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イカレてんのはお前か、俺か……
fetters
デビューコミックスの「DOUBLE HOUND」が面白かったのでこちらも買ってみました。
同人誌の「FETTERS」「FETTERS 02」「FETTERS extra」を分冊して電子化したもので、描き下ろしがプラスされているようです。
(01)~(03)=「FETTERS」
(04)~(05)=「FETTERS 02」
(06)=「FETTERS extra」
って感じで分冊されているんですけど、
正直(01)と(02)はまとめて良かったんじゃないの?と思わないでもないような…最初の3冊の細切れ感がなんともまぁアレな感じで、なんかアレです…(モゴモゴ)
それはさておき、
同人誌ということで、「DOUBLE HOUND」よりも作家様の趣味が炸裂している感じが良いです。
世界観は同じなんですけど、こっちには獣頭の人外とかアンドロイドとかロボットとかヒトだけど頭にへんなの被ったヤツとかがわさわさ出てきて楽しいです。
ダークファンタジーってことで、血生臭さも商業誌以上です。
ヤクモは(02)にコールボーイとして出ています。
町を支配するマフィア「コルツフットファミリー」に関係する人たちが主な登場人物です。
BL的な主役は、ファミリーの掃除屋(死体処理係)〔アキ〕と、ファミリーの次男坊が経営している娼館にヒトと偽って売られたセクサロイドの〔ハル〕になりますが、個人的にはファミリーの大幹部で次男坊の教育係〔バージル〕が気になって気になって気になって仕方ない存在です。
マスク(紙袋)で顔を隠しているのですが、それでも滲み出る気品ある立ち振る舞いと所作に、紙袋の顔すらカッコよく見えてきます。
異性愛者設定なのが残念です。
この人はどう考えても組み敷かれるべき。
そんなバージルさんと、彼と一緒にファミリーに拾われた幼馴染み〔アヴィス〕のやるせないエピソードを書いた(06)がめちゃくちゃ切なかった………
これを読んだ上で最初から読み直すと、物語の初っ端でアヴィスがゴート(次男坊)に嬲り殺された時、バージルはマスクの下に一体どんな表情を隠していたのだろうかと、さらにやるせなさが増します…。゚(゚´Д`゚)゜。
メインのアキとハルについては、特筆すべきはハルの絶頂の瞬間に背中から飛び出す翼と触手です!
この機能ナニ?(笑)
気持ち良すぎて制御出来なくなって出ちゃったってこと?
とりあえず放心した表情で翼とか触手とか色々出たまんまアキにぎゅーってしがみつくハルは可愛過ぎた(〃▽〃)
セクサロイドってことで、基本無表情なのにセックスの時だけは表情が豊かになるってのも反則だと思う。
そしてアキはそんなハルにまんまとやられたわけだ(笑)
因みに既刊の6巻でお話はまだ途中です。
さてこれからどうなるのかな?
アキ VS ゴートも、バージル VS ゴートも行方が気になるところです。
描き下ろし読みたさに、電子書籍は苦手ながら購入してみて本当に良かった!
最初の3ページがカラーになっていて、紙の本のモノクロとはまた異なる印象が楽しめます。
綺麗な紫の描き文字と、ヤギさんマフィアの可愛いピンクのシャツが、メインキャラの一人で、マフィア幹部のバージルの、萌え萌え黒スーツを引き立てていてうっとり見入りました。
そのバージルと、部下達とのやりとりを描いた、描き下ろし4コマ漫画2本は、本編では厳しくて怒りっぽい彼の、意外な別の面を愛でることができ、大変に美味です。
紙の本の再版時には、収録して下さるかもしれないそうです。
DOUBLE HOUNDが気に入ったので番外編のこちらを購入しました。
頭が山羊な男が自慰してる。
…山羊の頭はきぐるみ?
名前もゴートだし…。
バージルの性格に萌え。
異性愛者らしくて同性愛に偏見はないけどゴートから性対象として見られてるのが「心底クソ」らしいです。
ぜったいドS。けっこう、口が悪いです。
表紙で紙袋を被ってる人がバージル。
(紙袋取ったらかっこよすぎた)
ヤクモがまだリーガーに出会う前の話。
主人公は坊主頭のアキ。
(オレンジの服で褐色肌の人)
オカマの頭が鶏のオカマがアキに怒ったシーンがめっちゃ怖い。
頭がニワトリでオカマ…めっちゃ怖い。
ざっくりとした説明があって色々と世界観は理解できます。
セクサロイドのハルも可愛い。
(青いつなぎの人)
飲食もできる人間に近いロボットだけど自分のことには無関心で笑いが通じなくてとんちんかんなところが良いです。
初めて味わった快楽で感じまくって羽根が出ちゃってアキにしがみついてるのが可愛い。
その、感じまくっちゃってるのが故障かもしれないと思ってるのが更に可愛い。
コミック化してほしい。
続き読みたい。
このシリーズここで終わるのはもったいない。
ハジさんの大好きな世界観をこれでもかとたっくさん詰め込んだ作品です。
「タヒ体回収屋(掃除屋)を営むボーズ頭褐色肌ガテン系(表紙上)xセクサロイド(表紙左下)」と、後半にもう1組アリ。
ハジさんは相変わらず体の作画が美しく、えろいし、外国の雰囲気や言葉・文字をカッコよく散りばめるのがすごく上手い。
タイトルは英語で「足かせ」で、回収屋の社名、ミス・グロックの「glock」は「拳銃」、コルツフットファミリーの「coltsfoot」はタンポポの一種でもありますが、もともと「仔馬の足」を意味します。
なので一族は頭がヤギさんなのかな。
ケモナーにはたまらない世界観だと思います。
表紙からもお分かりのとおり、ヤッ○ーマンのオマージュ的キャラや、「DOUBLE HOUND」「Badass」でお馴染みの生き物型ケータイ端末(ペットロボ)が出てきますし、仮面ラ○ダーっぽい人(中身は人間)も登場。
メインキャラの一人である紙袋かぶったノンケ男性バージルも、スーツに黒髪ロン毛、シャツ前をはだけさせてソファで仮眠取ったり、とにかく色っぽい!
しかもその驚愕の素顔がーーーー!!
これは購入してその目でお確かめください・・・(息も絶え絶え)。
後半で彼の幼馴染との逸話も出てきますが、そこで冒頭の暴力描写の意味が明らかになり、読者がバージルに抱くイメージがこれで完全に・・・!
(ネタバレになるので言えない)
合冊版が出るのをずーーーっと待っていましたが、最終話7が出て約8年たってもいまだに続編も合冊版も出ないので、分冊で買うしか読む方法はないようです。
スピンオフの「DOUBLE HOUND」は本作に出てくるコールボーイのヤクモ(本作表紙の真ん中)が受けなので、余力があればそちらもぜひ。