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koko wa koumachi yonchoume
小中一緒の5人組。高校は別々になったけど、成人して再びみんな小さな田舎町に戻ってきた。そして仲間の一人がやってる居酒屋「幸」に何かと集まっては飲んでいます。
・二上賢慈(ケンちゃん)居酒屋「幸」店主。奥さんを事故で亡くして一人娘を育ててる。
・安達透(トオル)高校教師
・別所貴明(タカ)消防士 黒髪
・新田文晴(ハル)建設会社勤務 黒髪めがね
・大井友紀(トモ) ニート
あ、こんな人名メモがなくても、お話を読み進めるだけで理解できますのでご安心を。(私はとにかく極度に人名に弱すぎるんで覚書メモを載せただけです)
高校の時からトモにずっと片思いしているハル。
トモが学生時代の仲間に誘われて東京で働くつもりである事を知り、混乱したハルは思わず「断れよ」と酷い言葉で罵った挙句、喧嘩別れをした二人。ハルがケンちゃんにその事を相談してたら、通りがかったトモに話が聞こえてしまいハルの気持ちもバレてしまう…。
そんなハルとトモの恋路と、それをそっと見守ってときどき助言をしたりする仲間三人の様子を描いています。二人の恋路はすごくゆっくり丁寧です。でもそこも良かったな。
私が一番いいなと思ったのは、残りの三人の描きかた。二人の仲が微妙な時は、下世話に首を突っ込まず程良い距離感を保ってるところが男の人らしいなと。
だけど二人が少しいい感じになってからは、いつもの飲み会を「定例進捗報告会」みたいにしちゃって、ノリノリで二人の恋路を聞いて酒の肴にしたろーっと♪みたいなざっくばらんな男友達に戻ってるところが良かった。
てっきり残りのタカとトオルもくっつくのかと思ったら気配もなく終わった。全員ホモップルになる話だとばかり思ってたけど表紙見たら、ハルとトモしか描かれてないじゃない…。これは二人のお話だったのね。
【手の内はいつ明かす / 手の内はまだ明かさない】
テンポ良いコメディで面白かった!
可愛い職場の後輩から告白されて二つ返事でOKしたバリタチの長居。大人の余裕を見せつけて抱くつもりが…。
攻めの主導権争いを描いたラブコメで、人の話を聞かないしたたかな後輩くんに押し切られていつも抱かれてしまう元バリタチの悲哀が笑えました。
「幸町」は「さいわいちょう」で育ってきたので、なんだか、収まりの悪いリズムのタイトルだと思っていたら、なんと!「こうまち」
いやー、びっくりぽんやで。
表題作は、地方の町に住む幼なじみ5人組の中でカップルができるお話。
ハルは中学高校生の頃から密かにトモに片思いをこじらせていたが、トモの方は全く気付かず、寧ろ、ハルとトモ以外の3人にはハルの片思いがバレバレで、そんな状況の中、果たしてハルはトモに想いを告げられるのか?
そしてトモは、ハルの想いにどう答えるのか?
と、言うようなお話が、じっくり丁寧に描かれている。
実にじっくり描かれているので、オマケの書き下ろしですら、なんにもなし!
じりじり、もだもだはキライじゃないから、これはこれでもいいけどね。
同録の「手の内は~」は攻め攻めカプ物。
こちらは、あれよあれよと開発されて!な、ライトなコメディ。
攻め攻めの主導権争いは好物なので、これは楽しかった。
セルフツッコミ
これ、レーベルがBLinkだからエロ薄はしょうがないんだけど、やっぱり、ハルトモ組は2回目位でくっついてもらって、タカトオル組とケンちゃんと新キャラの3カップル成立しいの、登場キャラみんなホモの呪い的な、古典的BL展開になってくれると嬉しいのにな。
5年前に成人した同級生の5人、
田舎町で、小学校・中学校が同じで仲がよくて、
高校からはそれぞれ進路が別々になって、都会に出たり、結婚したり…
だけど結局、またみんな地元の田舎町に戻ってきて、
今は仲間のひとりがやってる居酒屋「幸」でそろって飲むのが日常。
そんな5人の友人達の中で、
建設会社で働く真面目なハル(表紙左のメガネくん)が、
無職のトモ(表紙右)に高校時代から片想い中。
好きだからこそ心配もあって、過剰につっかかってしまう。
そのことをハルが仲間のひとりに相談していたら、
その話を当の本人、トモに聞かれてしまっていて恋心がバレて…
トモの気持ちが揺れながらも徐々に変化していく様子や、
周りの仲間達が、あまり立ち入りすぎずに、
気を揉みながら見守っているのが、すごく自然でリアルっぽいです。
展開はとてもゆっくり。
でも、ゆっくりすぎて、くっつくのも時間の問題…という終わりで、
エッチはおろか、想い合ってのキスもないので、
現実にありそう~という面で見るといいけど、物語としては地味。
もうちょっと進展させてもよかったんじゃないかなぁ。
あと、メインのふたりより、
脇役の友達のほうがBLキャラとして魅力的な気がして、ちょい残念。
どうせなら、脇同士でいい感じになってもよかった気がしました。
そして、
1話+描き下ろしの短編もひとつ載っていて、こちらはラブコメ風。
バリタチのゲイのリーマンが、
新入社員を可愛い…癒し…と思っていたら、その相手から告白~☆
年上らしくリードしてやろう…と紳士ぶっていたら、
反対に押し倒されちゃって~立場が逆転しちゃって~~w
大人のデキる男が、
ワンコ(中身はしたたか!)に丸めこまれる~っていいですね♪
前作、こちらと続けて読んでみて、
作品は正直、荒削り…という印象でしたが、
藤峰式さんの描く、個性的なキャラや人間味のある表情は好きです。
次作も楽しみにしたいと思います。
若者が「ここに自分の未来はないな」と感じるような地方都市。
小・中一緒で仲が良かった5人組が、成人式で5年ぶりの再会。
そこからまた数年経った「現在」が描かれています。
登場人物を整理すると、
二上賢慈(ケンジ) 居酒屋店主・妻と死別・子持ち(ちょいワイルド兄貴肌)
安達透 (トオル) 高校教師(白髪、綺麗可愛い系、穏やかさん)
別所貴明(タカ) 消防士(高身長黒髪ツーブロややつり目ちょいワイルド)
新田文晴(フミ) 建設会社勤務(黒髪眼鏡、ガミガミ系)
大井友紀(トモ) ニート(白髪無造作ヘア)
以上の5人です。
将来の夢を語った中学の屋上、卒業式、そこからケンジの怒涛の半生を追っての現在なので、冒頭部分では読者はケンジ寄りの立ち位置。
その流れで他のメンバーの軽い紹介(上記)があって、5人のうちの1人の秘めた想いがバレていくという展開なのですが…。
ケンカップルはお好きですか?
わたしは苦手です。
台詞の語尾全てにびっくりマーク付き、吹き出しは常にトゲトゲというキャラが苦手なので、穏やかに、ひっそりと恋をしてほしい。そんな恋が読みたい。
というわけで、メンバー発表をされた時点で、わたしの第一希望はタカ×トオルの公務員CPでした。第一印象から決めてました。
でも…、そっちじゃなかった。
そっちじゃない方2人が主役だった…。
毛色の違う幼馴染5人とか、1人が営む居酒屋で集合とか、子供が可愛いとか、大好きな要素はたくさんあるのに、そっちじゃない方にスポットライトが当たったせいでうまく入り込むことができませんでした。
ひとりは常にギャンギャン、もう一人はのらりくらり。
まずいぞ、どっちにも萌えのかけらすら見つけられない…。
黒髪眼鏡、好きだったでしょ!!と自分を奮い立たせてみても、「この黒髪眼鏡は違う…」と思ってしまう軌道修正不可能な自分をいなしつつも、読み進めました。
うーん。
表紙の雰囲気は好き。
でも本編になると、ほんとにフミもトモも魅力がゼロなんですよ…。
冒頭のケンジ寄りのスタンスからケンジと常連客とか、タカ×トオルはすごく読みたいと思うのに、吠えまくるフミに寄り添えず、全くのノンケ対応なトモに萌える術もなく。
急にトモの心境に変化が起きても、にわかに信じられないくらいのノンケ対応を見せられてきたせいで、最後まで全く萌えませんでした。無念。
もうひとつ加えるなら、設定を考えた時点で作家さんたちと編集者の方は5人の詳細な設定や裏エピソードなどもしっかり頭に入っていて、思い入れ十分だとは思うのですが、それをもう少し読者に見せてくれたら、もっと寄り添えたのかなあ。
同時収録はバリタチリーマンと後輩の話でしたが、こちらも後輩くんが「性格悪っ!」としか思えず…。無念。
同時収録でタカ×トオルが読めたら、萌2までいけたかもしれません。
完全に好みによる評価なので参考にならないかもしれませんが、「ケンカップルは苦手」という方はお気をつけください。
表題作…地方の小さい町、幸(こう)町が舞台。
幼なじみ5人組のうち、ハルがトモに片思い。
もだもだベタな展開もありつつ、周りに見守られながらのハピエン。
二人の進展をいじりながらその反応にビビったり本音を隠したりする幼なじみたちのリアクションがおもしろい。
もう一編は、リーマン年の差CP。
上司(バリタチ)がかわいい部下を気に入り「超やりてぇ」と思った時点で、あ、これは逆に食べられるパターンだなと思ったらその通りだったw
ベタな展開も楽しめました。