ヤバイ気持ち

yabai kimochi

ヤバイ気持ち
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×217
  • 萌12
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
19
得点
207
評価数
55
平均
3.9 / 5
神率
36.4%
作画
穂波ゆきね 

作家さんの新作発表
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原作
鹿住槇 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
ヤバイ気持ち
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199601699

あらすじ

引っ込み思案で内気な透(とおる)は、 水泳部に所属する同級生・涼司(りょうじ)に片想い中。 ずっと親友のふりをしてたのに、ある日突然涼司に 「抱きたい」と迫られてしまう。 「おまえを見てると、なぜか欲情するんだ…」 その理由を確かめたいと言う涼司。 戸惑いながらも、透は隠してきた欲望に流されるように、 涼司に抱かれてしまい…!?

表題作ヤバイ気持ち

高校生
高校生

その他の収録作品

  • FreeTalk(穂波ゆきね)
  • たいしてヤバくもない日常
  • FreeTalk(鹿住槇)

レビュー投稿数19

攻めの性格が最悪すぎて残念

攻めがグズすぎて見ていられない
途中で女子と付き合いながら二股で受けを犯すって
この時点でもう最悪

で、受けの頭に花が咲いているからか、「レイプじゃないよ」と発言するが
いやいや、部屋に無理やり押し込まれて、痛い痛いやめろと何回言ってるもやめず、そのまま攻めが達するって、誰がどう見ても立派なレイプですよ
それも一回のみならず複数回
私が受けなら一回目で攻めに幻滅してすぐ警察に行っちゃいましたよ
ていうか現実にこんな男がいたら頼むから野に放さないでください

その上攻めが最後にまた受けに「お前にしか欲情しない」と発言するけど
これってハッピーエンドなの?ストックホルム症候群?ひとでなしでは?
全体的に読んでてイライラして胸糞の悪い作品だった

穂波先生の絵自体は好きなので★2

0

ヤバイね十代

これ、コミックと小説とCDがありまして。
全部持ってます。
キャラにはあまりハマらなかったんですが。
ヤバイ十代の心情にハマりました!


美術部の透、水泳部の涼司、陸上部の匡。
キャラクターのまったく違う三人ですが、仲の良い友人同士。
ある日の昼休み、涼司は透に「俺、お前見てるとなんか欲情する」と、とんでもない発言をします。
「なあ、なんでだと思う?」と素朴に問いかける涼司。
透は密かに同性の涼司に片思いしていたため、気づかれたのかと焦ります。
もう一人の友人匡も涼司からその話を聞いていて。
「流されるなよ」と釘をさされます。

その日、女の子に告白されて彼女ができた涼司。
友達には優しいけれど、女の子とは好きでもないのに付き合える無節操な性格。
しかしそれからも、涼司は透と二人きりになるたび変な事を何度も言ってきます。
匡はそんな二人の心配をしてくれますが。
透は涼司から言葉巧みに家へと招かれ、一線を越えてしまいます。
涼司の言葉に傷つく透でしたが…?


透は小さくて可愛くて女の子みたいな子で。
カッコいい友人に片思いしちゃうという、ありがちな展開ではあるのですが。
涼司の無自覚な鬼畜さが、なかなか面白いお話です。

十代って、性への憧れとか依存とか強い時期ですよね。
普通はそれを必死に隠すんでしょうが、涼司は自分に素直過ぎて。
興味から親友の同性を抱いてしまう、大胆不敵な男の子です。

この涼司の振る舞いを許せるか許せないか。
それによって、この作品を好きになれるかどうかわかれるかな?
私は好きです、涼司の鬼畜さ。

透は匡や柏崎先輩を巻き込んで、なんとか涼司ともとの友人に戻ろうとしますが。
透こそ涼司への気持ちがあるだけに、色々大変な訳です。
キャラひとりひとりで誰が好きとか言うよりも。
こういう、十代ゆえの暴走、みたいな展開が丁寧に描かれていて楽しかったです♪

ちなみに。
小説は先輩とのエピソードが細かく書かれているので。
柏崎先輩が気に入った人にはオススメ。
テンポ感的にはコミックの方が好きです。
あ、でも続編は小説のみで楽しめます。
CDは、檜山さんの涼司が意外で楽しかった♪
暴走する十代の檜山さんを聞きたい人にはオススメです。
でも、私はやはり穂波先生の絵のコミックが一番好きかな?

涼司は、鬼畜なのか優しいのか、大人なのか子供なのか。
透の判断は正しいのか、間違っているのか。
大人になりかけている少年達の、成長段階の不思議さを楽しめる作品です。

1

思春期の葛藤、二人の答え

この作品は私が初めてBL漫画を読んだ記念すべき作品です!
(本格的にBLにはまるのは数年後ですが)
当時はガラケーで電子書籍として購入し、
もうデータが残ってなかったので、
今更ながら紙媒体で買って再読してみました。

当時を思い返してみると「ヤバイ気持ち」というタイトルからして
何が「ヤバイ気持ち」なんだろう?と興味を持ったと思います。
表紙を見る限り、男と男。
なのに何故か違和感が無い・・・
だから読んでみようと思ったのではないかと思います。

「…俺おまえ見てるとなんか欲情する」
涼司(攻め)が透(受け)にそんな告白をして始まる物語です。
(そんな告白を同性からランチ中にさらっとされたら驚きですよね(笑))
当時は何も考えずに読んでいたと思いますが、
今ではその時点で、
涼司は透のことが好きなんじゃないかと思いました。
男子校だったら男だらけの環境で、
もしかしたら同性愛もあり得るかも知れない。
でも舞台は男女共学。
しかも涼司は異性にモテて何回も寝たことがあるのにイく時は、
透の顔が思い浮かぶ。
でもこの気持ちが何なのかわからない、だから寝てみたい。
自分では気付いてないかも知れないけど、
透に対するこの不思議な気持ちに
涼司は答えを出したかったんじゃないでしょうか。
それに読み進めていくと何かと透のこと気にしたり、
嫉妬してる描写があるので、好きなのは確定なのではないかと。
本人が気付いていないだけなんです。
しかも透は実は涼司が好きだから、
躊躇しながらも求められたら何回も寝てしまう。
体を求められるのは嬉しい、だけど心は満たされない、苦しい。

涼司は透を親友として好きなのか、同性として好きなのか、
透は涼司を好きだけど嫌われるのが怖くて想いを伝えられず、
このまま流されるまま体を想いを重ねても良いのか・・・
その二人の葛藤が繊細に描かれています。

しかも涼司には彼女がいるのに透と関係を持ち続けます。
涼司は酷い男です。。。
透には本当に酷です・・・とても辛かったのではないでしょうか。。。
今では読めそうもない設定ですが、
初めて読んだ当時はどこか共感していたんだと思います。
超個人的な感想ですが、私自身の高校時代の思い出が蘇ります。
上手く言えないのですが、
思春期に異性とか同性に対して訳も分からない、
上手く表せない感情になったことってないですか?
私だけでしょうか(苦笑)
それを彷彿とさせる物語だと思いました。

また、匡が役割がさりげないけれど、
結構重要なポジションなのではないかと思いました。
時々二人のそれぞれの気持ちを聞いたり、意見を交換したりして、
ぶつかり合ったりもしていたから、
涼司と透の二人の仲を上手く保っていけたと言いますか。
どちらかの味方になるでもなく敵でもなく、
二人に平等に接してると言いますか。
三人のバランスが凄く良いなと思いました。
女三人だったら出来そうもないですよね(苦笑)

あと思ったのが、これも個人的な意見ですが、
最近どうも当て馬が二人にとって最初は邪魔者にはなるけど、
結果的には良い役目を果たして、
主人公達の仲が深まっていくストーリーを読むことが多いなと。
もしかして当て馬の役割は昔からの定番なのでしょうか?

そして何と言ってもこの漫画で印象に残るのは、
最後に透が涼司への想いをぶつけ、描いた「欲望」と言う絵です。
透は当て馬の柏崎部長とカムフラージュに付き合ってキスされて、
涼司が好きだという殺せないほどの強い気持ちに気付き、
自然に涼司を求めに行きます。
流れるように抱き合うシーンは勢いや激しさを感じます。
そしてスイッチが入ったように透は涼司の絵を描き始めます。
今で秘めていた想いが感情が溢れ出して絵となっていきます。
まるで今まで何処か地に足がついていなかった透とは別人のよう。
炎は赤よりも青の方が熱い・・・
穏やかな外見からは考えられないくらい想いや感情を
絵にぶつけているのでしょう。
それは涼司への好きな気持ちを確信したから。
カッコイイです!
カラーで見れないのが残念です!
好きと言う言葉より、絵を描いて好きを表現する・・・
とても斬新なアイディアだと思いますし、
涼司のことを本当に好きなんだと伝わります。
表現の仕方がとても上手だと思いました。

その絵は佳作に入選し、ホールに飾られ、
透は涼司を誘って涼司自身に見せます。
その絵のタイトルは「欲望」。
直球です!
何て情熱的な告白の仕方なんでしょう!!
内向的そうな透だからこそ凄く説得力がある絵やタイトルだと思います!!
ギャップ萌えですかね。

最初は涼司が透に対して「欲情」に目覚め、
最後に透が涼司に対して「欲望」という感情に気付きます。
各章につけられたサブタイトル、Desireの和訳は、欲望、欲情です。
その二つの想いが最後には重なり合って一緒になって
「ヤバイ気持ち」=二人の答えにつながるんだと
今回再読して気付いて、改めて読み返して良かったなと思いました。
当時は全然気付かなかったので(^_^;)
とても深い設定だと思いますし、凝ったタイトルです。
このように考えさせられる作品は大好きです(*^O^*)

昔読んだ作品ですが、
改めて紙媒体として買って読んで良かったと思いました。
私自身の高校時代の思い出に浸れたり、
「ヤバイ気持ち」の意味がわかりました。
今ではすっかりBLの世界にはまり、沢山漫画を買っていますが、
この沢山の漫画もしばらく時が経って忘れた頃にまた読み返すと
今回みたいに色々な発見が出来るのかも知れないと思いました。
そんな作品にまた出会いたいです。

4

初投稿です

先にCDを聴いて、とても印象に残ったので本を購入しました。
可愛い絵でまったく古臭さを感じなかったので、10年以上前の作品だと知ってびっくりしました。

透サイドでお話が進んでいきますが、涼司の無自覚な気持ちも「……」でうまく表されていて、透への気持ちをどうしていいかわからなくて迷走する涼司も憎めないキャラでした。

他の方のレビューで、小説のほうでコミックの続編が読めると書いてあったので、そちらもぜひ読んでみたいと思います。

1

ひたすら切ない

このコミックを読んだのはずいぶん昔ですが、すごく心に残る内容だったので今更ながらレビューを書かせてもらいます。

高校生の思春期にありがちな性への好奇心というのが題材になってるようです。
親友の涼司に片思いしている透。
ある日、涼司に「お前とヤリタイ」と言われ戸惑います。
透は自分のことを好きでもないのにセックスなんてと傷つくんですが、でも同時に好きな人に触れられたいとも思って悩むんです。
透がとてもピュアでいいこなんですが、攻めの涼司のいい加減さに、読んでる私は腹立たしく思いました(T_T)
結局強引に家に連れてかれてだかれてしまう。
行為の最中は甘さがなくて、涼司がひどいんですよ!!
かっこよくて女の子にもてもてなんですが、ほんとデリカシーの欠片もないひどい男なんですーー!!

そんな涼司もひそかに悩んでたりするわけなんですど(-。-;

なかなかどうしてね~…
涼司もたいがいひねくれてる。

でも終盤近く、雨の中傘もささずに佇む涼司をバスの中で見かけた透がバスから降りて涼司を呼ぶシーンがすごく切なくてキュンとしました♡
その後2人ただただ行為にふけるんですけど、なんか胸がぎゅううっとなりました。
最後はほんと透むくわれたなーーーって!!!
どんだけ涼司に弄ばれたことか…

2人の思春期ならではの葛藤がとてもよく表現されてたので、文句なしですね♪

攻めの涼司を読者がどう思うかはわからないですが。ただいい加減なダメ男と思うか…

でもとても心揺さぶられる作品で読んでよかったです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

2

漫画版の方が好き

先に原作の小説の方を読みました。
自分は鹿住槇さんの小説がストーリー文体作風全部大好きで、この作品は原作と漫画版(漫画版の方が先らしいです)両方お気に入りではあるんですけど、どっちを選ぶ?と聞かれたら、今回に限って言えばこの漫画版の方を選ぶかな。

小説版の方は活字ならではの詳しい情景描写や心情描写もあって素敵なのですが、なんというか――キャラの暗部も掘り下げられすぎていて、ちょっとすんなりとは受け入れられない部分があったんですよね。
小説の場合、外見描写だけじゃなくて内面描写も含めて脳内でキャラを映像化していくので、涼司くんが個人的になかなか許すのが難しかったです><^^
透くんの「好きな人に好かれていないのに(??)抱かれる心理」みたいなのも、あまりに重々しくて、「ちょっと後ろ向きすぎない?」って思っちゃったり。
逆に当て馬の先輩が――そういった暗部の見られないほとんど完璧人間に見えちゃうという(苦笑)。
ということで、作品としてはすごく引き込まれたし、満足度としては小説も文句なく星5つなのですが。

どっちを選ぶ?って言われたら、自分は漫画版の方に軍配が上がりました。

理由としては、まず絵柄がきれいでかわいく、ほのぼのとしている(男らしさもあります)。
活字で詳しく描写していく小説と、ほぼ変わらない丁寧な描写にはなっていますが、やはりページ数等の都合で、若干早送りになってしまうのはしょうがないと思いますが――この作品に限って言えば、その方がよかったというか。
総集編の方が好きなドラマ、みたいな^^
別に何かを大きくハショってるわけではないんですが、攻めに代表されるデリカシーのない無神経発言が、うまく流されていく時間感、みたいなのがよかった。
おかげで涼司に対するイライラも小説版に比べて少なかったし、当て馬さんの登場シーン濃度が減ったおかげで、ちゃんとメインキャラ二人の魅力がすんなりと伝わってきました。
何より、涼司の顔がかっこよさとバカっぽさと優しさの中間みたいな、絶妙のルックスで描かれているのがイイ!
受けも表情がめまぐるしく変わる(もちろん全体的に後ろ向きですが~)のが、キャラの魅力として立っていたと思います。
もちろん、鹿住槇さんの魅力的なプロットがあったからこそ、こんな素敵な作品になったとは思いますが、今回は漫画版の方が、自分は好きになりました。

紹介文から予想するほど、痛々しい(苦しい)濡れ場は薄めなので、BL好きみんなにおすすめできそうです^^

2

う~ん、キャラクターがね・・・

私はこちらより先に小説を読みました。もともとこの漫画が先で、あとから原作を小説にしたものが出たんですが。

う~ん、とにかくこの涼司(攻)のキャラクターが酷過ぎるんですよ。鹿住さんの高校生攻にはよくいるタイプなんですが、アホで幼稚な俺様。とにかくコイツがイヤでイヤで、読んでてうんざりしました。

透(受)も、もともと片思いしてたというのはまだしも、涼司のアホさ・酷さをいやというほど味わったあとでも一途なところがどうも・・・。

いや『好き』ってそういうものなのかもしれないけどさ~。私はそれがどうにもダメでした。どう考えたって当て馬の先輩の方がいいよ!
この先輩・柏崎はちょっとでき過ぎの気がして好みじゃないんですが、逆に当て馬としては完璧なキャラクターかもしれない。

作品としては上手く纏まってると思うんですよ。穂波さんの絵もいいし。ただストーリーとしては、これではなし崩しというか少なくとも『ハッピーエンドでめでたしめでたし』とまでは思えませんでした。

小説の方にはこの続編になるストーリー(もだけど、それよりも攻視点のSS)で、漫画では足りないと感じる涼司の想いが描かれているので、そういう意味では個人的には小説の方がよかったかな。

でも、小説の表題作を読んでからこちらを見ると、見事に漫画化されてるな~とそれは感心するばかりです。原作つき漫画としてはホントによくできた作品だとは思います。

その点を評価して『萌』で。

5

反対に新鮮さを感じます

高校生の男の子が親友に片想い。
好きな人と結ぶ、愛のないカラダの関係。
優しく格好いい当て馬。

BLのど真ん中をいくような、ものすごくよくありそうな設定。
なのに、なんだか反対に新鮮な感じがしました、この本。

穂波さんの、ほわぁ~っとした絵と、
意外とページが割かれているセックスシーンに、かなり身勝手な攻め、
それらがうまく合わさって、なんだかとても印象的。

ホントに “なんだか” って感じなのです、不思議と引き込まれていくというか。

一番すきだったシーンは、
最初の方で、想いを寄せる相手が女の子の告白をOKしたのを知った後、
すぐに関係を持ってしまうのではないかと思って、いたたまれない苦しさを感じるところ。
自分の平らな胸に手を当てて、
「・・・ここが膨らんでるって、どんな感じなんだろう」と考える、その切ない感じがいい・・・

そこまで想う相手が素敵な人では全然ない!!ところが、きっとこの本の魅力☆
だって、モテることに慣れているサカった高校生なんて、
自分勝手で、口で調子いいことばっか言うのが当たり前かも、と思うもの!(偏見か?)
そんなリアルっぽいところが、妙に話に説得力を持たせているように感じました。

10年以上前の本もいいですね♪
最近の本しか読んだことないなぁ~という方、たまにはこういう本も手に取ってみては??

4

終わり良ければすべて良し

透と涼司と匡の三人は、高校入学以来からの親友同士。
成績優秀スポーツ万能な涼司と匡に対して、透はおっとり内気なタイプ。
三人の友情を大切にしていた透は、涼司への想いを胸に秘めていた。
そんなある日、涼司は透に「お前見てるとなんか欲情する」と唐突に言う。
自分が涼司を好きな事に気付かれたのではとうろたえる透は、
殆ど騙し討ちに近い強引さで、涼司に抱かれてしまいます。

それにしても、この涼司、どうしようもない男です・・・
手当たりしだい女の子を食い散らかしてる、無節操なケダモノ。
その上「イってる時の顔が見てみたい」なんてしょうもない興味本位だけで、
自分は彼女まで居る癖に、半ば強引に親友を抱いてしまう。
はっきり言ってあり得ないほど最低な男だと思います。
もちろん涼司は透の気持に全く気付いていないんですが・・・
そういう問題じゃないですよね。
何故透が涼司を好きになったのか、全く理解が出来ません。
まあ、恋愛なんて「良い人だから好きになる」訳ではないし、
「なんでこんなヤツ」を好きになってしまう例も普通にあるので、
なんとも言えませんけどねぇ(笑)

匡は良いヤツだと思います。
とっくに透の涼司に対する気持ちに気付いていたのに、黙認してくれていたやさしさ。
同じ年なのに涼司より匡の方がずっと大人です。
透の美術部の先輩の柏崎も好きですね。
涼司より、柏崎とラブラブになって欲しかった(笑)

とまあ、さんざん涼司の悪口に花を咲かせてしまいましたが。
どうしようもなくニブい涼司も、透に「柏崎がずっと好きだった」と告げられて
初めて自分の欲情は透を好きだったからだと気付きます。
(透の告白は、涼司との体だけの関係を終わらせるための嘘だったんですけど)
雨の中を傘も差さずにトボトボ歩いている涼司の姿は、可哀そうでした。

最後は、透が男になります!
玉砕覚悟でちゃんと告白する透はカッコ良かった。
涼司、あんたには透は勿体ないイイ男だよ!
大事にしないと承知せん~!と思いつつ、ハッピーエンドに大満足です。

4

古い作品ではありますが

穂波ゆきね先生が好きでマンガの方を先に読みましたが
穂波先生凄いです!原作をこんなにも上手にマンガ化していたとは・・・
小説の方ではマンガの続編が読めてすっごく満足でした!
蜜月状態の涼司×透が一波乱ありお互いの気持ちを固めて行く様は良かったです~
攻様の涼司がどんどん透にベタ惚れになっていくのが!のたうちまわりたくなりました。
恐ろしく素晴らしい当て馬の柏崎先輩のカラーも見れて素晴らしい1冊になっております。
柏崎先輩に愛される受様はきっと幸せだろうな~
それとも綺麗系だから受でもいいかもと、勝手にスピンの妄想を描いてしまう程
楽しめました。

4

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