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loved circus
ぜんぜん期待してなかったの!
「風俗」って言葉だけに踊らされての衝動買いだったわけですが
すごく良かった!
エロやラブというよりも、ストーリーで見せる。
あまっちょろい感じの話でもないのですが
すごく惹きつけられ一気に読み終えてしまいました。
何気にリンちゃんが女の子と結婚したのが微笑ましくてよかったかな。
男が好きで~ってわけじゃないもんね。そうだよね。
なにより最後にシロが幸せそうだったこと。
ジョーが尻に敷かれてかわいくなっちゃったこと。
すごく良かった。
個人的にはエロス込みで、もっとがっつり
キャラクターごとに掘り下げての話があっても嬉しかなとは思いました。
ちょろっとの説明をみただけでもおいしそうじゃないかっ!
妄想膨らむエピソードも多く、面白かったです。
読み終えてしまうのがもったいない。
そんな風に思える1冊でした。
あらすじ、帯のキャッチコピーからしてこれ絶対自分の好きなやつだ!と少々期待し過ぎなくらいで手に取ったのですが、中身は裏切られることなく寧ろ期待以上でした。
2015年の締め括りにとても素敵な作品と出逢えました♪
ネオン煌めく華やかな色街の片隅で繰り広げられる訳あり男達の群像劇です。
「人」をしっかりと描ける作家様の群像劇モノってほんと面白い!
何度も読んでセリフの一つ一つまでをもじっくり噛み締めたくなるドラマが詰まっています。
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
そう言うのは〔シロ〕というキャラなんだけど、朝田さんの思いを最も代弁しているのであろう彼のセリフが最初から最後まで悉く心に残るのです。
かと言って、達観しているわけでは全くなく、彼自身も1冊の中で自分の愚かさに気付く。
間違いながら生きているすごく人間くさいキャラ。
だからこそ発言に重みが増す。
現実と一緒ですね。
主人公の〔ケイ〕もBLの主人公としては普通だし地味だし女目線で見ると「こいつバカだわ」って男の典型なんですけど、彼のバカ男ゆえの熱さとかピュアさはシロじゃないけど人をたらしこむ魅力がありました。
完ぺきな人間なんているわけないし、カッコいいだけでは魅力は感じない。
全てを投げ打てる人生、素晴らしいじゃないか。
このお話に出てくるキャラ達は、脇を固めるオーナーやその奥さん、店にやってくる客まで含めて、皆どこか愚かだけれどその分すごく魅力的でカッコいい人間ばかりで、彼等を通して、こういうキャラ達を描ける朝田さんの人となりにまで惹かれます。
彼等の物語を出来ることならもっと読みたい。
ラストシーンの続きが思い描けるかどうか
私の神評価の物差しってそこなのかもしれないと、この作品を読んで改めて思いました。
迷わず「神」を付けられる、どストライクに自分好みなお気に入りの1冊です!
「Canna Comics ベストセレクション2017」フェアの、久間さんの『錆のゆめ』のペーパーが欲しくて、前から気になっていたこちらの作品を購入してみました。実は朝田さんの『兄の忠告』があまりツボに入らなかったこともあってあまり期待はしていなかったのですが(いや失礼)、いや~、すんごいツボに入る作品でした。
この作品がBLか、と問われたらすごく微妙。
いい意味で、BLらしくない作品でした。
BがLしている、という話ではなくって、なんというか人と人との、魂のぶつかり合い、っていうのかな。
男娼たちが主人公ではあるのですが、「サーカス」内で行われる性的なサービスはほぼ描写なし。
お金のために意にそわないセックスをして借金を返す男娼たちばかりなのに、悲壮感は全くない。
このお話は風俗嬢に騙されて借金背負わされて、その借金返済のためにゲイ向けの風俗で働きはじめるケイが主人公。彼視点で話は進みますし、彼がメインのお話。
なんですが、実はシロさんが救済されるお話、だったと思います。
生まれ育ち、母親との思い出の場所である「サーカス」にしがみつくシロさん。
それは決して甘美な思い出だからではなく、『セックス』をする事でしか自分に価値を見出せないから。『セックス』をすることでしか自分を愛し必要としてくれる人はいないとシロさんが思い込んでいるから。
けれど、「サーカス」を失い、セックスと離れたこと。
そして何より、お人好しで自分をまっすぐ信じてくれるケイと出会えたこと。
そういった経緯を経て、シロさんが自分で自分を縛っていたものから解放される、という壮大な人間模様を描いたお話だったように思います。
シロさんとケイが、これからどうなるのか。
恋人になるのか、それともただの同志としてともに過ごすのか。
作中で、彼らのセックスシーンはおろか、甘い空気すら描かれなかったのが、これまたとっても良かったと思います。
今後の彼らについては、読者が一人ひとり思い描けばいいのかも。
あとわきを固めるキャラたちがいい味出してました。
気が弱くって、でも人の良い団長と、シビアでありながら人情家でもある団長の奥さん。
男娼仲間のジョーとリン。
個性的な面々でありながら、ストーリーの良いスパイスになっていて、とってもナイスな仲間たちでした。
ひたすら甘めが読みたい方にはおススメ出来ないですが
深みのある映画のようなBLが読みたいとおっしゃる方には
是が非でも!!!
主人公のケイが、冒頭から自殺図ろうとしていますし
ワケありが働く男性の風俗店ですので
明るいお話とは言えないんですけど
センスのある笑いが散りばめられていて
ずーんと落ち込んで浮上出来ない事はないと思います。
そもそも、ケイが再出発して(ある意味させられて)いくお話ですので!
登場人物のクセの強さはまさに天下一品!!
可愛い顔で普通の感覚を持ちつつもわりと臨機応変のリン、
金に汚く、倫理観の薄いギャンブル好きのジョー。
ジョーなんて私の大っ嫌いなタイプなのに
顔も体格も好き……ヒドイ…ww
でも憎めないところもあって最終的には魅力的な男でした!
お客さんも様々で……本当に人の数だけ性癖があるんですね…ww
なんと言っても、ケイを優しく指導してくれた稼ぎ頭のシロ、
美しさの中に抱えた闇がツラかったです。
平々凡々のケイを初めから見ていた理由も分かる気がしました。
わかりやすい恋愛話ではないかもしれませんが
やっぱりそこには愛があって
前を向いて生きようとするなら幸せはついてくるんだよと
教えられたような読後感なのです。
本当に朝田さんのざくっとした絵柄も
笑いのセンスも個性的なお話も大好き過ぎます!!!
こんなBL本は初めて読みました…!
世界観、ストーリー、キャラクター
全てにおいて引き込まれていきます。
BL本というくくりで発売されていますが、これはBL本というよりは一つの漫画作品として面白いということを強く言いたいです。
読み終わったあと、まるで一つの濃厚な映画を見終わった気分になりました。
実際、実力派俳優さんが演じる実写映画を作って欲しいと感じました。
作品としては三谷幸喜の有頂天ホテルのような印象を受けます。キャラクター一人一人に焦点を当てストーリーが進んでいき、その一つ一つが実に面白く、マッチングします。
これを書かれた作家さんは一冊でこの濃密な内容をまとめ上げていることに驚きました。作家さん天才かと。
ここ最近普通のBLに飽きてしまったという方に大変お勧めします。
特に、アングラや不思議な世界観が好みな方は楽しめる作品となっているかと思います。
BL要素はかなり少なめかと思うので、普通のBL本としてではなく、漫画作品と意識して購入した方が良いかなと思いました。
ですが、作品としてかなり上質なものだったので、神の評価をさせていただきました。本当に素晴らしい作品です。ぜひみなさんに読んでもらいたいです。
(え、嘘。これで終わり?やだやだもっと読みたいよ!)
最新刊「マイリトルインフェルノ」でも同じ感想を持ったのですが、朝田先生の作品って「まだ終わって欲しくない!」って思わせる力がすごく強い。
しっかりとした世界観があって、人物ひとりひとりの背景がきちんとあって、しかもそれぞれがものすごく魅力的で。
登場人物それぞれのドラマが素晴らしく、終盤に向かうにつれ、もっと知りたい!先まで追いたい!という気持ちが高まったところで、終結してしまう。
それもスタイリッシュに決めてくるんだな〜。
たまらない余韻を残して。
ある男は女に騙され借金を負い人生に絶望して。ある男はギャンブルにまみれて。またある男は親の失踪により。
行き着いた先はゲイ風俗店「サーカス」。
そこで働きながら、少しずつ人生を動かしていく物語。
「サーカス 」の象徴的存在・シロの物語が、まるでズシンと胸に重りを乗せてくるみたいに、心に痛く響きました。
最後、客に刺されて車椅子生活になったシロが「僕はようやく立てた気がする」って言うのね。
身体の自由が利かなくなったことで初めて気付いた、人生の可能性や本物の自由。
シロの嘘偽りない笑顔に救われたラストでした。
BL的な甘さやラブはそんなにありません。
でもしっかりと物語に溶け込んでいるほのかなBL感が、分量としてちょうどいい。
朝田作品にますます惚れ込んだ一冊でした!
circusという男娼館が舞台、ケイという人物が主役。
circusの住人が自殺から救ったケイ。そのケイ目線で始まる、脈々と続いていた非日常的とも思えるcircus住人のごく日常を切り取ったドラマ仕立てです。
でも収まるところは、それぞれの住人の人生。
面白かったです。
BL要素がないというレビューがあるかと思いますが、そうとも言えるし、いやいやぜんぜんアリですとも言える。
萌えがあるかというと、わたしはあったと思います。
面白い。そしてじんわりくる良い作品でした。
シロさん始め、みんなが幸せになっていてよかった。
涙が出そうだった。
この作品大好きです!
朝田ねむいさんの作品は展開が早くて飽きない!というところだと思います。また絵も綺麗です。BL漫画?というくらいあまりエロく無いですが、人が恋をする感じや心の変化など上手に書いている感じがします。
またキャラクターも個性的で、作品の雰囲気は楽しい!という感じでしょうか。
エロ中心というよりは、お話の中で少しのスパイスとしてエロがあるといった感じなのでBL初心者にオススメするのにはちょうどいい作品だと思います
作者さんの作品を読むのは「マイリトルインフェルノ」に続き2作目でした。
あらすじとかもほぼ読まずに読み始め、あっという間にその世界に引き込まれました。
途中で これは一冊では収まらない話なのでは? という予感が湧いてきて、なんとか収まっていたものの上下巻くらいにはして欲しかったくらいのストーリーの面白さでした。
作者さんとしてももっと掘り下げたりしたかった部分があったはず!
もう少しケイとシロの絡み(Hなことだけじゃなくて、もうちょっと内面に触れる部分)が欲しかった。
シロの生い立ちなども、もっともっと深い描写があればなぁと思いました。
それくらいBL関係なくお話として面白かったんです。
糖度低めなのは表紙の感じからも想定内だったので、気になりませんでしたね。
評価はかなり迷うんですが…足りない部分があったとしても読み始めの吸引力や脇キャラの魅力などもプラスして神評価かな、と。
娼夫ものの一種ですが、お仕事そのものよりはお仕事の舞台裏がメインの作品です。
時々出てくるお客さん達がかなり濃い感じw めくるめく夜の世界というよりかは地道にお仕事をする系です。
メインカプはシロさんとケイらしいのですが、「なんか気に入ってる」×「尊敬する先輩」って感じで、そんなにBLっぽい感じはないです。むしろジョーとソムくんの方がBLしてました。
わいわい暮らしているCircusのみんなと団長夫妻、濃ゆいお客さん、ジョーの痴情の縺れ、たまに凸してくる恐い女子達とか、ヒューマンドラマが面白いです。
ラストは思いもよらない衝撃の展開。朝田ねむい先生の作品は想像もつかないどんでん返しがいいですね。