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yagisan yubin
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
評価はシリーズ通してとなります。
マッチ売りから始まったシリーズ4作目、堂々の完結です。
楽しみにしてましたが、いざとなると名残惜しく淋しい気もします。
暗闇でマッチを灯す花城 (マッチ売り)
夕暮れに手紙を破く澤 (やぎさん郵便)
雪の降る寒空に佇む有原 (やぎさん郵便2)
ときて、最終巻は青空下で爽やかに笑う廣瀬というのが、完結なんだなーとシミジミ感じさせてくれます。後ろに立つ各々は今まで表情が見えない構図になっていたのに、最後は花城の笑顔というのにもジンワリしますね(;ω;)
恒例のカバー下も癒されます。と思いきや廣瀬が顔があれれ?ジックリ見ると花城の手の位置がw
パラリと捲り目次を見て震えました。
最後のチャンスだと半分期待はしてたけど、ホントにキタ!!!
夢にまで見た「かごめかごめ」「ゆりかごの歌」が収録されてます(;∀;)
ハマるのが遅かった事を悔やんでも悔やみきれない幻のような全サ小冊子、モノクロですが大大大満足です!
本編はラスト2話。
廣瀬×花城は、お泊りした富尾先生の家にてラブラブエロス中+゚。*(*´∀`*)*。゚+
女物の襦袢を纏う花城はキレイです。色気たっぷりの誘い受けの前でジタバタグルグルしてる廣瀬のワンコっぷりが可愛いヾ(*´∀`*)ノ
そんなイチャイチャラブラブしてる2人を壁の裏から覗いてるお方が…。
富尾先生へ提案した代替案とはそういうことだったみたいですw
恋人との情事をサラリと他人に見せる事は出来る花城ですが、
翌朝、盛り上がってる最中に顔を隠したがり、恥ずかしそうに
「顔が作れねぇんだよ」「変な顔したらやだろ」
か・わ・い・いっ(///Д///)〜3 まだそんな一面隠し持ってましたか…
萌えます。廣瀬×花城カップル最高です。
花城の廣瀬にだけ見せる笑顔にキュンキュンします( ´艸`) ♡
さて、気になる澤×有原はというと。
手紙は破いて捨て、橋の上でそっとキスする2人…。
映画のワンシーンのよう。いつの間にかそんなキスするほどお互いの気持ちが重なってたんだなぁと思うと感慨深いです。
それでハッピーエンドに向かうとおもいきや、もう一事件発生( ゚д゚)!
まさか泣いてる澤を見る日が来るとは(;ω;)
それを見て幸せそうに笑う有原。ギュっと抱きしめる澤。
そしてそして色々すっ飛ばして回りくどい澤らしいプロポーズまで…!
涙腺が〜〜〜。・゜・(ノД`)・゜・。
ハッピーなシーンなのに今までの事を思うと泣けます。嬉し泣きです。
たった数日間に起こった4人の運命。
ラストページの終わりがとてもキレイです。
◆東京行進曲
澤目線で花城との出会いが描かれてます。2人共少し幼さの残る面影です。
布団部屋でいきなり襲われた澤×花城の一夜の情事。
その後、男を求めるようになった澤。
社長の出征で残された会社を守るのに必死な花城。
再度出会う澤と花城。
澤の健気な一途さにホロリとします。やぎさん郵便は読み進める毎に澤への印象が変わって行って、最初にあった苦手意識が嘘のように可愛く見えてきます。
◆続・東京行進曲 (書き下ろし)
数年たった4人の姿です。大学生組は就職してます。
キター!!受けサミット再び!\(^o^)/
ソバ屋で待ち合わせてた花城と有原。2人の会話を見てると、有原が澤から大事にされ世話を焼かれてるのが窺えてニヤニヤします( ´艸`) ずっと暗い顔をしてた最初の頃と違い、明るく可愛く幸せそうでホッコリ。
澤もやってきたのですが酔っ払い有原をみて即連れ帰り、2人が去った店に廣瀬登場。出張で留守にしてた廣瀬とは久々の逢瀬で人目もはばからず抱きあいイチャイチャ・・・を始めようとしたら店主ストップww
廣瀬×花城はエロなしですが、澤×有原はあり。
口腔攻め+言葉攻めが非常にエロスです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
澤に憎まれ口叩いて声を出して笑う有原を見てると萌えるやら泣けるやら。
報われない片思いしてた頃の思い出話でピリッと切ない部分もあります。
最後まで澤の気持ちを花城は知らず、有原の気持ちを廣瀬は知らない。
見ている側は切なさを感じるんだけど、伝えることの出来る喜びが窺える「今は、あなたが好きです」という一言に重みを感じます。
とても素敵な後日談。澤×有原カップルも最高です!
最後の最後まで沢山の萌えが詰まっておりウットリ溜息が止まりません。
脇キャラに至るまで「その後」が散りばめられてます。
10年の連載お疲れさまでした。素敵な作品をありがとうございました。
しっとりとした、独特の時代の情緒が漂う物語、
ついに幸せな完結編です。
ついに……と言っても、実は「やぎさん郵便2」が出て嵌ったので
10年に渡って愛していた読者の方々の喜びにはとても及ばないだろう。
長きファンの方々、おめでとうございます。
そして、なんと、この完結編には、手に入れたくて悶えていた
小冊子『かもめかもめ』と『ゆりかごのうた』が収録されており
私のようなファンを狂喜乱舞させてくれる。
ありがとうございます!
全体の半分弱が、本編の完結編。
残りに、遡って数年前の花城と澤の出会い『東京行進曲』前後編、
『かもめかもめ』『ゆりかごのうた』、
最後に書き下ろしの『続・東京行進曲』は、それから数年、
社会人になって働き始めている廣瀬と有原、
そして花城と澤の明るい未来が描かれている。
〒 〒 〒
一枚の手紙をきっかけにして始まった、4人の男たちの物語。
それぞれ何かが欠けていた彼らの人生の歯車が動き出し、
雪の数日の間に分かち難い結びつきの番となり、
青空が広がるように新たな人生が彼らに開けていく。
廣瀬と花城も、澤と有原も、すっかり穏やかに幸せそうに。
それぞれが始まりの手紙とマッチ売りに別れを告げる場面が
それぞれのカップルらしく、とてもいい。
こういうところがさすがの上手さだと感嘆。
澤の彼らしいプロポーズ、有原の笑顔の可愛らしさ、
廣瀬と花城はてらいもなくラブラブで
幸せな彼らの現在と過去、それだけではなく
脇役の高岡先生や駒子姉さん、姿は見えない香坂社長など
エピソードがちゃんと回収されている。
さらには表紙のカバー下、裏表紙のミニ漫画のおかしさ、
どこをとっても余分がないパズルが綺麗にはまるような見事さは、
さすがとしかいいようがない。
個人的には、澤と花城の過去編、
女装した花城にまだ純朴そうな澤が襲われたお初と、
『ゆりかごのうた』で花城が涙を流すシーンがツボ。
あれ?まとまったカップルと違う組み合わせ‥‥?
いや、幸せな結論にはなんの異論もございません!
昭和の世を、彼らはきっと幸せに生きていくのだろう。
できればどこかで、また彼らのエピソードが読めればと願う。
評価はもちろん神です。
シリーズ完結編。
思わず青空を仰ぎたくなるような
一点の曇りもない、清々しい読後でした。
一通の恋文によってもたらされた、巡りゆく縁。
散らばって、広がっていくそれは
繊細なレース編みのように美しく紡がれ、読み手を魅了する。
粋で、色っぽくて、味わい深い、
草間さんだからこそ仕上げることができた
素晴らしいシリーズ完結作品だと思います。
3巻を読んで、わたしは澤がとても好きになりました。
有原の負傷で自分を責めて涙を流したり
ようやく向けられた笑顔ごと有原を抱きしめたり...
彼らしいプロポーズ(?)も良かった♡
最終巻にして、温かく、可愛い澤の一面が見れてすごく新鮮でした。
あと、花城さんに意地悪をして泣かせてしまい
逆に泣きたくなっている澤も切なくて良かったなあ...
勿論、廣瀬×花城さんカップル(大好きです)も本当に素敵だし、
澤と花城さんの出会いと現在に至るまでの物語も秀逸。
(『かごめかごめ』と『ゆりかごのうた』、カラーで読みたかった!)
最後に収められた描き下ろしは、
メインの4人を含め、味のある脇役たちのそれぞれの
”それから”が、やさしく温かく
そしてちょっと可笑しく小粋に描かれています。
足掛け10年にも渡った作品。
作品を描き続けた草間さんの想い
待ち続けた読み手、そしてこれから手に取るだろう読者の想いー
全ての想いが、ぴったりとやさしく重ねられ、
これからもずっと読み続けられていくのだと思うし
わたしもその中のひとりでいることが、すごく嬉しいです。
草間先生、素晴らしい作品をありがとうございました!
「マッチ売り」から始まったやぎさん郵便シリーズ、とうとう完結です!
個人的にこの作品は、登場人物達が抱えているわだかまりにどう決着つけるかが一番の見どころでした。
それは前作の「やぎさん郵便2」で大部分が着地したと思います。
なので、問題が解決された「ああ良かった…」という満足度は前作のほうが高いです。
今作は未来に向けて歩み出した2組のカップルに確かなものを感じ、幸せな気持ちになりました。
そして思った以上に甘々でした。(過去偏は切なかったけど)
廣瀬×花城は最初から甘い雰囲気がありましたが、今作は澤の有原への想いが思ったより情熱的だったからです。
澤はもっとぶっきらぼうでクールだと思っていたので、泣いたり激昂したりプロポーズしたりと大胆な彼に驚きました。
そして、過去を吹っ切り澤と歩み始めた有原は彼本来が持っている大らかさ(天然)が前面に出るようになったと思います。
戸惑いながらも澤を受け入れてるし、甘い雰囲気がだだ漏れでニヤニヤしました。
澤の親代わりだった志緒婆も一安心でしょう。
廣瀬×花城もとっても良かったです。
こちらはセックスシーンが多かった印象を受けましたが、この2人は体で語り合っている感じがします。
包み隠さず自分をさらけ出すということでもあり、お互いの気持ちを確かめあう大事な行為だというのが伝わってきました。
この2組はこれから先も大丈夫という安心感がありますね。
花城や澤はどちらかというと悪い大人という印象なのに不思議ですが、みなそれぞれ自分の本当の気持ちに向き合っていたからかなと思います。
後日談で、しっかりと結ばれた関係性が描かれていてとても満足でした。
ストライクゾーンが広すぎる花城や、シリーズ通して腹を鳴らしている有原なども面白かったですw
脇役も大変魅力的で、みんなに幸せになってほしいと思える本当に素敵な作品でした。
「マッチ売り」からの4作目にして完結篇の今巻。続きを正座しながら待ちつつ、でもこれで終わりか…、という寂しさもあり、感慨深く読ませていただきました。
まず表紙が良いよねえ。今までの3冊は何となく暗いイメージですが、今巻はすっきりと晴れ渡った青空をバックに満面の笑みを浮かべる廣瀬くんと、その向こうに見える花城さん。何ともほほえましい表紙にまず釘づけになりました。
さてさて、内容はすでに書いてくださっているので4巻まとめて、の感想を書きたいと思います。
一通のラブレターを巡り、色々な偶然も経て巡り合ったこの4人。
明るく天真爛漫な太陽のようなキャラの廣瀬くんよりも、花城さんのように過去にトラウマを持ち、一筋縄ではいかない性格のキャラのほうが「草間さんらしい」キャラ設定な気がするのですが、「やぎさん郵便」ではそうした暗い過去を持つ男が3人も出てくる。なのにネガティブになりすぎないストーリー展開にはいつも圧倒されました。そして複雑に絡み合った人間関係や伏線を回収しつつのストーリーの組み立て方がすごくお上手。
まだ大学生なのに、半端なく大きな懐を持つ廣瀬くんのおかげか、廣瀬くん×花城さんのCPは何となく安心感を持ちつつ読めたのですが、澤さん×有原くんのCPは始終ハラハラし通しでした。切ない恋心を抱え、酷い元カレ(カレ、ではないですね、あんなヤツ)にされた行為に傷ついている有原くんを澤さんが不器用ながらも受け止める様に、もうキュンキュンしっぱなしでした。
廣瀬くん×花城さん。
澤さん×有原くん。
まさに「破れ鍋に綴蓋」のCPで、お互いが唯一の存在へとなっていく姿に激しく萌えつつ、安心しました。
他の方も書かれていらっしゃいましたが、「かごめかごめ」「ゆりかごのうた」が収録されていたのはうれしかった…!欲を言えば、値段が上がってもいいからカラーで見たかった。
足かけ10年。すごい年月ですよね、改めて拝見すると。なのに10年前の「マッチ売り」から絵柄がほとんど変わっていないのもすごい。しみじみと草間先生のすごさを思い知った気がします。
この2CPが幸せになれて本当に良かった。
文句なく、神評価です。
マッチ売りから始まって四冊め。
今までの三冊は全て薄暗い表紙だったのが、真っ青な空が眩しいこの表紙。(ワンコ廣瀬だから青空が良く似合いますこと)
作品の中身を表しているようなこの晴れやかさ。
一つの作品の中に性格が全く違うカップルが二つ存在して、この3巻目はそのカップル達が交互に出てくるんだけど、どっちも甲乙つけがたい!
廣瀬×花城カップルは安定感抜群で長襦袢着て絡んでるときの会話だの、明け方再び絡んでいるときの花城の表情だの、とにかく絶品。
そしてもう一つのカップル 澤と有原。
登場した頃はかなり嫌なやつだと思っていたんです、澤のこと。
でも次第にいつも眉間にシワを寄せて不機嫌そうにしている彼の内面にどれだけの激情があるのか、どれだけの懐の深さがあるのかが垣間見えて、すっかり好きになってしまいました。
だからこちらのカップルのエピソードにもキュンキュンしっぱなし。
それぞれのカップルのエピソードでどこが萌えたか挙げていったらキリがないので、とにかく読んでくださいとしか言いようがありません。
最後に収録されていた「続・東京行進曲」は数年後のお話で(廣瀬が商社勤めというのが妙に納得)、それまで登場した脇役達もほころびがなく全て無理なくうまいところに着地して(戦死したとばかり思っていた香坂社長まで)これぞ大団円としか言いようがない終わりでした。
こちらの作品を知ったきっかけは私が立てたトピ「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/
でご紹介いただいた作品です。
レスの中に「ただ、草間先生の作品で泣けるかと言われると、私は一度も泣いたことがないです。しかし、読むたび、これはすごいものを読んでいる、先生がBL作家でありがたい、と感じるので、心の琴線には触れまくっているかと。」ありましたが本当にその通りでした。
「すごいものを読んだ。」
コメントいただいた方のこの文章が、一番的確に表していると思います。
私も泣きはしませんでしたが、はぁー興奮して疲れた、すごいものを読んだ・・・でももう一回マッチ売りから読んでみようかな、と無限ループに陥りそうです。
教えてくださって本当にありがとうございました。文句なしの神です。
2015年内に書きたかったのですが、レビューが書けぬまま2016年に。
とうとう「マッチ売り」から始まった長いお話が終わりました。
そうか、たった一週間の話なんですねえ。
有原が本当好きでした。
BLにここまではまれたのも、草間さんと有原のおかげだと思います。
ただやはり澤が個人的には好きになれなかったのは残念です。
でも、皆大団円でよかった。
あと、もう読めないと思ってすごい苦労して手に入れて全プレの二冊が載ってる(笑)
最近転んだ方にはありがたいですよね。
まあ、カラーだったから、泣いてなんかないやい!(笑)
本当、草間先生お疲れ様でした!
草間さかえ先生の本は、続きが見たい!とならないものが多いです。決してマイナスの意味ではなくて、作品が美しく完結するからだと思う。
◾︎廣瀬(学生)×花城(出版社社長)
◾︎澤(花城の部下)×有原(学生)
さんざっぱらヤってたのに、橋の上でキスをした澤と有原にプラトニック〜とか意味わかんないことを思いました。意味わかんない。
澤のプロポーズの言葉が強すぎてくらくらします。
後半はみんなの過去編。初々しい花城と澤…可愛い。そしてこの二人の関係性を改めて噛み締めて、花城も澤もそれぞれに長い不遇の時代があったのだと思わされる。
連載が長過ぎて考えが及んでいませんでしたが、作品内で経っている時間はそう長くはない気がします…どうでしょう?
4人とも恋に溺れるのが早いのに、何故だかストーリーに無理矢理感もなく染み渡る作品でした。
独特のコマ割りの一コマ一コマの構図もいい。
外の背景、室内の装飾や小物、どれもとてもきれいでかわいい。
扉絵、全部好き。全部額縁に入れて飾りたいくらいステキ。
原画だと見惚れてしまうほどだろうなぁと想像。
構成とかもすばらしい。うまく言えないけど
とにかくすばらしい作品です。
追記
廣瀬×花城があまりに素直でらぶらぶでうれしいんだけど途中で試練や妨げが起こらないかしら…とちょとハラハラしたけど何も起こらずよかった。
その分?澤×有原が少しドキドキあったけどそこまで辛いほどではなくよかった。
陰鬱なことが起こらずとも読ませる作品好きです。
紙代値上げによる誌面都合など、諸事情の折り合い付けての完結編なのだそう。
電子版のみで、また続けてくれないかな??
24話
評判の色刷り近代もの美人画版画のモデルは、花城だった。
画家が視たいのは、苦しむ顔。喜ぶ顔じゃないと蝋燭を消す。
有原は、澤と夜道を歩いていると、突き落とした男が待ち伏せしていた。
澤を庇って、刃物を握り止める有原。
25話
澤に、一生面倒を見ると言われた有原。
有原はやっと好意を受け入れる。
トンネルに行って、張り紙をする花城と広瀬
「燐寸 売り切れました」
「かごめかごめ」
有原と広瀬のなれそめについて。
「東京行進曲」
終戦間際の頃。
花城が、贋作を買い付けて騙された時の話。
出征後、戻らなかった社長は南方で現地嫁を貰って生きていた。
有原と広瀬が社会人になっている後日談。
面白かった。月並みな表現だけど、本当に味わい深い。
そしてみんな夫々納まって幸せなのがなにより。
何度も読み返したい作品の一つになりました。