黒猫と雪のキス

kuuroneko to yuki no kiss

黒猫と雪のキス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×28
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
90
評価数
26
平均
3.6 / 5
神率
23.1%
著者
瀬納よしき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784344832657

あらすじ

人を信じられずに生きてきた冬司は、ある施設で雪也という少年に出会う。今まで感じたことのないあたたかさを覚えた冬司は…。

表題作黒猫と雪のキス

カバンを盗んで行き倒れ受に拾われた青年
教会運営の養護施設に住む少年

同時収録作品幸せなゲームの結末

受の元いた会社の部長で上司
カフェ店員,元リーマンで攻の部下

同時収録作品鳥籠ノ恋

伯爵家の当主
付き人

その他の収録作品

  • 詐欺師の素顔(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数5

探し物

初読みの作家さんです。
短編3作品が収録されていますが
私は表題作もよいのですが2作品目の『幸せなゲームの結末』が好きです。
なので、今回は『幸せなゲームの結末』について書かせていただきます。

現在・・・
雨の日。
喫茶店のカウンターに1人の男性客、そして男性店員が一人。
「ご注文は?」「ブレンド」
二人は元上司と部下。
2年前に逃げられた、もう少しで恋人になるはずだった部下。
この始まり方が好きです。
やっと見つけた愛しい人を目の前に、2年目と変わらない
やりとりが二人の距離を一気に縮めた。
こんなにも会いたかった、ずっと探し続けてた。
この先に、この二人のどんなストーリーがあるのかとわくわくした。

過去・・・2年前。
上司の篠原と部下の晴。
最初に付き合おうと言ったのは篠原だった。
最初は冗談かと思った。
うっとうしかった。でも、だんだん篠原の優しさや人柄を知ると
いつの間にか晴も、ただの上司と部下の域を超えていた。

現在・・・店内
篠原に押し倒される晴。
「晴、晴・・」と呼ぶ篠原。
「なんで、見つけちゃうかなぁ」と嬉しそうにつぶやく晴。

過去・・・2年前
駅のホーム、電車に乗る晴。ホームを走り追いかける篠原。
二人のことが篠原の親父に知られた。
篠原の父親は会社の取引先のおえらいさん。
結果的に春が支社に飛ばされた。
篠原のことを大切に思えばこそ、自分が距離を置きそしてフェードアウト。
いつもは明るく笑顔の篠原が、顔が引きつって必死で・・・
こんな篠原見たことない。
電車の窓越しに今にも泣きそうで、髪をふり乱したような必死な篠原
すごくかっこよくて、晴を想う気持ちが溢れていました。
窓越しのシーン、ジーンときてそしてドキドキして
鼻の奥がつーんとしました。
捕まえられたら景品にキスを・・・それが最後の約束。
すごく素敵な約束に、二人共必ずその時が来ることを確信しているような
自信に満ち溢れた・・・そんな別れでした。

現在・・・
2年越しに二人は結ばれました。
晴が篠原に捕まった時点でゲームセット。
晴は2年間ずっと探し続けていた大事な探し物。
景品のキスもしっかり、もらい。
超幸せそうな二人。
お互いにかけがえのない大切な恋人だからどんなことからも守りたい。
そんな気持ちが伝わってくる、素敵なストーリーでした。

4

絵がすごくいい!!だからこそ…

こちら、デビューコミックです。
表紙もキレイですが中の絵も、
ゆき林檎さんとひなこさんを足して2で割ったような感じで、
すごく見やすくてお上手です。
でも、だからこそ、悪くは全然ないのですが、
ちょっと期待しちゃったかなぁ~う~~ん…という感じでした。

■表題作「黒猫と雪のキス」前中後編+描き下ろし
盗みをして怪我を負い、行き倒れたところを、
教会運営の養護施設に住む年下の受けに拾われて…というお話です。
人を信じられない攻めは、
受けのお節介にイライラしつつも、徐々に心を開きかける。
だけれど、受けの行動に誤解して、
裏切られたと思った攻めは、受けを無理に犯して……でも…

寂しい者同士が、愛情を注げる相手を見つける…といういいお話でした。
ただ、
どうして、お互いにこの相手じゃなきゃダメだったのかなぁ、
こういう人なら、他にもいたんじゃないのかなぁ、
そう思ってしまって、ちょっと気持ちを入れにくかったです。
もう少し、恋に落ちるまでのエピソードが重ねられていれば、
すごく好きになっていただろうなぁ~と思いました。

■「幸せなゲームの結末」前後編
上司×部下だったふたりが、2年ぶりに違う形で再会して…
「あの日交わしたゲームの結末は…」という始まり方で、
すごく興味がそそられます。
そして、上司と部下だった頃の過去話へ…

やっぱり最初のエピソードが少ない気がするんですよね、
身代わりになるほど相手を想うようになった過程がもうちょい欲しい…
もう1話あったらこちらも、すごく好みなんだけどなぁという感じでした。

■「鳥籠ノ恋」前後編
伯爵家の若い当主×従者、で主従モノです。
婚約者と過ごす攻めを見て、胸をひどく痛めても、
受けはなにより攻めの幸せを願う健気で一途な子です。
でもある日、
攻めの婚約者が他の男と親密そうにしているのを見てしまって…

このお話が一番、互いが互いを思う理由がしっくりきて、
切なさが絵のキレイさがうまく合っていて、読みやすかったです。

どのお話も、切ない要素あり、エッチシーンもありで、
あっさりながらも上手くまとまっています。
これで、
もうちょっと感情移入させてグッと心を掴んでくれたら~…
次作に期待したいです!

7

江名

コメントありがとうございます~(*^^*)
月虹さんも読まれていたんですね!
お恥ずかしながら夢花李さんは存じていなくて、
思いつきませんでした~(^_^;)
でも検索してみましたら、納得!
そして、夢花李さん挿絵の小説が我が家で積み本になっていると分かったので、近いうちに読んでみたいなぁと思いました♪
中田アキラさんの絵は、もう少し体格がしっかりしているので、わたしは連想されなかったです~やっぱり見るところは人それぞれですねw
ほんと、この絵柄でもう少し踏み込んだお話、読みたいですね。
次作、いつ出してくれるかなぁ~~

東雲月虹

私も絵柄はすっごく好みでした!!
そして、個人的には
中田アキラさんと六路黒さんっぽいかなと思いましたw
あと夢花李さんとか、とにかく好き♪
お話自体はもう少し踏み込んでいただけたら…と
生意気にも思ってしまったのですが
次回コミックスも是非読みたいです!
楽しみにしていましょうね(*^_^*)

表紙のイメージではなかったストーリー

夢花李さんかと思った絵。なので可愛い。 表題作は最後のショートでイメージが変わってしまいました。 でも本編は、ありきたり感があったので攻めのホントの性格出てきて良かったかもね。 このホントの性格が出てからの後日談が読みたかったです。 途中のリーマンものが一番好きかな。 チャラけてる感じの中に本気モードで、このギャップがいいのかも。 最後は主従もので、これもある意味ありきたり感。 全体的にサラッと読める1冊でした。

1

に、似てる!?

今はBL作品を描かれておりませんが、その頃の夢〇李先生の絵にソックリで懐かしかったです。
もともと、夢〇李先生が大好き♡だったので思わず表紙買いした1冊です。

セリフと絵のバランスが良く、サクサク読めちゃいました。(^^)

お話は、3つに分かれてます。↓

1 (表題)黒猫と雪のキス  盗人×純朴。 孤独どうし。
2  幸せなゲームの結末   上司×部下の再会愛。 執着!?
3  鳥籠ノ恋         主従関係ラブ ♡  健気。

読んでほしいので、詳しくネタバレできません(笑)が、絵が爽やかで本当に! 夢〇李そっくりなんです。← 何回もすみません・・・。
夢〇先生作品より、ちょいエロ描写多めかと。(≧∪≦)
新人作家さんなので、所々デッサンが あれ? な点はありますが ご愛嬌で。
キレイな線ですし、作品内容と上手く重なってて好感持てました。

読後ふわふわで、ほっこりしました~。サラっと物語を楽しむ1冊です。
頭真っ白にして、何も考えなくて良いのでリフレッシュがてら どうぞ♪

1

あまりにさらさら読めてしまった

絵がすっごく綺麗で、後半のお屋敷が舞台のお話なんか背景の描き込みもキレー!って思って惚れ惚れとしていました。

けどお話は素敵なタイトルと雰囲気から期待を持ちすぎたかなぁという感じでした。全体的にあまりにさらさらしています。悪くないので趣味じゃないほどではないんですが、どこがオススメかと言われてもどうも…という。
感想を聞かれても特に思い浮かばないというくらいあっさりな感じです。

養護施設暮らしの雪也と窃盗逃走中の冬司。怪我をした冬司は雪也に拾われしばらく厄介になります。

設定が養護施設暮らしで身寄りのいない青年とその日暮らしの根なし草、の割に深いところまで揺さぶられるような感じのお話ではなかったんですね。まず、冬至の生き方って、根なし草てだけであまり深く追求されてない。
あらすじにはたった1人で生きてきた、ってありますが、読んでいるとその辺の女の子の家を渡り歩いてる大学生、くらいの印象を受けました。
生きるのに、必死で窃盗をしている、みたいな、切羽つまった感じでもなくて、そのせいか生き方が辛いこといっぱいていうよりはむしろ生き方が軽い奴て印象にとれて仕方なかったです。
窃盗だって関係を持った女の子の財布からお金をとって逃げた…んでしょうか。曖昧な描かれ方ではっきりかかれていませんが、後半では笑って謝って許してもらっています。ちゃんと生きろ!て言いたくなるキャラでした…。

綺麗さを出したかったのかな~と思いますが、ページ数が少なかったためあまりに伝わってこなくて残念でした。

2

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