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toshishita itoko wa gouin ouji
受けの兄貴っぽさ☆がよかったな
むつきらんさんの本は初読みです。
コミックス創刊第一弾ということで、
初回限定のペーパーも封入されていると帯に書いてあって、
お得だな～～どんなかなぁ～～と思って手にとってみました。
関わりのない２つのお話が入っています☆
■表題作「年下イトコは強淫王子」４話+描き下ろし
４人家族で暮らしている受け（長男のリーマン・表紙上）のお家に、
親戚の大学生（攻め・表紙下）が同居することに。
攻めは、受けによく懐いていた昔の可愛い印象とはだいぶ変わって、
すっかりイケメンに成長。
それでも人懐っこさはかわらず、すぐに家族の一員に。
受けもいい兄貴でいてやろうと思っていたのに、
実は攻めは受けのことがずっと好きで、
甘えと強引さとを上手く使い分けて迫ってきて……☆
ちょい策士の強引ワンコな攻めに、
しっかり者のお兄ちゃん！という感じで、
「こんなことしてはいけません！！」と毅然とした態度を取る受け。
だけど攻めが可愛くて結局はほだされちゃって、実は童貞でって、
受けの方こそ可愛いわ～～と思っちゃいました ♪
エッチ後に真っ赤になって布団に包まる姿なんか、ホント可愛すぎ。
ふたりの見ためや、ワンコ王子 × 漢前で考え方も硬派～なところが、
バレー漫画の及岩ぽいなぁと思ったのだけど、…どうかな？
■「設計トラップ」２話
クールなインテリ眼鏡の建築士 × 元ヤンの素直で単純な新米鳶
カッコイイなぁ…とノンケ受けが男として攻めに憧れていたら、
攻めにイキナリ強引に喰われちゃって～～というお話。
くっつくのがあっという間すぎて、もう？いいの？？と思ったけれど、
実はもさっと系！？という攻めの変貌ぶりと、
受けの明るく健気ないい子ぶりの差は面白かったです。
ありがちな展開の話かなぁとは思いますが、
どちらの話にもちゃんとエロシーンがあって、キャラの個性もあるし、
絵柄がお好きならサクッと楽しむのにいい１冊だと思います☆
深く考えずにサラッと読むのが良し
表題作は、年下イトコがグイグイ迫ってくるお話です。
小さい頃からイトコの雅人に片想いしていた結晟は、
大学進学を機に雅人の家に同居します。
久しぶりの再会に雅人も喜ぶのですが、
実は結晟が自分を好きだと知ってうろたえてーーという展開。
結晟が年下ワンコで従順な振りして、
かなり自分本位に迫ってきます。
好きなのはいいけど、
急に気持ちを押し付けすぎじゃないかと思うんです。
雅人も次第に絆されていくので、結局両想いなんですけどね^^;
雅人の妹が全て把握していて、
この立場なかなか美味しいなと思いました！
同時収録作は、一級建築士×トビ
建築士の大宮は才能あふれる青年ですが、
トビの前芝のことを気に入っています。
あれよあれよという間に大宮に前芝が流されてーーという感じ。
大宮が攻めなのに身長は前芝のほうが高い。
このギャップになかなか萌えました^^
どちらも気軽にあっさり読める作品でした！
う〜ん…
サラリーマンの雅人（受け）の家に、幼なじみの結晟（攻め）が大学進学のため同居することになった。自分を慕ってくれていた幼なじみとの同居を楽しみにしていた雅人だったが、結晟が妹の咲希に告白し、振られるところを目撃してしまう。慰めようと「俺はお前のこと好きだぞ」と言ってみたら、「うれしい！ だったらいいよね」と押し倒されて…。
展開が早いというか、あっさりで乱暴で、受けの流され感がハンパなかったです。余韻や切なさを感じる余地もなく、パラパラと流し読みできるような感じ。
そのくせくっついてからは、「お互い両想いであり、攻めには受けの妹に対する恋愛感情はない」と解決したはずの問題が、またもや持ち上がってヤキモチ妬く展開になったり。いっぺん片付いたことで何度も妬かないでって思いました。
同時収録がもう一作。こちらは建築士×とび職という、攻めのほうが小柄なカプでした。
こちらは、そもそもなんでくっついた？ と思うような話でした。攻めは前から受けが気になっていたようだけどなぜ惹かれたかの説明はなく、受けに至っては、怖い親方にはっきりものが言える、カコイイ！ ってだけ。怖い親方にものが言えるから好きになったのなら、惹かれるのはもっと格上の親方のほうがいいじゃん…。ノンケの男が男に惚れるってよっぽどですよ。説得力がないことこの上なかったです。
あと絵が…。ぱっと見は可愛い絵柄なんですが、キャラクターの目が白丸に黒点というだけの目で、その黒点の焦点が合ってなくて、どこ見てるんだかわからなくて怖かったです。身体のデッサンも時々ひどかった…。
むつきらんさんの作品は初めてではないのですが、これまではそれほど絵に不服を抱いたことなかった気がするのですが…。
