彼の教科書

kare no kyoukasho

彼の教科書
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×242
  • 萌20
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
512
評価数
123
平均
4.2 / 5
神率
45.5%
著者
鰺坂こうや 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865894462

あらすじ

カラダから始まる教師との恋

イケメン年下ワンコ×恋に臆病な大人


数学教師の淫らな一面にハマる。

高校生の佐久(さく)は夢中になれるものが見つからない毎日に飽き飽きしていた。
そんな彼のルーティンは、夜の繁華街で大学生のフリをしてワンナイトラブを楽しむこと。
行きつけのハッテン場に行くと、お堅そうな新任の先生・皆川(みながわ)と遭遇…!
しかし皆川は佐久が生徒だと気づかずいたしてしまう。
昼間には見せない隠微な姿に魅せらたDKのもどかしい青春ラブ。

表題作彼の教科書

佐久,ハッテン場に出入りする高校生
皆川,新任の数学教師

同時収録作品transition

受けの帰国を待つセフレ
原住民族の研究職で刺青を入れる青年

その他の収録作品

  • 放課後(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数14

語彙力が死んだ。

他のBL本買いに行って「他にいいの無いかな?」って思って探してたら見つけました。
表紙の絵柄とストーリーがどストライク。
表紙詐欺じゃないか裏に入っていた特典のペラ漫画で絵柄を確認。
表紙買いして失敗することも多いので不安でしたが、これは本当に当たりでした。

最初の方は絵柄が少女漫画?っぽくて苦手だったのですが、進んでいくにつれて綺麗になっていき、ぜんぜん気にならなかったです。

内容は文句なし。
本当に読んでくれ。

強いて言うなら、先生と対面→ハッテン場で会うまでが早いなって思ったけど、ページ数が限られているなら仕方ないなって思えます。

9

何を取っても素晴らしい

まず表紙が綺麗だなぁと思ってましたが、私的には、“中の絵、もっと綺麗”です。最高ですね。攻めの先生も受けの佐久くんも可愛い系美人で、大人なシーン控えめと言えども、どのシーンもムラっときました…()

お話は割とさっぱりした感じのイメージでしたが、それでいて出会い、葛藤、ラストの骨組みがしっかりしていて、とてもまとまりがあると思います。1巻完結でこんなにストーリーがまとまっているとは…感激です。

先生と、生徒という関係で苦しむ中、先生が立場を考えた上で突き放して断るシーンは本当に切なかったです。社会的な立場の考え方がなかなかに現実味を帯びていて、そこがあまり読んだことがない雰囲気だったのが新鮮でとても面白かったです。

2人の出会いがハッテン場という…。のらりくらりな野良猫感あっていいですね2人とも…。普段とは見た目変えて遊んじゃうの、きっと性癖なひともいるでょう。絶対ハマります。

1番キたのは最後のシーン。先生、佐久くんの耳元で囁くのはえっちです。セリフ吹き出し無しなのがすごく良かったです。先生の愛の言葉は読者にも秘密で佐久くんだけのものなんですね…最高です。赤面しちゃう佐久くんも攻めとは思えない可愛さ発揮してるわけです。素晴らしい場面ですね。

先生×生徒だからこその難しさ。これが好きな人は絶対読むべきです。ぜひ!

5

一途な攻め、良かったです

お初の作者さんの作品。
表紙が気になり、試し読みで気に入り購入に至りました。

あらすじ通り、生徒×先生なのですがカラダから始まるお話。
学校での先生とまったく別の顔を見てしまったら、それも自分の下で…これは身もココロも丸ごと持ってかれるよねぇ。
先生の学校での生徒や学問との向き合い方も良くて、佐久が好きになるのも共感できるし、気持ちの描写が細やかでとても好きでした。

高校生にしてハッテン場に出入りしている様な佐久ですが、自分と皆川の立場を理解して気持ちを閉じ込めるのが偉かったです。
「未来のおれだから……」の足掻きが、良かった。
全くのなかった事にはされたくなかったんでしょうね。
卒業式の日までよく耐えたなぁ。

佐久が大学生になって成人しても告白の返事を濁している皆川。
先生と生徒っていつまでたってもその立ち位置が変わらないのよく分かります。
年齢も縮まるものでもないし。
「行先を考えたら不毛」という皆川の言葉で佐久は気づくんですね、先生は"先"を考えているってことに。さすが文系(?)。
ラストシーンも可愛くてキュンとしました。

短編が1話同録。
刺青というとアウトローなイメージですが、原住民族の研究の為の刺青というのが面白い。
気が向いたら会う、そんな関係だけど、もう会えないのかなと思ったら寂しくて会いたくて…な攻めが切ない。
会えたときに言葉より体が先に動いて、抱きしめる描写が素敵でした。萌えました。

描き下ろしは表題作の2人のその後♡仲良ししてて何よりでした!

2

すべてがどんぴしゃ

表紙の儚くて繊細できれいな絵と帯とのギャップに惹かれて購入しました。
驚くほどどんぴしゃでした。

表題作+1作の1冊。
表題作「彼の教科書」は数学が苦手な高校生サクが見た目や年齢を偽ってハッテン場に通い、そこで数学担当の先生皆川と身体の関係を持つ。学校での先生に惹かれ、ハッテン場で再度関係をもったときに自分が生徒の一人であるとバレてしまい…
無気力そうなサクが先生に出会ったことでドストレートに想いをぶつけるようになるのも、まるで人が変わったかのように瞳に力があるようになるのもすごくよかったです。また恋愛にビビってサクとの恋に踏み出せない先生が本能のままにサクの手を引いて駆け出すシーン、最高でした。

そして2作目「transition」原住民を研究し長期のフィールドワークに出かけるたびに刺青を増やしていく男(受け)とセフレ関係にある男(攻め)のお話。受けが自由を制限されるのが嫌いそうだから、自分の気持ちを素直に言い出せない攻めと攻めにほだされてつつある受けの探り合いのようなやり取りがもどかしくてすごくいい。また簡単に目の前からいなくなってしまいそうな不安定な関係もすごくよくて、そこからほわっと突然ハッピーエンドにまとまる流れも最高によかったです。

2作とも物語の雰囲気もセリフも表情も流れも本当にどんぴしゃで、すごくツボでした。作者様買いしたい…

0

体から始まる一途な恋

帯やら裏表紙に書かれているイメージほどエロくないです。
最初のエロチェックで「そ…そっかぁ…(○v○)」と←

ダメな大人の戯れ言はさておき。
ワンコ系生徒攻めの真っ直ぐさと、それをはぐらかす狡い先生と。
体から始まったプラトニックな恋愛に引き込まれる作品でした。

ほぼ表題作ですが、他短編1話が収録されています。


◆彼の教科書

学校生活に溶け込むように無難になじんでいる生徒。
ハーフなら英語が出来て当然。
高校生なら彼女が必要。
……男が好きだとは言えない。
周囲に合わせて自分を押さえる生活にくさくさしている雰囲気です。

ストレス解消は年齢を偽ってハッテン場へいくこと。
カラコンを入れ髪をアップしてゆるく変装して行きます。

そこで偶然見かけたのは新任教師。
先生は気付かないまま話しかけてきて、誘われるままセックスへ…。
普段の顔とは全く違うギャップを知りどんどん先生への興味が沸いてきます。

苦手な数学も先生が語る世界は不思議とロマンめいていて。
一気に恋を自覚し、プライベートの先生に会いたくて再度ハッテン場へ。
2回目に会えたときは抑えきれなくて一気に押し倒します。
大好きな先生に触れることが出来て思わず「せんせ…」と言葉が漏れてしまい正体がバレて…
ーと展開していきます。


一見大人しそうに見えた先生ですが、
きっぱりとした態度が良くも悪くもハッキリしてる大人だなーと感じます。

ニッコリ笑って暗に示す”これ以上近づくな”の線引き。
その線引きを踏み越えることなく先生への気持ちを送り続ける年下攻めの一途さといたら…!
冒頭は少し大人びて見えたのが
先生の前だと年相応の可愛らしさが出てて良かったです(^^)

で、高校時代に引かれた線引きは数年経っても変わらず。
高校生だった生徒も既に大学3年生…。
先生はその線の前で迷っているようでした。

いつまでたっても煮え切らない先生の待ち続ける姿も、
「いいかげん観念してよ」と手を引く頼もしさも、
年下攻めスキー的にめっっちゃ萌えました(∩´///`∩)

恋に臆病になってる先生のモダモダも良かったのですが、
うーん理由がふわっとしててよく分からなかった…。
何をそんなに怖がってたんだろう…。
(私の年下攻め贔屓と読解力の無さが悪い)

描き下ろしは恋人エッチの前戯トークなんですが、
ラブが溢れててニヤニヤしました♡
「好きなのは自分ばっかだと思ってた…」
って萌えるセリフ~~~~!(∩´///`∩)

◆transition

攻め受けの名前が出てきません。
関係も曖昧なままストーリー展開します。
名前のない関係に名前を付けたいーといった内容でした。


評価は萌え寄りかな。
年下攻めが可愛かったので+αで♪╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

6

丁寧なストーリー

「彼の教科書」
イケメンハーフDKワンコ、佐久と
おとなしめ眼鏡の数学教師、皆川先生。

好きなものだけで生きていきたい
好きなものだけで生きていけたのに

話の軸に2人のそれぞれの思いがリンクしていて、
素敵でした。

佐久は年齢と、ハーフの見た目をさらに外国人風に
ごまかしてハッテン場に出入りしていて、
そこで新任数学教師皆川先生と鉢合わせ!
先生が佐久を教え子と気付かずに「…する?」って誘う
ところ、可愛すぎ!!

それから先生から聞いた数学の話は魔法みたいで、
好きなもので生きている先生に惹かれて…
えっちの時の乱れた先生を知ってるのは自分だけ…

また先生に触れたくて向かったハッテン場での2回目の
えっちの時に佐久とバレてしまい、
毅然とした態度でハッテン場での事を無かった事に
しようとする先生に、あれは未来のおれだから!
と食い下がる佐久。

そして、卒業式に先生に告白するけれど2年経っても
返事はずっと濁されていて…
それは好きなものだけで生きていけたはずなのに、先生も
佐久に惹かれていたから若い佐久の事を思って、考えての
大人としての判断で。
そんな踏み込めずにいた先生がある出来事をきっかけに
とうとう観念します。
良かったねえーーー、佐久!!

作中や書き下ろしでも佐久が先生の事をもっと知りたい、
教えてよって言うんですけど、生徒と教師の関係も含んで
考えてなんかいいなあー、うまいなあーって思いました。

「tr a n s i t i o n」
研究者同士のカプ。
受けの身体の大部分に原住民族の研究資料としての
刺青があります。

受けは研究のため長期海外へ行く事が多く、
お互い気が向いたらのライトな関係性。
刺青はとても綺麗なデザインでひとつひとつの意味を
攻めも聞く事で攻め自身にも何かが刻まれていくようで…

失いがたい存在になっていく様子が穏やかに
描かれていました。

3

キュンキュンするお話

普段は人気者で明るい高校生が、実は年齢偽って一夜限りの相手といたしてる

そして、学校の先生を見かけて関係をもって、惚れてしまって‥

なんとも、詰め込み過ぎがすぎますよって感じなんですけど、とても良かった
展開早いし、時間もすぐ流れちゃうのがもったいないですけど、流れは自然で読みやすいです

受けが大人の余裕を見せつつも、やっぱ好きで仕方ない感じが可愛かった
攻めは、賢い子だなという感じ
そうじゃないと、2人は付き合えないんだろうな
年下攻めの、今までと少し違う魅力をみたように思います

0

生徒×先生作品では新鮮な導入

◾︎佐久(高校生〜大学生)×皆川(数学教師)
予備知識ほとんどなしで読んだらとても好きでした。前半が特に。
ハッテン場とかゲイゲイしいテーマの作品が好きでして(ハプバーとかおっパブも好き)。あのパンイチで手首に鍵つけてロッカーの前にいる感じとか、細い廊下とかの雰囲気がいいです。

3話で終わったとしてもよかった。むしろ4話以降、特に最終話、佐久が可愛くなりすぎてて。
最終話偶然の出会いがなかったら2人はどうなっていたのかな。幕引きが偶然きっかけってとこがちょっと自分の好みとは違いました。描き下ろしの2人を見ると、なんとなくうまくいっていた気もする!甘い2人がもう少し見たかったな。

0

禁断なのに爽やか

ハッテン場で知り合い身体の関係を持ってから、徐々に先生に惹かれていく佐久の揺れる感情がすごく眩しくて。苦手な数学も頑張ろうとする彼の素直さがとても好きでした。

先生が佐久だと気付いてからはキッパリとそういう関係も持たず、線引していたのも好感が持てました。出会いが出会いなので、快楽に引きずられてしまうような展開だったら一気に冷めてしまっていたかも。

卒業してからも数年関係が変わらなかったふたりがやっと動き出し、恋人同士になるのを見ることが出来て本当に良かったです。
これからどんな風に過ごしていくのか、その先も見てみたいなと思いました。

0

出だしはアレだが純愛だった

初めての商業作とのこと。とてもそうは思えない~

先生と生徒。しかも高校生。許されない関係だし、高校生でそういうお店に行くということがひっかかってなかなか最初入り込めませんでした。
いや、わかってるんです。BLですしH描きやすい設定も必要。しかし段々年齢が上がってくるとやはりその辺の倫理観がどうしても気になり始めますね。

しかし、なんと読後感爽やかでした~
先生も生徒も、ずっと好きできちんと成人を待ったり、物語後半と、おまけの番外編を通じてお互いのことが本当に好きなんだなあ、というのが分かる。
他の作品もぜひ読んでみたいと思わせられる一冊でした。

他に、原住民の風俗などを研究する入れ墨マニアさんの短編あり。


0

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