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hanatsubaki hirenka
最近の作品でもないし、レビューが「泣けた!」のオンパレードで疑いながらも、たまたまセールでお得に購入しました。正直に申し上げて、私が悪うございました。完敗です。こちらの作品”至宝”でございます。
物語の中盤より、あっこれはバットエンドフラグとい場面が何度もちりばめられ、話に没入中の私はハラハラしながら覚悟を決めページを読み進めていきました。大切な人を失った自分の経験がフラッシュバックし、白鷺の美しくも儚い身の上と命の終焉が近づくにつれ涙が止まらなくなりました。
是非沢山の人に読んでいただきたい素晴らしい作品でした。
リバ作品探している時に、紹介して貰って
ドラマCDと、共に手に入れました。
遊郭のお話何故か昔から好き。
吉原炎上とか。
少女マンガの桜小路かのこ先生の青楼オペラとか、
安野モヨコ先生のさくらんとか。
BLでも男遊廓のお話幾多か読んでる。
初っ端から思ってたテイストと違ってて違和感。
そして、ギャグテイストの絵とノリが安野モヨコ感をめちゃくちゃ感じてしまったのですが。
若い世代の方は、安野モヨコを知らないから
何とも思わないのでしょうか?
主人公の桐生が予知夢で未来の若者の風景を見て「たぶん俺は霊能者だな。日本の未来が見えちまってんじゃねーかな」って言うんだけど、寛保5年(江戸中期)はまだ[日本]って概念がないはずなんだよ。各藩が政治をになってたから。
なんかこーゆーところで、歴史もの扱ってるのに浅いなって思ってしまってまずお話に入り込めなかった。
で、白鷺こんなに血を吐いてんだから気付くと思うのに気付かなくて、病気ってバレて追い出されて辺鄙なとこに1人で住んで最後1人で野垂れ死ぬのも可哀想な演出すぎて萎えた。いや、病気のやつをほっとき過ぎだろ桐生。
ただの悲恋物で終わらず転生して幸せになりましたとさでハピエンなのかもしれないけど、チープなお話にしか思えませんでした。
ダメ出しばかりですが、良かったところは刺青がなかなか入らず体調の悪さに気付くところとか、受け攻め逆転するところはよかったです。
BLですから陰間茶屋の花魁なら女装じゃない?とか合コンとか現代用語が出てくるとかはまぁBLだしで気にならなかったのです。
江戸時代だとしても一文字入れるのに何度も施術、結核なのに腫れる症状、結核を隠して好きな男と寝るのニワカ知識しかなくても違和感を感じました。最初は惚れた男を道連れにする為に感染発覚後もセックスしてるのかと思いました。
あと妄想も含めて受けの彫り師の方が攻め描写多かったです。リバの必要性も身体の負担とか考えたら要らなかったと思う
萌2に近い萌評価です。とても素敵なストーリーでした。遊郭が題材の作品ってネガティヴな雰囲気になりがちだと思いますが、この作品ではシリアスなシーンが多々ありつつも、どこかからっとしていて爽やかな空気も感じられました。花魁である白鷺も、絵師の桐生も素直で気持ちいい性格だったのも大きいし、白鷺が男に犯されるシーンが遊郭ものしては少なく、痛め付けられるようなシーンがなかったというのもあるかも。やり手の女将も白鷺をとことん利用しようというような悪人ではなく、彼に思い入れがあって、守ろうとしてくれた人だったのもあるかもしれませんね。
一方で、白鷺が労咳を拗らせていく流れは想像より生々しく、この作品の陰の部分を際立たせていました。当時は今より医療も発達していませんから、この手の病に感染することに対して周囲の恐怖も相当だったであろう中で、まったく怖気ず白鷺の傍にい続けた桐生の想いの清らかさが素晴らしかったです。片方が病気であっても、2人のやりとりはいつも楽しそうで。だからこそ、突如、何の前触れもなく白鷺が埋められてしまったことが悲しくて悲しくて。いきなり地に堕とされた衝撃がすごかったです。この衝撃とバランスをとるためにも、私にはもう少し萌えるシーンが必要でした。ただ、2人が共に生きた証は多くの読者の胸に残り続けるだろうと思います。
こういう「因果を抱えて生まれ変わる」って、実際には無いのかもしれない。科学的に実証されていないので、再生や転生は今のところ無い、と偉い人達が言ってます。
今生で報われなかった愛だけど「生れ変っていつかの来世で成就する」と信じなければ生きていけないほどの、別れを経験する人は、実際にいます。
転生や輪廻が現実にはありえないことかもしれないけれど、「またいつか会える」と思わなければ、残された者は辛すぎて凌げないよね。
転生は科学で「ない」と言われたって、生れ変ってまた会えると思いたい。
恵まれない環境の下に生まれた二人が、初めて信頼できる相手と出会ったけれど、時期も状況も悪くて、純愛の悲恋に終わる。先に逝く白鷺の、遺す人達への想いを込めた配慮が、まだ若いのに気が回りすぎてホントに辛い。
心と目の掃除が出来ました。泣けるよね。
桐生の絵が売れて、ようやく白鷺に会いに行ったけどもう手遅れだった。というところで嗚咽してしまいました。
楽しかった2人の逢瀬が思い出されてたまらなかったです。
でもあれだけの売れっ子ならもう少し立派なお墓建ててあげて欲しかったです。
2人が生まれ変わって幸せそうに暮らしてるのはとても救いがありました。
チェッカーズ の「Cry for The Moon」という輪廻をテーマにした曲が頭に流れました。
素敵なお話をありがとうございました。
輪廻転生・リバ・江戸時代・花魁etcとBLにおける萌え要素盛りだくさんなのが気になり、購入しました。
盛りすぎたのかな…という感じがしました。
以下大いにネタバレ有りです。
主観ですが、絵と内容が合っていない気がします。
作者さんの絵は骨太ヤンキー系、ギャグ・アホエロ向きの絵柄に見えます。表紙は儚く大変美しいのですが…
物語では、シリアスとギャグが共存できておらず、シリアスとしてもシュールとしても今ひとつ。
また輪廻転生、生まれ変わっても〜という観点においても今ひとつでした。
あれだけ刺青とか彫り師とか浮世絵とか言ってたけど医者!?…と。読んでいてズッコケるかと思いました。転生してからの部分が短すぎるのも気になります。悲劇の生涯を辿った白鷺ですが、彼は桐生に好きなことをしてほしいと言っていたではないですか…?白鷺のことがあり、医者を志したというのはわかるんです。しかし、物語としての辻褄がぐちゃぐちゃになるので、どうして…と思いました。
また、舞台背景ですがめちゃくちゃ過ぎます。
江戸の再現度があまりに低い…話し方、服装頭髪…メタ構造だし、彫り師が罪人に対して行っていた行為のみ、安易に引用して作られた設定のように思えます。
この作品の萌えた部分といえば、ストーリーに読ませる勢いがあったという所です。パラドックスです。めちゃくちゃ過ぎて勢いだけがあるという…
白鷺と猫の最期は、思い切りが良かったと感じました。下手にぬるい表現を使わないところに大変好感を持ちました。
後に訪れて欲しい未来に対して、緩急が生まれ、心を締め付けられました。
設定と描きたいことをもっと絞ったら、必ず素晴らしい作品になったと思うので…
萌評価とさせて頂きます。
何度読んでも桐生が大泣きするところで泣いてしまいます。そしてそこからずっと泣きながら読み、最後の2人が天国で抱き合ってるのを見て、幸せそうな2人にまた号泣。
ほんと泣くタイミングが神がかってる。
本当に白鷺が儚くて切ないです。
江戸時代の陰間茶屋を舞台にした時代物です。
とは言っても言葉遣いはほぼ現代の言葉遣いなので古い言葉が苦手な方でも大丈夫かと思います(私はどちらかというと時代物には古い言葉遣いの方が好きですが)。
陰間茶屋でも位としては最上の太夫とその太夫の肩に入れ墨で文字を入れることになった若い入れ墨師とのお話です。
遊郭モノのネタの中でもおそらく最も切ない部類に入る要素がメインになっているお話だと感じました。
実際にあった遊郭や女郎の事はネットで色々調べたことがあったのですが、漫画ではこの要素が主人公に絡んでくるお話はほとんど読んだことがなかったので、とても切ないですが遊郭モノらしさは存分に味わえました。
入れ墨師の桐生がまだ世間知らずというか、純粋すぎて真っ直ぐなのが状況が分かっている読者には却って痛々しくて泣けます。
でも、切ないばかりでなく、幸せそうな2人や本人には見せないけど白鷺や桐生を想いやる周囲の優しい人達にも救われました。
こんなに泣いたBL漫画は初めてです。
私は、ドラマCDを聴いてから漫画を購入したのですが、結末が分かっているが故に、白鷺が桐生にかける言葉の裏にある本音などが感じられるような気がして、涙が止まりませんでした。
他の方が書かれているように、現代に使う言葉がちょくちょく出てたのが少し驚きましたが、物語に「現代」も関わってくるので、いいんじゃないでしょうか?笑
私は、リバのある物語はあまり読んだことが無かったので、新鮮に感じられました。