ちいさくともる

chiisaku tomoru

ちいさくともる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×213
  • 萌12
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
108
評価数
30
平均
3.6 / 5
神率
13.3%
著者
阿弥陀しずく 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784864421560

あらすじ

父親の急病のため、故郷の町へ戻ってきた灯。小学校の同級生の山田と急接近し体温の上昇を感じたものの……?

表題作ちいさくともる

藤原灯 実家へ戻ってきた元同級生
山田龍之介 実家の喫茶店手伝い

その他の収録作品

  • その後のはなし

レビュー投稿数10

初コミックスでこのハイクオリティ

雁さんの推薦なら読まいでか!
地方商店街の喫茶店のマスターの山田と、父の入院で急遽帰省した藤原。
小学生の頃はろくに口を聞いてくれなかった山田の本心とは・・・。
大きく盛り上がるような話ではないんだけど、緩やかでほっこりする恋のものがたりでした。
表紙でエプロンのポケットにつっこんでる手が、山田の恥じらいとツンデレっぽさを表してるな~とニヤニヤしちゃいます。

3

ヘタレ攻めがちいさく灯り、男前受けが大きく燃やす。

 物事を深く考えず、とりあえず笑っとけ&謝っとけで生きてきたような、オッサン臭漂うまだ若いはずの主人公・藤原灯。そんな藤原が帰省先で同級生に再会。心ときめく恋をして、少しシャキッとする物語です。
 自分の感情をあまり表に出さない男の心の動きを追うのが面白く楽しい、ついでにBLが絡んでいてオイシイ1冊。
 「間」がとにかく絶妙で、表情だけのコマや短い台詞を何度も見返してニヤニヤしてしまう魅力がありました。神寄りの萌え×2です。

 父親が倒れたのをきっかけに帰省してきた藤原、現在無職。実家でゴロゴロしながらの、自分探し。
 見た目はオッサンながらもオロオロしたり拗ねたり中学生思考だったりする様子が可笑しくて、最後までヘタレですが憎めません。

 藤原への恋心を滲ませながらも緊張のため無愛想になってしまう山田。藤原が帰省した事をきっかけに、抑えていた気持ちが膨らみ期待を募らせる様子がたまらなく可愛いです。キッと睨みつけたりすぐに手が出てしまったりする男前な素顔とのギャップがまた最高で、ヘタレ藤原との相性は抜群。

 2人のぎこちないやりとりが初々しくて可愛くて焦れったくてキュンキュン。
いい感じに2人をひっかき回してくれた、おばちゃんキャラの神谷も素敵です。
ドラマティックな展開はありませんでしたが、小さな街の小さな1人の男の心がキラッと灯った瞬間が妙に眩しい、あったかくて幸せな気持ちにさせてくれる人間ドラマでした。

 欲張って良いならもう一つ、泣ける要素も欲しかったです。この2人でこの流れなら可能! 山場が元カノとの決着ではなくて、2人の将来を左右するような試練的なエピソードだったらなーと思いました。
 まだまだヘタレな藤原には試練続きの未来が待っていそうで、今後が気になる2人。是非続きの物語を読んでみたいです。

5

今夜が山田くん

Fig vol.1で第1話を読んで、山田くんが灯が苦手な理由ってなんだろうと思いながら、今やっとわかりました。

帯が雁須磨子先生のイラスト付きで可愛かった。

初恋だったのか。

神谷のキャラ、灯の言葉を借りるけど「まじ こいつだけはなんなの」だよ。(悪い意味じゃなく)
神谷が誘ったのに、男3人公園でソフトクリーム食べてるのが気持ち悪いって自分で言っちゃう?
笑っちゃいました。
良いキャラしてますね。
恋のキューピーなのか、邪魔者なのかわらかないところとか。

シャイで大人しいのに野球の事になると熱くなる山田くん。灯の元彼女があらわれてキレた時にはびっくりだけど、なんかギャップ萌えでした。
キリッと真面目なセリフを言った山田くんはかっこ良かったです。
山田くん童貞なのに、フライングしちゃった灯の代わりにリードするところとか、本当に男前。

ほっこりな感じが良かった。
表紙のイラスト、見つめあってる感じが良い。
そのまま軽くチュッとしてほしい。

1

余白で語る絵とお話好き

阿弥陀先生作品を読むのは「こんなはずでは」「舟を浮かべて」に次ぎ3作目です。
「こんなはずでは」がとても好きでした。
ゆっくりした間と余白使いが好きで、独特のやりとりがツボで何度も笑いました。

本作も、構図と余白の使い方がとても好きです。
スッキリしていながら味わい深い。
ストーリーや2人の雰囲気にとても合っているなと。

何気ない日常で、だんだん様子がわかってくるのもよくて。
2人とも違うタイプのこじらせだけど、ゆっくり観られるところが好きです。

他の作家さんの場合、ラブがなかなか始まらなかったら前フリ長いわ〜とか、こじらせがすぎるとストレスに感じることがあるんですけど、阿弥陀先生の場合それがない。
キャラの独白が必要最低限だったり、共感できる部分が多いからかもしれない。

藤原の心許ない感じも、山田が言うようにやさしさでもあるし、本人が自覚するように事なかれ主義だったかもしれない。
こういうことってよくあるんじゃないかなと思えた。

山田の藤原に何も言えない感じも、イラッとしそうだけど、その手前で進展するのが先生の上手さだなと。

山田は藤原に何も言えないけど、何も考えていないわけではなくて。
その逆で、考えすぎちゃって何も言えないのではないかと…それもわかるわぁと思えました。

ソフトクリームを渡すシーンがとても可愛いかったです。
初めて気持ちが通い合ったかなと。
神谷グッジョブ。

山田は気持ちを伝える時ははっきり言う。
芯がしっかりしている。

藤原はこれまで募っていた分、喜ぶ。
そんな2人がとてもいいなと。

脇キャラもいいですね。
個性的でウザさもありながら、愛嬌もあり。
ストーリーを進める役目を担っている。

藤原の両親もよかった。
息子のことをちゃんとわかっていて、いちいち説明しないところがかっこいい。
こういう親子関係を描ける先生がステキです。

次は「日曜日にパウンドケーキ」を読みます。楽しみ。

0

再開

思っていたところからは以上でも以下でもないかなな雑感。
ほっこりとするいい作品ではあるものの
これといったインパクトがなかったのが残念
どこかで読んだことがあるような・・と思ってしまいました。
とはいえ、阿弥陀さんの本ということもあり作家買いですヽ(*´Д`*)ノ

久しぶりに田舎に帰ってきて、久しぶりにな相手に再開。
あんまり好かれていなかったなと思っていたのが実は実はなお話。

野球のこととなると目の色が変わる受が存外かわいいなと思った。
試合の日のハイタッチ。
あの活きた顔が印象的。
うってかわって、攻の顔も見られない感じがまた初々しくもあり。
インパクトは少ないものの、1冊通して読めるので
緩めなBLが読みたいときには良いかもしれません。

4

ヘタレ攻め&女の子よりも清純な受けさん

受けさんが清く正しい往年の少女漫画の主人公のような、
照れたりとか、奥ゆかしかったりとか、
そんなところに好感が持てました。

キスされてバチーンと叩くなんて!
平成以前の人だ…w

好きです!
こういう清純系の子。
一途で純粋で。

とはいえ、よくある受けさんの中身が女の子化とは違い、
野球好きだし、案外男らしく自分の意見も言うし、
女々しいタイプではありません。
意外と芯の強いタイプだと感じました。

BLなんだけれど、
正統派少女漫画の血を受け継いだようなこの内容。
ときめきます。

攻めさんがヘタレなので、
受けさんがより一層男前に思えるシーンもありました。

日常系で、
何の変哲もない話ではありますが、

読後はこの作品のタイトルのように、
私の心にも小さく火が灯って、
ほんのりと暖まったような気がしました。

日常系、
少女漫画系統、
H少な目、
ヘタレ攻め、
引っ込み思案で物静かな受け(実は意外と男前)、
カフェ、
ピンときたらぜひお手に取ってみてください。

※途中、攻めの元カノが現れるので、
そういう展開が苦手な方はご注意ください。

4

時が経っても変わらないもの

小学校からの友人と連絡を取り合う事がないので
(突然寂しい告白ですみません)
大人になってから再会するのはどんな気分なんだろうと思ってしまいます。
更に地元を離れたことがないので…我ながら狭い世界で生きていますが。

物静かだった山田と仲が良かったわけではないのに
急に草野球に誘われた灯の戸惑いときたらww
山田が野球のこととなると人が変わったり
高校の同級生・神谷にはわりと遠慮なしに喋ったりと
ギャップがとても楽しい!!
見た目がほんわりしてるので可愛いコちゃんなのかと予想していたら
テンパってすぐ手が出たりするのも面白かったです。
山田の一挙一動に振り回されてしまうような灯でしたが
これからを考え直す良い機会だったし
なんたって親御さんも安心でしょうね。
山田は一途で健気、時々やんちゃですけどもww
やっぱり優しい攻めは安心できます。
ただ、灯の元カノは無いわー……。

雁須磨子さんの帯も嬉しかったです!

1

純情なのはわかるけど

いや、むしろ、BLだからこそ、BLでなければ、この純情すぎ青年が成立する事はないのではないかと、、、

藤原の、優柔不断に楽な方へ流れがちに生きてきたのが、父親の病気をきっかけに実家に戻って、まあ、いろいろあって、自分の生き方を見つめ直して、実家を継いで地道に生きていく決心をする。
この、感情の流れとかストーリーの展開そのものはよくわかる。
で、その「まあ、いろいろあって」のお相手の山田くんなのだが、純情一途なんだろうとは思うけど、私にとって感情移入できるレベルをちょっと超えていた感じで、萌1つ。

0

雀影

セルフつっこみ
そもそも、藤原の母ちゃんと山田くんの見分けがつかなかったのが、萌きれなかった遠因かも。

心地よい気恥ずかしさ

 淡々と進んでいくシンプルな描写の中に、メイン2人の初々しい心境が描き出されていて、阿弥陀先生らしいなぁと感じました。気弱な受け、はっきり主張できない受けにはよく出会いますが、山田ほどシャイな受けは案外珍しいかも。かといって女々しさを感じるわけでもなく、男性らしさはしっかり感じられるキャラだったので、あんまり乙女な受けはちょっと…という方でも安心して読めると思います。気持ちが通じてからは、いざという時に藤原よりも肝が据わっていたりするところもギャップがあって良かったです。個人的にはもう少し山場が欲しかったですが、落ち着いた再会ものが読みたい時にはオススメです。

0

えっ?

えーと…これで物語は終わりですか…?
というのが
第一声の感想です。

なんというか、まるで空気のような物語で、
何も印象に残っていません。

覚えていることといえば、
「コーヒー」
「蜜柑」
「草野球」
「クビ」
「元カノ」
ぐらいですかね?

なんか、断片的でスミマセン。

でも、雰囲気的にさらりとしていて、
本当にそれくらいしか覚えてないです。

でも、こういう雰囲気が好きな方も
いらっしゃるんだなーというのが感想という
感じです。

最後、エロシーン(なのか?)がありましたが、
「そこは受け攻め交代したらアカンだろ!」
とか思いました。

なんか、良い感想がかけなくてスミマセン。

この作家の方のコミックは
もう買わないかなー?

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う