かえってほしいの

kaettehoshiino

かえってほしいの
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×218
  • 萌13
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
201
評価数
53
平均
3.9 / 5
神率
32.1%
著者
黒娜さかき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784396783587

あらすじ

とある昼下がり、飼い猫とイチャつくとある男。そこへ現わる「彼」が猫をどけて、むりやり…。怯える猫。最後の決着はいかに?

表題作かえってほしいの

医大6年生
ヤミ金業者

その他の収録作品

  • bonus track 1 〔白猫 黒ネコ〕
  • bonus track 2 〔挑発〕
  • bonus track 3 〔覚醒〕
  • あとがき(書き下ろし)

レビュー投稿数13

絵も作風もかっこいい

さかえ先生は「青春♂ソバット」を読んだことがありまして、個人的には絵、内容とも本作の方が好きです。
線、構図がかっこいい。余白の使い方が好きです。

巻頭と巻末以外の本編はセリフなしのサイレント漫画。
これ絵と表現力に自信がないとできないですよね。すごい。
雲田はるこ先生お好きなのわかる!とそこでも納得してしまいました。

「3匹の動物の戯れ」がほのぼのとしたタッチで描かれていました。
ストーリーは特にないですが、ふれあいにだんだん愛を感じるように思ったのは気のせいでしょうか。
特に坊主頭を撫でる手が愛おしそうだなと思ったら、性感帯だったとは!!ツボりました。

たつるは太惺をどうしようもなく好きだと自覚しているし。
太惺は素直じゃないけどネコなのでツンデレでたつるへの愛はあると思います。

1

タチとネコとねこ

あとがき曰く雲田先生の帯ということで、電子で買ったら収録がなかったのでTwitterで探してみたらon blue公式がしっかり画像を残していてくれました。
医大生だけどおバカって笑
こんな愛と官能の日々になっちゃってお勉強は大丈夫かしらと思って読んでましたけど、しっかりお医者さんになれたみたい?

う〜ん良い雰囲気。絵柄に雰囲気があって、流れるように読ませてくれます。コマ割りもセンスがあるんだろうな。セリフはなくても伝わる充実したラブライフ。あとがきの"はさむように編集"してくれた担当さんが素晴らしい!構成の妙。

0

猫と人の三角関係?

さすがにサイレントだけあって、あっという間に読み終わりました。
これはこれですごく雰囲気があって好きです。
説明がない部分は、読者の想像で補っていく感じでしょうか。
うーん、でも、太惺が髪を切った理由は知りたかったかも。
そもそも理由なんて無いのかもしれませんが……。

サイレントもとても良かったのですが、嫉妬や独占欲みたいな大切な萌え要素は伝わりにくいと思います。
セリフありの漫画の方が、そういった点では萌えました。

猫のロビィが可愛くて楽しかったです。
完全にたつるをライバルで邪魔者としてみてる(笑)

0

タチとネコと猫と

 無声、サイレントBL漫画というのが斬新!と思いましたが、無声だからこその良さをたっぷり味わうことができました。全編無声なわけではなく、最初と最後のボーナストラックは一応台詞ありになっています。そこはそこで楽しいんです。でも、やはりサイレントである本編をじっくり楽しんで欲しいですね。台詞がないはずなのに、2人の表情は雄弁に感情を語り、どんな会話をしているのか大体分かってしまうんですよ。黒娜先生のセンスが光っているなぁと感じました。

 さらにキャラクターにも萌えが詰まっています。まずは受けの大惺。鋭い目付きといかつい坊主頭で、闇金業者をやっているというなかなかの設定でありながら、たつるを惹き付けてやまない色っぽさも持ち合わせていて、そのミステリアスな風貌に参ってしまいます。そして、メインキャラは2人の他にももう1匹いるんです。大惺の飼っている猫・ロビィが2人に嫉妬して、邪魔してくるのが可愛くて。嫌がらせでたつるの靴の中に○○をした時には、策士だなぁと笑ってしまいました。猫とネコをかけて、ロビィと大惺が似た者同士であるという描写も、微笑ましくてとっても愛おしかったです。

0

台詞あり部分とサイレント部分、どっちもおいしい

丸々一冊同じカプが描かれています。

冒頭一話(ボーナストラック)が台詞付き

途中、全九話が台詞なし・サイレント漫画

終わりの二話(ボーナストラック)が台詞付きという構成になっています。

冒頭の一話は二人の出会いが描かれています。
女の長い髪が好きな医大生のたつるは、終電車で乗り合った男の髪の毛があまりにも綺麗でつい肩を貸してしまう。男だと判っていても妙に忘れられず、それからついついその男を駅で探してしまう日々が続くが、その男には会えずじまい。
そんなある日、飼い猫を助けるために手を貸してくれと坊主の男に声を掛けられて、良く見ると探していた男だった…という展開です。

そしてサイレントの本編がスタートします。
台詞は一切ない無音の世界だけど、台詞がなくてもちゃんと判ります。
主に受けの部屋で過ごす様が描かれているんだけど、二人というよりも二匹の大きな動物を見ているような気分になります。グルングルンと相手に絡みついてじゃれあって睦み合う大きな動物たち。
擬音や喘ぎ声すらない無言の世界での二人の交わりは物足りないどころか、なんともエロティックなんです!

受けは坊主頭のヤクザな男なんだけど、サイレント部分では何だか妙に可愛らしくてエロくて、ついつい攻めがちょっかいを出して泣かしてしまいたくなるのが判る。
「かえってほしいの」は受けの飼い猫の心情を表していて、大好きなご主人様の上に乗っかっていじめて泣かせる攻めなんて早く帰って欲しいの…!という訳です。この猫ちゃんが何とも猫っぽくて仕草などが上手に描かれていて好きです。
終わりの「挑発」という台詞付きの一話は、受けの男前が際立っていて台詞付きもいいなぁと思いました。

残念なのは表紙の金髪リーゼントが医大生の攻めなんだけど、エリートのはずが何だかチンピラ風情にしか見えないところです。医者の卵という堅気でエリートの攻めと闇金というヤクザな商売の受けという異種格差カプなんだけど、それが絵からは全く伝わらないのが残念だなぁ。
別に医者にしなくても良かったと思うの…。

1

目が、、

猫、ねこ、ネコがかわいい……、かわいい、のか?

黒娜先生の、絵はお上手だし、好きなタイプの絵なんだけど、、、
ボウズ受けが私の性癖のメニューリストには見あたらないというか、、
うーん、
あと、二人とも一重まぶただしなぁ。
百歩譲って、手塚の坊主頭のエロさは認めるとしても、葉山の顔が、
表紙の目を閉じた顔だといいんだけど、、、、、、
こういう時、画力がありすぎるのも善し悪しって言うか、
内容自体は、普通にセリフありでも、セリフ無しでもどっちでも、これはこれでかっこいいし、好きな感じではあるのだけれど、これ以上は萌えられない。

0

で?

猫を挟んで2人がラブラブなのは分りました。でもそれ以外はよく分らなかった。セリフ有で2人の職業が分り、その後「オウ、上客じゃねーの」というセリフが頭にインプットされた時点で医学生がカモにされるんだな。と、思い込む。 いつになったらカモにされるんだろう?イチャイチャしてる時以外の日常は?そっちの方が気になり読んでたのに、結局イチャイチャで終了? 最後セリフ有で闇金を匂わせるんですが、闇金とか医学生という設定とか別になくてもよかったのでは?と、何かモヤモヤが残る1冊でした。 全部がサイレントなら自分勝手に日常のお話としてスッキリと終了できたのですが、セリフ有で余計な情報が気になって逆に楽しめなかったのかも。

0

どっちつかず…

サイレンとか否か、どちらかに絞って欲しかったです。

たつると太惺が二人で居る時の空間しか描かれておらず、流れや感情を読み取るのに苦労するような場面も無かったので、言葉は無用でした。
言葉があると途端に何だか安っぽくて詰まらない印象を受けてしまいました。

サイレントなら、その人の出で立ちでどんな仕事をしているのか?名前でさえも全て読み手側に委ねて欲しい。
中途半端に情報が入るので、無限の妄想に少しずつ制限をかけられる感覚が嫌でした。

元々台詞ありの作品で描き下ろしがサイレントなら良かったですが…
台詞ありの方が描き下ろしとのことで、勿体無いことしたなぁと残念さが募る作品です。

1

美人坊主受けサイレント

坊主受けって、腐女子には好む方が結構少ないんじゃないかと勝手に思ってるんですが、さらに作中ほぼサイレントとは、かなり挑戦的ですね。
しかし内容自体は、表紙のカップル+猫でほのぼのイチャイチャ日常系でとってもほっこりしてます。
後付けのストーリーとのことでしたが、受けの太惺が1話目冒頭ではロンゲだったのです。
正直これが全編ロンゲだったら、触手が動かなかったことでしょう。
太惺を坊主頭にしてくれたおかげで、良い本に出会えました!
さかきさんは、セリフ有のエピソードが邪魔だったかも的なコメントをされてましたが、読み終わった感想としては絶対あった方が良かったです。
たつると太惺のキャラが理解出来て、よりサイレントが楽しめました。
特に太惺はセリフがつくと、アニキと呼びたくなるような男前ぶりでグッと魅力が上がりました。
色っぽい美人で坊主頭、ソフトな雰囲気なのに職業闇金て、たまらない受けキャラです。
そして、攻めのたつるは恋人がお昼寝してる間に買い物行って、ご飯作っちゃう甲斐甲斐しい妻ぶり。
このふたり、とても好きなカプです。
太惺の飼い猫ロビィとのイチャイチャも可愛いし、とても癒される一冊になっております。

3

坊主が好きだけど

発売前から表紙の坊主頭にやられて今か今かと手に入れたんですが、正直に言えばどこか物足りなかった。

たぶん二人のキャラがいまいち把握できないままサイレントに突入したのが原因かなと思います。個人的にはストーリーの中に何か波乱や過去のトラウマがあって仲良くなるといったイベント事がほしいタイプなのでこの作品はサラサラと読み終えてしまいました。サイレントに慣れてないからこういった感想になってしまうのかもしれません。
逆に慣れている人、ストーリーがゆったりとして日常生活を切り取ったような雰囲気が好きな人には素敵な作品かと思います。雲田さんが帯を描かれているのですが雲田さんっぽい雰囲気もあるような気がします。

最初と最後のお話だけ会話がちゃんと入っているんですがそこでは二人のキャラが見えたので入りやすかったです。
坊主くんのヤミ金に入った経緯とか頭を丸めた経緯が読みたかったですね。

2

サイレントじゃなければ…

ボーナストラックとサイレントの本編部分の割合が逆だったらすごく好みの作品でした。残念。

0

サイレントも良いけれど…!

最初と最後の「bonus track」全3話がセリフ付、
真ん中の「instrumental」全9話がサイレント漫画という構成。


医大6年生のたつる(攻め・表紙の金髪)が
綺麗なロングヘアの男に一目惚れ。
その後、なぜか坊主頭になった同じ男と再会。
男はヤミ金業者で…。

太惺(受け・表紙の坊主頭)が
なぜロングヘアだったのかは謎ですが
そんなこんなで始まった同棲生活(サイレント漫画)。
太惺の愛猫・ロビィ♂が
二人の情事をいい感じに邪魔してますw
Hシーンや、その前後で、思わぬ登場の仕方をするロビィが憎たらしくも可愛いです。
二人が抱き合うソファーの下だったり、キスする二人の顔の間だったり、攻めの頭の上だったり…w

たつるの夢オチ回では、人型化したロビィとの3Pや、太惺に猫の尻尾が生えてきて~のモフモフプレイなど、ファンタジックな回もあり、飽きさせない作りです。

※ちなみにサイレントと言っても
擬音や説明文、喘ぎ声など
文字に頼った表現は多々あるため
「異色のサイレントBL!」
とかそういう斬新さを期待して読むと
やや拍子抜けするかもしれません。


個人的には、セリフ有りの「bonus track」の方が断然好みでした。
サイレントだと、太惺がたつきに責められて、悶えて~みたいなシーンが多いのですが、
セリフ有りだと、太惺の男前さが際立っており、そちらの方が遥かに萌え度が高かったです。

特に、おまわりさんごっこシーンの台詞回しのエロさは格別かと!
太惺が接待で刑事と寝るのではないかと心配するたつきと、
そんなたつきより一枚も二枚も上手な太惺。
サイレントも良いけど、こんな二人のエピソードをもっと見てみたかったな~。

言葉があることで、医大生とヤミ金業者という
本来住む世界が違う二人の関係の不安定さや
それでもお互いを大切に思う気持ちなどが
より鮮明に伝わってきました。

そんなわけで(?)サイレントは個人的にもうちょっと…な部分もあったのですが、萌え度は非常に高い作品でした!

5

これはこれでいいかも

一番最初の出会い編と、最後の二話(現在の二人の感じと、出会い編直後の話)以外はサイレント漫画でほぼセリフなし(ただし擬音やちょっとした説明などはあり)で、こういった形の漫画は珍しいなと思いました。大好きな雲田はるこさんが帯を描いていたので購入したのですが、雰囲気で言うと雲田さんのようなほのぼの感があり、ボッソさん、草間さかえさんのようなレトロなスタイルの絵柄でした。

医者の卵の攻めと闇金を営む受け、という何とも異様なカップリングですが、ほぼサイレントで二人が猫のいる空間でずっといちゃいちゃほのぼのしている感じなのでそんな怪しい感じや、すごい展開があるわけでもなく、二人プラス猫の日常が淡々とすぎていく内容となっております。
セリフのある話では二人の関係や人物像がハッキリわかるようになってるので、サイレントとのギャップが楽しめます。闇金してるくせにすごく良いやつで可愛い感じがサイレントで伝わるんですが、セリフのある話では結構ゲスいビッチキャラの受けがおもしろい。
あと猫が準メインで出てきて(かわいい!)擬人化3Pやケモ耳ならぬケモしっぽ(?)があったりしておもしろかったです。セリフがなくてもこういう展開だとすぐわかるようになっていて表現力がある作家さんだなと思いました。
エロシーンも結構あって、描き方がキレイなBLというよりもゲイビのソレに近い印象がありますが、割とサラッと描いてある感じですね。ですが物足りなさはそんなに感じませんでした。作品の雰囲気に合った描かれ方で良かったです。

ただ所々絵が拙い感じがしました。大変失礼ですがこれからもっと画力がつけば、もっと素晴らしい作品に仕上がる作家さんだと思いますので今後の活躍に期待したいと思います。

4

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