白の王子と黒の王子

shiro no ouji to kuro no ouji

白の王子と黒の王子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×225
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
225
評価数
57
平均
4 / 5
神率
29.8%
著者
佳門サエコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784832291577

あらすじ

ベテランダンサーの黒田弘也は、バレエ界の新星・白石亮平と「新 白鳥の湖」をダブルキャストで踊ることに。白石から一方的にライバル視される黒田だったが、あるトラウマから白石と競う気になれない。

しかし子供の頃に観た黒田の演技に憧れ、ここまで上りつめたという白石の執着心は尋常ではなく、いつしかその思いは肉欲をともなう愛に変わっていく。
一緒に踊るたび昂ぶる欲望は、タイツ越しに伝わり…。
彼との二人きりの時間が、苦しみの中にいた黒田を熱く突き動かす──!

若き才能×美しきベテラン──濃厚エロティシズム競演の幕開け!
描き下ろし後日談付き♥

表題作白の王子と黒の王子

白石亮平,バレエダンサー
黒田弘也,バレエダンサー

同時収録作品せわしない愛の1日 in milan

リュウ,メジャーリーガー堺竜一,トップモデル
輝明・ジョン・W・ベルガ,VERGAのCEO

その他の収録作品

  • それからメチャクチャ〇〇しました(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数8

絵柄と題材の相性が最高。

日本人最年少でプリンシパルに就任した若き才能・白の王子と、自らを「もはや老害」と称すベテランプリンシパル・黒の王子。
バレエ界の最高位をもつ、ふたりのバレエダンサーによるストーリーです。

噛み付いてくる年下攻めが、実は受けに憧れていたこと。
年上受けが、素直に年下の才能を認めるところ。
でも老害なんてとんでもない、年上も本気を出せば若者の脅威になること。
お互い良きライバルであるという関係性。
このストーリーの好きなポイントはたくさんあるのですが…
ねぇ、佳門先生の絵柄と王子、相性良すぎないか?!
顔立ちは華やかさと、ちょっとクラシカルな雰囲気もあって。
身体の線も美しい。
本当に王子。文句なしの王子。
特に、踊っている時の表情にすごく惹き込まれました!
目線ひとつで、ゾクッとさせられる。
ふたりがダブルキャストで踊ることになる「新 白鳥の湖」は圧巻です。
白と黒、どちらのジークフリードも美しかった…
それぞれが持つ魅力にうっとりさせられました。

佳門作品なので言うまでもなくエロが濃厚。
だけど、今回は美しいバレエシーンのほうが印象に残りました!
作画が神です。

4

白の王子と黒の王子

佳門先生のバレエ
とても美しくてエロかったです
ほんとに眼福
そしてお話もすごく良かった
どちらの王子もかっこよくて
バレエに真剣に向き合う姿が素敵でした
白の王子は黒の王子を追いかけていて
やっと実力を比べられる機会が得られたのに黒の王子にそのつもりはなくて
そこから二人の仲が深まるまでが好きです
くっついてからのイチャイチャは最高でした
佳門先生のエロはほんとにエロい

VERGAシリーズのみんなのお話も読めて大満足の一冊でした

8

モッコリだけじゃない!

佳門先生のバレエ男子は、さぞかしエロかろう♡
そんな邪な考えで読み始めましたが、スポーツ要素としてバレエが上手く描かれていて素敵でした。
タイツから浮かび上がるモッコリはもちろん、筋肉質な足やお尻にも見惚れてしまいました。

ベテランダンサー・黒田と新星・白石。
世界的な2人のプリンシパルが、Wキャストで競演する事をきっかけに始まる濃厚なラブロマンスです。

悪魔のように人を魅了する黒田に憧れ、追い続けてきた白石。
しかし、黒田はある事をきっかけにバレエを続ける意味を見失ってしまうのです。
そんな黒田にもう一度本気で踊らせたい白石は、事あるごとに黒田を煽り……

白石によって、再び黒田のバレエへの情熱が呼び起こされていく姿にグッときます。
その中で気付いていく白石の恋心と、揺れる黒田の気持ち。
バレエを通して深まるお互いへの理解と、タイツの中で膨らむ欲望にドキドキ♡
Tバックサポーターがまたエロいんだわ〜
幼い頃からバレエ漬けだった2人の、中学生並の欲望が堪りません!
公演前日に激しくHしても大丈夫な所は、リアリティないけど;

そんなエロい場面から一転して、バレエシーンは躍動感ある動きに目を奪われます。
2人がそれぞれの解釈で踊る「新 白鳥の湖」は感動!
醸し出す空気感、表情、目線までもに心掴まれました。
絵の上手さも相まって、とっても素敵でした♡

一度はバレエを諦めた黒田が白石の言葉に救われ、白石のために踊ろうと決意するところも良かったです。
コミカルな黒田が憑依されたように踊る姿に凄みを感じました。

恋人でライバル。
白石にとって黒田はずっと憧れの存在なんだろうなあ。
一途で努力家な白石がカッコ良かったです。
刺激し合いながら成長する素敵な2人に痺れました!


同時収録作は、VERGAシリーズ番外編。
こちらは完結しているシリーズなのですが、その総決算のような作品で凄く良かったです。

メインは、リュウ×輝明。
短いながらもエロたっぷり♡
ファッションも2人で歩くランウェイも、どちらも素敵でした。


表題作も同時収録作も、どちらも良かったです。
気持ちの機微という点では物足りない面もありましたが、テンポや流れが非常に良くて満足できる一冊でした!

5

抑えられたからこそのエロス

いつもの佳門節に比べると、少々エロが足りないように感じることは否めません。変態度が低めだからですかね?(笑)バレエタイツで身体のラインが出てるとこなんかはすごくフェチを感じますけれども、本能的な、いたしているシーンは少なかったです。

しかしですね、私はむしろ『いつも求められている』佳門節を抑えてまで、バレエというバチバチの世界の男たちを描かれたことに拍手を送りたい。闘争心、嫉妬、憧れ、欲情……熱い心情が画面から伝わり、それが間接的なエロスとなっているのです。禁欲にも似た、抑えられたエロス。踊る男たちの色気、汗、表情。エロい…!!

佳門先生はバレエがお好きなんだなということが分かる作品です。好きな世界を舞台にして、設定だけでなくそちらもちゃんと描きたいという気持ちが伝わってきます。お仕事BLとしても素晴らしいですね。

短い話数でまとめなければならないためか分かりにくいところがありますが、才能ある男たちがお互いの魅力の虜になっている、ある意味盲目的な恋を見られて満足です。

1

バレエシーンがめちゃキレイ

佳門先生と言えばエロシーン!ですが、この作品はエロが抑えめでした。途中にちょっとしたエッチなことをし合ってるシーンはありますが、終盤までセックスシーンはありません。
これは意外で驚きました(笑)


あとがきで、バレエの世界を描きたかったと言っていたので、先生が楽しく描いていたのが伝わってきました(^-^)
バレエシーン(練習も舞台も)の描き方が本当にキレイです。身体のラインクッキリなウェアですが、筋肉質な感じと日本人的な肉感が妙に生々しかったです。バレリーナの女の子たちも、太もも辺りがやっぱり肉感強しで、先生が日本人的な体型を意識して描かれたのか分からないけど、私にはツボポイントでした。


バレエに対する熱い気持ちの違いから、序盤からぶつかってる2人だけど(主に亮平からですが)、根底ではバレエが好きでたまらないのは一緒。練習のときに2人で遊びの延長の踊りをしているシーンがとても良かったです。

本番の舞台でカッチリ決めた2人の姿は、色気ムンムンでエロがダダ漏れです。舞台上でのシーンも丁寧に追っていて、佳門先生が本当にバレエが好きなんだなっていうのが伝わってきました。


舞台が終わったあとのセックスシーンやロンドンでの生活のセックスシーンは、ついに解放されたとばかりに濃厚で濃厚で…濃厚です(笑)
同業者だから身体のコンディションは分かってると思うけど、黒田の腰の状況も考慮してベッドの上では程々に仲良くして欲しいですね^ ^

0

エッチシーンが超エロい!

毎作品、sex描写がエロくて!エロくて(笑)
今回もエロかった!(笑)
も~盛りのついた動物のように求める求める。
でも、好きだ!という想いが強いんです。

ただ、今回はエロさも勿論、健在!ですが内容が「バレエ」。
平面の絵なのにとてもダイナミックで躍動感があり、バレエ無知な人間にもその迫力が伝わる作品でした。

同じ配役を日を跨いでそれぞれが魅せる、黒の王子…黒田と白の王子…白石。
舞台上で表現の仕方、魅せ方が違う…
どちらも迫力があり魅せられるシーンの連続でした。
そのシーンだけはBLだと忘れるくらい……

黒田を本気にさせ舞台に戻ってこさせた白石の熱意と想いが伝わり、良い結末でした。

しかし、その後のsexシーン………エロかった……(笑)

6

セクシーブラックスワン。

佳門サエコ先生と言えば、あすま理彩先生原作の「ロイヤルフィアンセー黒の王子ー」という作品があって。シンプルなシンデレラ・ストーリーなんだけど、そのイケメン王子様と健気なプリンセスっぷりが可愛くて、大好きなんです。時々寝る前に読み返すくらい。
なので、このタイトルからして続編だとばかり思っていました。
まーったく関係ありません、別のお話。
「白鳥の湖」を新解釈で踊るという白の王子こと、その名も白石と、黒の王子、黒田。
最初から意識バリバリで何かと突っかかってくる、新進の白石。ピークを過ぎたかと思われる年上の黒田。真剣に自分に挑んで来る白石を眩しいと思いこそすれ、黒田には大きな精神的負債があって。
大切なものや人を失ってまで、踊る事をやめられない。バレエに魅入られた、選ばれし者の苦悩がそこにある。けれど、黒田は白石の若さと真っ直ぐさに魅かれて、また自分らしいバレエを見出して行く。それは黒田だけの、境地。
これまでの佳門先生には無い、結構重ためのシリアス展開でした。
なんと言っても、そのスケッチ。と言って良いのかな。ピッタリとしたタイツ姿の、あのシルエットは先生のフェティッシュをくすぐりそうなものなんですが。そこでは無く。
バレエダンサーの、しっかりとした筋肉の描き方にとても注力しているのが見て取れます。
一見細っそりとしていそうな彼等の、意外にどっしりとした下半身、脚の稜線。「グランパドドゥ」を踊り切るスタミナが必要な身体。そういうものをとても意識されていて。佳門先生の、本作にかける情熱が感じられました。

そうは言っても佳門先生。想い繋がってからのエッチはグズグズのトッロトロで、エッロエロ。まぁ、発光白抜き修正なので、何が何だかですけれども。その表情はいつも通りエロい。あんなドロドロにされて、踊れるのか⁈黒田、と心配にはなります。受けの方が身体の負担は大きいんだよね⁈ 加減して‼︎

同時収録は、「VERGA」シリーズの番外編。
「せわしない愛の1日 in Milan」
メジャーリーガーのリュウはオフシーズンにはパリやミラノのコレクションを飾るモデルとして成功している。その側にはいつも輝明さんが居る。
フロントロウには黒沢さんと悠一。悠一が黒沢さんのランウェイを見てみたいと言うので。黒沢さんも近いうちにモデルとして復帰するかな。私はこの「VERGA」シリーズでは、物語の発端、黒沢さん × 悠一 が一番好きなので、彼等のその後をとても心待ちにしてるんだけど、先生はどうも リュウ × 輝明 がお気に入りみたい。
幸は「VERGA」のモデルを務める一方で、左官職人を辞めてはおらず、その事でミラノにいる桐谷をイライラさせている。三人三様、ラブラブ。

0

バレエとエロの相性は良さげ

色々あった二人ですね。何歳差なんでしょう?
本当に色々あったし、一緒に踊って気持ちが変わっていったのもわかるんですが、個人的にエロに全てを持ってかれた感が。つゆだくですね!

白→黒は憧れ嫉妬、勝ってこの葛藤を乗り越えようと思って無理して同じ舞台に出てみたら…。
黒→白では彼にも色々あって、最盛期の彼はどこへ行った?状態で。でもあの頃には戻りたくない、楽しく踊りたいって。一緒に踊ってみたら楽しくて舞い上がって。

なぜそこからエロへ?バリエーション豊かなエロでした。
二人の未来も楽しみですね。

それにしてもアソコが大きいですね!

ベルガシリーズの3組も短編で登場しました。

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