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cigarette sugar
高校生のときから友人の正臣が好きな一哉。昔からゲイだった正臣にはずっと途切れず彼氏がいて、彼氏と喧嘩しては一哉の部屋に飛び込んでくる。片想いの相手から恋愛相談を受けるのがだんだん辛くなってきた一哉は、とうとう「もう部屋に来るな」と言い、勢いで自分の想いまでぶちまけてしまうが…。
どちらが受けでどちらが攻めかは一応書かないでおきますが、彼氏がいるのに他の男の部屋に(しかも実は好きだったりする)頻繁に入り浸る正臣がどうしても好きになれませんでした。ビッチなのはいいけど、勝手すぎるし、デリカシーがなさすぎると思う。
で、その親友が自分のことを好きだとわかったらまたソッコー乗りかえるのも…。ちょっと生理的に受け付けないレベルで嫌でした。
他の収録作も、ビッチキャラが多かったのですが、どのキャラも見事に好きになれませんでした。
『いただいちゃってもいいですか?』
隣に住むサラリーマンが気に入ったビッチ大学生の受け。取っ替え引っ替え一夜限りの相手と遊び回ってるのですが、隣人を食いたくて好かれるような行動をとり、部屋に上がりこむようになったらソッコー寝込みを襲って乗っかる。ノンケの攻めは、いきなり襲われて受けを避けるようになるのですが、その間も受けは他の男と寝る。
紆余曲折あって隣人リーマンとくっついたあと、寝た相手に逆上されストーキングされて攻めに助けてもらう。
もう、何がしたいのか理解できない。ストーキングされるのも自業自得すぎて、ハラハラドキドキさえしなかったです。攻めの仕事の都合で遠距離恋愛になるんですが、すぐ別れそうな気がしてしまいました。
3組のCPの話なのですが…。
短編集や中編って、どれか1つでも「この人物は応援したい!」と思えるひとがいれば救いがあるのですが、誰も好きになれないまま、もやもやしたまま終了しました。
一番の地雷は表題作。
高校からの親友で、片方はゲイ。彼氏は途切れないものの長続きせず、ケンカをする度に親友の家に転がり込んで、ごはんと宿を提供してもらいつつエンドレスで愚痴る。
迎え入れる方は実はずっとそのゲイのことが好きで…という話。
攻め受けが予想外だったのも、ゲイの方が一切折れなかったのも共感できないポイントでした。
ビッチとかヤリ○ンに最近は少し理解を示しつつあったのですが、この作品を読んでやっぱり滅びろと思ってしまいました。
2番目の話もビッチです。ゲイの恋愛観も人それぞれだと思いますが、軽い方の子でした。
ノンケを襲って悪びれない態度も可愛くない…。最初はイケメン風で「あら、カッコいいビジュアル」と思っていたのに、バリネコ気質で甘ったれ、わがままばかりで可愛く見える要素ゼロでした。ビジュアルの無駄遣いが残念。
最後は再会ものでした。
これがまだましな方と言うか、女たらしの元カレに再会してしまう話で、別れの原因自体がすれ違いと誤解のオンパレードだったことが判明します。でも振り回されるばかりですっきりしない。
もやもやが残ってむかむかする作品を読みたいときにはおすすめです。