ボタンを押すと即立ち読みできます!
kagi no kakaru heya
大学時代の親友同士の再会もの。
ゲイバーで再会する二人。片方には年下の可愛い恋人がいて三人で家飲みすることになります。
お互いゲイだと気付いたのは社会人になってからだと言い合うものの、本当はそうではなかった。
とにかく切ないです。真実が、その気持ちが突き刺さって、ぽろぽろ泣いちゃいました。
15ページ程度の短編でこんな深いところまで気持ちを持ってこさせるなんて凄い、お見事すぎる。
作品って長ければいいってもんではないんだなとしみじみ思いました。
電子書籍の詳細では15ページとありましたが、実際は13ページのほんとうに短いお話です。それなのにザクッと胸に突き刺さるお話でした。
社会人となり自分を認めることを知り、かつ周囲への配慮も知る大人となったふたりにとって、9つ年下の恋人が存在する今はどうしようもなかったんだろうな…とか、読み終えてから辛くさせられました。短いからこそダラダラとした言い訳がなく現実味を感じさせられます。
電子書籍各社で100円+税で読めます。おすすめです!
15Pの短編。
テーマは「再会」でしょうか。
大学時代の親友だったけど、卒業以来会ってなかった。
そこでもう何かあったの?って感じですよね。でも実際は「何もなかった」からこそ会う選択を放棄したような展開が見えてくる。
8年ぶりに会ったまたその半月後、今度はゲイバーで会ってしまう萩野と沢村。
萩野は9才年下のオシャレで可愛い恋人を連れていた。
それからまた1カ月、萩野と恋人の南くんは沢村の家に頻繁に出入りして飲む仲に。
だが、萩野は南くんが席を外した間に挑発的な言葉をかけてきて…
8年前、学生の時に何も言わず、何も起きなかった。その落とし前をつけなければ2人は終われなかったのだろうか?
終わるためだけのどこか哀しい行為。
直截的な描写はありません。ですが余韻がある。残り香がある。
浮気が地雷の人は注意下さい。