童貞膜が破れるとき…壮絶なエクスタシーと悲劇を生む

童貞膜中年

douteimaku chunen

童貞膜中年
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×29
  • 萌10
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
86
評価数
31
平均
3.1 / 5
神率
9.7%
著者
三雲譲 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
童貞膜少年
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784896442823

あらすじ

大手ゼネコン『ヤナセ建築』のヤリ手営業部長・神近宗馬は女子社員たちからの人気も高い独身イケメン。
女っ気を全く感じさせない高スペックリーマンに部下でゲイで遊び人の荒谷は興味津々。
契約祝いで飲みに行った際、テキーラ勝負に持ち込み酔い潰し、まんまと宗馬のマンションに乗り込む事に成功する。
身体を蕩かすように愛撫する遊び人ゲイの凄テクに宗馬は何度も絶頂しているように見えるのだが一向に射精する様子はない。
業を煮やした荒谷は、宗馬のアナルの奥の前立腺を刺激しようとするが…!!?

表題作『童貞膜中年』と同様に『童貞膜』世界を描いた中編『非童貞膜少年』、滅びゆく未来を描いた異色短編『楽園クリサリス』を収録!!

表題作童貞膜中年

荒谷遥,大手ゼネコンのインテリアデザイナー,26歳
神近宗馬,同会社のヤリ手営業部長,40歳

同時収録作品非童貞膜少年

乙矢征士郎,財務大臣の息子,法学部の大学生,20歳
錦隼人,多額の借金もち

同時収録作品楽園クリサリス

夕真,医者,受のパートナー
一成,不治の病にかかっているパートナー

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:作品解説

レビュー投稿数6

おじさんの色気が素敵v

表題作の中年カップルの話が好きです。
始めは、酔わせてお持ち帰りして襲うのですが、おじさんの神近さんの反応が可愛かったです。
これで40代?なにこの初々しさv
初めての快感に戸惑いながらも感じている様子は気持ち良さそうでした。
でも昔あった嫌な記憶がよみがえり、遥を拒絶します。

一度の拒絶じゃ諦めない遥がいろいろスキンシップをしてきます。
そして夜の会社で再び手を出してきます。
最初は部長の家だったから、人がいる会社で手を出すのはどうかと思いますが、お決まりの
「静かに!」
って言う場面があってちょっと萌えます。
そして丁寧に後ろをいじられます。
初めていじられて喘ぐしかないおじさんに代わって、饒舌に中の具合はどんな感じか話し続ける遥が実に楽しそうです。

この後いろいろあって二人は無事に恋人になり幸せそうでした。

2つ目の非童貞膜少年は、調教される場面が嫌だなぁと思いました。
でも、征士郎が一生懸命に告白する場面は、好きだから他の誰にも渡したくないという強い想いが伝わってきて良かったです。
3つ目の読み切りは、シリアスで少し苦手でした。

表題作のおじさんカップルが好きなので、あとがきの「部長 セカンドバージンの夜」をもっとしっかり読みたかったです。
イラストだけでは物足りない。

2

前の「童貞膜少年」よりも好き

「童貞膜少年」のスピンオフということですが、
そちらが未読で、童貞膜って何??という読者でも、
すんなりと読める1冊だと思います。

童貞膜シリーズのものが2本、関係のない短編が1本入っています。

■表題作「童貞膜中年」3話
大手ゼネコンの部長でイケメンで女性にモテる40歳、
だけど独身という受け(表紙の人)。
それは、童貞膜がある(挿入されて童貞膜を破らないと射精できない)
という生まれつきの特異体質のせいで、辛いトラウマがあるから。
その受けがある夜、
同会社のチャラいゲイの年下攻めに、酔ったところを襲われてしまう。

攻めに弄られると、ものすっごく感じちゃうのに、
恋人に昔言われた言葉がトラウマになって、バレるのが怖くて、
挿入されることを激しく拒否して取り乱す受け。
そんな受けの体に何度も触り、次第に本気になっていく攻めは、
同僚(「童貞膜少年」の透)から、受けの童貞膜について聞いて……

童貞膜という特殊設定とオヤジ受けでエロエロですが、
基本は、心に傷を持った受けが、攻めに愛されて受け入れられて…
という王道ストーリーで読みやすいです。

■「非童貞膜少年」3話
こっちの方が読み応えがあって好きですが、
ちょっと前作の「童貞膜少年」に展開が似てる…かも?

親を亡くし多額の借金を抱えている未成年の受けは、
2年間愛人生活をするなら借金はチャラでボーナスもあげる、
と言われて(「童貞膜少年」の受けの兄に!)騙されて、
人工的に手術で偽の童貞膜を作られ、財務大臣に売られてしまう。

調教と称して富裕層の秘密サークルで知らない男たちに、
手で道具でと弄られまくりオモチャにされる受け。
(挿入して童貞膜を破るのは、決まった日までおあずけ)

その家の大学生の息子(攻め)は、
そんな受けを冷めた目で「野良犬」呼ばわりしていたけれど、
受けが彫刻の才能を持っていることを知ってからは態度が変わり、
ふたりは仲良くなっていく。
だけれど、攻めの父による受けへの性的調教は続いて、
それは攻め目の前でも行われ、辛いふたり…。
そして、受けの童貞膜が偽物だとバレると、
殺されるかもしれないとわかって、遂に攻めは……

なかなか悲惨な状況におかれながらも、
暗くなりすぎずに、互いに純粋に想い合って、
相手を助けるために出来る限りのことを!!という様子が爽やかでした。

■「楽園クリサリス」1話
滅びゆく未来を描いたダークめなファンタジー。
ウィルス性の病にかかってしまったパートナー(受け)は、
薬の副作用により精神が蝕まれ狂ったように淫乱になって…


修正は、白丸隠しだったり…白抜きだったり…ですが、
どの作品も個性的でエロエロながら余韻も感じられて、よかったです。
絵柄とエロエロが苦手でなければ、オススメしたいです。
萌え×2寄りです☆☆

9

童貞膜w

とりあえず「童貞膜」ってなんやねん!
でも童貞膜なんて卑猥なものを兼ね備えた中年って・・
萌えるがな\(゜ロ\)(/ロ゜)/ィヤッホイ
表紙がまたなんかそそるしな。ってな感じの衝動買い作品。

代々「童貞膜」を持つ家系で、生まれた子は金持ちの
玩具になるべく売られる定め。
や、設定がすごくそそるだけに思った程じゃなかった。
だいたい、いっかいぶち破るとそれで終わってしまうという儚さ。
自分で玩具つっこむか、黙って誰かに突っ込んでもらえば済む話なのでは・・と思った私はさすがに夢が無いのだろうか。

個人的には、人工膜くんの話が好きでした。
お金の為に、人工の膜をつくり、金持ちのオッサンの玩具にされる。
そこで出会った息子と運命の出会いを~なお話でありますな。
起承転結がしっかりしてたのもそうですが、
純粋に仲良くなった攻の前で、攻父に凌辱されている姿が
至極かわいそうであり、燃えましたwwスバラシス。
毎回精子とばしすぎだろwと思わなくもないですが、
アイデアは素晴らしい作品集かなと思うのです。

3

 

表題作
受の四十路親父が少女漫画によくある女の子に髭が生えてるタイプのオッサンで「男らしい」と言われていることに違和感
トラウマもテンプレだし
職場でところかまわず公私混同エッチっていうのも嫌ですね

少年
「いくらでも食ってける」とかやっぱり甘やかされたボンボンの意見にしか聞こえない
15で天涯孤独、美大にすら通えないのにどうしろと
熱い手の平クルーも、もし才能がなかったら見捨てるつもりだったのかとモヤモヤ 

2

「童貞膜少年」未読でも大丈夫です

前作の「童貞膜少年」を読んでいたので、「今度の膜は中年だ!!」なんて煽り文句で配信が始まったらホイホイされるってなもんです♪
(こちらはコミック版ですが、「童貞膜」シリーズはどの作品もコミック版とは別に単品での電子版があります。)

表題作の「童貞膜中年」は、もう少し中年が中年らしい絵柄だったら良かったかな~
が、そこを置いておいても、若者におじさんが喘がされるという構図はウェルカムです(❤ฺ´ω`❤ฺ)萌
26歳遊び人ゲイ×40歳エリートリーマン
童貞膜が破れる瞬間の水芸っぷりがやはり良いw

もうひとつの「非童貞膜少年」は、手術で童貞膜をつけて変態趣味の金持ちに売られるというお話。
こちらは攻めに救出されるまでがそれなりにダークな展開なのでご注意。
前作の「童貞膜少年」で弟〔透〕に異常な執着心を見せていた兄〔優〕が出てきます。(ちなみに透は「童貞膜中年」の方にチラッと友情出演してます)
個人的には、この兄こそ早く幸せにしてあげてほしい気がしないでもない。

最後に入っているシリーズ外の短編「楽園クリサリス」は、きた~!って感じのブラックなお話で一番好きでした。
「ウォーキングデッド」の見過ぎで生まれたお話だそうですw
これはネタバレさせないほうが面白いと思いますので、あまり触れずにおいておきますが、この手の三雲さんやっぱり好きだな♪
タイトルの「クリサリス」、響きがなんとなく淫猥ですが決してやらしい単語ではありません。ということだけネタバレしておきます。

前作に比べると物足りなさを感じてしまったので「中立」で。

2

短編がひたすら怖い 怖すぎて、もはやホラーの域
































*ここから先ガッツリとネタバレしています。
残酷表現、グロ、ホラー、メリバ、バットエンド等苦手な方
そして作者様の作風が大好きだという方
どうぞこれから下は読まないでください。
何があっても大丈夫という方だけ読んで下さい。
苦情は受け付けられませんので自己責任でよろしくお願いします。










すみません内容が内容なので織り込んであります。
ご覧いただける方は続きを読むをクリックしてください。

























































真っ白で本当にすみません。
もっと下に続きがあります。














































































郊外にあるビニールハウスにいる主人公二人
なんか微妙に違和感を感じつつ
蛹がどうのこうのと言ってたり。
病気の受けが「外の世界の困ってる人たちに~」とか言ってて
え?外?世界観が良く分からないな。と思ってページをめくった瞬間
「助けて!!」て縋り付いてくる瀕死状態で錯乱した女性のアップが!!!
怖っ!
この女性ぞっとした表情で「あなたの子供産んであげるから私を助けてよ!!」と絶叫。
怖い。
でやっと世界観が判明するのですが、
どこの世紀末救世主伝説ですか?



受けが清廉潔白で清らかで誰にでも優しい
「ザ・ヒロイン」みたいな子だったのに
誰かの妬みか何かで瀕死の重傷を負って、攻めのおかげで生き永らえている。
だけどその薬の副作用でどんどん人格崩壊を起こし、
淫乱でとにかく精子を!!精子を!!!となっているのが
清純な少女がクスリで狂わされてただひたすら犯される雌豚堕ちエンド迎える
過激AVや男性向けエロ漫画と何が違うのか正直分かりませんでした。
まあ攻めに愛があるから大丈夫なんでしょうが。。。

受けがどんどん人としての尊厳を失っていって
攻めのことも判別できなくなって
「誰か自分を犯して…」とか譫言で言っているのが
救いようがなさ過ぎてツライ(涙)

で攻めも何かできる訳じゃなく
ただひたすら受けとこの暗~い底なし沼に落ちていく。
読んでいてひたすら苦しいです。
なんでここで読むのをやめなかったんだろう私…



で最後のコマで攻めが最初に出てきた蛹の死骸を見つけて
「あーあ蝶にならないで死んじゃった」とつぶやいて終わります。
がその画面の脇に、途中に出てきたあの助けて!!と叫んでいた
女性の死体が無造作に転がっていたのが本当に怖い。
もう本当に怖すぎてこれ絶対ホラーだよ!!!(涙)


夜に読むものじゃありません。


あまりの怖ろしさに楳図かずおのホラーが
心温まるハートフルストーリーに思えますし
バイオハザードも可愛いゆるキャラが出てくる癒し系物語に見えてくる始末
世紀末救世主伝説て暖か人情物語だったんですね
知らなかったです・・・


「ちょっと何言ってるか分からないですねー☆」と思われるでしょうけど
私も何を言ってるのか分からないです・・・ 
ああこの人ショックでバグってるんだな、と
広い心で見ていただけると幸いです。



とにかく読み終わった後の恐ろしさ後味の悪さがずっと残ります。
印象に残る作品というよりも本気で忘れたいのに忘れられない作品でした。
お願いだからこの本読む前の自分に戻りたい(涙)



そして読み終わってずっと悲しい気持ちになりました。
だって登場人物は作者にとっては自分の分身であり子供みたいなものですよね?
そんな自分が生み出したキャラクターをひたすら痛めつけて不幸にして
ただひたすら可哀想で、希望が見い出せず絶望ENDなんて(涙)
なんでそんな残酷なことができるんだろう・・・と不思議だったのですが
カバー下の表紙に
病めるときも健やかなるときもどんな時も一緒にいるふたりの話
と書かれていたのを見てなんか納得しました


恐らく認識の違いというか嗜好の違いですね。
だから作者様の好みと私の好みが合わなかっただけでの話でした。
この二人はどんな状況下でも一緒にいてそれがお互いの幸せなのですから
外野がどうこう言う話じゃないです。
どんなに不幸に見えても当事者同士が幸せならそれでいいんじゃないですかね。

ただ主人公二人が幸せなら後の人達がどうなってもいい。
みたいな描写はちょっと…
あと攻めが好きになったのは受けの清らかで優しくてわけ隔て無く万人を慈しむところですよね。
それが全部なくなってしまってもう別人みたいになっても愛してるっていうのは
なんか違うと思うのですよね。。。
でもこれも価値観の相違ですから、
私が合わなかったてだけなので問題はないと思います。


うーんでもひとつ前の作品で、
顔にズタ袋を被せられて拳銃で撃たれて殺される描写て必要ですかね?
あまりの残酷表現で胸を抉られて心が痛いです。
そして同封のアンケートはがきの切手を貼る部分、
瀕死の状態で助けを求めていたあの女性が絶叫してるシーンの絵が描かれていました。
ちょっと不謹慎過ぎて恐ろしいというか
つくづく本当に私の趣味には合わないなと思いました。

もしかするとこの本買われた皆様は作者様はこういう芸風だと分かっていて
納得して読まれていたのかもしれません。
どうして同時収録までよく調べないで購入したんだ私と本当に後悔してます。
(てか作者様の過去の作品見てればある程度の嗜好が分かったはずなのに、
どうしてそこ確認するの忘れてたんだ自分!て感じです)
ただ世の中にはあまり良く内容を分からないままコミック買う人もいると思います。
どうかそういう人にも優しくご配慮を戴けたらと切に願います。
よく二次作品の同人誌でありますよね?
出だしのページに「バットエンドです/死にネタです/ダークです/メリバです/救いがありません/等 地雷がある方は読まないでください」
という注意書き。あれ大事ですね。

これからはどんなにネタバレしようとも作品を隅々までチェックし、
読んでいて少しでも違和感を感じたら
すぐ本を閉じようと決心させてくれた作品でした。


あ、童貞膜中年はまだ万人受けする作品ですので読みたいと思われるのでしたら
この作品だけ、電子版で購入されるのがおすすめです。


ここまで全部読んで下さって本当にありがとうございました。

9

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