青色セクスアリス

aoiro sexualis

青色セクスアリス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
40
評価数
11
平均
3.8 / 5
神率
36.4%
著者
宮本佳野 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199606243

あらすじ

閉ざされた男子寮には、男子高校生の恋と秘密が眠っているーーー

全寮制の高校で、青春真っ最中の高校2年生・陸。
教師の遠山に憧れているけれど、ゲイだと認める勇気もないーーー
そんなある日、一人の寮生が突然、姿を消した⁉︎
不良だけど寮生の信頼厚いリーダーの岡嶋、その同室の優等生・大友と一緒に、事件の謎を追うけれど…⁉︎

表題作青色セクスアリス

岡嶋利人,高校3年
吉川陸,高校2年

その他の収録作品

  • 描き下ろし番外編 CRUSTER-B

レビュー投稿数4

高校生で学生寮です

やりたいさかりの高校生男子が、学生寮の二人部屋。
それも、宮本先生の描く、美少年たちですもん、
これはもう、何もおきない方がおかしいだろう!!
って感じで、
複数のキャラが色々交錯しあって、最終的には一つのカップルにまとまるお話。
宮本作品にはこの作品のように、
最初はAとBにからだの関係があったのに、どこかで気持ちがすれ違って、AとBは実は両思いだったのに、Bはそうとは気づかないままAをあきらめ、Cと付き合うことになる、CはAがBを好きだというのを知っていたが、AにはBにその思いを告げる気がなく…
また、そのCがBと結びつくきっかけになったDとBは過去に…
って感じで、ちょっと展開が複雑で、キャラと関係を把握するのが難しい方だとは思うけど、そのややこしさそのものが魅力というか味わいかな。
あとは、私としては、とにかく宮本先生の描く男の子のお顔が好き。
色々マンガは読んできたけど、その中でも一番好みに合う、好きなタイプのお顔なの。

4

噛めば噛むほど

表紙はもちろんですが、最初のカラー画がまずなんてカッコイイの〜。
引き込まれるストーリー展開も素敵。
読み進める途中で、(あのときこの登場人物はどんな表情してたかなー)とか、何度も前に戻りたくなるような面白ささえあります。
登場人物それぞれの表情や、心の動きが本当に印象的でした。
みんな優しくて性格よいしね。
過去の男子寮ものの中では最も萌えました。
階段の踊り場での会話とか。

あのとき、もしこうだったら。
あのとき、もしこうしていたら。
前を向くしかないけれど、せつなさと幸せを願いたい気持ちでいっぱいになります。

もちろん、ぷぷぷなシーンもいっぱい散りばめられてます。

これは作者のファン以外にも、
ぜひぜひたくさんの人に読んでほしいなあ。

4

甘酸っぱくて苦い青春群像劇

タイトルと表紙からさわやか青春ものを想像していましたが、思っていたのと違ってストーリーはサスペンスドラマ仕立て。

最近読んだ宮本さんの御本がことごとくミステリー・サスペンス仕立てだったのですが、これも作者さんらしいと思えるお話でした。
最初はホラーじみた雰囲気もするおどろおどろしい感じですが、途中からは完全に地に足のついたサスペンスです。
でも登場人物らが高校生なので、事件を解決していく様子は少々お馬鹿で楽しめました。

そして肝心の恋愛部分は三角関係になっていて、甘くもあり苦くもあり…。青春だなあと感じられる作品になっていると思います。
ただ、やはり三角関係ものであるからには失恋するコがいるわけで、そういうのが苦手な方や複数の人と関係をもつキャラが苦手な方はご注意を。

私は特に一人だけに思い入れを持ったわけでなく、全員平等視点で読んでいたので、途中で誰と誰を応援したらいいかわからなくなりました。
最後はこれでよかったんだなぁと思いますが、甘酸っぱさと苦さが残ります。

でも痛々しい感じでなく、爽やかに終わるところはよかったなあ、さすがだなあと思いました。
若気の至り…てこういうことを言うのかと。
いつか大人になって、あのときこうだったなぁって笑いあえる日がくるのかも…と思える関係です。

お話は行方不明になった学校の生徒の足取りを追うものですが、最後のほうと、事件解決までが駆け足で少し詰めすぎかな?と思うところもありました。
けれど高校生ものが好きな方にはオススメだと思います。

5

怖くて爽やかで、そして苦い

タイトルと表紙から思春期高校男子の甘酸っぱい恋愛ストーリーかと思っていましたが、違いましたねー…!この裏切られ感、いいです!
読んでみるとゾクゾクとするような、人間の心から来る怖さが響いてくる。
でも、表面に強く出ているこの怖さ、暗さと同時に、底に流れているのはやっぱり彼らの若さ。そしてそれに伴う生き生きした感情。
もちろん人に言えない悩みもある、それをひっくるめての青春の輝き。
学生寮から失踪する3年生。
寮の同室での隠れた関係。
教師に恋心を抱く2年生。
1人の生徒の不在から、隠れた人間関係があぶり出されて、ある人間のずっと犯し続けている「罪」が明らかになってくる…
今までは隠れた存在だった「被害者」も、もう許しはしない!怒りを持って行動する彼らの若さと「正義」はとてもまっすぐで健全でもあります。
もちろん「恋」だってありますよ!そこはちゃーんと甘酸っぱい。そしてリアル。
というのは、自分がゲイなのかどうかはっきりしないんだけどなんか惹かれるという想いや、本当は好きな気持ちもあるけどあえて無かったことにする行動など、こういうのは若さゆえだなぁと感じます。
「犯罪者」の行く末の後味悪さはありつつ、先へと進んでいく彼らの明るさがとても良かった!
萌x2寄りの「萌」で!

2

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