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mouju school days
本人は地味で大人しいのに、魅惑のボディ。
世代的に真っ先に思い浮かべてしまうのは、光浦さんだったりしてしまいます。
そんなわけで、本人の意に介さずフェロモンを撒き散らしている魅惑のボディを持った真中と、教師も含め学校中の女子を食ったと噂のヤリチン・仁の話です。
快楽至上主義で、抱いた女の数は3桁超え。
首から下しか女子を認識していない仁が、ある日偶然見かけた理想の美尻。
男から痴漢をされていた美尻持ち主は、何と同じクラスの地味な真中で…。
という始まり。
高2で3桁というのもすごいけど、それでも女子が寄ってくるのもすごい。
さらにいつもつるんでる悪友も、ヘアバンドで隠しているけれど実はキラキラ王子系イケメンというのもすごい。
実際、極太ヘアバンドくらいじゃ隠れないと思いつつ、顔面偏差値ツートップというか、類は友を呼ぶと言うか。
ストーリー的には、こう言ってしまうのは心苦しいけれど、目新しいものはありません。
性的に襲われそうになった地味っ子を助けて、ボディーガードをする代わりにヤラセろというもの。
お互いを知っていくうちに、からだだけじゃなくて心も…という流れです。
ただわたし的に物足りなかったのは、終始2人にフォーカスが当てられていたことです。
いや、いいんですよ。
むしろしっかり作り込まれた脇キャラの数が多くて、メインが霞むなんていうストーリー展開に比べたら萌えやすいのですが、真中の過去話はたった1年前のことで、相手はまだ同じ学校にいるわけですよね?
たとえば仁の悪友が真中と中学が一緒だったとかで、相手は別の高校へ行ったとかなら相手にノータッチなのも分かるのですが、あそこまで真中に執着を見せる仁が、教室を移動するだけで会える相手に会いに行かないのが不自然に思えてしまって。
そんなにページ数を割かずとも、ラストで仁が宣言したときに、1コマ、真中に酷い言葉を浴びせて突き放した相手が何とも言えない表情をしているのを入れるだけでも!それだけでもだいぶ深みが増した気がするんです。
もう一点、悪友のキャラの肉付けが微妙だったというか。
なぜ王子系風貌を封印しているのか気になってしまいました。
一瞬、ずっと仁のことを好きだったのかと思いきや、本当にただの悪友でいいやつ。
そうなると別に封印エピソードはいらなかったんじゃ…って思うんですよね。
余分なエピソードに読者は期待します。
膨らませないなら、入れない。
その選択をしてほしかった…。
だって女好きだからずっと気持ちを抑えていた王子系が、ぽっと出の地味っ子に想い人を持っていかれるなんて、BL的にはおいしいじゃないですか。
そんなわけで、いつもなら「メインの2人にもっと集中させてくれー」と思うことはあっても、脇が気になる…なんてことはなかったのに、初めてそういう体験をさせていただきました。
溺愛系強引攻めは大好物なのに、不完全燃焼…。
んも~
とりあえず頭からっぽで読んでも大丈夫です。
男同士とか、気持ちの複雑さは横に置いといて平気です。
ああ、佳門サエコ先生の作品って、そう。
佳門ワールドだからね!佳門先生の法律ですよ。
なんだか独自の立憲国家かな?とまで思えるエロまでの過程。不文律って言うんでしょうか。
ヤリチンの高校生の仁。対して、一見目立たないような真中。
真中、目立たないんじゃなくてわざと目立たない様にしていたんですよね!
仁曰く、理想のエロい身体です…
真中、相当な性フェロモンが放出されているようで。痴漢に遭うわ、高校でもエロターゲットにされちゃうわ…
これは、かなりしんどい!メンタルきますよ!
仁は、ひとまず真中を守る体で接近するんです。真中、どう過ごすとどエロくなるんだろ?普通は、セックスを知ると花開く感じなんですが。
花は開く直前が香るとも聞きますし、真中もセックスを知る直前だからの未開なフェロモンなんでしょうね~?
一旦、仁と真中がセックスしちゃうと大変。
仁、さすが経験人数3桁のヤリチンです!
あとはもう、佳門サエコ先生ワールド。ワールドの理が、存分に展開されてましたよ。
なんだかな、佳門サエコ先生の不文律。はまると云うか、定期的に読みたくなるんですよ。
確かに猛獣のスクールデイズですね。
真中が気の毒で。人付き合いが苦手で唯一仲良くしてた友達に押し倒され、挙げ句に人をイライラさせる嫌われてるんだと言われて。
ばか正直な真中は真に受けて殻にとじ込もって。
本当は親切で頭が良くていい子なのに、体がエロイってだけで痴漢に合うわ男子に襲われるわ。
でも自分が悪いんだと思い込んでて。
そんな真中の殻を破ってくれたのが仁ですね。
最初は痴漢されてる真中のお尻に欲情したのが始まりでしたが、真中と関わるうちに真中を知るにつれ…。
確かに真中のパンツ姿が何とも艶かしかったです。
晴れて両思いになったら仁は猛獣なスクールデイズを真中と。真中も大変だね。
表紙を見てちょっと不良っぽい子が出てくるのかと思いましたが違いました。
でも確かに猛獣です。
ハンサムで女の子にも超モテるけれど俺様で、セッ○スすることしか興味がなくて女の子は下半身しか見ていないと言う高校生の仁。
今日も気持ちよくさせてくれる理想の体を求めて…とかなりの肉食系です。
その仁が理想の体と思ったのは実は…?
こういう何でも手に入るような俺様の攻め様が地味で目立たない受け様に振り回されるお話って面白い。
女性とする時は相手の気持ちなど考えてもいなさそうな仁が真中君が相手だと押し切る事も出来なくて、途中まるで真中君のナイトのようになる展開も好きでした。
仁の親友の三科君もいいキャラで気になりました。
痴漢に触られるのが日常。ヘンタイさんホイホイ体質の真中に魅せられたヤリチン高校生、仁。
真中は自分の体質を気持ち悪いとさえ思い、仁にも最初、心を閉じているのですが…
仁の飽くなき尻への執着が、2人の関係を変えて行きます。
そう、尻フェチ!色んなフェチシズムに長けた佳門サエコ先生の本領発揮の一つです。まぁ、アホなんですが、(もっとアホっぽく描かれてあるものもあるんですが。)こちらは比較的青春モノというか、真面目に(⁈)描かれている方かと思います。トーン的に。
「見た目じゃなくて、中身を見て欲しいんじゃないかな。」という親友(イケメン!)の三科くんに言われ、恋に気付く肉食系男子、仁の初恋物語でもあります。
爽やかなんだか爛れてるんだか。
ところで、「超エロい」と言ってるほどではありません!
佳門先生のはもっと凄いのあるので。入門編として、どうぞ♡
佳門先生はとにかく絵が綺麗。そしてエロい。でもストーリーは失礼ながらあまり深みがないので、いつも、「読んだ!エロかった!」で終わってしまい、それ以外のインパクトがほとんど残らない印象です。
今回も然り。
ヤった女は3ケタ超えの超肉食男子×電車に乗っただけで痴漢に遭い、あげくぶっかけられてしまう魔性男子という、とんでも設定を元に、まずは性欲から恋が始まる感じです。最初は受けが拒否したり、それで攻めが受けを一度突き放したり、それなりの駆け引きはありますが、着地点の決まったジェットコースターに無理矢理乗せられてしまっていて、それまでの過程をじっくり楽しめない感はありました。小細工なしの王道展開がお好きな方にはいいかもしれません。
肉体男子・仁×地味なクラスメイト・真中のお話です。
仁の理想の身体をしていたのは女ではなく男で、しかも、それがクラスメイトの真中であり、イライラしてたけど、自分以外の人が真中の身体を触ることにもイライラ。そこで、痴漢から守る代わりに、身体を好きにさせろと。でも、やっぱり心も欲しくなっちゃうんですよね。そのうち真中も仁のことが好きになるのに言葉にできなくてすれ違うけど、お互い理解してパッピーエンドでよかった!
個人的には最後の書き下ろしが好みです。
ヤった女は3桁超えというぶっ飛んだ設定から、どんだけ受けとヤりまくるんだ!?と思い覚悟を決めて読んだのですが、 思いの外普通?でした。なので、エロを求める人にはそこそこかもしれませんが、エロ耐性あんまりない人には、サクサク読める作品かなぁという感じでした。
まだまだこれから何かあるかな、って思ってる間に終わった(--;)
真中くんの体から男を惹き付けるフェロモンらしきものが出ているんだそうだけど、わからなーい。
残念ながら私にはその特別な感じが伝わって来ないーっ(涙)
お尻は確かに美味そうだけど、そんな人イッパイいるもんな。
潔いイケメン攻めの仁くんと、皆に弄ばれてもなお清潔感漂う真中くんのキャラは嫌いじゃないのにイマイチ波に乗りきれない自分が哀しかったわい。
…余談ですが、最初の頃の仁くんは真中くんの事を『あきら』って呼んでたのにどうして最後まで名前で呼んでくれないんだろ。
その方が『好き』な感じがより伝わっていい気分なのは私だけですかね。
再読で。一読目は受・真中が意地っ張りすぎるかなという印象があったのですが、再読、またガラリと。
とてももえました…!(〃ω〃)
攻・仁はまさに"俺様"風で、どちらかというと苦手タイプなのですが、全然そんなことなく。誰よりも真中を想って気遣って我慢して…最後までよく頑張りましたと感動(笑)
真中も真中で天然さがわざとらしくないというか、本当内側から滲みでちゃっている感じが可愛かったー;; 真剣に悩んで、自分を卑下して。意地っ張りと感じるのも、後々ふたりが高校時代の思い出として思い出すのかなーと考えたらいとしい限りです。
高校生が無理なくいい!
結局お互いを想い合っているふたり。
終盤の真中が好きかどうか…という話も、ちゃんと手順をみていてよかった。そのままじゃ悲しいけど、しっかりあっっまい描き下ろしで回収され大満足。
ただならぬイケメン三科くんサイドも気になります…
描き下ろしといえばその真中からの『答え』の他にも、ふと笑う仁の余裕そうなのに我慢も限界そうな、大人っぽさが凄く格好良かったです。あ…これで真中も淫乱ちゃんの仲間入りに…とやや察しました。よかよか(笑)
歳を重ねていっても、甘々やんわりケンカップルであってほしいふたり。真っ直ぐでやさしくあまい獣な仁も、返せなかったと悔いて仁に救われ変えられていく真中もご馳走でした。かわいかった〜