ラヴァーズ・ゲーム

告白シーンに胸キュンしました。

リーマンものの短編です。
営業部の東 × 経理部の西
苗字があらわしている通り、キャラが正反対のふたり。
無口で無愛想な東(攻)に対して、穏やかで優しい西(受)が主人公です。
新入社員歓迎会のゲーム(王様ゲーム的なやつ？)で、「二週間付き合え！」と酔っ払った上司から命令されたところから物語は始まります。

突然の恋人命令に戸惑いを隠せないのは、男同士だというのもあるけど、よりによって相手が東だから。
東が初対面の時から無愛想なので、西は自分は嫌われていると思っているのです。
とりあえず連絡先だけ渡し、一日で恋人ゲームを終わらせようとします。
だけど東は、律儀に恋人ゲームを続けようとします。

デートで行く店を一生懸命探してもらったり、残業中に差し入れしてもらったりする内に、東と過ごす時間が楽しいと感じるようになる西。
ちょうど一週間、つまり恋人ゲームも折り返し地点に差し掛かったところで、このゲームが終わったら「ちょっとさみしいかも」と言います。
すると東がいきなりキスしてきて――？！


正直先が読めちゃうストーリーなんですが、告白シーンが最高でした。
ひぇぇ〜思い出すだけでキュンキュンしちゃう〜///
あの伝え方、良い。
１ページにまとめてドンじゃなくて、ぺらっとめくる度に出てくるのがなんとも良い…！！

短編ですがHもあり、ラストに攻め視点もあり、お腹いっぱいにしてくれる一冊でした^^