VOID

VOID

VOID
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神558
  • 萌×2117
  • 萌40
  • 中立20
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
90
得点
3398
評価数
741
平均
4.6 / 5
神率
75.3%
著者
座裏屋蘭丸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
X-BL
発売日
電子発売日
価格
¥900(税抜)  
ISBN

あらすじ

刷り込まれた記憶を、
愛は、
超えることが出来るのかー
 マキの元にやってきたヒューマノイドのアラタは、容姿と記憶の一部をコピーしたハイスペックな【愛玩タイプ】。
しかも最初に見た人間を好きになり依存する【すりこみ機能付き】。
すりこみ機能により愛情を示すアラタを、マキは嬲るように抱く。
「ちゃんと愛して欲しい」とアラタは涙目で訴えるが、マキの心には決して融けない「永久凍土」があり……。描き下ろし50ページ超収録!

2016年4月28日(木)以降、PC・スマートフォン向け電子書籍サイトで順次配信開始。

※本書は紙本「VOID」(完全受注生産につき完売しております)を電子配信用に再編集したもので、収録作品は同じです。

表題作VOID

元ヒューマノイド保護局主任
男性専用愛玩タイプヒューマノイド

その他の収録作品

  • epilogue(描き下ろし)

レビュー投稿数90

何度も読み返して堪能してほしい

エピローグは何度読んでも感動‥。
初めて読んだ時は序盤のマキのアラタに対するあれやこれやに、うぅ〜ん…となるも、ちゃんとしっかり読み返すと全然鬼畜の所業ではなくマキのレンに対する昇華しきれない想い、憤りというより愛していたからこそやり場のない感情や虚しさを抱えて苦しんでいたんだな、と。
ようやく過去の事として受け止め過ごしていたところにレンの遺伝子と記憶を引き継ぐヒューマノイドのアラタを託されるマキ。
『すりこみ』によって身も心もマキに懐くアラタに風化しかかっていたレンとの過去が重なり感情のままにアラタを弄ぶも、アラタと繋がる時は顔を見ないよう対面ではなくバックだったのはレンがチラつきアラタと重なってしまうからなのか。
アラタに『その人と一緒にしないで』と言われて2人の関係も好転するかと思いきやマキの兄を見るアラタの表情に思い知らされるマキ。
アラタにはマキの兄が好きだったレンの記憶の一部が引き継がれており、それでも自分を好きだというアラタの好意は『すりこみ』だと。
気づいた時にはアラタを愛し始めている事に虚しさを覚えたマキは『すりこみ』解除を申し出るあたりから、誰かを愛する事に酷く臆病になっているマキと『すりこみなんて関係ないから』と言い切るも解除を受け入れるアラタは器のデカい受けです。すりこみで好きになったんじゃない事を証明して今度こそ堂々とマキのそばに戻るんだという決意で2人は半年間離れ離れに。
その間マキは『すりこみ』がなくなったアラタに愛想を尽かされ、他に気持ちが移ってしまっているかも‥という不安を抱えながら過ごすが心配ご無用『遅いからおしかけちゃった』アラタ‥どこまでも何といじらしい受けなんだ‥。
座裏屋蘭丸先生のストーリーは全てつぶさに言葉や説明として表現されない部分もありまたそこが好きなところ。受け手としては何度も読んで思いを巡らせたりとできるのも素敵な演出。初見では苦手なシーンがあっても、ハピエンに繋がっているので是非何度も読み返してみてほしい一冊です。

0

No Title

主人公のマキがレンとの失恋を乗り越え、アラタとの新たな愛の新芽を咲かせる物語。

レンの裏切り行為は許されることではないけれど、アラタが最初に発した「ごめんなさい」はレンの言葉だったとすると、ずっと罪の意識にさいなまれながら報われない片思いをマキで解消するしかなかったレンにも少し同情してしまいます。

それにしてもマキの永久凍土の愛憎を溶解するために、無許可で違法製造されたレンの記憶と容姿をコピーしたヒューマノイドをプレゼントするローウェン、まさに「保護局長のすることか!」という感じですが、シゴデキ男過ぎて感心しました。

0

No Title

マキの元へやってきたヒューマノイドのアラタは、元恋人レンの容姿と記憶が一部コピーされている愛玩タイプ。ひどい嘘と裏切りのまま逝ってしまったレンを7年間引き摺っていたマキは当初アラタをひどく扱うけれど、同じ顔でも別の存在であるアラタに心の氷を溶かしていって…。
「すりこみ機能」のせいだけではない、アラタのマキに対する感情。解除した後にも続く2人の真実の愛がとても素晴らしかった。アラタと出会えてレンへの憎しみや悲しみが昇華されたマキ、幸せになれて本当に良かった〜。
座裏屋先生、絵がとても美しくてセッが最高にエロティックでめちゃめちゃ好きです!

0

勘違いしてた〜、早く読めばよかった

人×性奉仕用ヒューマノイド(失恋したかつての恋人の見た目と記憶の一部を搭載)

主人公マキさんは7年前の恋愛を未だ引きずってる。見かねた元同僚のローウェンがヒューマノイドのアラタを連れてくんの。
アラタは、容姿と記憶の一部をコピーしたハイスペックな【愛玩タイプ】。しかも最初に見た人間を好きになり依存する【すりこみ機能付き】。
アラタのコピー元の本体ってのが、マキさんのトラウマ、かつての恋人レン アマミヤ。
すごく好きだったのに、レンのほんとに好きだったのはマキの兄で自分は代用品だった。しかも、兄の事業の借金の足しにと資金を用意する為に死んだってのもキツい。

そんなレン似のアラタが現れたもんだから最初は性的に虐めまくってます。手を縛って無理やり、オモチャで長時間いたぶる、外で縛りつけて虐めるとかまぁ、悪い顔して啼かしてます。
そんなことされても[すりこみ]効果なのか従順で一途なアラタに少しずつ絆されていくんだけど、今度は[すりこみ]があるから俺の事好きなんでしょ?って違う葛藤が出てくんの。
[すりこみ]機能の解除をして、半年離れて暮らしてみてどう変化するか試すんだけど。

もう最初から引き込まれました。
表紙のダークさから重くて難解なお話なんだと勝手に思い込んでました。古代ローマあたりの話かな?とも。
全然違ったー!
読みやすいし、座裏屋先生お得意のロマンティックラブロマンスだった。
アラタくんの表情がいいし、マキさんの最初と最後の変化がいい。最初めっちゃ冷めた顔して虐めてたのに、最後は愛情が溢れて堪らん顔になってるの。
座裏屋先生の画力!セリフが少なくても情報量がとてもある。

アラタくんとの出会いで7年間停滞してたマキさんの心が動き出した。お仕事も復帰したしね。
お節介なローウェンに感謝しなさいよ?

私がBLを読み出したのが2018年、紙版完全受注されたのが2016年。今中古で高騰してる。
あとから知った人も電子で読めるけど、紙の18禁バージョンで読みたいと思う人いっぱいいてるよ。
もう一回受注生産しないですかね?
買いますよ!あと、ドラマCDも再販して欲しい。

シーモアとDMMで購入(間違えて二重買い)
白抜き修正

1

何百冊も読んだBL作品のTOP3入りした

トラウマ攻めx攻めがトラウマ持った顔とそっくりのヒューマノイド。流れてきた感想を見て気になり、試し読みしたら気になりすぎて買ってしまった本。最高でした…。高いから迷ったけど、どのレビュー見ても高評価だし、と背中を押されて買って良かった。芸術作品だった。絵がものすごく上手いから映画を見てるみたいだったし、話はめちゃ最高だし、エロは超絶エロいし。えっろ!!!!とビックリするレベルだったので初心者には不向きかも…? でも最高です。超おススメ。殿堂入り

1

再生の道のり

座裏屋先生による麗しき名作。
当時雑誌で1話だけ読んでて、今頃ですが今回はじめて最後まで読みました。
はじめの八つ当たり行為が酷いからこの後どうなるんだろう?と思ってたけど…
ホッとしました。

読めば読むほど、マキの心の傷がやりきれない。
レンは酷い。恋ゆえの残酷さだとは思うけれど。
だから、いきさつを知っていてアラタを託すローウェンも酷い。荒療治すぎだと思う。
なぜヒューマノイドにハンパに感情を宿す?それがなければマキもアラタも苦しまないのに…ってここがキモだからしょうがないか。
マキがやっと「レンではないアラタ」を認識し始めたのに、お兄さんの顔を見てその名をつぶやいてしまうアラタのシーン!
胸を抉られました。
起動して初めてアラタが発した「ごめんなさい」。
その言葉が本当にレンの最後の感情だったことを願います。
そう感じることでマキが過去から解放されて良かった。
黒く重苦しい第1話。そこから、朝の光の中2人外の空気の中にいる、そんなエンディングになった。
救済の読後感です。

0

漫画全体の雰囲気が好きです。

感動でした(><)!

さすが蘭丸先生、、絵はいつも通り美しいのですが今回はお話も美しかった!!

人が人を一途に思うことや忘れられない人がいて、そこで葛藤しているってやっぱり尊いことだなぁと思いました、、。

キラキラときめいていて幸せたっぷりな人も見ていて素敵だけど、この漫画で出てきたおふたりの様に静かに健気に人を思う雰囲気もとても魅力的に感じられました。

設定も一筋縄ではいかない感じで、人間の色々な面を感じ取ることが出来ました。

すごく良い漫画でした(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

3

帰巣の物語

第一話の葬儀のシーンから胸を鷲掴みにされてしまいました。
まるで歌川広重『大はしあたけの夕立』のごとく寂しく冷たく突き刺すかのように降りしきる雨、うつむいた人々、傘も刺さず佇む人影。
Void -空虚感- をこれ以上なく感じる冒頭の4ページですっかり魅了され物語は始まります。

各話の扉絵には鳥籠と鳥。
第一話と第四話はそれぞれ同じ空っぽの鳥籠の扉絵となっており、第四話でも第一話同様の射るような雨が降るさまが描かれています。第一話との対比は読んでいても辛く感じますが、そこからのvoid - 無効化 -に至る流れは第一話からのマキの心情の変化が伺えます。

その絵は勿論、構成もまた素晴らしく、読めば読むほどに見えてくるものがある作品です。
胸に空いた空虚を埋める存在、鳥籠、鳥というテーマやイメージは座裏屋先生の後作『シャングリラの鳥』からも伺うことができ、ある意味では『Void』と『シャングリラの鳥』は同一線上にある作品でもあるのではと感じます。

ラストシーン、巣箱へと自ら向かっていく鳥の描写には涙せずにはいられません。

3

神作ですね!

久しぶりに、読み返しました。
こちらの、ちるちるの評価に神!付けてない事に驚いて、レビューしました。
たくさんの、ファンの方がネタバレしてるので感想だけ。
座裏屋蘭丸先生の描くストーリーと画力が素晴らしいです。
この作品を何度読み返した事か。
読む度に、切なくなったり嬉しくなったり〜とても楽しんでいます。
美術品を読んでる気分になります。
と言うより、作品が美術品ですね。
電子書籍で、2016年発売ですが、いつかどこかで〜マキ&アラタを、また少しでも読めたら嬉しいです!

0

Too late

18禁のシワまで見えるのじゃなくて普通に電子で買えるヤツのレビューです。

神率高いから期待したけど正直ガッカリ。

一応簡単に言うと失った想い人とそっくりなヒューマノイドとの何やかんや。すり込み機能がキモなんですが、そっちよりもいきなり強制的な行為を見せられ、その後でいくら良い方に持っていかれても頭がついていけなくて、そうなると設定の粗が目立ってしまいます。
エロ同人を流通に乗せるための後付け設定感。

ストーリーが盛り込みすぎで攻めはノリノリで虐めたくせに最後は可愛がるし、受けはなまじ記憶があるせいで最後まで読んでもストックホルム症候群か、まだ兄を懸想していて攻めを騙し通したのかもしれないと思った。

きっと私の心が汚れているせいなのでしょうが、モヤモヤしたので中立。

2016年当時なら目新しいのかもしれませんが、今は座裏屋先生の他の作品もあるし特別感はなかったです。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う

この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。 18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?