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natsu gakita node kiss shimasenka
夏天来了 要接吻吗
え・・・なんで本作そこまで注目浴びてないの・・・意味わかんね・・・
「ファンアイテム」って書いてる方いらっしゃいますけど、全然普通に、一元さんのお客、つまり平眞作品自体が初めての方でもじゅうぶん楽しめる内容だと "私は" 思います。
最初のCPの話はもう、ほんっと~~~~~に好きすぎて、数えきれないほど何度も読み返しました。
計3つの話:
①「秘密のコイビト作戦」バツイチイケオジ弁護士x大学生(ゲイ同士)
②「僕らの距離感」ホストx不登校の中学生
③「冬の名残のあるところ」「夏が来たのでキスしませんか」(表題作)ふわっとした大学生x叔父の親友
が入ってて、①と③の登場人物が同じ大学の先輩後輩だったり、②のCPとも街ですれ違ったりと、全部どこかでつながってます。
話3つとも全部良い。
あえて言うならCPそのものやキュン展開は①(イケオジ弁護士攻め!)が最&高、
かわいいのは②、
泣けたのは③(全部ハピエンです)。
他の方も書いてらっしゃるけど、
「13年前自分の好きだった人が死んで、自分のことを好きだった人が今死んだのだ」
これ!このモノローグ!ひゃーすげぇ。
やっぱり平眞さんすごい作家さんです・・・。
絵もホントに安定してキレイ(③の受け、イケオジの体が!えrい!)。
表紙の2人も中ではもっとイケメンに描かれてます。
以上、めちゃくちゃオススメです。
描き下ろし作品が表題作と言うのは、
正直判断に困ります。
ある意味ネタのお蔵出しで、そして
ネタバレ要素満載だからです。
だからそこを避けて評者の信条通りに
どうレビューしようか大変迷います。
この一冊は、この作者さんにしては
結構踏み込んでいる作品ではないかと
感じています。
だから余計に判断が難しい部分が
あるのですね。
ある意味ファンアイテムに近い位置の
一冊です。この方の作風に馴染んで
いる人なら色々補完して楽しめる、みたいな。
行間に一寸迷い込んでみたい方に
そっと差し出して進めたい、そういう
一冊ですね。
表題作が、その前に収録されている3話構成のCPの描き下ろしという、珍しいスタイルでした。
【秘密のコイビト作戦♡】(前後編) 萌2
彼氏と別れた直後に、女子中学生の真由から「うちのお父さんと付き合ってもらえませんか?」と声をかけられた畑中敬。真由の父・田上は大人でかっこ良くて…。
女子中学生がゲイカップルのキューピッド役を務める、という発想が面白いです。
構成がしっかりしているので、やきもきしたり、ハラハラしたり、きゅんときたりしながら読める楽しい作品でした。真由がなかなか可愛い。
【僕らの距離感】(前後編) 萌
朝の公園で会って話をするようになった、仕事上がりのホストと不登校の中学生。
見栄を張っていたい大人も、背伸びして我慢する子供も、どっちもまだまだ子供だよね、という話でした。
【冬の名残のあるところ】(前中後編) 萌2
祖父の家へヒッチハイクで向かう途中、10年以上前に亡くなった叔父の親友に偶然会った諒。みんなに好かれていい人だった叔父は、本当にいい人だったのか…。
臆病さゆえのやるせなくて切ない部分がありつつ、若者の勢いと軽さとパワーで救われる部分もある作品でした。
「13年前自分の好きだった人が死んで、自分のことを好きだった人が今死んだのだ」
このモノローグが秀逸すぎました。
【夏が来たのでキスしませんか】萌2
諒と叔父の親友のその後。
冒頭に【秘密のコイビト作戦♡】の敬が、諒の大学の先輩兼ゲイ友として登場します。
こういうクロスオーバー出演、いいですよね。「あ、ここ、つながってたんだ!」という発見に喜びがあります。
最初のCPが一回り違いくらい、2番目が6、7才違いくらい?、3番目は一回り以上の年の差CPばかりでした。
こう見ると2番目のホスト×中学生がどうってことないように思えますね。
個人的には諒の覇気がないのに頭はフル回転なところと、若者らしい軽さ(気持ちではなくノリが)が好みでした。
レビューがなかなか上がってこなかったので、どんな作品か気になってポチって見た。
3つの短編集。
「秘密のコイビト作戦」おじさんx大学生
おじさん(ホモだけど)の中学生の娘に「お父さんの彼になってあげて」と頼まれた大学生の話。最初は娘の恋人と嘘をついて近づいてって話で、ちょっと切なく萌えはあったと思う。
「僕らの距離」ホストx中学生
登校拒否になった中学生を好きになるホストなんだけど、時間を経て二人が成長していく話。お話は悪くなく二人の成長が素敵だと思った。
「冬の名残のあるところ」「夏が来たのでキスしませんか」青年xオヤジ
このお話が表題作になる。
個人的にオヤジ受けは苦手なので、それほど萌えはなかった。物語としても青年が受けのおやじを好きになる過程があまり入ってこず。
まして電子で読んだので最後の作品の絡みのシーンは白抜きが酷過ぎて何をやってるのか全く分からなかった。もしかしたらオヤジ受けではないのか?ってぐらいわからない。今時電子でそこまで修正って酷いなと思った。(紙もそうなのかは分からないが)
平眞ミツナガさんの作品は1冊だけ読んでことがあるが、それほど萌えるような作品ではなかったが、今回も、最初の2編は悪くないが、自分としては萌えのちょっと下程度。でも中立までは下がれずって微妙な感じ。