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sore wa tabun itoshii ttekoto
那也许就是所谓的爱慕之情
一冊まるごと、元同級生の再会もの。
といっても、同級生だった頃は接点は無く、関係が始まるのは再会してから。
この作品の受けは、中性的だったりかわいげだったり、いわゆるBLにおける”受けらしさ”がない成人男子で、男同士が気を許しあうところがじっくり描かれています。
引越屋の熊ヶ谷は、元同級生の猪野の引越を担当する。
猪野は成績優秀で周りと馴染まず超然としていた高校時代と変わらず、エラそうに指図してくる。熊ヶ谷のことは気付いてないようなので、そのままやり過ごそうとしたのに、ラブリー仕様なゲージでハムスターを飼ってるのを見てしまう。
後日、コンビニで会うと「独身男がハムスターを飼うのはおかしいか?」と絡まれ…
猪野は熊ヶ谷が同級生だってことも、オリンピックを嘱望される陸上選手だったのに怪我で続けられなくなったことも知っていた。
そしてエリートリーマンに見える猪野も、人間関係でつまづき精神的に参っていた。
友達でもない、共通点も無い正反対に見える二人。でもお互いの挫折を自分のつまづきと重ねて寄り添ってしまう…
一見、猪野のほうが偏屈で、熊ヶ谷のほうがうまく生きてるように見えるけど、陸上をやめてから心を閉ざしてるのは熊ヶ谷のほうで、猪野は自分のダメなところと向き合う強さがあるところが頼もしい。
「傷舐めあってるだけだ」と言う熊ヶ谷に「それで治せるなら一緒にいる意味があるだろ」と言い返す猪野。なんて深い一言!
そして気持ちを自覚してからの猪野は、横柄な態度はそのままなのに、熊ヶ谷を愛してるとこを垣間見せるのがいじましい!ハムスターを百合子さんと呼んで溺愛してるあたりから猪野がかわいげのある奴だってわかってたけど、後半の猪野は愛おしすぎて読者としても走り出してしまいそう…
挫折を知る男達が、一緒にいて、傷を癒しあって、関係を育てていく。
『それはたぶん愛しいってコト』、言いたいことを言い合ってるケンカップルのような二人は甘さがなく、”たぶん”って言葉がしっくりくるように見えるけど、実際はお互いの傷にも寄り添い合える深い愛の物語で、私には、それは”絶対に”愛しいってコトに思えます。
何度も何度も読み返している大事な作品です。
そして読むたびに新しい発見がある深みのあるストーリー。
Rentaで購入。修正は白線消しで甘めです。
Renta限定特典は漫画1ページ。バーで熊ヶ谷が「この前、百合子が初めて抱かせてくれたんだ」と言うと、「まさか百合子さんが俺以外の男に…ありえない!」と猪野は大慌て。「すげぇかわいい顔して俺の腕の中で眠ってたんだぜ」と続ける熊ヶ谷、猪野は熊ヶ谷と百合子さんのどっちに嫉妬してるのか?
でもこの会話って、百合子って女を取り合う三角関係にしか聞こえないw
会話を聞いていたバーのマスターに「お二人の友情に」と一杯おごられてしまう。
百合子さん、ハムスターだから…
互い相手のいいとこを憧れる。
互い相手の優しいとこを見える。
互い相手の下手なとこを受け入れる。
静かに相手の苦しいことを聴いてる。お前のこと長い間によくわかるから、お前を信じてる。だからお前も自分を信じて、好きなものを認めばいい」。
「お前と出会ったおけげで、僕は逃げることをやめて、やり直すと決めた」
それは猪野と熊ヶ谷。
二人の挫折は同感し、成長や恋することにとても感動しました。
今まで自分が読んだコミックにトップだと思います。
優しい物語りだと思います。
上から目線で嫌なやつ。
引っ越し業者の熊ヶ谷がその日担当したのは、高校のクラスメイトだった猪野の部屋。
10年ぶりの再会に全く気付く様子のない猪野に、ほっとしていたのも束の間…。
荷物の中にハムスターを見つけてしまったことで追い回される災難でございます。
さらに覚えてないと思っていたら、「お前のことはよく覚えている」と来たら…。
生活圏も被っていて、見かける頻度も高ければ、まあ、気になってしまいますよね。
だけどそんな単純な話ではなく。
高校時代、オリンピックを期待された陸上選手だった熊ヶ谷の過去。
人当たりの悪さで疎まれていたものの、成績優秀で教師の覚えは良かった猪野。
正しいことだけしていれば評価される学生時代とは違う会社の人間関係のトラブルや、ただ走ってさえいれば居場所があった頃とは違う、27歳の2人それぞれの現実は全然優しくなくて、その鬱憤を晴らすかのように相手を無駄に傷つけようとする。
猪野の心のうちを知った熊ヶ谷が取った行動は…、うーん、ちょっと理解不能。
なぜそうなる?という流れに突入します。
挫折を知って逃げた自分と、初めての挫折に直面した猪野を重ねて、慰め合って、気まずくなって、会えば嫌な感情を思い出すから避けて。
熊ヶ谷がとことん「逃げる」タイプなのに対して、猪野は無表情で追ってくる。
無表情で何を考えているかわからないキャラが、空気を読まずに突き進むのが好きな自分にはご褒美でした。
10年逃げた挫折と向き合うのはきつい。
取り返しがつく期間はとうに過ぎているし、今更向き合ったところで…という気持ちにもなります。
そこへ昔のコーチがやって来て、ごちゃごちゃ掻き回すのですが、この辺り、猪野フィーバーです。ここまでで猪野ファンになった方は、うちわ準備で臨んでください。
はっきり言うとコーチの登場は、時間の経過的にも不自然だし、何がしたいのかよく分からないキャラでした。
単純に2人の関係を進めるためのコマのような感じでしたが、ナイス猪野が見られただけで、まあいいかと。
そんなご都合主義な展開もあるものの、「挫折と向き合う」というテーマは心理描写も深いところまで抉ってくるし、2者2様の思いがしっかり描かれているので読み応えがありました。
ただそちらがかなり描き込まれている分、「同志的な感情がどうして恋愛に?」という疑問が拭えなかったわたしがいます。
南月さんの作品は、問題に対する心理描写が鋭い分、BL要素が不自然に感じることがよくある気がします。
いろいろ言いましたが、無表情で猪突猛進型攻めは大好きなので、良いのです。
同好の方はぜひ。
BLのファンタジー展開なのはわかるんですが、なぜ二人が惹かれあったのか、熊ヶ谷か猪野がゲイだった、とかならスムーズなんですけども。
さておき、お話自体はそこを除けば二人の欠点がわかっているだけに、気持ちが楽で、過去のことも乗り越えられそうな感じで…
同級生だったので、その時の思いと今の相手と、はまっていく過程は面白かったです。なんだかんだで、相手のことが好きっていうのがダダ漏れで。
百合子さんがきっかけで二人の会話が生まれたわけですが、一番かわいいのはゆりこさんかも知れない(笑)エリートっぽい猪野のギャップ萌えですね。熊ヶ谷は受けなんですが、抵抗なかったのかなぁ。なんか自然に受け入れてましたね。
南月さんの作品はラストゲームで読み出して、気に入ったので過去も手に取りました。結構初期の作品みたいですが、心情にグッとくる箇所があるのはさすがだなと思いました。他のも読んでみたいです。
それは「たぶん」愛しいってコト。
愛しいなんて可愛い言葉が入ってますが、そんなに甘さはナイです。
タイトルを読んだ時に深く気にしなかったけど「たぶん」が入ってる意味が読んでわかりました。
攻めの猪野は職場での人間関係に辟易しながら悩んでて、
受けの熊ヶ谷は大好きな陸上で挫折した過去を引きずってます。
そんな2人が再会して、偶然会っては口喧嘩を繰り返してるウチに、弱さや抱えてるモノを垣間見てーーーーというお話です。
口喧嘩をしながら段々近づく距離の中で
たぶん、好きなんだろうな
たぶん、好かれてるんだろうな
たぶん、このまま一緒に居るんだろうな
たぶん、同じこと思ってるだろうな
たぶん、付き合ってるんだろうな
とお互い思いながら口には一切出さないという・・・。
それぞれ抱えてる悩みと向き合う中で、相手の遠回しな愛情表現を受け取って、体が繋がって、成立した関係なので わかりやすく甘ったるいデレシーンは少ないです(´・_・`) 甘々スキーにはちょっと残念。
でもふと気付いた時にはお互いが心の拠り所になってるってのはイイですね!滅多に甘い言葉が入らない分、憎まれ口の中に入ってるデレを見つけると妙に萌えました(^//^)
書き下ろしはデレ成分多めです!タイトルが
「それはきっと愛しいってコト」
たぶんが「きっと」に変わってるーーーー!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
「たぶん」だった2人の中でより確信に変わりつつあるぐらい愛を深めてるのかーと思ったら嬉しくなりました。非常に分かりづらいカップルだけど、口にしないのが災いしてすれ違わないかを祈るのみ…。
夕日を見ながら静かにキスを交わすシーンが印象的でとても良かったです。
受け攻めともに強気で男らしいというか、強引で俺様でやんちゃな感じです。
どちらも見た目に受けっぽい箇所がないため最初はどっちが受けなのか?という感じで読んでいました。
私はどっちでもいいな~と思っていたのですが、一応受け攻めは固定です。
再会といっても、もともと互いをそういう意味で互いを意識していたわけでなく、大人になって再会し、学生の頃より話をして、互いを知って近づいて・・・
展開はスタンダードではないでしょうか。
傍から見れば猪野は嫌みでちょっと嫌なヤツ、という感じなのですが、だからこそ、弱い部分や可愛い部分を見つけたときに好きになっていくという流れは自然に読むことができました。
あえて言うならもう少し男同士であるという葛藤があれば良かったかも。
いえ、最後の方にはあるのですが、最初に、もともと同級生でしかも男というのに体の関係を持ってしまったのはなぜなのか、二人ともノーマルのようなので、ちょっと唐突感もありました。
猪野は嫌みな性格ですが、意外とへたれです。始終、熊ヶ谷のほうがリードしている感じでした。
どっちも男らしく強気というのがこの作品の醍醐味かなあと思います。
あまあまでなくて、突っぱね合い、言い合いをする関係です。
そういう組み合わせが好みのかたにオススメです。
最近、南月さんのマンガはちょくちょく読みます。
絵が綺麗なのと、劇的な展開はないものの攻が男前なので毎回楽しませて頂いてます。
さて、今回の作品について。
お互い“好きで好きでたまらない”というより、“最初は気に入らなかったけど、なんか気になる”といったところから二人の関係は始まるので、甘さは控えめですが、こういうの嫌いじゃないです。
真剣に仕事と向き合う大人な男性の面と、酔った勢いで慰め合っちゃうティーンの様な二人のギャップが結構楽しめました。蕩ける様な大恋愛を求めている方には物足りないかもしれませんが。
なんだかんだでこの二人はずーっと一緒にいるんだろうなぁ、と思いました。とくに猪野の方は熊ヶ谷にゾッコンじゃないかと。