エデンのうらがわ

eden no uragawa

伊甸园的背面

エデンのうらがわ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×27
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
93
評価数
29
平均
3.3 / 5
神率
13.8%
著者
みよしあやと 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784775524169

あらすじ

カメラマンの秋葉は、仕事で恩のある有村から人を預かって欲しいと頼まれる。託された郁海と名乗る青年は、ノンケなはずの有村とつき合っているらしい……が、恋人である有村の元にいつ戻れるのかさえ知らされてないという。なにやら複雑な状況に、面倒事に巻き込まれそうで気が重くなる秋葉。ところが、天真爛漫な郁海との同居生活は意外にも快適で──…。新進気鋭カメラマンとワケあり居候の、やさしくて切ないBlessed days☆

表題作エデンのうらがわ

秋葉友哉,29歳,カメラマン
渋谷郁海,19歳,バーでアルバイト

その他の収録作品

  • 3秒先もそのまた先も(表題作描き下ろし)

レビュー投稿数5

何がエデンの裏なのか、探してしまった

titleの「エデンの裏側」は、郁海にとって秋葉の所だ、と解釈して間違いないのかな?ダイレクトにその台詞が作中にないので、探してしまった。多分私の理解度が低いから、読み乍ら悩むことになったのだと思います。

▼登場人物:有村って謎??
有村:芸能事務所勤務。不幸な人を拾って、幸せにしたら飽きて分かれる癖を持つ。入れ込んでいたAV女優と一緒に遺体で発見され、心中事件で処理される。

秋葉:カメラマン、有村から郁海を預かる

泉:ゲイバーのマスター

郁海:家出してAVモデルにスカウトされた。有村と同居していたが、外で抱いてもらえとキスどまり。秋葉に預けるのではなく、実は捨られるのだと分かっていた。有村に預けていた荷物が全部郵送される。

▼あらすじ
家出をして、有村からスカウトされて郁実がゲイビに出ていた頃の名前は「海」、スカウトした有村から「一週間郁海を預かってくれ」と押し付けられて、秋葉の家で同居が始まる。

カイのファンだという男がゲイビ業界に復帰しないのかと、話しかけられる。

秋葉が撮影で一週間留守にすると告げた時、郁実の様子が変る。秋葉は、それを有村が死亡した時の事と重なったのかと思い、抱きしめて必ず帰ると言って、出かける。

留守中、今までを回想する郁海。
同級生に告白をして拒絶された。
大学の合否を知る前に家出して、有村からスカウトされた
仕事で抱かれることは有っても、好きな人とはいまだに無いこと。

撮影現場から、秋葉が郁海あてに土産を送る。郁海宛ての秋葉のメールに喜ぶ郁海。
秋葉が帰宅する予定の前日に土産が届いた、郁海は有村を思い出し「また捨てられるのか」と動揺して涙する。秋葉が、郁海が居たい場所になっていた。
泣いているところに、秋葉が帰宅。「あったけー、ここに毎日居て、御帰りと言って欲しい」と秋葉から言われて、嬉しくて泣く郁海。
これからきっと郁海は恋を知る、で御終い。

感想。
あとがきに、秋葉の愛犬は前の恋人が押し付けていった犬。
そして郁海も、有村が新しい女の世話をしたいので、不要な郁海を秋葉に押し付けた。
秋葉は、自分から切らない人。良い人と縁を持てた犬も郁海も運が良い。

有村の描写に顔が常に無い。どんな人かは、バーのママが説明しています。心中なのか、他殺なのかは有耶無耶。スッキリしないので、郁海の恋の行方より、有村に関心が行ってしまいました。
「楽園の裏にも また別の楽園があるのでは」とあとがきにあったけど。
郁海くんが本当の恋をすることが出来て良かった。萌2評価。

---
エデン:EDEN/エデン
楽園を意味する言葉〔ヘブライ語で「喜び」の意〕


0

ただいまとおかえりがある場所

みよしあやとさんの新作コミックは
1冊丸ごと、連載物の長編作品が収録されています。

新進気鋭のカメラマン秋葉さんと、訳アリの居候郁海くんが
心を通わせることで、唯一無二の居場所を見つけていく物語。
(郁海くんは東海地方の方言をしゃべっています。
あとがきを読むまで、関西弁かなと思ってました。)

印象的だったのは、郁海くんの、結構シリアスな過去。
学生時代からゲイであることに気づきながら
学校でも、仲の良かった家庭内でも、
本当の自分の居場所を見つけることができなかった郁海くん。
家を出て、途方に暮れているところを有村さんに拾われ
言われるがままにゲイビデオの仕事をし、有村さんと恋人になるも
その関係も決して安定した居場所ではなくて。
それでも彼が、淡々と諦めた感じで、尚且つ笑っていられる姿には
痛々しく哀しいものを感じました。

そんな郁海くんが秋葉さんと出会い、カメラを通して心を交わらせ
本当の自分の居場所を得ていく過程は、とても読み応えがありました。

ただ個人的に『萌える』シーンがあまりないように感じ
それが少し物足りなく思いました。
具体的にふたりが体を繋げる描写がないということは
特に問題ではないのですが...

おそらく、描き下ろしで秋葉さんが言っているとおり
郁海くんは、『多分これから恋を知っていく』のだと思います。
現に、恋愛を意識した郁海くんは、おずおずと赤面してとっても可愛い!
『萌え』は、これからのふたりに
たくさん用意されているのだと予想できますが、
それをこの目であまり見ることができないのは、残念でした。

みよしさんは、絵柄もきれいで、
人物・物語設定共にしっかりされている作家さんなので
全編を通し、安心して物語に入り込めたのはとても良かったです。
次回作では、『萌え』がもっとたくさん見られることを祈りながら
楽しみに待ちたいと思います!

3

拓海はこれから先の長い人生をどうするつもりなんだろう

お人よしのカメラマンが、仕事の恩人に頼まれたからってだけで人を一人預かり同居することになった青年は、天真爛漫そうなのに元ゲイビ男優でした。
なんだかふわっとしたお話だった。
拓海が実家から東京に出てきたきっかけも、ゲイビに出るようになったきっかけも、有村に対しての感情も、さらっとしているというか、なんというか、
秋葉も平然と同居させるし、そのうち絆されて、挙句にどこにも行くなとか言うし。
きょうびの若い子ってこんなんなん?
印象的なシーンもあるけど、拓海がふわっとしすぎてて、ちょっと萌マイナスかな。


0

雀影

セルフツッコミ
双子コーデは勘弁してほしい。
拓海のバイト先でのバーテンの格好は、ユニフォーム的なあれだとしても、髪の分け目だけが左右違いみたいな双子状態だと読んでて混乱するのよ。

設定はシリアス

カメラマンxバーのバイト君のCP。

…でもバイト君の設定や出会いには、かなり重いウラがある。
バイト君・郁海はゲイビに出演歴があり、芸能事務所の男性と付き合っているのだがどうやら心変わりされたようで、カメラマンの秋葉(ゲイ)がしばらく預かることになる。
秋葉が郁海との距離感に居心地の良さを感じ始めた頃、何とその男性・有村が女性と一緒に死んでしまい……
…と、かなり唐突気味な展開。
話の流れとしては、付き合っていた人の突然の死、それもずっと会わないでいた宙ぶらりんの状態での相手の心中という事にかなり傷つく郁海に、秋葉が徐々に惹かれて行った、というような展開。
途中で、高校時代の郁海が自分がゲイである事を自覚し、その後居場所を求めてゲイビ出演に流され、優しくしてくれた有村に流され、という過去が語られます。
今もまだ居場所がない自分に怯え、秋葉が大切な拠り所になった事に気付く。
2人は想いを通じ合わせますが、Hは朝チュン。
(描き下ろしの「3秒先もそのまた先も」でもエロはありません。)
家出、ゲイビ、彼の死、ファンの男、など、暗い展開になりそうな要素がありつつも、全体的に優しげな物語だと思います。
表紙の花々も大変美しくて素敵です。

0

いつの間にか本気になっていた…そんな恋

なかなかショッキングな事件で
渋谷は前の彼氏と別れます。
なのでどんだけハードになるのかな、と
警戒した分、平和でした。

ゲイビデオに出演してた時のファンが後半出てきたときは、
ちょっと恐い展開を考えちゃいました…。
考えすぎですね。

ハラハラした分、ちょっと肩透かし感が。
でもお土産というか荷物のトラウマには、
ウルッときましたね。
写真でのやり取りとか、わんことのシーンは
本当にホンワカでよかったです、

ちょっとショッキングな設定ですが
恋愛の中身はほのぼの系。
寂しがり屋な受けと
遊び人でまさか本気で恋をするとは思っていない攻めのお話。

0

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