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yoru no naka de kimi wo sagasu
この本は短編集になっています。
短編集と聞けばやはり少し内容が薄いのかな…なんて思ってしまいますが一つ一つが物凄く重く、読了後は長い夢から醒めたような感覚になります。
これより下ややネタバレ注意
表題作の「聞こえぬ悲鳴」
一番胸に刺さりました。
人気者の青年入江と一見地味で真面目に見えるけど煙草を吸ったりと以外と隠れ不良な青年、中原。
ひょんな事から交流を持った二人。
ここまではよくあるBL展開。
しかし、入江が学校を休むようになります。
クラスの皆は誰1人心配していない。
それに見兼ねた中原は入江を見舞いに行きます。
しかし、入江は仮病でした。
誰かが来てくれるのを待っていたのです。
彼の両親は既に他界しており、実質一人暮らしの入江。忘れられるのが怖いという彼を中原は励まします。
すると、入江は突然中原にキスをしました。
入江に憧れ以上の感情を抱いていた中原はこのまま衝動に任せると戻れなくなると思い、入江を押し退け「男同士だろ」と拒みます。
そして、そのまま中原は入江の家を出ていきました。
残された入江は呆然と座り込んだ後、ベランダに出て中原と同じ銘柄の煙草を吸います。
「噛んでも噛んでも歯跡もつかぬ それはいつまで噛んではゐたら しらジラジラと夜は明けた」
そう言うと彼はベランダから飛び降りたのです。
翌日、彼の訃報を聞いた中原は自分が入江を殺したと泣きながら崩れ落ちます。
彼の耳には「絶対に俺の事忘れないでね」という入江の声が木霊していた。
入江が読んだ詩は「中原中也」の詩でした。
バッドエンド読めない派なんですよぉ。。
設定何も見ずに、絵が好みだったので手に取りました。
最初からバッドエンド飛ばし過ぎじゃない?笑
3つ目までは読みましたが、4つ目最初でこれもバッドエンドだろぉ!ってなってやめてしまいました。
バッドエンド好きな人には良いのではないでしょうか。
話の設定とかは好きだったんですよ。
絵も荒削りだけど嫌いじゃないし。
もう少し掘り下げて、ハッピーエンドにしてくれたら、萌2評価だった気がします…。
暗いのが好きな作者さんなのかな…。
趣味合わないのに読んで、しかも低い評価つけてすみませんでした。
本当に、バッドエンド好きな方にはオススメしますので…。
短編5作が収録されています
聞こえぬ悲鳴
最初のインパクトとしては抜群でした
中原中也の引用も良かったです
夜に飛ぶ
何ていうかリアルなのかなと考えさせられました
私は同性愛者ではないのですが、他者とは違う感性だったりを周りから奇異な目で見られるのは至極辛い事なのだと感じられました
額縁と花園
個人的に1番怖い話でした
結構精神的に気持ち悪かったです
スプリング・エフェメラル
片想いのお話ですね
恋敵の異性の子を認めるって結構凄い事だと思いました
夜のなかで君をさがす
最後の中原くん何で駅のホームなんですかね
風で髪が揺れてピアス見せたいのは分かるんです
確かに駅のホームって風強いですもんね
でも駅のホームである意味ってそれだけですかね・・・
どれも救われない話で胸が苦しくなります。
台詞とコンセプトのセンスが良いなと思いました。
ただ、主体性がないというか掴めない感じが惜しいかなと、
暗い作品なだけに好みは別れますがヒットすればどっぷりこの作家さんにはまります。
同人誌から4つのお話が収録された、短編集です。
1作品目から死ネタに始まり、どの作品も仄暗くて、萌えやキュンはありませんでした(好みの問題だと思います。自分は、バッドエンドが苦手だから…。ファンの方、ゴメンナサイ)。
1作品だけカップルの話なんだけど、男同士なのを気にするあまり全然幸せそうじゃないし、なぜ自殺したのか分からない話(残された中原の気持ちを考えると胸が痛くて)、片思いの人に全く相手にされていない話、好きな人に彼女ができて失恋する話…と、BLなのか疑問に思うダークな1冊でした。ハッピーエンド好きなので、1作品でもハッピーエンドな結末の話が読みたかったです。
■感想
本書には「聞こえぬ悲鳴」「夜に飛ぶ」「額縁と花園」「スプリング・エフェメラル」「夜のなかで君をさがす」の5作品が収録されています。
BL界隈でも一線を画す異色のダークサイドな一冊です。「悲しみ」を具現化したかの様な作風には思わず息を飲みます。
背筋が凍る様なストーリーで人間の苦悩・悲観・絶望が見事に表現されています。
非常に独創的な作画で描かれており、それがストーリーの重みを極限まで引き出しています。
読む人を非常に選ぶ作品ですし、暗い作風かつBL要素は薄めです。
それでも、この一冊に「アート」を感じ、言葉では表現できないような感嘆を覚えたため、評価を「神」とさせて頂きます。
表紙の雰囲気に惹かれて購入。
絵はカラーに比べて、もう少し幼い絵柄でした。
やり切れない話ばかりでしたが、どれも結構王道なので目新しさはなかった気がします。
ただ冒頭の話のオチと洋館の謎の人の話は、ちょっといただけないかも。
冒頭の話。これだけだったら、よく中学生、高校生が漫研で描いちゃう話から脱出出来ていない気が。
寂しいから死んじゃった…………いやいやいや。それはあかんだろ。
もしそうだとしてもその死を掘り下げる事に意味がある気がするのですが、どうでしょう?
洋館の人の話は主人公が勝手に突っ走っただけで、いたとすら認識されていないなんて、そもそも物語が始まっていないのでは(汗)此処から何かないと、ちょっと厳しいですよね。
王道中の王道ですが、水族館の話が一番共感出来たかなあ。
悩んで迷って、それでもずっと一緒にいて下さいね。
お幸せに。
何となく絵柄も含めて、お若い作家さんなんでしょうか?
もう少し話に深みが出たらいいのではないかと思いました。
今後に期待。