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oikakete kimi no tonari
音海ちささんの作品はいくつか読みましたし、データだけで見ると「もっと抵抗してくれよ」が揺るがぬ一番の人気作なんですが、私は本作こそが隠れた名作と思いますし、音海さん作品の中で一番好きです。
好きなポイントはいくつもあって、
①事件が起こるわけでもなく、ただただ可愛くカッコよく萌えられる。
孤◯のグルメから派生したネットミームのごとく、
「そうそうこういうのでいいんだよ」
否、
「そうそうこういうのがいいんだよ」。
幣レビューで頻繁に登場する我が腐友人は(イヤしらんがな)、本作を
「さすがに毎日フランス料理のフルコースは食べられないのと一緒。たまにはご飯に味噌汁がいい」
と表現していました。
(いや君ら2人ともBLを食いもんに例えすぎな?)
②特にグッとくる萌えツボシーンがいくつもあってそれらのコマがデカイ。
本当に作者さん心得てらっしゃる!
③受けの名前がBLにありがちな女っぽいのや非現実的なキラキラ()した名前でなく、「頼孝」という、昭和っぽい名前群の中でも特に武士のような激渋い名前。
リアル現代でこの名前の若いコいたら私限定ですがそれだけで好感度爆上がりです。
④マフラー可愛い。
⑤本作に限らないんですが、音海さんの絵柄はよくある流行りの絵柄じゃなく、顎が刺さりそうなんだけど(←無問題!)唯一無二の個性があって、味があって、あたたかい。
ちなみに表紙よりも中身はずっとイケメン&可愛いです。
以上、2015年出版なので全然最近の作品ではないですけど、こういう良作を皆さんに知ってもらえたらいいなという願いを込めて、本プレゼンを終わります。
非常にオススメです。
幼なじみ、イケメンパーフェクトな攻めと、攻めに頼りっきりのコミュ障根暗なメガネっ子受け。
カップリングとあらすじを見れば、あまりにステレオタイプだし、絵も可愛いけれどそれほど突出したものもないし…と読む前には思っていたのですが、読んだら受けと攻めのやり取りがいちいち可愛くて、予想外に楽しめました。
本当に、展開もありふれてるんです。ずっと攻めに世話を焼いてもらってた受けが、このままではいけないと一念発起して、大学入学を機に髪を切り自立しようとしたら攻めがキレて告白、という流れで、意外性もなんもない。でも可愛い。受けもそうだけど、攻めが可愛い。イケメンでモテモテなのに、わかりやすいヤキモチ、赤面、余裕のなさ。イケメン攻めがこれやったらキュンキュンだわーという萌えツボがてんこ盛り。
いやー萌えました。
同時収録は、サラリーマンものの上司×部下。こちらもなかなか萌えました。
何というか、非の打ち所がない攻めが崩れる瞬間、に萌えを感じる人には楽しめる作家さんだと思います。
作者様のお話は私の萌えポイントとかなり近いので単行本は全部購入させていただいております!
このお話も数ページめくっただけで即効キュンキュンしてしまいました。本当にありがとうございます。
攻めがイケメン、受けのギャップ萌え(メガネを外すとかわいい)、独占欲、幼馴染(個人的に全部好きな設定)・・・ありがち設定といえばありがちなんですけど、作者さまのイラストと表情がすっごく好みなんですよね。ああ、攻めのこのテレ顔萌えるな・・・とかこの構図好きだな、とか。
萌えシーンは結構大きいコマで描かれていて、とっても萌えます。
1作品はリーマンものの読みきりがありましたけど(これも個人的によかった)ほぼ幼馴染の2人のお話です。
受けはコミュ障なのですが、変わりたい、変わろうと少しずつ前向きに頑張って成長していこうとするんですが時々空回りしてしまうのもおもしろいです。と、いうか受けが男同士のHて?と勉強しようと取り寄せた本が薔薇漢だったかな?アレの描き込みが結構ガチでそんな小さな描き込みにやたらとツボってしまう自分がいました・・・。(そんなとこまでツボるのか笑)
読みやすく、かわいいお話です。
万人受けする内容だと思いますので、機会があれば手にとっていただきたいです。
イケメン×地味男子という間逆の2人のお話です。2人は物心ついたときからの幼なじみ。人見知りが激しく一人では何もできない頼孝は幼なじみで何でもできる「ちー」に頼ってばかり。
それを大学入学を機に、自立しようとするお話…なのですが、どうみても最初から2人は互いしか目に入っていなくて、つきあう前から傍目にはいちゃついているように見えるくらい仲がいいです。
何でこんなにちーが何でもかんでも頼孝の面倒をみるのか、簡単に想像がついてしまいます。
そのために盛大なのろけ話を見ている気分になるんですが、男友達同士でリアリティはないけど可愛くて明るく楽しめるお話でした。
辛い展開はないのでなんというか…ひたすらいちゃいちゃしているお話が読みたいなぁ~ってときにとてもおすすめです。
読んでいて楽しく微笑ましくなる作品でした。
「この馬鹿ップル!」って思ってしまうんですが、それがよかったです!
「意地悪なキス」
鬼畜上司×ツンデレ部下のリーマンもの。
ある意味王道な組み合わせです。リーマンもので王道も大好きなのでこちらも好みでした。でも少々上司の思うツボになりすぎている気も…。
短いお話だったので仕方ないんですが、受けが翻弄されすぎていて気の毒に思えたので、もう一ひねりあればよかったかも…と思いました。