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ore higaisha
以前から持ってた本を改めて読み返し。
短編5作品収録です。
全然羨ましくない人たちのお話です。
話によってショッキングなシーンがあります。
【よろこびの先鉢】ショック度★
だらしない大学生の成り行きの関係
【鹿島くんの知らない日常】ショック度★★★
自分の知らない時間軸があって気付いたら知らない男の子とSEXしてるシュールな話
【昨日の話と今日の話】ショック度ゼロ
酔っ払ってやっちゃった先輩と後輩の話
【未確認の証明】ショック度★★★
未確認生物の話をしてくる幼馴染の悲しい話
【おれ、被害者】ショック度★★★
逆ギレおじさんに軟禁されたリア充大学生2人の奇妙な同棲生活
絵がほんわかしてるのでのほほんと読んでると急に鈍器で後ろから殴られるような衝撃が来ます。
だらしなかったり、汚かったり、負け組だったり、ズルかったりする人達とほっとけない構ってくれる人の組み合わせで、やっぱりカップルって凸凹で上手く合うように出来てるんだなぁ。
未確認の証明の彼は今後どうなるのだろうか、歪んでいってしまうのかな。
私は、鹿島くんの〜と表題作がとても好みです。
他にはいないタイプの作品を描く作家さんなので今後も作品が読みたいので描いて欲しいな。
紙本で購入
白抜き修正
◆鹿島くんの知らない日常
不思議な作品でしたが、これは、人には自分でも気付かない、あるいはふとした時に衝動的に出てしまう別の一面が潜んでいるものだと暗に示していたのでしょうか。鹿島1人が何かの病気だとか、多重人格だとかいうよりは、いろんな人に通じる何かのような気もしました。後味が悪いというほどでもなく、考え込んでしまうような結末でした。
◆未確認の証明
これは正真正銘、後味の悪かった作品。UFOやネッシーなどのUMAをよく目撃するという利久ですが、周りは誰も信じてくれません。彼の虚言、あるいは幻覚は一体どこから来ているのか?というのが最後に明かされるのですが、これが本当に痛々しくて、胸にきました。きっと、彼の脳が心を守ろうと必死で見せていたものだったんでしょうね。一番印象に残った作品でもありました。
◆おれ、被害者
後味が悪いと見せかけて、なんだかんだ明るくギャグで終わったのが良かったような、そのままバドエンでも良かったような、何とも言えない読後感の作品でした。相手の生死を握っている立場が逆転していく展開が面白く、被害者の豪胆さには最後まで感心してしまいました。個人的にはやっぱり暗い結末の方が良かったかも。
初読み作者さん。
うわ〜何これ!全然理解できない!でもハマった!
すごく、人を選ぶと思いますが、好きな人は好きになる作品だと思います。
どの話も、はっきりこんな話!って紹介がしにくい。不思議な世界観で、あぁ、多分こんな事を言いたいのかな?っていうニュアンスはとらえられるものの、ここではっきり言ってしまわない方がいい気がするのでやめときます。自分に自信がない…
最初はあまり心にこなかったのに、読んでいくにつれ、すっかり作者さんの世界観にはまってしまってすぐに2度読みしてしまいました。
最終的に「よろこびの先鋒」の2人が1番まともなカプに見えるから不思議…それくらいやばいキャラしか出てこない…信夫の綺麗になったお顔見たかったな。
ぶっとんだかんじなのに、みんなちゃんと人間らしいから凄い。ファンタジーじゃなくちゃんとリアルに感じるのは独特の才能だなぁと思いました。
少し気になったのは、絵が本当はすごくお上手なかんじなのにちょっと雑なところがもったいないかなぁ…と思いました。
本当に心休まるBLが1本も入ってないよ!木村先生!!
どろっとした短編ばかり詰まっています。凄まじいえぐみと狂気。萌では決してないのですが、萌という評価ボタンしかないので仕方ない。
一つ一つの作品に言及したい気持ちはあるのですが言葉にし辛く、自分は好きですけど人には勧められない作品です。キッツーと漫画うまいなぁーと2つの感情が湧き上がる。
BL漫画なんですけど、BL漫画読んでるっていうより一般漫画読んでる時と同じような漫画の妙を見る面白さを感じさせてくれます。
基本的には明るい感じ(絵柄のおかげもあるかもしれませんが)の話が多い短編集ですが、少し毒がある話なのではという話が多かったです。ていうか私的には昨日の話と今日の話以外はそんな感じに思えました。
未確認の証明は後味が最悪ですし、おれ、被害者の首吊りのシーンはゾワっとしました....
メリバ好きかつ明るいタッチの話が好きな方は好きだと思います。
私も好きなのですが、人に勧める本かと言われるとうーんという感じなので中立にしました。
表紙の印象からほのぼのラブラブなお話なのかなと思ったので読んでビックリしました。
カバー下の背表紙を見たら「心休まるBLなんて一本も入ってない」とありなるほど納得です。
会社員の上司と部下の「昨日の話と今日の話」は唯一心休まるお話だと思いますけど、スリリングな心境下で読んでいたので結果的に心休まってなかったです(笑)
個人的に分かりにくく読みづらい部分があったことと、好みの問題で中立になりました。
読んだ後もなんとも言えない感情を味わいましたが、ネガティブな気持ちにもなりませんでした。
それは、作者さんの作家性による処が大きいのかなと思います。
この作品はいわゆる不条理ものだと思うのですが、それを「読者を楽しませようとウキウキ描いてる」とあって作者さんの凄みみたいなものを感じました。
表現することに躊躇がない作家さんって凄く魅力的だなと思います。
具体的に言うと、汚部屋とその住人の汚さ、人間の薄情さや偽善的なリアルをしっかり見せるところです。
薄っぺらい善悪の話ではない、ありのままであるからこその軽やかさというか。
なので衝撃的ではありますが重苦しくはなく、そのバランスが絶妙な気がします。
私は最後の“四つんばいでサッカーする人間ロボット”がツボにハマったので、どうしても嫌いにはなれないですね。
個人的には記憶に残らないような綺麗な「萌」作品よりも、表現することに躊躇がない「中立」作品のほうが評価が高い気がします。
でもやっぱりハッピーエンドが好きだし、救われない子が救われるまで読みたかったので中立にならざるを得ませんでした。
アンソロなどの短編を単行本にまとめた1冊。
サイコものやSMなど、少し病んでる系の短編集ですが、そこまですさんでいなくて、基本的には甘い恋愛ものです。短編としてどれもよくまとまってて、最後にきちんと落ちもある。やはり力量のある作者さんだと思いました。
もっと新作をどんどん発表して欲しい。
表題作がトリですが、暗い雰囲気を補うためか、後日談が2つついています。これはやはり本編だけで終わっていた方がお話としてはきれいだったなあ、と思うのですが、逆に救われた感じもあり、単行本ならではの味わいかたでしょうかね。
短編集です。
この本、みんなクレイジーで大好き。
木村さんの絵を見てると湿度上がります。ほんのりジメッとしてくる。
そして汚部屋が多いこの作品に限らずちょっと匂いが。饐えたような?酸味?的な。
いやdisじゃなくてrespectです。昔でいうガロに掲載されてた作品なんかと同じ【爽やか】の対極にある雰囲気で大好きです。
「よろこびの先鋒」の信夫のフリーダムぶりがお気に入りです。なかなかラブい。
「昨日の話と今日の話」の先輩、バリネコっぷりが最高。襲い受けありがとうございます。
表題作、すごく面白いんですが、キャラの外見が私の中でハマらずノリきれなかったのが残念でした。
レビューを事前にしっかり読んだ上で読んでも、これはかなりショッキングな短編集。
「ふつうじゃない」のレベルが違う。
個人的には一読の価値アリな作品集だと思うけど、人に薦められるかといったら躊躇する。
責任取れないので自己責任でお願いします、って1冊。
表題作のくだんのシーンは私も一瞬息が止まりました。
それなのに何度も読んでしまう中毒性があって、それがまた人間の心理の怖いところ。
好んで何冊も読みたい感じとはちょっと違うけど、こんなBLもたまにならありじゃないでしょうか。
【電子】シーモア版:修正×(白抜き)、カバー下○、裏表紙×
レビューで初めての中立作品……
というのも、BLとしてならいわゆる「萌え」は感じられず、でも表現作品として見れば、これを読んで受ける衝撃度の度合いは正にネ申降臨としか言えず。
一言、怖かった……イタい作品ばっかり。
「よろこびの先鋒」
汚部屋の住人(同じゼミ生)からの首絞めセックスでしかイけなくなっちゃう大学生。きたない、グロい、露悪的であります。
「鹿島くんの知らない日常」
途中までよく意味がわからず、奇妙の一言。これをBLで、というのがすごいわ。頭の中の住人達、人多過ぎ。
「昨日の話と今日の話」
途中に1個入る休憩みたいな。普通のHのお話です。「Don't ask, Don't tell」が可笑しい。(明日は恋人になるみたいよ)
「未確認の証明」
これは大問題作だと思う。性的虐待ってこんな風にちゃんと信じてもらえない事例が多いんだってね……帯の『愛され体質の未知との遭遇!UMAハーレム状態で夢心地』ってのは全然違うんじゃないの?コレは茶化しちゃイカンよ…
「おれ、被害者」
UMAの衝撃を振り切って、気を取り直して読んでたのに何なんだこれは!
またも衝撃の展開。UMAの一瞬考えての衝撃とは違って、これは直に絵で見せつけられるショッキングなシーン。
で、ラストは死後の世界なんですか?そこが読み取りきれません。
描き下ろし「よろこびの先鋒・外伝」
信夫と優が仲良く付き合ってます。最後に一応マトモな話が来て、この一冊の印象が少し和らいだ感じです。でも全編突っ走っても良かったような気もします。