり、フェラ同然のことが
出来てしまうのだから、それが出来ている時点で十分好きだよね?

二人の恋の続きが気になるいいところで終えてしまいます。
でも、きっとこれからイチャイチャ展開があると信じています…!

あと、晴が教師に襲われかける場面でショクヨウには人間の命令に
服従してしまう習性があると明かされますが、特定の条件を満たした
相手などではなく、人間であれば誰の命令でも従ってしまうというのが、
とても恐ろしく感じました。


2人目のショクヨウは【ぽち】
大学生のたんぼはある日、先輩からペットを預かってほしいと頼まれます。

たんぼの元にやってきた「ぽち」は褐色の肌で、小柄な女の子のようで、
なぜか話すことができず、水を恐れ、エッチなことには積極的なのに
キスだけは嫌がるなど、何か訳ありげで、心許なくて儚げなところが
庇護欲をくすぐる美少年でした。

はじめはたんぼを警戒していたけれど、心を開き始めると懐き、
たんぼを喜ばそうと一生懸命になるところが健気で可愛らしいです。

ペットとしてではなく、恋人としてぽちを受け容れたたんぼですが
ぽちは結局話せないままで…いつの日か話せるようになるのかな?

3人目のショクヨウは【楓】
ぽち編で登場したぽちの面倒を見ていたショクヨウの楓と
たんぼにぽちを預けた先輩・吹雪のお話です。
ちなみに吹雪は晴編の時雨の兄でもあります。

かつて同じ高校で先輩と後輩として出会い、恋に落ちた二人。

ショクヨウに生まれたがために体を好きでもない男たちに捧げ、
それでも吹雪に惹かれてゆく心だけは止められなかった楓。

普段は飄々として、ショクヨウとしての自らの過酷な運命も
何ともなさそうにしている楓ですが、本当はしんどかったんだろうな…

この二人のお話は他二編に比べるとシリアス度高めですが、吹雪が楓の
ショクヨウとしての生を理解し、人間とショクヨウの垣根を乗り越え、
共に生きようとするという意味ではこの二人の愛が一番深く感じました。

ショクヨウによって晴のように一般家庭で育つ子もいれば、
ぽちや楓のように恵まれない境遇の子もいて、この楓編では
きっとこの世界では二人のように酷い扱いを受ける子たちの方が
多いんだろうな、と思わせる悲しい実態に触れられていました。

ちなみに3人のショクヨウの中で楓は唯一の攻めポジションです。

1

特殊設定

絵が大変綺麗で、漫画的見せ方もお上手です。特殊設定で3CP違う雰囲気の話を描けるのもすごい!時雨×晴CPが1作目らしくとっつきやすくて好きだった。

しかし"人型の家畜"はかなり厳しいものがありまして。その上、人間の命令には逆らえないという恐ろしい設定で、かつ絶滅してる。過去の扱いを想像して嫌な気持ちになってしまう。ぽちも散々な目に合っているし。強姦陵辱描写がある作品もたまには読んでますが、こういうのは一回気になったらダメですね。たぶん種族差別にアレルギーがある。

その辺気にしてるレビューがなかったので、あえてあげてみました。

1

case2でごめんなさい

case2でギブアップでした。
ソムリエさんがオススメしてて、そういや積み本にあったなと読んでみようとしたのですが。

可愛いっちゃ可愛いし、いい話と言えばいい話なんですが。なんというか男性用のエロ漫画を読んでるようで。
特にcase2のポチは男でも女でもどっちでもいいような。主人公が彼女にフラれた所にいきなりショクヨウのポチを押し付けられて、ポチが言葉を話せずでも健気でなんだかエロくてあげくにエッチして。
そしたら憧れの白鳥さんから告白されて、でもポチが!となって。

なんか男の子の想像しそうな感じが。勝手な私の想像ですけど。

最後まで読むと何かわかるのかな?

case1は時雨にメシだと言われてお昼はあんなことされて。レイプじゃない?でも実はお互いって。
うーん、まあなんだ、わかるけども。
巻末を読むと時雨もちゃんと気持ちを伝えますね。

絵も少年マンガっぽいなーと。
受けは健気なルールなの?

1

めっちゃ好きだけど……

もともと三ツ矢さんがストーリー絵柄共に大好きで、気になっていました。SNS等でこの作品の告知や関連イラストをあげておられたので、大体こんな感じのストーリーかな、というのは分かって購入いたしました。
絵はいつも通り最高でした!エロパートでもショクヨウの体液は食べ物なので汚い感じがせず、それもとても新鮮な感覚でした。
が、三ツ矢さん特有の”病み”の部分が少なく、あまりひねりがなかったことが残念です。一つ一つのお話が短すぎて登場人物のディテールが伝わってきませんでした。個人的には颯と吹雪のお話がもっと読みたかったです。
お話のテーマ自体は最高だと思うので続きがあればぜひ購入したいです。

2

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