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sakura to yuki to icecream
久しぶりに読んだら
心がギューって絞られるような気持ちになって
日常の幸せについて考えさせられました。
恋人同士でお互い好意をしっかり伝えあえる茨木さんと京橋くん、
同棲をしていても、万次郎を居候だと言い張る楢崎先生、
二組のカップルに訪れた命の危機ともいえるピンチにハラハラさせられ、
こんな“いざ”という出来事なんて起きて欲しくはないけど
誰だって未来に何があるかはわからないですよね。
ちょっとしたアクシデントで済めばいいですが
予想もしていなかった悪い事が待ち受けていないとも限らない。
食欲さえわかず、眠れない日々が何日も続いたとしたら…。
考えるだけで胃がキリキリしてきそうです。
そんな時に一人ではなく、支えてくれる友人の有り難さ、頼もしさときたら
どれだけ感謝してもし足りないでしょうね。
相変わらず茨木さんと楢崎先生の関係が微妙なのは笑えますが
とても素敵なバランスの4人だと改めて思いました。
なんといっても今回の楢崎先生のデレ!!!!!!!
まんじ並みに「せ、先生ぇええええ!!」ってなってしまいましたww
何も変わらないような平穏な毎日、
大事なひとがそばに居て、美味しくご飯を食べられる日々こそ
最も幸福だと感じられるんですね。
そして、守りたい相手がいるからこそ頑張れる。
規模の大小に関わらず色んな悩みやストレスがあっても
一度きりの生をそれなりに生ききりたいなと思いました。
なんだか重めですみません;;
草間さんのイラストがまたたまりません!!!
「いばきょ」こと、茨木さんと京橋君、
そして「まんちー」こと楢崎先生とまんじ君のお話。
それぞれをメインにした本も合わせるとシリーズ7冊目。
いばきょ&まんちーと、
2CPがセットでタイトルに書かれるようになってからは、
好きなんですが、実はちょっと物足りない気持ちもありました。
でも、この本はすごくよかった…!
シリーズの今までの大事なあらすじは最初に語られるので、
この本から読み始めて遡っていっても結構大丈夫なんじゃないかな?
と、個人的には思います。
この本のあらすじを見て、今回は生死に関わる事件が起きるんだろう、
そう思いつつ読んだのですが、
それでもいつものほのぼのテイストとのギャップのせいか、
かなり胸が締め付けられて涙線が刺激され、何度も視界がぼやけました。
当たり前のように隣りにいた愛する人に、突然何かあったら…
誰にでも起こりうる事なので、
残された方の心中は想像しやすく、ものすごく辛くて切ないです…。
でもそうやって感情移入できるからこそ、
同じ時を過ごし一緒に笑い合えるというごく当たり前のことが、
ものすごく尊い幸せなのだ…と噛みしめるように実感できて、
そしてまた目頭が熱くなる…そんな本でした。
最初は4人のごくごく当たり前の1日…という感じで始まります。
ただちょっと特別なのは、
その夜4人でお花見をする予定があるということ。
隠れ家的レストランで、
桜を見ながら一緒に過ごせることを祝って、特別な料理が出される。
その理由とは…?と、二ヶ月ほど前に起きた事件が語られていきます…
出張でトルコに行った茨木が乗ったと思われる現地のバスが、
テロにより爆破。
数週間経っても安否が分からないままで、恋人の京橋はどんどんやつれ、
そして、
いつも元気なまんじも、踏み台から落ちて頭を打ってしまって…
特に京橋の不安と辛さが、本当に胸に迫ってきます。
恋人でパートナーであっても、
結婚できない男同士ではいざという時に無力…そんな現実も描かれ、
そんな中での友の支えは、頼もしくて有難くて心に沁みます…。
本当はもうちょっと長く、
まんじの大切さを痛感しながら楢崎先生が打ちのめされれば…とか、
もっともっとデレてくれても…ってのが本音ですが、
頑張ってもここまで!ってのがまた楢崎先生らしくて良いのかな。
まだ続くようなので、次巻もとても楽しみです。