みっともない恋

mittomonai koi

みっともない恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神98
  • 萌×254
  • 萌44
  • 中立19
  • しゅみじゃない31

--

レビュー数
23
得点
857
評価数
246
平均
3.7 / 5
神率
39.8%
著者
森世 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865890563

あらすじ

温もりに飢えた執着攻
×
内向的で健気な受

不器用で、
そしてイビツなクレイジーラブ


大切な人を失った過去を持つ大学生・和泉。
他人と距離を置き、周囲に心を閉ざした日々を過ごすなか、
校内一の人気者・蛍介先輩と出会った。
明るくて優しい先輩に惹かれていくが、先輩を知れば知るほど、
常軌を逸した愛情を感じるようになっていく…。

表題作の他、短編もたっぷり収録
親友に自慰を強要される不憫優等生
『誰にもなれない』

自己チュー女王様のアブナイ性癖♡ 『恋しいこぶし』

ばかわいいヤンキーカップルのイチャコラ性活
『青少年流』シリーズ

待望のデビューコミックス☆

表題作みっともない恋

黒川蛍介(大学生・先輩)
白浜和泉(大学生・後輩)

同時収録作品恋しいこぶし

才人(飲食店スタッフ)
映見(飲食店スタッフ)

同時収録作品誰にもなれない

世界(学生)※攻・受の設定はナシ※
窓太(学生)※攻・受の設定はナシ※

同時収録作品青少年流バイオレンス

終平(高校・転校生)
鳩(高校同級生・ケンカ好き)

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下漫画

レビュー投稿数23

病み系攻×内向的な受け

作者様の絵に惹かれて購入しました。
ページを開いてびっくり、初っ端から墓場で致していて驚きましたが、執着し暴力を振るう先輩×健気な受けとても良かったです。
他にも短編が収録されており、そちらも素敵な作品でした。
『誰にもなれない』特にこの作品の、救いのない終わり方がとても好きです。万人受けするかどうかはわかりませんが、私の好みでした。
ぜひ読んでみて欲しいです。

4

素晴らしいヤンデレ攻め

タイトル通り、表題作「みっともない恋」のヤンデレ攻めが素晴らしかったです!
愛情に飢えた攻めが必死に受けを繋ぎ止めようとヤンデレ行為に走ってしまうシーンはたまりませんでした…!
そして、攻めにひどいことをされても嫌われたくない、一人になりたくないと耐え抜き、攻めを愛し続けた受けもとても良かったです。
二人の愛がすれ違ってしまうのが切なかったのですが、ラストは本当に感動しました。
ヤンデレ攻めが好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品です。

3

いろんな種類の萌が詰まった作品です

わたしはこの本が読みたすぎてお取り寄せさせていただきました(^^;
受けがとても可哀想です。不憫受けが好きな方では見るのが辛いかもしれないですね。
わたしは好きなのでここまでの作品になかなか出会えなかったのでとても嬉しいです。
短編がたくさんあります。
1つ目はSM要素がありワンコ攻め可愛くて萌えます。
2つ目の短編は救いのない話があります。これも人を選ぶかもしれません。わたしは好きでした。
最後の話はとても明るく萌えるので不憫受けが苦手な方も全然読めると思います。最高でした。
表題作はなんとか最後に希望が見えた話だったのでそこまで辛い話ではないです。

ぜひ読んでみてください。

2

最高の痛さ

腐女子の親友に「君は絶対この作家が好きだろう」と勧められて買った本です。
大正解でした。
短編集なのに2人の関係性がよく分かるし、とってもいい具合に痛くて可愛そうでみっともなくて可愛かったです。とにかく最高でした。
癖でしかなかったです。ありがたや……

2

しんどい!!

表題作以外にもいろいろ入ってるけど全部しんどい。全体的に路地裏の暗い話多め。流血表現めっちゃあるの。甘々しか求めてない人にはおすすめ出来ないけど泣いちゃうくらいくるしいほうが好きな人はほんとおすすめ。
とにかく受け攻めどっちか(どっちも?)がとにかくイカレててやばい。感情移入して吐きそうになる。そんな話が読みたい人ほんと読んで。
こういう誰にもみられない隅に置かれた汚い(褒めてる)話がちょうすきなので広めたい読んでほしい!!
あと表紙の装丁凝っててすき〜。

0

幕開け

待ってました!!
森世コミックス。

ふゅーじょんのテーマアンソロを追っていたら、いつのまにかお気に入り作家になっていました。さて、テーマがそういうものだったこともあり、この一冊はどうしてもボコる系の話が多いのですが...でも、え!なんで?というものは私には無かったです。私の場合作者の作品はいつも展開が好きで引き付けられるのと、逃げ道はあるだろうと感じられるので、どこかで安心して読めると思っているところがあるのかもしれません。だけど、暴力的なシーンは確かにとても多いので、苦手な方にはおすすめしません。カバーについて、タイトルや大きな文字はすべて凝ったエンボス加工になっていて、淡色の中に映えるネオンピンクがステキです。

シリアスめな精神的にも痛いもの(表題作)と、痛くても元気よく可愛いもの(同時収録作・中編)が入っていて、その間に2つ短めの作品が収録されています。表題『みっともない恋』は、大幅な修正と書き下ろしを加え編集されているとのこと。お墓のHシーンから始まるのが衝撃的で、なにがあってもお墓はやめてほしいですがストーリー上しかたないと思うことにしました...でも嫌。とにかく、彼らがお互いあきらめないようにいられてよかったです。

『みっともない恋(4話)』
『恋しいこぶし』初出:ボコられ受
『誰にもなれない』初出:不憫優等生受
『青少年流バイオレンス』初出:ヤンキー受
『青少年流レジスタンス』初出:へんたいプレイ
『青少年流モノポリー』初出:BABYvol.08r 特殊プレイ おもらし

私はどれもそれぞれに好きですが、特に最後の青少年流シリーズ(やんちゃ×やんちゃ・高校生もの)が、タイトル含め大のお気に入り作品です。ケンカが好きな明るい鳩が、転校生の終平を助けてあげるところから始まります。すると、強くてやさしい鳩は、その場で終平にめちゃめちゃ気に入られちゃうんですね。ぶちゅーっとされてしまう(笑)。

なにすんの痛いんだけど...あれ?の、"新境地の幕開け"から、抵抗し逆襲を試みるが...あれ?嫌がることはされてなかった?あれ...なんだこれ独占欲?どうしようどうしよう、と進んでいき、半ばムリヤリ系のHシーンがいっぱいですが、同時に心理描写からも目が離せませんでした。本当は反撃しようと思えばできるのに、しないことを選んでるようなところがポイントかもしれませんね。でも一番は、とにかくこのふたりがカワイイのです、特に鳩は元気いっぱいで、一生懸命で。登場する受けたちはみんな可愛かった~かわいそうな子もいるんだけどね。

あとがき含め、240ページ弱です。とてもよい具合のボリュームだと感じました。ほかに、作者の9月発売予定コミックス『ロマンティック上等』の試し読みが挟まっていましたよ。個人的には、特殊テーマじゃない作品がリリースされるのを楽しみにしています。

この可愛い絵がとても好きなのですよねぇ、特に横顔。

9

冬草

詩雪さんへ
コメントありがとうございます♡
『みっともない恋』のアンソロでの最終回は、実はやや唐突で、「えっ、これで終わりなの?!」という感じだったんです(因みに単行本は全4話ですが、本誌は全3話でした)。森世さん自身も、本誌のコメント欄で『力及ばずで』とおっしゃっていて、同時に『描き下ろしでワンチャン(ス)』と描き下ろしへの意欲を高めていらっしゃっていたくらい。

なので、今回の加筆は、その唐突さを補正しつつ、読み手にとって感情移入しやすい足掛かりとなるものとなっていて、本誌を読んでいた多くの方にとっても、納得のいく作品に仕上がっていると思います。
ただわたしが、本当に個人的に、補正とか読み易さなんてどこ吹く風の、そういう類のものを超越した、森世さんならではの世界観の描き下ろしを期待していたので、複雑な気持ちになってしまったというか...

うーん、本当にうまく言えない...貧相な表現力でごめんなさい。でも、詩雪さんが少しでも、何かを感じ取ってくださったなら嬉しいし、わたしも詩雪さん同様、伝わるものがあるって信じたいです。すごく自分本位なレビューだけれど、投稿して良かった。(読んでくださっている方々にも感謝に堪えません!)
これからも共に、森世さん作品を楽しみましょうね♪

冬草

匙加減を一寸でも違えていたら「しゅみじゃない」だったかも

帯の【不器用で、そしてイビツなクレイジーラブ】にホイホイされて買った一冊なんですが、「病み系」で片付けてしまっては勿体ないくらいに人間のディープな部分をBLに落とし込んでいる作品集でした。
これ、デビューコミックスなんだ…衝撃(*゚△゚)
テンプレ脱却系の作家様にまた一人、期待の新星登場!って感じです。
肉体的にも精神的にも痛いお話が2作品、肉体的に痛いお話が2作品と、すべて痛いうえに尚且つ痛みの種類がバラエティに富んでいるので、痛いのが好きな人にはかなり満足度の高い一冊じゃないかなと思います。
私は表題作と『誰にもなれない』が中でも特に好きです!

『みっともない恋』(全4話)
人間の狂気と愛情はまさに紙一重だなと。
一瞬光が見えたかと思ったら闇に突き落とされる展開の繰り返しに怖さを感じながらもどっぷりとのめり込んでしまいました。
明るくて誰にでも優しい人気者の〔蛍介〕と、内向的で人と関わることが苦手な〔和泉〕の、背筋がざわざわするような危なっかしいラブストーリーです。
お墓での強姦シーンから始まり途中に墓石を壊すシーンがあるので一読目は胸糞悪さが勝ってしまうんですが、最後まで読んだうえで読み返せばこれが一番分かりやすい表現方法だったのかもな~と思いますので、めげずに読んでみてください。
人と関わるのが苦手な人は、自分を決して否定することのない死人(有馬)を心の逃げ場にしてしまっていた和泉の気持ちが解ると思うし、「同じだよ」って言葉が持つパワーを知ってる人は、和泉が蛍介から逃げなかった理由が解ると思う。
一歩間違えれば共依存に陥ってもおかしくない二人なんだけど、それを回避できたのは和泉の強さで、しかもそれは蛍介が和泉の逃げ場(=有馬の墓)を壊したことで、和泉が自分のダメだった部分に気付いて手に入れた強さなんですよね。
蛍介の歪んだ愛情表現が和泉を変わらせて、その和泉が昔の自分と同じように傷付かない方に逃げようとしている蛍介を救うという、二人の危うい関係性で成し遂げた光の獲得に思わず拍手でした。
こういうのは読んでる方も救われます。
待ってれば王子様が現れて闇から連れ出してくれるなんてのは現実には起こらないおとぎ話ですしね。
ただこれ一つ残念なのは、第3話の蛍介が母親と話すシーンは要らなかったんじゃないかなぁ?
冗長に感じるだけでなく、蛍介の闇が限定されてしまう気がしました。
人の闇って色んな負の要素が積み重なった結果だと思うので。

『恋しいこぶし』
ドMの女王様ってやばい!普通のMより更に可愛い!!
また一つ新しい扉を開けた気がします(笑)
しかも相手がワンコで、加減できなくて暴走しちゃう系のこれまた私が大好きな攻め君!
自分でめちゃくちゃにしといて受けが気絶したら焦って泣くとか反則だろ~
危ないから、次からはちゃんと加減を勉強して痛みを与えてあげてねって感じです。

『誰にもなれない』
漫画としての出来映えの良さって意味では、この作品がダントツ良かったです。
作家様の掌の上で、作家様の意図する方向へ右へ左へとまんまと転がされました。
読み終わって茫然としてしまった…
幸せになれない窓太(受け)は可哀想だけど、ここで「ありがとう」ってしか言えない彼はやっぱ光は掴めないよ、可哀想だけど。
でも自分は自分でしかないと気付いたのなら未来を変えられる可能性もあるんじゃないかな?と思いたい。

『青少年流』シリーズ(全3話)
可愛い顔したS攻めにノーマル受けがMに目覚めさせられる話。
目覚めさせられるって言っても元々Mの素質有りな受け君なので、S目線で一発で見抜かれてしまったって感じですね。
これはストレートに可愛くて、めちゃ萌えます!
スパンキングとかが嫌じゃなければ、4作品の中では唯一難なく読めるお話だと思います。
鳩(受け)が上になりたくて頑張ってるけど、どー見ても下だもん無理だよw
自分の性癖に必死に抗おうとするMがこれまた超可愛いです(*´˘`*)
最後の、お漏らしさせられて泣いちゃって締まり悪くなってるところを突かれてまた漏れちゃってる鳩があまりにも可愛かったのでジタバタ悶えましたが、読み終わって正気に戻ったらだいぶん変態な気がして自分の趣味に若干嫌気がさしました。

今月発売される2ndコミックス(ロマンティック上等)はオメガバースモノなんですね~
オメガバースって興味なかったけど、この方のなら読んでみたいかも。

7

痛いのから甘いのとバリエーション有〼

表紙見て気になってたものの「ボコり受け」「不憫受け」のワードに尻込みしてました。でも怖いもの見たさが勝って購入したのですが

萌 え ま し た ! !

普段甘々で溺愛するものを好んで読んでるので、慣れない傷に腹にズドーンとクるものはあるんだけど、ああ・・・こういう愛の形もいいなぁ と素直に受け入れらたというか。。。
1つだけ地雷が混ざってて胸糞に落ちたけど、その次に入ってたお話が普通にLOVEタップリで、読後感も◎ いくつかのお話が入ってましたが、収録順に感謝したのは初めてです(・∀・)b☆


◆みっともない恋

ゲイということを誰にも言えず、唯一の理解者はお墓の中という、人付き合いが苦手な受け。
金持ちで人気者だけど、実は愛情の受け取り方も与え方も知らず、狂気に満ちた表現しか出来ない攻め。

の、お話です。攻めの執着の仕方がほんっと怖いんです。
受けは今まで誰にも言えず抱えてたゲイという事実を受け入れてもらえる幸せを知り、殴られ監禁されるようになっても何も言えません。攻めに「普通の愛の言葉」は伝わらないと、何されても必死に手探りでそばに居るのです。でも攻めは殺してくれと言い出し・・・。

ううーん、難しい(メンドくさい)お人ですなー

ラストは救いも希望も持てる終わりです。
裏表紙に《愛で、壊される》とかいてあるのですが、壊れたのを再度構築していくのも愛なんだなーと。シミジミ( ̄v ̄)

◆恋しいこぶし
このお話も受けが殴られてるけど、これはプレイです(=´∀`)♪
痛くされないとイケないドM受け。
攻めは純真ワンコで「言われた事ならなんでもするよ!」な子なので・・・ドカンとイッちゃったんだよ。手加減なしに。
終わった後に「加減がわからなくてごめんなさい」と泣く攻めが可愛かったー(^/// ^)

あ、攻め以外にも殴られてヤられかける描写あるので注意ですが、これは自業自得なので私は気になりませんでした( ̄▽ ̄)

◆誰にもなれない
私的地雷。もう2度と読み返せない。受けがひたすら不憫。
愛なしはツライ・・・。

◆青少年流バイオレンス
スッゴく良かった!!!萌え!!!
あらすじはザックリ言うと、ケンカ大好きヤンキーが(ケンカがしたくて)助けた相手に惚れられて・・・って話なんだけど、ヤンキーが受けに回る過程が描かれてますヾ(*´∀`*)ノ
スパンキングされて最初は怒るんだけど「ん?あれ?・・・痛いのが気持ちい・・い・・?あれ?」ってなって、気付けば攻めの思うツボにハマってるというww
攻めも痛がるのを喜んで見てて少し歪んでるんだけど、エチの最中以外は普通の恋人同士でラブラブバカップル♡
受けがアホの子でお話はコミカルに明るい。スパンキング興味なくてもヤンキー受けが可愛くて可愛くて萌えましたっ(///Д///)

◆青少年流レジスタンス
ポジション争いしてます(^//^)好き〜!
結局攻めきれなくて良いようにされて、「受け人生」に幸せを見出してしまったヤンキー受けwwサッパリしてて可愛い!

◆青少年流モノポリー
コレも良かったー!!!
チョットした行き違いからバカップルが別れ話に発展するんだけど
このヤンキー可 愛 ス ギ る (///Д///)はぅぅぅ

「お・・・オレ、さっきからずっと謝ってるのにっ・・・」
「なんでゆるしてくれねーんだよ」

泣きながらこのセリフに萌え禿げた。そして貰い泣きした( ;Д;)
仲直りのとことかすっっごく可愛いんだよおおお!!
普通に甘々が堪能出来るお話でしたヾ(*´∀`*)ノ
で、最後にコレが入ってるおかげで、ニヤニヤしながら読み終えて満足ー!

痛いのとかボコり愛に躊躇しましたがどれも根本には愛があるので、思ったよりハードル低かったです。(1話除いて)買って良かった!読めて良かった!と思える本でした.(=´∀`)

2

最後の話が好き

この本で森世さんのファンになりました!
ですが内容によっては個人的にちょっと苦手なやつも…

『みっともない恋』
普段誰にでも人当たりがよくて爽やかな印象の黒川先輩
ちょっと暗くて言いたいことも言えない和泉
読んでみると思っていた以上に黒川先輩が病んでいました。
今まで特別だと思う人間がいなかったから出さずにいた感情を和泉という特別な人を見つけてしまい嫉妬や怒りを抑えきれずそのまま相手にぶつけて、お互いがお互いに何を求めてるのかわかんなくなっていきます。負の連鎖です。。。笑
ですが思いのほか和泉がメンタル強い!!そのおかげで黒川先輩も救われた。最後にはやられたらやり返すと言っているし!受けかメンタル強いとなんだか安心します。

『恋しいこぶし』
強気受け!大好きなタイプ!!でも予想以上にボコられてる…
同じバイトの遠藤くんに恋人がなかなか酷いことされてるの見たのに普通に返しちゃうのか!!笑
と思ってしまいました。ドMなのはわかるんだけども。

『誰にもなれない』
これは、、、救いがないです。
やっぱり個人的にはなんだかんだ受けにハマっちゃうっていう攻めが好きだから悲しかったです。

『青少年流バイオレンス』
とっても良かった!!むしろこの2人の話をもっと読みたい!!
ケンカ強くてちょいヤンキーな鳩
可愛い顔してるのに実は好きな子の泣き顔にゾクゾクしちゃう終平
叩かれるのなんか絶対嫌だと言っていたのにどんどん終平にメロメロにされていく鳩が可愛すぎました。
本当は自分が攻めだと思って色々仕掛けたのに終平のテクに負けて
もう女と付き合えないかもな〜と軽〜く言ってるのに爆笑しました
この2人の話だけなら個人的には神評価でした!

2

なんだかんだでそんなに後味は悪くない

 これは評価が二分されるのも納得の作品。ザ・バッドエンド集というような後味が悪いものばかりを集めた作品ではありません。4作品中、本当にバドエンの雰囲気だったのは1つだけでした。ただ、どの作品も途中の展開やプレイがエグかったり特殊だったりしたので、読む人を選ぶだろうなぁとは思います。森世先生の可愛い絵で、ディープな短編を楽しみたいという方にはオススメです。地雷が多いという方は十分お気を付けください。

◆みっともない恋(表題作)
 思いやりのある人当たりの良かった攻めが、受けへの愛を拗らせて、どんどん過激な行為に走っていきます。私はサイコパスというのは自分を客観的に見ることもできる人間だと独自に解釈しているので、この作品の攻めの蛍介はサイコとかいうよりは、自分の愛による行為が当然だと思っている、自分の異常さが本当に分からない、どちらかというとストーカー気質のキャラであるように感じました。

 独占欲、相手を自分の手元に置いておきたい願望が強くなり、軟禁や殺人未遂にまで至ってしまう蛍介。私は自分の欲求のままに行動する人間を時々無性に見たくなるので、とても満足でした。蛍介が最後まで改心しなくても良かったけれど、受けの和泉の懐の深さや、相手を好きになってから徐々に真の姿が見え始めるという順番だと、そう簡単に相手を嫌いにはなれないんだという現実を見せてくれていたようにも思うので、良い終わり方だったと思います。

◆誰にもなれない
 後味の悪い作品です。途中まではノンケの世界が、飲み会のノリでキスした友人の窓太にどきっとしたりして、いい感じに恋が始まるんじゃと期待させてくれます。が、ちょっとした誤解から生まれた苛つきが抑えられず、カミングアウトした窓太を世界は性欲処理道具として冷たく扱います。最初はどちらも魅力的なキャラだと思っていたのでバドエンだったのは残念ですが、これもそう簡単には親しい人の性癖を受け入れられない人間の現実を見せてくれた作品だったように感じました。

◆青少年流バイオレンス
 『こぼれる、』にも収録されていたCPですね。攻めの終平が強い相手を痛めつけて泣かせることに興奮するという性癖を持っているのでプレイはそれなりに過激ですが、話のトーンとしてはギャグ度が高いので終始明るい印象で楽しく読めました。最後を飾るのに相応しい作品だったと思います。受けの鳩が喧嘩が強いのに毎回終平の下に甘んじて、スパンキングなどで感じていくようになるのはエロいですよね。強気受けが泣かされるのが大好きな方は、大満足できると思います。

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