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nanokakan
50ページで300円は高いというレビューを見かけましたが、同人誌買ったと思えばお得な気もします。
内容は少し駆け足でしたがポテンシャルが高いので★4つ。
絵も上手だし、2人とも魅力的でとても面白かったです。
続きもあるそうなので是非紙媒体で発売して頂きたいです。
つくも号さんの漫画が読みたくて、うっかり電子書籍サイトに登録してしまいました。や。うん。良かった(*´Д`*)
お話は、タイトルのとおり。
ノンケの男が、男と暮らして、条件をクリアすると
男を好きになるのかの実験に協力することになった受。
まさか男にそんな気になるわけがない。
そう思っていたのにも関わらず。案の定・・というお話。
お話自体は短いのですが、きっちり起承転結あって面白い。
電子なのでエロがなんともなところはありますが、
好きな作家さんというのもあって満足なのであります。
最初から~といっていた攻視点で読んでもなんだか面白そうな作品かなと思いました。
つくも号はショタ同人ではビッグネームなんでありますが、実際は大学生や社会人もかなり描いています。
本作も大学生同士。しかし、つくも作品に描かれた成年は表情のどこかに「少年っぽさ」が色濃く残る。それが多大な魅力です。
一方で不思議なエロチックさもあります。
それも細部までガチガチに描くエロではなく、アングルや表情で見せるエロスですね。
描かないところがかえってエロい。しかも下品ではないエロス。なんとも不思議なつくもマジックです。
だから身も蓋もない修正はゆるせーーーん!!!!
形どころか完璧に白ボカし!!!!
後姿でタマを白く塗りつぶすのはいくらなんでもやりすぎー!
ふぅ。気を取り直してストーリー。
ストーリーはなんか既視感たっぷりのベタなもの。
大学の教授に「単位と交換に実験に参加しろ」と言われ、
空手部エースの先輩と1週間、同じ屋根の下でエロいこともして過ごせというミッション。
実験内容を聞いて、高峰くんのイヤーな表情が逆に印象的です。
大学生なのにものすごーく素直でかわいい。仔犬みたい。
そして普段、ムスッとしている空手部のエース・遊佐先輩がときおり見せる
ほのかな笑顔に、やたらキュンキュン。
これほど結末が見え透いているコミックだというのに
ちょっとした感情の揺れがダイレクトに伝わり、いっしょになって切なくなったり
キュンキュンしたりできます。
タイトルやあおり文で安っぽいエロス作品とあなどるなかれ。
大人になって忘れかけていた「ほろ苦さ」を思い出すこと必須。